U18日本代表候補 – 流通経済大 / トレーニングマッチ


3月1日は、高円宮記念JFA夢フィールドへ。


2月27日から、2年後のU-20ワールドカップを目指す、U-18日本代表候補のトレーニングキャンプが行われており、川崎フロンターレU-18からは、GK濱﨑知康、MF由井航太、MF岡崎寅太郎の3選手が選出されました。

濱﨑、由井の2選手は、U-17日本代表に選ばれた昨年に引き続いての招集。岡崎は初めての招集に。


トレーニングキャンプ3日目のこの日は、流通経済とのトレーニングマッチが行われ、3選手、さらにU-12出身で横浜FCユースの永田滉太朗が出場しました。



【U-18日本代表候補 vs 流通経済大】

3月1日(水) 午後3時キックオフ 30分×3 高円宮記念JFA夢フィールドAピッチ 晴れ


1本目、U-18日本代表候補のメンバーは、GK1小林将天(FC東京U-18)、最終ラインは右から18稲垣篤志(浦和レッズユース)、キャプテンの3市原吏音(大宮アルディージャU-18)、4喜多壱也(京都サンガF.C.U-18)、5池田春汰(横浜F・マリノスユース)、ボランチは8由井航太(川崎フロンターレU-18)、16石渡ネルソン(セレッソ大阪U-18)、右MF11早川隼平(浦和レッズユース)、左MF14鈴木陽人(名古屋グランパスU-18)、前線には10貴田遼河(名古屋グランパスU-18)、28神田奏真(静岡学園)。

流通経済大は、GK1粟野駿伸、最終ラインは右から10青島健大、3小澤希海、15根本泰志、27落合真一朗、ボランチは7丸山優太朗、その前に31松本洋太、25鈴木奎吾、右に8井田祐成、左に24松永颯汰、前線には9廣瀬正明。


好天に恵まれ、コートもいらないような春めいた陽気のなか、始まった試合。

U-18日本代表候補は、市原は喜多、稲垣、GKの小林も関わり合い、後ろから組み立てを図りに。3分には、フィードに神田がエリア右へ飛び出しますが、流通経済大、根本がカバー。阻んでいきます。

U-18日本代表候補の攻めをしのいだ流通経済大も、直後、フィードに廣瀬がエリア左へ。しかし、小林が粘り強くコースを消し、シュートは左に。

さらにラインを高め、流通経済大がテンポよく中央とサイドを使い前へ出る場面をつくり、5分には、松永のパスに、井田がエリア外右へ。ゴールの前に折り返していきますが、U-18日本代表候補は体を張りしのいでいきます。


7分にはさらに流通経済大。高い位置でボールを奪い、左へ展開。エリア外左、落合が切り返して、クロス。しかし、小林がセーブ。


8分には、U-18日本代表候補。由井が中央でボールをカット。すぐさま、縦につけると、貴田が正面へ。相手を引きつけた貴田は、エリア左へのパス。

抜け出した池田がシュートを打ちますが、流通経済大は体を張り、ブロック。


U-18日本代表候補は、左に開いた鈴木が、裏を突くパスを送り、それに貴田が動き出し。流通経済大がクリアしたところ、正面に入ったボールに対しては、市原がヘディングで前につながるようなかたちで対応。

だんだんとボールを握れるようになっていきます。


11分には、由井が中央を持ち上がり、右サイド、稲垣へ。稲垣はやや低い位置からクロスを送ると、流通経済大はクリアしきれず、U-18日本代表候補の右コーナーキックとなります。

U-18日本代表候補はショートコーナーを選択。早川が右クロスを入れると、神田奏真が飛び込み、ヘディングシュート。これが決まり、1-0。U-18日本代表候補が先制します。



追いかける流通経済大は、ラインをふたたび高め、前へ出る時間をつくり、前線の廣瀬がうまく左へ流れ、クロスを入れていきますが、U-18日本代表候補はクリア。

ここから流通経済大がボールを動かす時間が続いていきますが、U-18日本代表はコンパクトに。中盤では由井がうまくボールを奪い、早川へつなげ、そこから前の神田奏真へとわたり、守備から攻撃へつなげようとしていきます。


