11月4日、Anker フロンタウン生田では、川崎フロンターレU-15生田の1年生たちが、関東ユース(U-13)サッカーリーグ、FC東京U-15むさし戦に臨みました。
法政大城山サッカー場で行われた、関東大学サッカーリーグ1部、法政大 vs 桐蔭横浜大のあとだったため、Anker フロンタウン生田に着いたのは、前半10分ほどが経った後ですが、書かせていただきます。
【川崎フロンターレU-15生田(1年) 関東ユース(U-13)サッカーリーグ1部A vs FC東京U-15むさし】
11月4日(土) 午後5時半キックオフ Anker フロンタウン生田 Anker Field 晴れ 30分ハーフ
ここまで9勝2敗、勝ち点27、得点19、失点10、得失点差+9、首位のフロンターレ生田。
先発は、GK50小村風人、最終ラインは右から3出口翔太、キャプテンの4對馬琉海、17吉田琉海、7森本信路、ボランチは5渡邉拓眞、8夏目瑛斗、右MF14荒井瑞樹、左MF13川上翔、前線には15髙越遼平、9土肥瑠星。
FC東京むさしは、5勝1分け4敗、勝ち点16、得点17、失点18、得失点差-1。
先発は、GK1フランクローラン顕祐、最終ラインは右から12徳田創、6鳥海瑛太朗、4高野壮輔、2早川瑛斗、ボランチは14米川祐輝、10佐藤晃之介、右MF11上田颯真、左MF、フロンターレU-12出身で、キャプテンの8川田朔太郎、前線には19北林翔、17北浦陽向。
フロンターレ生田が髙越のゴールで先制するも、FC東京むさしが川田のゴールで追いつき、1-1となった前半12分、フロンターレ生田は前からプレスをかけ、ボールを奪い取ると、髙越が正面へ。これに対してはFC東京むさしが体を張った守りを見せ、しのいでいきます。
FC東京むさしも、テンポ良く中央で佐藤や米川がかかわり、左へ展開すると背後を取った早川がエリア左へ仕掛けていきますが、荒井が寄せ、前にはいかせず。
さらに左サイドでフリーキックを得ると、キッカーの上田は遠いサイドに、精度の高いボールを入れていきますが、フロンターレ生田はこれをしのぎ、ボールを中央でおさめた髙越がエリア前への仕掛け。
FC東京むさしの戻りも速く、ゴールにはいけませんでしたが、守備から攻撃へ、切り替えの良さを見せていきます。
さらにFC東京むさしは、左サイドでのスローインの流れから、北林がエリア正面へ。しかし、吉田が粘り強く寄せ、シュートは打たせず。夏目がセカンドボールをものにしていきます。
FC東京むさしは、さらにピッチの左右を使いながら、フロンターレ生田のエリア前での場面をつくり、20分には、右サイド、徳田から上田とつながり、上田はエリア外右から折り返し。しかし、對馬が対応。
さらに左サイド、川田、早川の連係から迫るFC東京むさし。しかし、エリア前に入ったボールは對馬がクリア。
直後には、正面でおさめた北浦から右サイド、上田へ。上田はニアに速いクロス。しかし、小村がセーブ。
FC東京むさしの攻勢をしのいだフロンターレ生田も、、中央で渡邉や夏目がかかわり、最終ラインの對馬が持ち上がり、右サイドを突くパス。荒井が高いところをうかがい、次第に自分たちでボールを動かせるように。
25分には、對馬が出足よくカット、川上につながり、川上の斜めのパスに、森本がエリア外左へ抜け出し、折り返すとエリア外正面、こぼれ球を拾った渡邉がミドルシュート。
FC東京むさしの体を張った守りに阻まれましたが、決定機をつくっていきます。
フロンターレ生田は、右サイド、荒井がうまく入れ替わって、前に持ち出し、クロスを入れるなど、高い位置でのプレーが続き、26分には、出口が右サイドからクロス。土肥のヘディングシュートは枠をとらえますが、フランクがセーブ。
フロンターレ生田は、森本のフィードに、髙越が高い位置へ動き出すなどし、うまく相手陣内で時間をつくり、FC東京むさしが右サイドに展開しても、森本・川上が挟み込むようにして、対応していきます。
27分には、出口のパスに、荒井が高い位置へ抜け出し、クロス。セカンドボールを正面で拾った夏目は、エリア内へ持ち込んでいきますが、FC東京むさしは体を張って、ブロック。
