U18日本代表候補 – 早稲田大 / トレーニングマッチ


3月3日は、高円宮記念JFA夢フィールドへ。

U-18日本代表候補のトレーニングキャンプは最終日を迎え、早稲田大とのトレーニングマッチが行われました。

この日は、川崎フロンターレU-18の3選手のうち、MF由井航太はチーム事情のため、不在。

GK濱﨑知康、MF岡崎寅太郎の2選手、またU-12出身、横浜FCユースの永田滉太朗が試合に臨みました。


【U-18日本代表候補 vs 早稲田大】

3月3日(金) 午前10時半キックオフ 高円宮記念JFA夢フィールドAピッチ 45分×3

1本目、U-18日本代表候補の先発は、GK12濱﨑知康(川崎フロンターレU-18)、最終ラインは右からキャプテンの17桒原陸人(ガンバ大阪ユース)、2畑野優真(横浜F・マリノスユース)、4喜多壱也(京都サンガF.C.U-18)、5池田春汰(横浜F・マリノスユース)、ボランチは16石渡ネルソン(セレッソ大阪U-18)、6清水大翔(セレッソ大阪U-18)、11早川隼平(浦和レッズユース)、左MF26中川育(サンフレッチェ広島ユース)、前線には9横山夢樹(帝京)、28神田奏真(静岡学園)。

早稲田大は、GK1山田怜於、最終ラインは右から7石川真丸、9泉颯、3中谷颯辰、14佐橋壮真、ボランチは6福井寿俊、18谷村峻、トップ下12成定真生也、右MF25森山絢大、左MF20本保奏希、前線には10駒沢直哉。


3月1日の流通経済とのトレーニングマッチと同様、青空が広がり、穏やかな気候のなか、始まった試合。

立ち上がりは、両チームともに後ろからつないでいく姿勢を見せ、U-18日本代表候補は濱﨑や畑野、右SBの桒原が多くボールに触れながら、動かそうとし、早稲田も、GKの山田が時にはエリア外に出て、ボールを間に差し込みながら、前に出ていこうとしていきます。


4分には、高い位置で早稲田大がカット。佐橋が高い位置へ上がり、クロス。しかし、エリア前を石渡がカバー。直後には、左サイド下がり目で佐橋が正面へフィードを送ると、成定が抜け出しますが、U-18日本代表候補はコンパクトに粘り強い守りを見せていきます。

6分には、U-18日本代表候補、右サイド、下がり目で横山がボールをキープ。受けた早川が前に持ち出し、そのパスに、神田奏真が正面やや右へ。神田奏真はシュートを打ちますが、GKの山田が前に出て阻む好セーブ。

右コーナーキックを得たU-18日本代表は、早川が左足で入れるも、これは早稲田がクリア。

再び右コーナーキックとなり、今度はショートコーナーを選択。いったん桒原に預けた早川が、右足でクロスを入れると、遠いサイド、喜多がさわるも、たたきつけることはできず。


さらにU-18日本代表が、時には中央に早川が顔を出し、GKの濱﨑、CB、石渡らがかかわりながら、動かしていく時間が続きますが、早稲田もラインを高め、コンパクトにし、なかなかいい位置へ入れることができない時間が続きます。

それでも、U-18日本代表は、早稲田が前に出てくる場面では、コンパクトに、しっかりブロックをつくって対峙。

13分には、早稲田大、中谷の左サイドを突くパスに、佐橋が高い位置へ。クロスを入れていきますが、濱﨑がしっかりセーブしていきます。


16分にはさらに早稲田。エリア外正面でフリーキックを得ると、キッカーの石川が遠いサイドに入れたボール、駒沢が頭で合わせますが、枠はとらえられず。


早稲田がボールを回していき、U-18日本代表が、コンパクトに、神田奏真も下がるなどし、対応していく時間は続き、22分には早稲田大、エリア外右で、駒沢がシュート。しかし、上に。

23分には、テンポよく中央で動かし、エリア外正面やや右に駒沢が抜け出しますが、濱﨑がカバー。

濱﨑がすぐさま前へ送ると、ボールは中央の神田奏真へ。ここは早稲田の切り替えも速く、ファールでつぶされてしまいましたが、守備から攻撃へつなげる姿勢を見せていきます。