15分には、流通経済大、浮き球のパスに、松永が正面へ抜け出しますが、小林がセーブ。

さらに、下がり目の丸山から右の青島、青島から右へ展開し、廣瀬がエリア右へ抜け出しますが、喜多がクリア。

流通経済大の攻勢は続き、17分には、左サイドから松永がクロスを入れていきますが、小林がパンチング。

18分には、エリア外右で流通経済大がフリーキックを得ると、キッカーの廣瀬は左足で直接狙いますが、枠はとらえられず。


19分には、U-18日本代表候補、由井が中盤でボールをカット。前に持ち出し、縦パスを送ると、貴田が正面へ。

切り返した貴田はシュート。右に外れましたが、いいボール奪取と、意欲的な仕掛けから決定機をつくっていきます。


後ろから動かしていこうとする流通経済大に対して、前から連動し、ボールを奪いにいくU-18日本代表候補。

高い位置で鈴木や由井がボールを奪う場面をつくっていきます。


20分には左サイドで鈴木がカット。パス交換を経て、貴田のスルーパスに、正面へ神田が動き出しますが、流通経済大はカット。

直後には、流通経済大が中央でボールを奪い、縦にパスを出すと、廣瀬が抜け出しそうになりますが、石渡が奪い返す好プレー。


22分には、さらに流通経済大、小澤のフィードに、廣瀬がエリア右へ。しかし、小林が阻んでいきます。


23分には、U-18日本代表候補、高い位置で貴田が体を厳しく寄せにいき、カット。縦パスに、早川が正面やや右へ。シュートを打ちますが、粟野がセーブ。


一方の流通経済大も、直後には廣瀬が正面へ。最後はこぼれ球に、エリア外左、松永がシュート。枠をとらえますが、小林が好セーブ。


24分には、さらに流通経済大、松本がうまく正面へ抜け出していきますが、由井が粘り強く寄せにいき、マイボールに。最後は流通経済大のファールとなります。



25分には、正面でのパス交換から流通経済大、松永がエリア内へ抜け出しそうになりますが、ここでも由井がカバー。ボールをものにし、前へいかせず。

直後には、左サイド、高い位置へ抜け出した流通経済大、落合が折り返すと、エリア内、混戦となりますが、小林がセーブ。


すると27分、U-18日本代表は、由井から中央に寄った早川とつながり、稲垣がエリア外右へ。早川とのパス交換からエリア右へ。シュートを打つとこれが決まり、2-0。

U-18日本代表候補が突き放します。


突き放された流通経済大も、間に廣瀬が顔を出し、時にはGKの粟野もエリア外に出て、ボールを動かしていき、左へ流れた廣瀬がクロスを入れたり、また、松永が高い位置へ上がり、クロスを入れるなどしていきますが、決定的なものとはならず。

1本目は2-0でタイムアップとなります。



2本目、U-18日本代表候補は、GK12濱﨑知康(川崎フロンターレU-18)、最終ラインは右から25本間ジャスティン(ヴィッセル神戸U-18)、キャプテンの3市原吏音(大宮アルディージャU-18)、4喜多壱也(京都サンガF.C.U-18)、17桒原陸人(ガンバ大阪ユース)、ボランチは8由井航太(川崎フロンターレU-18)、16石渡ネルソン(セレッソ大阪U-18)、右MF19平賀大空(京都サンガF.C.U-18)、左MF26中川育(サンフレッチェ広島ユース)、前線には10貴田遼河(名古屋グランパスU-18)、28神田奏真(静岡学園)。


流通経済大は、GK21粟野駿伸、最終ラインは右から29光廣健利、3小澤希海、15根本泰志、10青島健大、ボランチはキャプテンの7丸山優太朗、その前に31松本洋太、25鈴木奎吾、右に2清宮優希、左に8井田祐成、前線には13清水蒼太朗。