直後には、ボールをカットした對馬が持ち上がり、中央からスルーパス。右サイドから正面へ髙越が抜け出しますが、オフサイド。シュートにはつながりませんでしたが、いい連係を見せていきます。
28分にはさらにフロンターレ生田、渡邉のフィードに髙越が右サイド、高い位置へうまく抜けて、ゴールの前に折り返し。左サイドに流れたボール、川上が拾い、クロスを入れると、夏目、土肥が飛び込みますが、フランクがセーブ。人数をかけ、次々にフロンターレ生田がゴールに迫っていきます。
30分には、出口の縦パスを正面で土肥がおさめ、そのスルーパスに、髙越が反応。しかし、フランクがセーブ。
前半は1-1でタイムアップとなります。
後半、フロンターレ生田は川上に代わり2濱野礼。FC東京むさしは、佐藤、北浦が下がり、9伊藤航、15高橋快。高橋快が左SB、伊藤が右MF、川田がボランチ、早川が左MF、上田が前線へ。
立ち上がりからラインを高め、前から圧力をかけてくるFC東京むさし。しかし、フロンターレ生田はテンポ良くパスを回して、前へ出ていきます。
2分には、左サイド、濱野が高い位置へ。左クロスを入れると、エリア内、土肥がダイレクトで合わせるシュート。これはFC東京むさしがブロック。
左コーナーキックとなり、森本がボールを入れると、吉田がヘディングシュート。これは、惜しくも左に。フロンターレ生田が、いいかたちで後半へ入っていきます。
FC東京むさしは、鳥海や高野、川田も中央でかかわり、うまく右サイドに展開していきますが、濱野が自陣に戻りプレスバック。
さらに、早川が斜めに間を縫うように持ち上がり、エリア前に持ち込んでいきますが、渡邉や對馬が囲い込むようにして、寄せボールを奪っていきます。
5分には、枠をとらえたミドルシュートが襲いますが、小村がセーブ。
FC東京むさしは、コーナーキックのセカンドボールを拾い、伊藤がクロス。左サイドに流れ、早川、北林、米川がかかわって、ボールを回していきますが、フロンターレ生田はコンパクトに、体を張った守り。
最後は、クリアボールに、土肥が高い位置へ動き出し、ラインを高め、再び前に出られるようになっていきます。
9分には、右サイドで出口、土肥、荒井がかかわってボールを動かし、左に展開。濱野につながり、いったんはFC東京むさしにボールがわたるも、セカンドボールを夏目が拾い、左へ展開。
受けた森本は、エリア前へ斜めの速いパス。これをおさめた髙越は、鋭いターンから前を向き、枠をとらえたシュート。フランクの守りに阻まれましたが、いいかたちをつくっていきます。
FC東京むさしも、直後には左サイド、早川から正面の北林につながり、北林はキープ。最後はリターンを受けた米川が正面でシュート。しかし、これは左。
さらに左サイドから持ち込んでくるFC東京むさしですが、荒井がカット。縦に仕掛け、一気にエリア外正面右へ。最後はFC東京むさしの体を張った守りに阻まれましたが、守備から攻撃へのつながりを持たせていきます。
11分フロンターレ生田は土肥に代わり6望月楓矢が入り、ボランチ。夏目が前線へ。
すると直後には、中央からのパスに、濱野が左サイドから正面左へ抜け出し、シュート。ゴールへ決まりましたが、惜しくもオフサイド。
FC東京むさしがラインを高め、ボールを動かしてくる場面では、髙越も下がり目に下り、コンパクトにして対応していくフロンターレ生田。
左サイドでは森本が出足よくボールをカットするなどしていきます。
15分にはフロンターレ生田が右サイドに展開したところ、FC東京むさしはボールを奪い、早川が高い位置へ。精度の高いクロスを入れていきますが、小村がしっかりセーブ。
シュートは打たせずに対応していきます。
フロンターレ生田も、16分には望月が中央でカット。中へ寄った荒井から右サイドに展開すると、髙越が抜け出し、高い位置からクロス。しかし、フランクがセーブ。
直後にはFC東京、正面で北林がおさめ、受けた川田は左サイドに持ち込もうとしていきますが、髙越が低い位置まで戻り、ボールをものにする献身的なプレー。
さらにFC東京むさしは、間にパスを差し込んでいきますが、渡邉がポジショニングよくボールをカット。フロンターレ生田がボールを握れるようになっていきます。
FC東京むさしは、早川に代わり7松野拓実。