中央で石渡や清水、中川もかかわって、ボールを保持する時間をU-18日本代表もつくり、27分には、中央を石渡が持ち上がり、早川へつながり、早川は左へ展開。エリア外左、抜け出した中川がミドルシュートを打ちますが、山田がセーブ。


さらにU-18日本代表は、最終ラインの畑野が、左サイドを突くフィードを繰り出し、中川が抜け出す場面をつくるなど、長いボールから打開を図り、横山のパスカットから、ゴールへ向かう場面もつくりますが、早稲田は福井がすばやく奪い返すなどし、再びマイボールに。早稲田がボールを動かす場面が再び続き、それに対して、桒原や喜多ら最終ラインの選手が集中した守りを見せ、跳ね返す時間が続いていきます。

33分には早稲田大、福井が右サイド、高い位置へ抜け出し、クロス。しかし、濱﨑がセーブ。すぐさま、前に濱﨑がボールを送ると、これを神田奏真がおさめますが、早稲田の厳しい守備に、前へは行くことはできず。

それでも、正確なキックから起点をつくろうとしていきます。

35分には早稲田大、石川が右サイド、高い位置へ。クロスは畑野がクリア。さらにセカンドボールを拾った早稲田は、谷村がミドルシュートを打ちますが、石渡がブロック。


しのいだU-18日本代表は、濱﨑に、最終ラインの間、石渡や清水も顔を出し、保持する時間を高め、下がり目で神田がボールをおさめ、右サイド、高い位置、桒原が抜け出してクロスを入れる場面につなげたり、また、畑野の左サイドを突くフィードに、中川が抜け出しそうになる場面をつくるなどしていきますが、なかなかシュートにはつながらず。

一方の早稲田も、ボールをうまく回す時間を続けていき、42分にはいったんU-18日本代表候補、横山が中央に下がってボールを奪ったところ、成定が奪い返し、右へ展開。右クロスにニアで、森山がヘディングシュートを打ちますが、枠はとらえられず。

さらに早稲田大が、間にうまくボールを差し込んでいき、前に出ていきますが、U-18日本代表は、喜多がカバーするなどし、しのいでいきます。

44分には、早稲田大、右コーナーキックを得ると、石川が右足で入れたボール、ニアでヘディングシュートを打ちますが、濱﨑がセーブ。

1本目は0-0でタイムアップとなります。



2本目、U-18日本代表候補は、GK1小林将天(FC東京U-18)、最終ラインは右からキャプテンの17桒原陸人(ガンバ大阪ユース)、2畑野優真(横浜F・マリノスユース)、4喜多壱也(京都サンガF.C.U-18)、5池田春汰(横浜F・マリノスユース)、ボランチは16石渡ネルソン(セレッソ大阪U-18)、6清水大翔(セレッソ大阪U-18)、右MF19平賀大空(京都サンガF.C.U-18)、左MF14鈴木陽人(名古屋グランパスU-18)、前線には
9横山夢樹(帝京)、28神田奏真(静岡学園)。

早稲田大は、GK16北村公平、最終ラインは右から7石川真丸、9泉颯、3中谷颯辰、14佐橋壮真、ボランチは18谷村峻、6福井寿俊、トップ下12成定真生也、右MF25森山絢大、左MF22松尾倫太郎、前線には10駒沢直哉。


立ち上がり、前に出ていくのは早稲田。左サイド、松尾が背後を取り、斜めにゴールに向かっての仕掛け。しかし、U-18日本代表候補は、畑野がカバー。最後は、松尾のファールに。

さらに、右へ展開し、石川が高い位置へ。石川はクロスを入れていきますが、畑野がクリア。

さらにラインを高く保つ早稲田に対し、U-18日本代表は横山や神田奏真も下がって、コンパクトに対応し、ボールを回収していきます。

4分には、最終ラインで喜多や畑野、小林がかかわりボールを動かし、浮き球を中央で神田がおさめ、受けた清水は左へ展開。おさめた鈴木が、中央へ向き、前に持ち出して、スルーパスを出しますが、これは合わず。