立ち上がりは、U-18日本代表候補、由井、石渡が動かして、左へ。抜け出した中川は切れ込んで、シュート。しかし、枠はとらえられず。


すると、今度は流通経済大にチャンス。エリア右へ、井田が抜け出し、シュート。枠をとらえますが、濱﨑が反応。枠へは飛ばさせず。

さらに流通経済大が、清水がボールをキープ、右サイド、流れた鈴木がクロスを入れていきますが、シュートにはつながらず。


6分には再び、U-18日本代表候補、由井がボールを中盤で奪い、平賀へつながり、平賀の縦パスに、貴田が正面へ。貴田は仕掛けて、シュートを打ちますが、左に。

7分には流通経済大、井田が斜めにドリブルで仕掛け、ボールは正面へ。うまく間で受けた丸山がミドルシュートを打とうとしますが、由井が体を張り、ブロック。好守で攻撃の芽を摘んでいきます。



さらに流通経済大が、左サイドから正面へ、青島が持ち出し、また、右サイド、清宮が高い位置から仕掛けるなど、ゴールの前に迫っていきますが、U-18日本代表候補はコンパクトに。

最終ラインの市原や喜多、エリア前では由井が体をよく張っていきます。


後ろから組み立てを図る流通経済大に対し、貴田や神田らが連動し、前から奪いにいくU-18日本代表候補。うまく追い込んでいき、ふたたび自分たちのボールにしていきます。


11分には、右サイド、やや下がり目で由井が裏を突くパス。正面へ平賀が抜け出しそうになりますが、粟野がセーブ。


U-18日本代表候補は、濱﨑や市原、喜多に間に石原や由井が顔を出しながら、ボールを動かす場面をつくり、流れの中でやや前に上がった石渡から、右サイド、本間へつなげるなど、高い位置でプレーする時間を増やしていきます。

14分には、正面、うまく間で受けた平賀から、左サイド、中川へ。

切れ込んだ中川のシュートは流通経済大がブロック。こぼれ球に、貴田が詰めますが、粟野がセーブしていきます。


16分、U-18日本代表候補は、市原、喜多、由井、石渡、喜多、神田が下がり、最終ラインは右から本間、22尾崎凱琉(大阪桐蔭)、キャプテンの2畑野優真(横浜F・マリノスユース)、桒原、ボランチは24林奏太朗(サガン鳥栖U-18)、6清水大翔(セレッソ大阪U-18)、右MF平賀、左MF中川、前線には7網代陽勇(尚志)、9横山夢樹(帝京)。

18分には、左コーナーキックを得ると、清水が右足で入れたボール、最後は本間がヘディングシュート。枠をとらえますが、粟野がセーブ。

流通経済大も、中央で清水や松本、丸山が顔を出しながら、動かしていき、左サイドを突くパスを出していきますが、濱﨑がしっかり前に出てカバーしていきます。

21分にはU-18日本代表候補、畑野の縦パスを、下がった網代が受け、左へ展開。パス交換から高い位置へ上がった網代がクロスを入れると、ゴール正面、うまく抜け出した、平賀がシュートを打ちますが、粟野がセーブ。

U-18日本代表候補は、直後には濱﨑が、ゴール前に下りてきた清水に縦につけると、清水はいったん尾崎に預け、やや前へ持ち出し、右へ展開。

本間が高い位置へ上がり、右クロス。ボールは左へ流れ、シュートにはつながりませんでしたが、最後尾からしっかり組み立てて、高い位置での場面につなげていきます。

24分には、さらに中央へ寄った平賀の浮き球に、正面へ網代が抜け出しそうになりますが、粟野がカバー。

25分には、正面、間で横山が受け、パスを出すと、左サイドから斜めに抜け出した中川がシュート。しかし、わずかに左。


U-18日本代表候補は、網代や横山のプレスバックからマイボールにする場面を増やしていきまます。

29分には、左サイド、下がり目の中川が右サイドを突くパス。抜け出した平賀が仕掛け、正面へ。ミドルシュートで狙いましたが、やや左。


2本目は0-0でタイムアップとなります。



3本目、U-18日本代表候補は、GK23中川圭佑(静岡学園)、最終ラインは右から櫻井稜(鹿島学園)、22尾崎凱琉(鹿島学園)、キャプテンの2畑野優真(横浜F・マリノスユース)、21水木康成(横浜FCユース)、ボランチは6清水大翔(セレッソ大阪U-18)、27神田拓人(尚志)、右MF20永田滉太朗(横浜FCユース)、左MF13岡崎寅太郎(川崎フロンターレU-18)、前線には9横山夢樹(帝京)、7網代陽勇(尚志)。

