「自分の力を出せた部分、出せなかった部分が明確に分かったっていう意味で、いい合宿でした」 / DF林駿佑


11月10日に開幕するFIFA U-17ワールドカップ。10月29日から31日にかけて行われた国内合宿に、トレーニングパートナーとして、川崎フロンターレU-18のDF林駿佑が選出。最終日となった10月31日には、関東大学選抜との練習試合に出場しました。

試合後に、話を聞きました。

林駿佑選手

林駿佑選手

 

-お疲れさまでした。まずは今日試合を振り返って。どうでした?

できたところはありましたけど、できなかったところは多くありましたし、自分のミスで失点してしまった、というところでもっと改善の、改善点が多く見つかった試合でしたし、合宿通して、「自分がもっとできる」っていうのを感じた
合宿だったので。もちろん、プラスなことは少なかったかもしれなかったですけど、自分の課題を感じれたっていう意味では、いい合宿だったのかなって思います。

-大学生、あれだけ上の年代とやることもなかなかない機会だったと思うんですけど、「やれたな」っていう部分はありましたか?

ビルドアップの部分だったり、相手がプレス来ても、空いているところを探しながらっていうところはできたところが多かったですけど、やっぱりフィジカルの部分と、スピードに付いていくっていうところでいうと、まだまだやっていかないと付いていけない、と思います。

-代表活動は初めてだったと思うんですけど、聞いたときはどうでした?
率直に嬉しかったのと、同時に1回もやったことがなかったので、緊張しているなかで今回の合宿に来たという感じですね。

-合宿はどうでした?
一通り、想像というか、想像してどういう合宿になるかな、というのとは、もっと上のレベルというか、自分の課題を見つけられたというのはさっきも言ったんですけど、思ったよりレベルが高かったですし、思ったよりも自分の力というのは出せた部分、出せなかった部分っていうのが明確に分かったっていう意味で、すごいいい合宿でした。

-じゃあ、またチームに戻って、プレミアで力を発揮するためにいいきっかけにもなるような感じですかね?
はい、そうですね、これからは、CBで出るのか、ボランチで出るのかっていうところで、両方できるようにやりたいですし、今回の合宿のなかでも、高いレベルのなかでボランチを経験させてもらったというのは、すごい大きいことなのかなって思います。

-今日も途中から少しボランチをやったりしていましたけど、どうでした?
守備のところは意識していましたし、できたところも多かったんですけど、やっぱりボールロストが多いというところで、ずっと攻撃というところが課題ですので、そこを改善できるように。
チームでもコーチから言われているところですし、そこを今後突き詰めれば、と思います。

-チームに帰ってこういうところを力つけたいっていうところは何かありますか?

ひとつはボランチの質を上げたいっていうところと、複数ポジションできるっていうのは絶対強みになると思うので。守備の意識っていうのがある中で、攻撃でうまくリズムをつくれる選手に。
フロンターレでも攻撃の中心でできるっていう選手になっていきたいですし、CBのところでも自分はでかい選手ではないので、相手より早く跳ぶとか、高く跳んでヘディングっていうところは、もっとやっていかないと。
今回の合宿で競り負けるシーンもあったなかで、そういうところはやっていかないと、プレミアでも勝てないかな、と思います。

-これからプレミアの残り3試合に向けて、準備していくと思うんですけど、林君自身はどんなプレーをしたいとかありますか?

ここ何試合かは途中出場が多くて、っていうなかで、もちろんスタメンで出たいっていう想いはありますし、そこで出るためには相当な覚悟と努力が必要ななかで、今回の合宿で出た課題っていうのをちゃんと、もう一回見つめ直して、それを改善するような意識とトレーニングっていうのをできたらな、と思います

-残り3試合、プレミア、まだ優勝の可能性はあると思うんですけど、やっぱり無失点に抑えて、勝っていきたい、という感じですかね。

最近は失点が少ないっていうのがチームの強みでもありますし。でも市船戦は自分が出てから、2失点というところで。誰が出てもゼロで抑えられるようなチームになりたいと思っていますし、櫂大君(土屋櫂大)がいないなかでも、自分がディフェンスリーダーとしてできるだけの声とか、コーチングっていう部分をやっていきたいと思います。

-サポーターにメッセージなどいただけますか?

プレミアはまだ優勝する可能性が残っていますし、最後はホームは等々力陸上競技場でやる予定なので、そこで優勝の喜びを分かち合えるように、必ずチーム一丸となって戦って勝つので、応援をよろしくお願いします。

 

フロンターレU-18での1年目から多くの試合に出場し、初めての代表活動となった林。冷静に、自分の課題を見つめ、それを成長につなげようとしている、という想いを口にしていることが印象的でした。

この合宿を通して得たものを糧に、プレミアリーグEASTの残り3試合、どんなプレーをしていくのか、とても楽しみにしています。

 

(文中敬称略)

 

 

 

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