10月21日、慶應義塾大下田グラウンドで行われたインディペンデンスリーグ関東、慶應義塾大U-22A vs 関東学院大U-22B。
フロンターレU-18出身の1年、関東学院大の川口達也が先発したこの試合では、さらに2人のフロンターレアカデミー出身の選手とのうれしい再会がありました。
まずは慶應義塾大u-22Aの控えに入った、フロンターレU-18出身の3年生、GK川合我空。
一昨年、関東大学サッカーリーグの試合会場で遭遇、少し話をしたことはありましたが、大学で実際に試合に臨んでいるところを見るのは初めて。
出場の機会はありませんでしたが、時にホワイトボードを手に、出場に備える選手たちに声をかけ、2-0で勝利したチームのために尽くした川合。試合後には、言葉をかわすこともできました。
この日が慶應義塾大U-22Aの最終戦だった下田グラウンド。試合後には、声援を送り続けた部員や家族も交え、写真を撮り合う和気あいあいとした、幸せな光景が広がっていました。
U-18の最後のシーズンとなった2020年、新型コロナウイルスの影響で多くの試合が中止となり、また無観客での試合も経験した川合。再び、そういった多くの人々が見守る素晴らしい環境下で、サッカーをしている。プレーを見られなくても、そのことだけでも、とてもうれしいものがありました。
もう1人は、フロンターレU-15、茅ケ崎中、慶應義塾高を経て、大学1年目のシーズンを送るFW茅野直希。
プレーするところを見るのは、U-15の2年生の時以来、実に5年ぶり。
先発に入ったものの、筆者が下田グラウンドに着いたのは、後半20分近くたった時。30分には交代になったため、見られたのは10分ほどでした。
それでも、左サイドから仕掛け、決定的なシュートを打つなど、そのプレーはU-15時代を思い起こさせられるもの。すでに関東大学サッカーリーグ3部での先発を経験していることも、うなずけるものがありました。
「フロンターレ時代に学んだことを生かして頑張っています」。試合後には、そう語ってくれた茅野直希。
年月を経ても、フロンターレで培ったものが今にも生きている。そのことが、とてもうれしく感じられました。
それぞれのこれからを、活躍を、とても楽しみにしています。また、ピッチで見られたらうれしいです。
(文中敬称略)
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