流通経済大は、GK1鶴田爽太郎、最終ラインは右から29光廣健利、23齋藤優太、20川本将央、5田村陸、ボランチは16野中陸、その前にキャプテンの19前田陸王、14森田典磨、右に2清宮優希、左に6渡曾武蔵、前線には18上本律輝。

立ち上がりは流通経済大、GKの鶴田に最終ライン、中盤の選手が間に差し込みながら、動かす時間をつくっていきます。

4分には、正面で野中が、左サイドを突くパス。田村が高い位置からシュートを打ちますが、櫻井が体を張り、ブロック。


左コーナーキックとなり、前田が右足で入れると、こぼれ球はエリア外右へ。詰めた渡曾がミドルシュートを打ちますが、上に。


U-18日本代表候補は、8分、岡崎が間で受け、左へ展開。高い位置へ抜け出した横山が浮き球を送ると、エリア内、抜け出した網代がボールをうまく浮かせながらシュート。

これが決まり、1-0。U-18日本代表候補がゴールをものにします。

U-18日本代表候補は、次第にボールを動かす時間が増えていき、岡崎も中央に顔を出すなどし、前に出る時間をつくっていきます。

流通経済大が前に出てくる場面では、畑野が神田拓人につながるようなかたちでカバー。縦パスを、下がった網代がおさめ、最終ラインに戻し、ボールを保持する時間を長くしていきます。

10分には、右サイド、受けた永田が、エリア正面への仕掛け。間を縫うように前へ持ち出していきますが、流通経済大の守りが阻んでいきます。

直後には、左サイド、高い位置へうまく抜け出した水木が、ゴールの前に地を這うような精度の高いクロス。

しかし、流通経済大はクリア。

U-18日本代表候補のコーナーキックをしのいだ流通経済大は、清宮が左サイド、高い位置へ仕掛けていきますが、尾崎が体を張りブロック。

13分には、U-18日本代表候補、岡崎が左サイドを仕掛けていくと、エリア外左で流通経済大にファールがあり、フリーキックに。

U-18日本代表候補は、サインプレーを選択、キッカーの永田はいったん清水に預け、受け直し、正面の神田拓人へパス。

神田拓人はミドルシュートを打ちますが、左へ。


さらにU-18日本代表候補が、うまく間で清水や神田拓人が受け、岡崎も中央に寄り、空いたスペースを、水木が上がっていくなどしていきます。

流通経済大もボールをものにすると、中央で動かそうとしていきますが、岡崎がすばやい寄せからマイボールに。守備でも献身的にプレーしていきます。

16分、U-18日本代表候補は、畑野に代わり24林奏太朗(サガン鳥栖U-18)がふたたびピッチへ。


17分には、流通経済大、右サイドから正面へパスが通り、上本がゴールの正面へ。しかし、シュートは上。

U-18日本代表候補は、岡崎が網代とともに前線、横山が左MFとなります。

17分にはU-18日本代表候補、左サイドからの攻めに。横山が縦に仕掛け、切れ込んで、エリア左へ。シュートを打ちますが、流通経済大はブロック。

左コーナーキックとなり、これをしのいだ流通経済大は、清宮が前に持ち出そうとしていきますが、神田拓人が粘り強く寄せ、それをさせず。


U-18日本代表候補は、左サイドで岡崎が水木との連係から高い位置をうかがっていきますが、流通経済大も、距離感の良く、しっかり受け渡しながら、守っていきます。

23分には、流通経済大、渡曾の裏を突くパスに、前田が正面へ。前田はエリア左へ仕掛け、シュート。しかし、右に。


直後にはU-18日本代表候補、浮き球を正面で網代がおさめ、右へ展開。受けた永田は切り返して、正面へ。シュートを打ちますが、流通経済大はブロックしていきます。

U-18日本代表候補は、清水や永田、神田拓人が多く触れ、高い位置でカットした横山から受けた岡崎が、左サイドから斜めに正面へ持ち出すなど、ゴールに向かうプレーを続けていきますが、なかなか決定的な場面には至らない時間が続いていきます。

すると、29分、流通経済大は、右サイドからの攻めに。エリア外右、抜け出した森田がシュートを打つとこれが決まり、1-1。

3本目は1-1でタイムアップ。この日のトレーニングマッチが終わりました。

①2-0 得点:神田奏真、稲垣篤志(U-18日本代表候補)