直後にはフロンターレ生田、浮き球のパスに、荒井が右サイド、高い位置へ抜け出し、エリア右へ仕掛け、角度のないところからシュートを打つと、これがFC東京むさしの選手に当たりゴールへ決まり、2-1。
ついにフロンターレ生田が勝ち越します。
直後には、エリア外右でFC東京むさしにファールがあり、フリーキックを得たフロンターレ生田。キッカーは出口、エリア正面へボールを入れると、望月がヘディングシュート。
ボールはゴールへ決まり、3-1。フロンターレ生田がさらに突き放します。
22分にはさらに左サイドで、うまく入れ替わった濱野に対し、FC東京むさしはファール。
フリーキックを再び得たフロンターレ生田は、森本が直接狙いますが、フランクがセーブします。
フロンターレ生田は24分、荒井に代わり11冨田嵐丸。
FC東京むさしが中央で米川がカットする場面では、對馬が寄せていき、また右サイド、高い位置へ抜け出した徳田に対しては、望月がカバーしていきます。
25分には、下がり目で夏目が左サイドを突くパス。これを濱野がおさめ、切れ込んで正面へ持ち出した濱野から髙越につながり、髙越は寄せに遭いながらもシュート。しかし、FC東京むさしは体を張り、ブロック。
キッカーは出口。右足で遠いサイドにボールを入れると、フランクはパンチングで逃れ、今度は右コーナーキックに。
右コーナーキック、森本が左足でボールを入れると、髙越が後ろに跳びながらも、頭で合わせるも、フランクはセーブ。
FC東京むさしは、上田に代わり13佐々木アンドレオウス。
FC東京むさしに対し、球際の部分でも対抗しながら、しっかり間にパスを差し込んで、そこから前へ出ていくフロンターレ生田。
27分には、夏目から濱野へつながり、濱野は左サイドからエリア正面へ、速い斜めのパス。これに抜け出したのは髙越。ここでFC東京むさしにファールがあり、フロンターレ生田はPKを得ます。
キッカーは髙越。これを決めて、4-1。さらにフロンターレ生田が突き放します。
FC東京むさしは川田に代わり5江森友哉。
29分には、エリア外正面でボールをカットした夏目。ミドルシュートを打つ素振りを見せ、スルーパス。惜しくも、これはシュートにはつながらず。
さらにフロンターレ生田は、中央で渡邉が出足よくボールをカットし、濱野へつながり、そこから左へ展開し、森本が縦への仕掛け。それに対して、FC東京むさしはファール。
フリーキックを得たフロンターレ生田は、出口の精度の高いボールからゴールを狙いますが、FC東京むさしはしのいでいきます。
一方のFC東京むさしも、松野が高い位置で受け、仕掛けていきますが、對馬が寄せ、最後は小村がセーブ。
さらに右サイド、高い位置へ徳田が抜け出し、そのパスに、伊藤がエリア右へ。しかし、濱野がカバー。ボールは左サイドに流れ、松野につながりますが、對馬がうまく体を入れ、マイボールに。
試合はタイムアップとなり、4-1。
個の部分でも、チームとしての連係の部分でも、着実に積み重ねているものがあると感じさせられるかたちで、フロンターレ生田は、勝利をおさめました。
この先も、何度も対戦していくであろうフロンターレ生田とFC東京むさしの選手たち。それぞれが力をつけて、どんな試合を行っていくのか、楽しみにしています。そして、試合を積み重ねたその先が、トップチームの多摩川クラシコへつながっていくことを願っています。
前半1-1 後半3-0 計4-1
得点:髙越遼平2=1PK、オウンゴール、望月楓矢(フロンターレ生田) 川田朔太郎(FC東京むさし)
フロンターレ生田の先発:50小村風人 3出口翔太 4對馬羽琉(c) 17吉田琉海 7森本信路 5渡邉拓眞 8夏目瑛斗 14荒井瑞樹 13川上翔 9土肥瑠星 15髙越遼平
交代:川上→2濱野礼 土肥→6望月楓矢 荒井→11冨田嵐丸
FC東京むさしの先発:1フランクローラン顕佑 12徳田創 6鳥海瑛太朗 4高野壮輔 2早川瑛斗 14米川祐輝 10佐藤晃之介 11上田颯真 8川田朔太郎(c) 19北林翔 17北浦陽向
交代:佐藤→9伊藤航 北浦→15高橋快 早川→松野拓実 上田→133佐々木アンドレオウス 川田→5江森友哉
(文中敬称略)
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