攻めに転じた早稲田は、右サイドの高い位置へ、成定が抜け出し、切り返して翻弄。折り返すと、正面で福井がシュートを打ちますが、ライン上で桒原がブロックする好守。

さらに自ら拾った福井が、シュートを試みますが、枠はとらえられず。


ラインを高めてくる早稲田に対し、U-18日本代表は、浮き球に横山が前へ動き出して、長いボールから攻めに転じようとしていきますが、オフサイド。

すると、9分、早稲田は、中谷から正面の駒沢へつながり、駒沢から左へ展開。

松尾が折り返すと、エリア外右、森山がシュート。これが決まり、0-1。早稲田がゴールをものにします。


GKの北村に中谷や泉、佐橋も中央に寄りながら、ボールを動かしていく早稲田。

U-18日本代表候補も、中央に鈴木が寄り、ボールをカット。前に動き出した神田奏真を狙い、縦パスを出す場面をつくっていきますが、早稲田の切り替えも速く、なかなかシュートにはつながらない時間が続いていきます

12分には、早稲田、ボールを奪った福井のパスに、左サイドから斜めに松尾が抜け出しそうになりますが、U-18日本代表候補は、喜多がカバー。喜多は左サイド下がり目に下りてきた神田奏真へ縦につけ、神田奏
真はキープ。最後は早稲田のファールに遭い、前に行くことはできませんでしたが、守備から攻撃へつなぐ意識を見せていきます。

16分には、中央やや下がり目で、石渡が前を向き、その浮き球のパスに、平賀が正面へ抜け出しそうになりますが、おさめられず。

ここで早稲田は9人を交代。最終ラインは右から29練習生、23宮寺政哉、15谷川宗士、5平野右京、ボランチは24っ森田大智、26谷口航大、トップ下13東廉、右MF11髙橋竜吾、左MF松尾、前線には2小松寛太。

17分にはU-18日本代表、エリア外左で早稲田にファールがあり、フリーキックに。

キッカーの池田がいったん鈴木に預け、受け直し、浮き球を入れるとニアで、平賀がさわりますが、早稲田はブロック。

左コーナーキックとなり、鈴木が右足でボールを入れると、こぼれ球は正面へ。桒原がミドルシュートを打ちますが、上に。


サイドに展開し、高い位置から折り返してくる早稲田に対し、最終ラインの畑野がしっかり対応し、追加点は許さず対応を続けていくU-18日本代表候補。

ボールを保持する時間をつくっていきます。

21分には、右サイド、桒原から清水、石渡と中央へつながり、左へ。鈴木から池田とつながり、池田は高い位置で折り返していきますが、北村がセーブ。

直後には、エリア外左で早稲田にファールがあり、フリーキックを得たU-18日本代表候補。

サインプレーから正面やや右、清水が浮き球を入れていきますが、早稲田はクリア。


24分には早稲田、左サイドでテンポよくつないでいき、右へ展開。小松がクロスを入れていきますが、ゴール正面で桒原がクリア。

セカンドボールを拾った早稲田、森田が前に仕掛け、シュートを打ちますが、小林がセーブ。

U-18日本代表候補は、ここで桒原、畑野、喜多、池田が下がり、最終ラインは右から25本間ジャスティン(ヴィッセル神戸U-18)、3市原吏音(大宮アルディージャU-18)、21水木康成(横浜FCユース)。

清水、石渡に代わり、ボランチに24林奏太朗(サガン鳥栖U-18)、27神田拓人(尚志)。

前線の神田奏真、横山に代わり10貴田遼河(名古屋グランパスU-18)、7網代陽勇(尚志)。

26分には、早稲田、正面でU-18日本代表候補が組み立てを図ったところ、森田がカット。そのパスに、小松がエリア外右へ。
シュートを打ちますが、北村がセーブしていきます。


すると28分、U-18日本代表は、小林が正面やや右へボールを送ると、これをうまくおさめたのは貴田。エリア正面やや右へ持ち込んで、シュートを打つとこれが決まり、1-1。

素晴らしい技術の高さを見せ、U-18日本代表候補が追いつきます。


U-18日本代表候補は、網代がうまくボールをキープするなど、さらに高い位置で時間をつくっていきます。


早稲田もラインを高め、テンポよく動かし、両サイドを使いながら、迫っていきますが、U-18日本代表は、左サイドでは水木が1対1で粘り強さを見せ、また、網代や貴田が下がってボールをカットするなどし、対応していきます。