U-18日本代表候補のメンバー:1小林将天(FC東京U-18) 18稲垣篤志(浦和レッズユース) 3市原吏音=c(大宮アルディージャU-18) 4喜多壱也(京都サンガF.C.U-18) 5池田春汰(横浜F・マリノスユース) 8由井航太(川崎フロンターレU-18) 16石渡ネルソン(セレッソ大阪U-18) 11早川隼平(浦和レッズユース) 14鈴木陽人(名古屋グランパスU-18) 10貴田遼河(名古屋グランパスU-18) 28神田奏真(静岡学園)

流通経済大のメンバー:21粟野駿伸 10青島健大 3米澤希海 15根本泰志 27落合真一朗 7丸山優太朗(c)  31松本洋太 25鈴木奎吾 8井田祐成 24松永颯汰 9廣瀬正明

②0-0

U-18日本代表候補のメンバー:12濱﨑知康(川崎フロンターレU-18) 25本間ジャスティン(ヴィッセル神戸U-18) 3市原吏音=c(大宮アルディージャU-18) 4喜多壱也(京都サンガF.C.U-18) 17桒原陸人(ガンバ大阪ユース) 8由井航太(川崎フロンターレU-18) 16石渡ネルソン(セレッソ大阪U-18) 19平賀大空(京都サンガF.C.U-18) 26中川育(サンフレッチェ広島ユース) 10貴田遼河(名古屋グランパスU-18) 28神田奏真(静岡学園)

交代:貴田→7網代陽勇(尚志) 神田→9横山夢樹(帝京) 由井→6清水大翔(セレッソ大阪U-18) 石渡→24林奏太朗(サガン鳥栖U-18) 喜多→2畑野優真(横浜F・マリノスユース) 市原→22尾崎凱琉(大阪桐蔭)

流通経済大のメンバー:21粟野健新 29光廣健利 3小澤希海 15根本泰志 10青島健大 7丸山優太朗(c) 31松本洋太 25鈴木奎吾 2清宮優希 8井田祐成 13清水蒼太朗

③1-1 得点:網代陽勇(U-18日本代表候補) 森田典磨(流通経済大)

U-18日本代表候補のメンバー:23中村圭佑(静岡学園) 15櫻井稜(鹿島学園) 22尾崎凱琉(大阪桐蔭) 2畑野優真=c(横浜F・マリノスユース) 21水木康成(横浜FCユース) 6清水大翔 27神田拓人(尚志) 20永田滉太朗(横浜FCユース) 13岡崎寅太郎(川崎フロンターレU-18) 7網代陽勇(尚志) 9横山夢樹(帝京)

交代:畑野→24林奏太朗(サガン鳥栖U-18)

流通経済大のメンバー:1鶴田爽太郎 29光廣健利 23齋藤優太 20川本将央 5田村陸 16野中陸 19前田陸王(c) 14森田典磨 2清宮優希 6渡曾武蔵 18上本律輝


試合後、3選手に話を聞きました。

由井航太選手

〇今日の試合を振り返ってみて。

相手のプレッシャーが速かった、じゃないんですけど、若干みんな感じてしまって、落ち着いてボールを回せなかったのが反省かな、と思うんですけど、後半はわりとチームで狙いを持って回せて、実際点も取れて良かったかな、と思います。

〇由井くん自身は、ボールを奪うところとか、攻撃につなげるようなプレーをしていたと思うんですけど、それについては?

最低限のプレーかな、と。ボールにかかわる機会が、少なかったのと、守備はある程度戦えたんですけど、ボールを受ける回数が少なかったことが良くなかったかな、と思います。

〇もう少し、組み立てにも加わって、そこから…。

そうですね、ボールを落ち着かせる。バタバタしちゃっている時間もあったので。落ち着かせれば良かったかな、と思います。

〇持ち味と言う感じだと、ボールを奪うところとか、戻って縦を消すところとかだと思ったんですけど、本当はどちらかといえば、攻撃面?

