「フロンターレ戻りたいですし、戻れないっていう判断が出ても、ほかのプロ行ってから最後フロンターレに戻ってやりたい」 / GK青山海


2021年、プリンスリーグ関東を制し、初めて臨んだプレミアリーグプレーオフにも勝利。悲願のプレミアリーグ昇格を決めた川崎フロンターレU-18。キャプテンを務め、GKとしてもすべての試合に出場。チームを支えたのがGK青山海。

 

フロンターレU-18時代の青山海選手

フロンターレU-18を卒団後は、関東大学サッカーリーグ2部の日本体育大に進み、1年目から多くの試合でメンバー入り。

昨年は第7節の立教大戦で初先発し、3-0での勝利に貢献するなど、経験を積んでいます。

2月4日、Anker フロンタウン生田で行われた川崎フロンターレU-18との練習試合では1本目に出場した青山海に試合後話を聞きました。

 

フロンターレU-18との練習試合に出場した青山海選手
フロンターレU-15生田の楠田耕太GKコーチと話す青山海選手

 

青山海選手

-お久しぶりです。大学ここまで振り返って、どうですか?

そうですね。大学1、2年は試合に…。ベンチには座ることは多かったですけど、スタメンで出ることがなかったので、自分的には苦しいシーズンというか、基礎を固めようということで一生懸命頑張っていました。

-じゃあ、思い描いていたよりはまだ試合に絡めていないような?

そうですね、「天狗にならない」と思っていたんですけど、やっぱり実際に、今讃岐に行った遼太郎君(中島遼太郎)という去年4年生だった先輩を見て、「やっぱり基礎が大事だな」と感じて、そこで改めて自分の弱点だったりを見つめ直すいい機会だったと思います。

-それでは、フロンターレ時代に学んだことに加えて、そうした基礎のところも?

はい。もちろん、フロンターレ時代に学んだことはめちゃくちゃあって、自分にしか出せない色というのはあったんですけど。

 

-去年は1回スタメンで出て、そのときには確かクリーンシートだったと思うんですけど、それはけっこう手ごたえとかつかめました?

そうですね、前節スタメンだった選手がレッドカード出て。で、僕っていうかたちになって。

準備はしていたので。「良かったかな」と思ったんですけど。

やっぱり実力で奪うっていうところをやらないと。

-なるほど、アクシデントではなくて、自分の力でつかまないと?

そうですね。

-今年はどんなシーズンにしたいですか?

今はいい、スタメンという位置につけているので。今年は全試合出場というのを目標にやっています。

-チームとしては1部昇格。

昇格。絶対昇格して、僕が4年生の時に1部で戦いたいっていうのはあります。

-けっこうフロンターレのユースの結果、気にしたりとかしてます?

気にしていますね。僕がいなくなってから、プレミアリーグでプレーするようになって、いい結果が出ていて。よく見ていますね。

-どう見ています?

僕もプレミアでやりたかったというのはありますけど。毎年強いというのは、簡単なことじゃないと思いますし、それがすごいなって思います。

 

-去年後輩の濱﨑君とか菊池君とか頑張ってて、そういうのは刺激になりました?

なりますね。ハマちゃんが代表行ったりとか、ニュースで見たりしますし。ハマちゃんから連絡もらったりしますし。すごいな、と。負けちゃだめだなって感じてます。

 

-あの、またフロンターレに戻ってきたいという気持ちは?

戻りたいですね。早坂さんが例をつくってくれたので。それに続けるように。

今はまだ、試合出れていないですけど。ここから頑張って。フロンターレ戻りたいですし、もし戻れないっていう判断が出ても、ほかのプロ行ってから最後フロンターレに戻ってやりたいっていうのは思いますね。

 

-また、サポーターにメッセージなどいただけますか?

卒業したあとですけど、こうやって応援してくれるのはすごくうれしいですし。ユースの時はサポーターの方々の声援がめちゃくちゃ力になっていましたし。
今のユース、フロンターレアカデミーの全員にまた、熱い応援を。僕自身にもよろしくお願いします。

 

 

フロンターレU-18との練習試合では、時にはエリア外に出て、ビルドアップでもチームに貢献していた青山。

フロンターレU-18時代と同様に、よく通る声で指示を出し、チームを積極的に動かしていた姿には、懐かしさと、フロンターレ時代に培ったものが今にもつながっている、ということを感じさせられました。

大切な大学の3年目。目標をかなえるために、どんなものを表現していくのか、とても楽しみにしています。

(文中敬称略)

 

 

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