35分にはU-18日本代表候補、最終ラインの市原が左サイドを突くフィード。高い位置へ上がった水木が折り返しますが、早稲田はクリア。


36分には、左サイド、水木から鈴木とつながり、鈴木のパスに、貴田が正面へ動き出すも、早稲田の守りが阻んでいきます。

ボールを保持する早稲田に対し、網代や貴田も下がり目にコンパクトにしていくU-18日本代表候補、高い位置でボールをカットされても、正面で神田拓人がうまくカバーするなど、崩れず、プレーを続けていきます。


43分には、最終ラインの市原が高い位置へ持ち上がり、エリア外正面やや右へ。右サイド、裏を突くパスに、平賀が抜け出し、中央を経由して左へ。

抜け出した鈴木が折り返しますが、シュートにはつながらず。しかし、意表を突いた前への持ち出しから、チャンスをつくっていきます。

2本目は0-0でタイムアップとなります。


3本目、U-18日本代表候補は、GK23中村圭佑(静岡学園)、最終ラインは右から25本間ジャスティン(ヴィッセル神戸U-18)、キャプテンの3市原吏音(大宮アルディージャU-18)、22尾崎凱琉(大阪桐蔭)、21水木康成(横浜FCユース)、ボランチは24林奏太朗(サガン鳥栖U-18)、27神田拓人(大阪桐蔭)、右MF20永田滉太朗(横浜FCユース)、左MF13岡崎寅太郎(川崎フロンターレU-18)、前線には10貴田遼河(名古屋グランパスU-18)、7網代陽勇(尚志)

早稲田は、GK31練習生、最終ラインは右から29練習生、23宮寺政茂、15谷川宗士、5平野右京、ボランチは26谷口航大、24森田大智、トップ下13東廉、右MF11髙橋竜吾、左MF8石谷光基、前線には2小松寛太。


立ち上がりには、早稲田大、右サイドから持ち込んでいくと、ボールは正面へ。エリア外正面、東のミドルシュートは枠をとらえますが、中村がセーブ。

さらに早稲田がボールを回していき、U-18日本代表候補に渡っても、高い位置でカットし、正面へ持ち込む場面をつくっていきますが、U-18日本代表候補は体を張り、粘り強く対応していきます。

4分には、U-18日本代表、ボールをカットし、左サイド、岡崎へ。岡崎は前に仕掛け、正面やや左、網代へ。

網代のパスに、正面で貴田がシュート。枠をとらえられませんでしたが、チャンスをつくっていきます。

直後には、左サイド、岡崎が背後を取り、高い位置へ仕掛け、エリア外左へ。ボールは正面の林につながり、林が浮き球のパスを送ると、エリア正面、貴田のヘディングシュートはゴールネットを揺らしますが、オフサイド。


直後には中央からの縦パスに、網代が正面へ。GK31が阻みましたが、次々にU-18日本代表候補が、ゴールに迫っていきます。

中盤の神田拓人が、左サイドを突くパスを出し、岡崎が抜け出しそうになる場面をつくるなど、ゴールへ向かう動きを続けていくU-18日本代表候補。

最終ラインの市原がフィードを送ると、中央に寄った永田がマイボールにし、左サイド、岡崎、さらに水木へとつながる場面をつくっていきます。





9分には、U-18日本代表候補、左サイド、高い位置、うまく岡崎が抜け出し、エリア外正面やや左への仕掛け。シュートは枠をとらえますが、GK31がセーブ。

こぼれ球を拾った貴田が押し込みますが、オフサイド。


11分には永田から右サイド、高い位置の網代へつながり、網代はサイドチェンジ。エリア左へ岡崎が抜け出し、シュート。ここでも早稲田の体を張った守備が阻みましたが、決定機に。


すると15分にかけては、早稲田が高い位置でボールを動かし、右サイドの高い位置で29が折り返したり、また、谷口の浮き球のパスに、石谷がエリア左へ抜け出す場面をつくったりしていきますが、U-18日本代表候補は、市原がカバー。本間も粘り強く体を入れていき、しのいでいきます。