いや、全然。攻撃は苦手です。(得意なのは)守備とかですかね。

周りもうまいので、やっぱり自分だけじゃなくて、周りを使いながら、関わり続けるというのは自分一人じゃどうにもならないので、関わり続けて、周りも使いながらというのは意識しています。

 

〇守備が得意な選手だと、とりあえず「守備ができたらOK」という感じの評価になる選手も多いと思うんですけど。そこに違うものを求めようとしているのは、どんな理由があるんですか?

チームでも、監督・コーチにもそれを言われているので、そこが自分の課題だというふうに、ずっと高一、高二、で今も言われているので。

言われ続けているから、「やっぱりやんなきゃ」とか「自分下手なんだな」とか思うので、やっているんです。

 

〇今日の試合だと相手が2学年上の選手が中心で、守備のところでは、どれくらいやれたと思う?

2学年上だったんですけど、あんまりフィジカル的な差っていうのは感じなかったですし、身長もそんなに高いわけじゃないので、あんまりいつもと変わらなかったです。なので、できていたんじゃないですかね。

〇攻撃のところでは、もう少し周りを動かすというのも必要になってくると思う。特にフロンターレとスタイルも違うので、今日は固めて速攻で点を取るような場面が多かった。そういういい意味で、こういうサッカーをしたい、というところで、どんな反省がありますか?

さっきも言ったんですけど、バタバタしている時間がわりと長かったので、ボランチ、今日だったら自分とネルソン(石渡ネルソン)がもっと持って、出して受けてを繰り返しながら、速攻もありつつ、自分たちがボールを持ってゆっくり攻撃できるように、使い分けができるようにしたいですね。

〇途中で下がって、ネルソン選手とどういう振り返りをした。

ネルソンとは…何も話していないです。

〇ほかの選手とは?

あんまり誰とも(試合について)話していないです。

わりとスムーズというか、イメージは共有できていたので、ここをこうして、とかはあんまりなかったです。

 

〇個人として、この舞台を踏まえて、どういうふうに成長したいというのはありますか?

やっぱり代表もそうなんですけど、一番大事なのはチームなので。チームで一番の選手になって、やっぱりフロンターレのトップでプレーするというのが目標です。

〇今までフロンターレのユースからトップに上がった選手って、比較的攻撃の選手であったりとか、板倉選手だったり守備の選手だったりとかいて、守備的なボランチの選手っていなかったと思うんですけど、どういう選手になりたいというのはありますか? 未来像は?

守備は自分の持ち味なので、でもやっぱりフロンターレにいる以上攻撃も求められるので。両方できるような選手になりたい、と思います。

〇今年はもっと攻撃のところでも大関選手(大関友翔)みたいに?

そうですね、大関選手くらいは無理ですけど…。大関選手、そうですね、大関選手くらいになれれば、いつかなれれば、と思います。

〇ネルソンが下がって受けて、というのが多かったと思う。自分が攻撃が得意じゃない中で、例えば、どうポジションを取ったりとか、どう絡もうとか思っていましたか?

ネルソンとバランスを意識していたので、あんまり自分がいいところで受けるというよりかは、ネルソンが受けたところにいて、という感じです。そんなに意識していなかったです。

〇「俺が下がるから、おまえが前に」というのもそんなに意識しているわけじゃなくて、試合の中で、という感じに?

そうですね、でもネルソンがもともと…そうですね、試合前に話したのは、ネルソンと。「自分が詰まったら、下がるかも」と話していたので、それは「分かった」と言って、そうですね。

〇少し高いポジションを取っていて「攻撃が苦手」と聞いて、「そうなんだ」と思ったんだけれど。

それはあんまり関係ないです。

〇バタバタしていた、というのは攻め急いだという感じ?

そうですね、もう少し下で、DF、キーパーを使いながら、ボールを持てるような時間が長く続けば良かったかな、と。

背後一本とかになって、簡単に処理されてしまう場面が続いたりとかして、自分たちの体力的にも、削られたので、もうちょい落ち着かせて、ゆっくり攻められれば良かったかな、と思います。

〇今日の試合だったら、シュートブロックだったり、スライディングで止めたりとかああいうところが持ち味?

