2月4日はAnker フロンタウン生田へ。
川崎フロンターレU-18が、日本体育大との練習試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 練習試合 vs 日本体育大】
2月4日(日)午前9時22分キックオフ Anker フロンタウン生田 Anker Field 雨のちくもり 30分×4
30分4本行われた練習試合。
1本目、フロンターレはGK1山本健翔、最終ラインは右から24柏村涼太、20藤井漣祐、5土屋櫂大、15関德晴、ボランチは6齊名優太、26新堀翔、右MF8知久陽輝、左MF11児玉昌太郎、前線には14八田秀斗、17恩田裕太郎。
なお、日本体育大はフロンターレU-18出身のGK青山海が背番号1をつけ、1本目に出場。
冷たく弱い雨が降るAnker フロンタウン生田。それでも、建物の軒下に設けられたテーブル席には、選手の家族らやサポーターが集まり、見守る中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、いきなり試合を動かしたのは日本体育大。1分も過ぎないうちに、19がエリア左へ抜け出し、シュートを打つとこれがゴールネットを揺らし、0-1。
先制のゴールは日本体育大に入ります。
最終ラインの藤井や土屋、そこに齊名がかかわり、しっかりつなげていこうとするフロンターレ。それに対して、日本体育大は、間に簡単には入れさせないように。
GKの青山も、フロンターレ時代と同様、よく通る声でコーチングで後ろからチームメートに指示。マイボールにすると、青山やCBの47や48、ボランチの15や22がテンポ良く受け、ボールを動かし知恵きます。
5分には、日本体育大、スルーパスに9が正面へ抜け出しますが、これには土屋が対応。
さらにフロンターレの組み立てを狙い、エリア外正面で39がカット。そのパスに、9がエリア左へ抜け出しますが、シュートは山本がセーブ。
6分には、左サイドでカットした日本体育大。うまく正面へ39が入り込み、ミドルシュートを打ちますが、これは右にそれていきます。
フロンターレも直後には、八田がうまく間で受け、左へ展開すると、裏を取った児玉が前に持ち出し、エリア外左からエリア内へラストパス。しかし、これはエリア内で合わせることはできず。
すると7分には、日本体育大、19が左サイドでボールをカット。その折り返しは、齊名がブロックし、左コーナーキックに。
左コーナーキック、25が右足でボールを入れると、ニアで合わせたのは50。これがゴールへ決まり、0-2。
フロンターレとしては、昨年課題としていたセットプレーからの失点。日本体育大が突き放します。
フロンターレも、最終ラインと中盤を使い、うまく間に付けてくる日本体育大に対し、恩田や八田が雨から連動して、プレス。
マイボールにすると、関や土屋、藤井、齊名や新堀がかかわって、ボールを動かす時間をつくりますが、なかなかシュートにはつながらず。
下がり目に八田も顔を出し、間でうまく受け、パス回しにテンポを出していくものの、決定的な場面にはつながらない時間が続いていきます。
それでも、日本体育大がゴールへ迫る場面では、八田もエリア外正面をカバーするなど、コンパクトにして対応していくフロンターレ。
自分たちで組み立てを図る場面では、八田も最終ラインの前に顔を出し、土屋や藤井とかかわり、うまく間で受け、右サイドを突くパスを出すと、柏村が高い位置へ動き出すなど、自分たちで攻撃の形をつくろうとしていきます
19分には、日本体育大、右SBの2が高い位置へ。クロスに反応した25が正面でシュートを打ちますが、山本がセーブ。
右コーナーキックとなり、25が右足でボールを入れると、50がヘディングシュートを打ちますが、フロンターレは体を張り、ブロック。ボールはエリア右へこぼれ、4がシュートを打ちますが、ここでもフロンターレは体を張ったいい守り。しのいでいきます。
22分にはさらに日本体育大、15がパス交換から右サイド、高い位置へ、クロスを入れていきますが、これには土屋が対応。
フロンターレも、齊名の縦パスを恩田がおさめそこから右へ展開。柏村や知久、新堀が関わって、ボールを動かしていきますが、最後のところでのパスは日本体育大の対応に遭い、シュートまでは行けず。それでも、日本体育大の組み立てに対し、恩田や八田らが連動してプレス。攻撃に対しても、カバーを怠らず、攻守にしっかりプレーを重ねていきます。
すると27分には、フロンターレ、児玉が中央に寄り、左サイド、関へ。関から下がり目の新堀、最終ラインの土屋、藤井とつながり、間で受けた齊名は右サイド、動き出した知久を突くパス。これは日本体育大にカットされるも、後ろからボールを動かそうとするところを突いて、八田がエリア正面でボールをカット。シュートを打つとこれが決まり、1-2。前から連動してボールを奪いにいく姿勢が実って、フロンターレがゴールをものにします。
直後には、日本体育大にハンドがあり、エリア外正面左でのフリーキックに。
キッカーは齊名。ゴールの前に右足でボールを入れると、これに頭から飛び込んだのは土屋。ボールはゴールの中へ。2-2。