網代や貴田がうまくボールをおさめ、起点をつくっていくU-18日本代表候補は、岡崎が左サイドの高い位置でうまく受け、前に意欲的に仕掛けるなどしていきます。

18分には、早稲田に交代、小松、東に代わり30練習生、28練習生。


19分にはU-18日本代表、中央で貴田がマイボールにし左へ展開。岡崎が正面やや左へ持ち込み、右へ展開するとボールは永田へ。

永田が右クロスを入れると、貴田がヘディングシュート。クロスバーをたたいたボールはゴールラインをわったとの判定で、1-0。U-18日本代表候補がすばらしい連係からゴールをものにします。


高い位置へ人数をかけてくる早稲田に対し、コンパクトに、岡崎や永田もそれぞれのサイドの低い位置へ下がり、水木や本間とうまく連係を図りながら、守っていくU-18日本代表候補。

23分には、浮き球を正面でうまく貴田がおさめ、エリア外正面やや右へ。シュートを打ちますが、GK31がセーブ。



直後には早稲田、左サイド石谷から、攻撃参加した森田とつながり、正面へ28が抜け出しシュートを打ちますが、枠はとらえられず。


25分には、U-18日本代表委候補、市原の間を突くパスに、永田がエリア外右へ。永田が時間をつくり、駆け上がった本間が折り返しますが、シュートにはつながらず。


テンポ良く動かしていく早稲田に対し、最後のところで水木が粘りゴールキックにするなど、しっかり向き合っていくU-18日本代表候補。

29分には、早稲田が高い位置でプレスをかけたところ、中村が前に送り、網代が競り、ボールは左サイド、岡崎へ。

岡崎は、正面へ仕掛け、シュートを打ちますが、早稲田はブロック。


さらに林のパスに、岡崎が左サイドの高い位置へ。仕掛けていったところ、早稲田の粘り強い守りに阻まれましたが、いい位置でボールを呼び込んでいきます。


すると32分U-18日本代表候補は、市原のパスに、貴田が右サイドの高い位置へ。

いったん早稲田がボールを奪ったところ、永田が奪い返し、中盤の神田拓人へ。神田拓人のパスに、エリア左、抜け出したのは岡崎。正面やや左へ持ち込み、シュートを打つとこれが決まり、2-0。

岡崎の代表のユニホームでの初ゴールで、U-18日本代表候補が突き放します。


34分には早稲田、正面で森田が縦パスを送ると、髙橋が抜け出しますが、中村がセーブ。

直後にはU-18日本代表候補、網代が最終ラインの間を抜け出し、ゴール正面へ。シュートを打ちますが、上に。

35分には、さらに網代がボールを競ると、正面へ貴田が抜け出しますが、シュートはGK31がセーブしていきます。


終盤は早稲田が高い位置でボールを動かす時間をつくりますが、左サイド、高い位置へ上がった平野に対し、永田と本間がはさみ込むようにして、対応していくなどU-18日本代表候補は、粘り強い守りを披露していきます。

それでも、42分にはU-18日本代表候補が、最終ラインでボールを動かし、左サイドからサイドを変えてきたところをカット。攻めに転じ、エリア右へ、石谷が抜け出し、反転からシュート。
これが決まり、2-1となります。


さらに早稲田が、ボールを間に差し込みながら、前に出てこようとしますが、U-18日本代表候補は、市原がうまくボールをカットし、そこから最終ラインで動かす場面につなげるなどし、うまく時間をつかっていきます。

45分には本間に代わり再び17桒原陸人(ガンバ大阪ユース)がピッチへ。

3本目はまもなくタイムアップとなり、2-1。トレーニングマッチは終わり、そして、トレーニングキャンプが終わりました。

①0-0

U-18日本代表候補のメンバー:12濱﨑知康(川崎フロンターレU-18) 17桒原陸人=c(ガンバ大阪ユース) 2畑野優真(横浜F・マリノスユース) 4喜多壱也(京都サンガF.C.U-18) 5池田春汰(横浜F・マリノスユース) 16石渡ネルソン(セレッソ大阪U-18) 6清水大翔(セレッソ大阪U-18) 11早川隼平(浦和レッズユース) 26中川育(サンフレッチェ広島ユース) 28神田奏真(静岡学園) 9横山夢樹(帝京)