そうですね、そういうところ、ああいうところしか逆にないです。

〇次の試合に向けて。

やっぱり勝つことが一番なんで。自分のプレーよりも、勝てればいいかな、というのと。やっぱり勝てればいいものの、自分もいいプレーをして印象残さないといけないんで、守備っていうのは自分の持ち味なので、意識しつつ、攻撃の部分でも「良かった」と言えるような活躍をしたいです。

岡崎寅太郎選手

〇今日の試合を振り返って。

今日は最初、普段やっているポジションとは違くて、サイドハーフ、左のサイドハーフで出場したんですけど、そこではあんまりボールを引き出すことができなくて。もらったときも自分の特長であるドリブル突破とかを試みたんですけど、ファールとかでつぶされちゃうシーンが多くて、なかなか直接的なチャンスに、シュートとかラストパスに持っていくことができなくて、途中からFWになったんですけど、FWではゴール前での迫力が出せなかったと思います。

〇プレスバックからチャンスにつなげているなあという場面もあったと思うんですけど、守備の部分に関してはどうでしたか?

守備は自分のなかで、ある程度、普段より力を入れてやれていたところがあって、SBの選手が行ったときに自分も挟みこんだり、戻って後ろから突っついて、ショートカウンターにつなげる場面があったので、そこは評価できるかな、と思います。

〇代表候補に呼ばれたというのは、いつ、どういうかたちで伝えられました?

自分は由井や濱﨑よりはちょっと遅く知って。一日遅れで知って、初招集だったので、とってもうれしかったです。

 

〇監督から伝えられた?

そうですね、監督から、長橋さんから「入ったよ」って。

 

〇長橋さんから言葉をかけられましたか?

「自分の特長を思いっきり出してこい」って言われたので、そこは今日出せなかったところは、最終日の試合で出したいと思います。

 

〇フロンターレと違うチームで、トレーニングも違うのかなと思うんですけど、それはどうですか?

フロンターレより縦に速いというか、ボールを引き出すというところじゃなくて、DFラインの裏に一発蹴る、とかそこに走り込んでこぼれたところを、もう1回拾い直して、つないでいくというのがメインになっているので。フロンターレはボランチに1回預けて、ボランチがSBに散らしたり、何工程か入ってくるんですけど、それがないので、そこが代表とフロンターレの違うところかな、と感じています。

〇練習は楽しいですか?

そうですね、強度高いので。自分のできることを精一杯やっている感じです。

〇大学生が相手になりまっしたけど、やってみてどうでしたか?

思っていたよりは通用した場面があって。スピードとかドリブルとかけっこう自信を持って行けたので。

そこはも少しチャレンジする回数を増やしていかないといけないんですけど。

〇やっぱり前で受けたりする回数を増やさないと?

そうですね、もっと引き出して。ゴール前での仕事を増やさないといけないと思います。

〇最終日の練習試合に向けて。

まずはトレーニングでは、自分の武器をどんどん出すというところと、試合は特長であるゴールを絶対にとって帰らないといけないと思います。

〇サポーターへ向けてコメントをいただけますか?

いつも温かい応援ありがとうございます。ふだんフロンターレで、フロンターレの活動の中で全力でプレーしていたことが、こういう代表候補という結果につながって、まずはとてもうれしいですけど、その中で候補じゃなくて、次回とか定期的に、安定して呼ばれるようになるために、日々トレーニング、チームに帰ってもやっていきたいと思うので、そこは個人的に頑張らなきゃいけないというところだと思いますし、チームにも代表の雰囲気を還元できたら、と思っています。

〇高井くんが代表に行って、チームに還元していたと思う。同じようにできるように、という感じですかね?

そうですね、それを同じようにできるように。下の後輩とかにも伝えていきたいと思っています。

 

濱﨑知康選手

〇今日の試合を振り返って。

そうですね、大学生相手ということで、ちょっとプレッシャー感じている部分はあったんですけど、最初はちょっと雰囲気に押されてしまったんですけど、最後のほうは自分のプレーも出しながら、ビルドアップに加わりながら、できたかな、と思います。

〇大学生相手は…ユースでもやっている。

そうですね、前回フロンターレでやったのが日体大で、2部のチームで、今回1部のチーム、流経大で。「どこまで自分ができるか」というのが少し楽しみで。「いろんなこと、チャレンジしよう」と思って、試合に臨めました。

〇自分のプレーに関してはどうでしたか?