早稲田のメンバー:1山田怜於 7石川真丸 9泉颯 3中谷颯辰 14佐橋壮真 6福井寿俊 18谷村峻 12成定真生也 25森山絢太 20本保泰希 10駒沢直哉


②1-1

得点:貴田遼河(U-18日本代表候補) 森山絢太(早稲田)

U-18日本代表候補のメンバー:1小林将天(FC東京U-18) 17桒原陸人=c(ガンバ大阪ユース) 2畑野優真(横浜F・マリノスユース) 4喜多壱也(京都サンガF.C.U-18) 5池田春汰(横浜F・マリノスユース) 16石渡ネルソン(セレッソ大阪U-18) 清水大翔(セレッソ大阪U-18) 19平賀大空(京都サンガF.C.U-18) 14鈴木陽人(名古屋グランパスU-18) 28神田奏真(静岡学園) 9横山夢樹(帝京)

交代:桒原→25本間ジャスティン(ヴィッセル神戸U-18) 畑野→3市原吏音(大宮アルディージャU-18) 喜多→22尾崎凱琉(大阪桐蔭) 池田→21水木康成(横浜FCユース) 石渡→24林奏太朗(サガン鳥栖U-18) 清水→27神田拓人(尚志) 神田→10貴田遼河(名古屋グランパスU-18) 横山→7網代陽勇

早稲田のメンバー:16北村公平 7石川真丸 9泉颯 3中谷颯辰 14佐橋壮真 6福井寿俊 18谷村峻 12成定真生也 25森山絢太 22松尾倫太郎 10駒沢直哉

交代:石川→29練習生 泉→23宮寺政哉 中谷→15谷川宗士 佐橋→5平野右京 福井→26谷口航大 谷村→24森田大智 森山→11髙橋竜吾 成定→13東廉 駒沢→2小松寛太


③2-1

得点:貴田遼河、岡崎寅太郎(U-18日本代表候補) 石谷光基(早稲田)

U-18日本代表のメンバー:23中村圭佑(静岡学園) 25本間ジャスティン(ヴィッセル神戸U-18) 3市原吏音=c(大宮アルディージャU-18) 22尾崎凱琉(大阪桐蔭) 21水木康成(横浜FCユース) 24林奏太朗(サガン鳥栖U-18) 27神田拓人(尚志) 20永田滉太朗(横浜FCユース) 13岡崎寅太郎(川崎フロンターレU-18) 7網代陽勇(尚志) 10貴田遼河(名古屋グランパスU-18)

交代:本間→17桒原陸人(ガンバ大阪ユース)

早稲田のメンバー:31練習生 29練習生 23宮寺政茂 15谷川宗士 5平野右京 26谷口航大 24森田大智 13東廉 11髙橋竜吾 8石谷光基 2小松寛太

交代:小松→30練習生 東→28練習生


試合後、濱﨑知康、岡崎寅太郎の2選手に話を聞きました。


濱﨑知康選手


〇今日の試合を振り返って。

1本目から出ることができて、昨日うまくできたのかな、というのがあって。それで今日、その1本目というところで、そこでチームをのせるとか、そういうところを意識しながらできていて、相手も強いというのは分かっていたので、自分が背後のケアをするというところだったり、とか自分が主導権を持ってプレーできればいいかな、というふうに思っていたので、それをできて良かったです。

〇だいぶボールを回された時間もありましたけど、後ろから見て、どう感じましたか?

自分たちもボール回したい時間、回したいことがあったので、ちょっと我慢の時間は続きましたけど、耐えてゼロで終えられたのが良かったかなというふうに思います。

〇トレーニングキャンプで印象に残ったことはありますか?

基本的にキーパーの動きは、基本的な動きは変わらないんですけど、細かい部分だったりとか、井出コーチ(井出大志GKコーチ)のところでうまく自分のものにできたのかなと、自分のなかで感じています。

〇チームに戻って、日曜日に試合があります。それに向けては?

代表とは別物にしないで、つなげて自分のなかで、かみ砕いて、また成長できればな、と思います。

〇チームの話になりますが、今年のフロンターレU-18はここまでどうですか?

まだ仕上がっていないんですけど、つなぐところだったりとかしっかりしていて、あとはビルドアップのところで、もうちょっと、うまく合わせる部分ができれば、もっと強いチームになるのかな、と思います。

〇(クラブユース新人戦準々決勝の)湘南戦は、だいぶ苦戦していたのかなと思ったんですけど、それについては、どうですか?

そうですね、相手のプレスに対して、自分たちがどうすればいいか、というのが、ポジションごとで意見がずれたりとか、そういうのがあったので、そういうところを無くしていければ、ああいう試合は少なくなるんじゃないか、と思います。

〇サポーターに向けて。

日本代表に何回も呼ばれて、本当に嬉しいと思っていますし、そこで学んだことをフロンターレでうまく生かすことができれば、チームの絶対的な存在になれると思うので、自分のプレー、見てください。
お願いします。

〇今年のチームの目標を教えていただけますか?

今年は、去年最後、悔しい思いをして、ファイナルで勝つことができなかったので、そこに対しての再チャレンジを目標に掲げて、今やっています。

〇個人的な目標があれば、教えてくださいますか?

今、代表に選んでもらっているんですけど、そこに継続的に呼んでもらうことと、チームではキャプテンなので、しっかり、しっかりみんなをまとめて、勝ちにつなげていけたらな、と思います。



岡崎寅太郎選手


〇今日の試合を振り返って。

今日は前回よりも出場時間が長くて、45分まるまる出れたんですけど、前回の試合でだめだった、消極的になってしまった縦への突破とか、仕掛けるところとかは、今日の試合は多く出せて、実際得点もやっととることができて、ある程度自分の武器は出せたのかな、というふうに思います。


〇今日は前の試合よりも仕掛けられる場面が多かったのかな、と思うんですけど、何か工夫などをしたんですか?

自分のプレーを映像で見てみて、ボール受ける前のアクションとか、受けたあとの体の姿勢とか、ちょっと悪い部分があったので、そこは普段一緒に練習しているフロンターレの志村海里を、志村だったらどうするかな、と言うふうに考えて、海里と違うところはどこなんだろう、と探して、やってみて、実際それが縦突破とかカットインにいい結果につながったと思います。

〇志村くんが左サイド、抜けていくような動きを…

はい、真似して。

〇トレーニングキャンプを通じて、印象に残ったことはありますか?

自分のまだまだだな、という部分が多いな、と感じたのがあって、スプリント何回もかけないといけないところで、かけられなかったり、ボールウォッチャーになっちゃって、状況を把握できなかったりする場面が多くあったので、そのところは普段の練習から少しずつ変えていかなきゃいけないと思います。

〇今日は最後まで左サイドハーフでの出場でしたけど、初日よりも良くなってきたように見えましたが、どうでした?

攻撃面は自分が思い描いていたくらいの質が出せたので、良かったんですけど、もうちょい自分が受ける回数を増やさないといけない、というのと守備の部分はまだまだなので、それはハーフで出る以上、もっと勉強しなきゃいけないと思います。

〇チームの話になりますけど、フロンターレのチームとしての目標を教えてください。

去年成し遂げられなかったプレミアリーグの全国制覇というところと、クラブユースも全国制覇というところでやってて、去年よりも強度を上げて、自分たち三年生が引っ張っていくと決めて、やっています。


〇個人的な目標はありますか?


ふたつあって、まずプレミアの得点王になるということと、あとはプロのサッカー選手になるというところを目標にして、毎日毎日頑張っていきたいです。



〇フロンターレですぐに上がれるように。
はい、そこを目標に、トップ昇格を目指してやっています。

〇トレーニングキャンプを通して、印象に残っている選手はいますか?

彼なんですけど…(近くでインタビューを受けていた)、貴田遼河です。自分にないゴール前での発想とかトラップとか思っていたよりもレベルが高くて、自分にないものを持っているなっていうふうに感じました。

〇トレーニングキャンプを通していろんな選手とピッチの上でもそれ以外でも、交流を図ったりとかして、どうでしたか?

今まで全くかかわりなかった選手とか、関西の選手とかと仲良くなって、宿舎とかでも一緒にゲームしたりして、けっこう楽しく過ごせたので、プレー以外のところでもコミュニケーション取れて、すごい自分的には充実したな、と思います。

〇ここまでのフロンターレU-18、1月から始動して手ごたえはありますか?