最初、少し入りが固かったんですけど、そのシュートストップをうまくできたところから、自分のリズムになってきて、そこからビルドアップも相手を見ながら、プレーできたので、良かったかな、と思います。

〇後ろから見ていて、チームはどうでしたか?

そうですね、最初チームとしても、前半というか、1本目も自分は見ていたんですけど、相手のプレッシャーに押されていた部分は少しあったんですけど、だんだん時間がたつにつれて、できていたかな、というふうに思います。

〇新しいメンバーも呼ばれて、一緒にやってみてどうですか?

はじめて見た選手もいますし、昔から、ユース年代になってから見たことのあった選手も一緒にやることになったので、特長をつかみながら、試合前の練習から見ながら、やっていて、その特長を生かせるようなプレーをさせてあげる、と言うんですか、ロングボールおさめるのが得意な選手だったら、ロングボールを多めに使ってあげたりとか、意識してできたかな、と思います。

〇去年も、代表ではフロンターレと違うことをやっていて、刺激になったというのを話していたと思います。今回もやはりそうですか?

そうですね、いろんなキーパーコーチとか、コーチとかに教わって、教えてもらって、新しいことというか、フロンターレでは教わらないことだったりとか、逆にフロンターレで教えてもらっていることとちょっと違うな、ということもあって、そこはどっちが正解というのはないので、自分のなかで、かみ砕きながら、うまく自分を表現できたらいいかな、と思います。

〇後ろから組み立てるだけではなく、長いボールも使いながら、ということですね。

そうですね。

〇最終日の練習試合に、向けて。

今回先発というか、最初のメンバーに入れなかったので、明日、少ない時間ですけど、アピールして、1本目から出ていい結果を残してチームに

帰って、チームに還元できたら、と思います。

 

 

それぞれに課題と手ごたえを感じた3選手。最終日のトレーニングマッチではどんなプレーを見せるか、とても楽しみにしています。


(文中敬称略)

1本目に臨むU-18日本代表候補の選手たち
由井航太選手
横浜F・マリノスユースの池田春汰選手
セレッソ大阪U-18の石渡ネルソン選手
シュートを試みる名古屋グランパスU-18の貴田遼河選手
由井航汰選手

浦和レッズユースの稲垣篤志選手
静岡学園の神田奏真選手がゴールを決める

神田奏真選手

池田春汰選手
由井航太選手

好セーブを見せた小林将天選手(FC東京U-18)

貴田遼河選手

石渡ネルソン選手
小林将天選手

由井航太選手

浦和レッズユースの早川隼平選手
石渡ネルソン選手
早川隼平選手
稲垣篤志選手

由井航太選手

稲垣篤志選手が決め2-0

大宮アルディージャU-18の市原吏音選手
2本目へ
濱﨑知康選手

濱﨑知康選手

市原吏音選手
濱﨑知康選手
市原吏音選手
由井航太選手
濱﨑知康選手

ガンバ大阪ユースの桒原陸人選手
京都サンガF.C.U-18の平賀大空選手

京都サンガF.C.U-18の喜多壱也選手
由井航太選手

石渡ネルソン選手
喜多壱也選手
濱﨑知康選手
濱﨑知康選手
帝京の横山夢樹選手

濱﨑知康選手
大阪桐蔭の尾崎凱琉選
横浜F・マリノスユースの畑野優真選手
平賀大空選手
濱﨑知康選手
3本目へ

岡崎寅太郎選手
フロンターレU-12出身、横浜FCユースの永田滉太朗選手
横浜FCユースの水木康成選手
横山夢樹選手

岡崎寅太郎選手

網代陽勇選手がゴールを決める

永田滉太朗選手

セレッソ大阪U-18の清水大翔選手
岡崎寅太郎選手

永田滉太朗選手

尚志の神田拓人選手
岡崎寅太郎選手
岡崎寅太郎選手

横山夢樹選手

岡崎寅太郎選手
尾崎凱琉選手
永田滉太朗選手

永田滉太朗選手
岡崎寅太郎選手

3本目は1-1でタイムアップ

トレーニングマッチ後にはPK戦も行われ、岡崎寅太郎選手も登場
しっかり決めた
濱﨑知康選手

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