去年だったら自分のボール受けてからの役目だけで良かったんですけど、去年三年生がやってくれていたぶん、周りを見てほかの選手のスペースをつくったりとか、守備の部分の貢献度とかはもっともっとやっていかなきゃな、と思いますし。攻撃面は去年以上の迫力が出せていると思います。

〇今年は前線の選手だけではなく、二列目、ボランチの選手も得点を取れるような、そんな感じにしたいのかな、と思うんですけど、どうですか?


そうですね、ボランチも攻撃的な能力を持った選手が多いですし、SBもどんどん上がってこれる選手が多いので、全員攻撃全員守備じゃないですけど、どこからでもゴールを狙えるようなチームになるのかな、と思います。

〇サポーターにメッセージをいただけますか?


いつも応援ありがとうございます。個人としては、初めて参加した日本代表のキャンプというところで、ある程度の結果は出せたのかな、と思います。

これをチームに還元できるように日々トレーニングからこだわってやっていくので、また温かい応援を続けてくれたら、ありがたいです。




トレーニングキャンプ、トレーニングマッチを通じて、自信をつかんだ様子の両選手。大きな刺激を受け、それをばめにしてどんな成長を遂げていくのか、そしてこの日は欠場となった由井も含め、3人がチームに帰ってくることで、どんな変化が生まれるのか。とても楽しみにしています。

(文中敬称略)

 

1本目のトレーニングマッチに臨むU-18日本代表候補のメンバー
濱﨑知康選手
京都サンガF.C.U-18の喜多壱也選手
ビルドアップにも積極的に加わった濱﨑知康選手
横浜F・マリノスユースの畑野優真選手
濱﨑知康選手
早稲田大が前に出るが、U-18日本代表候補が守っていく
サンフレッチェ広島っユースの中川育選手が決定機を迎える
GK山田怜於選手の好守が光った
後ろから声を掛けていく濱﨑知康選手
ベンチから岡崎寅太郎選手らが見つめる

中川育選手
中川育選手
濱﨑知康選手

セレッソ大阪U-18の石渡ネルソン選手
横浜F・マリノスユースの池田春汰選手
セレッソ大阪U-18の清水大翔選手
石渡ネルソン選手
濱﨑知康選手
中川育選手
濱﨑知康選手

静岡学園の神田奏真選手
帝京の横山夢樹選手
横山夢樹選手
ガンバ大阪ユースの桒原陸人選手
濱﨑知康選手

清水大翔選手
濱﨑知康選手
神田奏真選手

濱﨑知康選手

 

1本目は0-0
名古屋グランパスU-18の鈴木陽人選手

2本目は早稲田大が先制する
神田奏真選手

サガン鳥栖U-18の林奏太朗選手
ヴィッセル神戸U-18の本間ジャスティン選手
名古屋グランパスU-18の貴田遼河選手

同点のゴールを決めた

京都サンガF.C.U-18の平賀大空選手
尚志の網代陽勇選手
網代陽勇選手
貴田遼河選手

3本目へ
岡崎寅太郎選手
横浜FCユースの永田滉太朗選手。フロンターレU-12出身
本間ジャスティン選手

岡崎寅太郎選手

 

岡崎寅太郎選手
貴田遼河選手
尚志の神田拓人選手
岡崎寅太郎選手

大宮アルディージャU-18の市原吏音選手
静岡学園の中村圭佑選手
岡崎寅太郎選手

シュートを打つ

岡崎寅太郎選手
網代陽勇選手
永田滉太朗選手
岡崎寅太郎選手

貴田遼河選手がヘディングシュート

ゴールが認められ、1-0
岡崎寅太郎選手
神田拓人選手

網代陽勇選手
本間ジャスティン選手
貴田遼河選手
永田滉太朗選手、本間ジャスティン選手
永田滉太朗選手
岡崎寅太郎選手
岡崎寅太郎選手

岡崎寅太郎選手

シュートを打つ
ついにゴールを決めた

網代陽勇選手
貴田遼河選手

横浜FCユースの水木康成選手

3本目は2-1でタイムアップ

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

コメントを残す