立て続けのゴールで追いついたフロンターレ。これには選手たちも喜びをあらわに。
日本体育大、29分には、うまく間に付け、左サイド、裏を突くパスを送ると、抜け出した25がクロス。しかし、山本がセーブ。
日本体育大は、前線の50にフィードを入れ、高い位置に起点をつくろうとしていきますが、土屋が対応。
ボールをものにした土屋は前に少し持ち出し、右へ展開。知久が高い位置へ上がり、クロス。これは中で合わせることはできませんでしたが、守備から攻撃へつながりを見せていきます。
1本目は2-2でタイムアップとなります。
2本目、フロンターレはGK16松澤成音、最終ラインは右から24柏村涼太、20藤井漣祐、5土屋櫂大、15関德晴、ボランチは6齊名優太、26新堀翔、右MF8知久陽輝、左Mf11児玉昌太郎、前線には14八田秀斗、17恩田裕太郎。
立ち上がりは、フロンターレ、左サイド、高い位置へ抜け出した児玉が折り返すと、エリア正面、こぼれ球を拾った新堀がシュート。これは惜しくも左。
一方の日本体育大も、左サイドを突くパスに25が高い位置へ。しかし、これには柏村が対応。さらに前に出てくる日本体育大に対し、恩田も下がり目に下り、コンパクトにして対応。3分には、うまく正面でボールを受けた19がミドルシュートを打ちますが、これは上にそれていきます。
新堀や齊名、知久も中央に顔を出しながら、ボールを回していくフロンターレ。日本体育大の攻めに対しても、知久・藤井が挟み込むようにして対応するなどしていきます。
6分には、関の縦パスに児玉が再び高い位置へ。これは、日本体育大の対応に遭い、左コーナーキックに。
齊名がボールを入れると、日本体育大は攻撃に転じ、25から39と右サイドでつながり、2が高い位置からクロスを入れていきますが、フロンターレはブロック。
右コーナーキックとなり、セカンドボールを拾った日本体育大に対して、フロンターレはコンパクトに対応。
日本体育大はサイドチェンジを入れ、揺さぶっていきますが、恩田が自陣の低い位置まで戻り、カット。
そこから前を向いた恩田は、いったん知久に預け、左サイド、高い位置へ。恩田がクロスを入れると、エリア正面、知久が飛び込みますが、惜しくも日本体育大の対応に遭い、シュートには至らず。
さらに10分には中央で齊名がカット。齊名からうまく間で新堀が受け、その縦パスに、知久が正面へ仕掛けていきますが、ここでも日本体育大の守りに遭い、シュートまでは行けず。しかし、フロンターレもしっかり自分たちで主体的にボールをつないで、ゴールへ迫る場面をつくっていきます。
13分にはさらに、左サイドの関から中央へ寄った知久へ。知久のスルーパスに、柏村が右サイドの裏を取り、エリア正面右へ仕掛け、折り返し。しかし、日本体育大はここでも集中した守りで、対応。
15分には、エリア外正面、八田のスルーパスに、恩田がエリア内正面へ抜け出しますが、シュートはGK21が足で止める素晴らしい守り。
日本体育大も直後には、9が高い位置でボールを引き出し、右へ展開。2が折り返しますが、関が対応。
さらに日本体育大は、GK21にCBの47や48が加わり、しっかりビルドアップ。19分には、50が高い位置でボールをおさめ、そのパスに9がエリア正面左へ。
決定的な場面でしたが、土屋が粘り強く、寄せ最後にはブロック。
しかし、23分、日本体育大は、エリア外正面でのフロンターレの組み立てを狙い、ボールをカット。これを50が決めて、0-1。
追いかけるフロンターレは、直後には、左サイド、下がり目で受けた齊名から正面の八田とつながり、八田は右サイドを突く好パス。
これに抜け出した柏村が折り返すと、正面で知久がシュート。しかし、GK21がセーブ。
日本体育大も、25分には、うまく正面の間で39が受け、そのパスに9がエリア右へ。しかし、関がカバー。
さらに日本体育大がサイドからクロスを入れ、ゴールに迫る場面をつくりますが、決定的なシュートにはつながらず。
日本体育大の守備の対応に遭ったところ、八田が粘り強くプレスをかけ、コーナーキックを得るなどフロンターレは球際の厳しさも見せ、対抗。
セカンドボールを拾った新堀のパスに、児玉が高い位置へ仕掛ける場面をつくり、GKの松澤も恩田に正確なボールを供給。
ゴールを目指す姿勢を見せていきます。
30分には、サイドチェンジを受けた児玉が高い位置へ。仕掛けて折り返すと、恩田が迫りますが、日本体育大の体を張った守りにシュートは決定的なものにはならず。
2本目は0-1でタイムアップとなります。
3本目フロンターレは、GK33岡本栞汰、最終ラインは右から2柴田翔太郎、4林駿佑、23楠田遥希、25平内一聖、ボランチは10矢越幹都、34小川尋斗、右MF7加治佐海、左MF27ステンパールカ大翔、前線には38奥田悠真、9香取武。
岡本、小川尋斗、奥田悠真と新1年生が3人入りました。
立ち上がりは、日本体育大がテンポ良くボールを動かす展開に。うまく間にパスを付け、そこから前に持ち出し、最終ラインからも丁寧な組み立てを見せていきます。
フロンターレはそれに対して、下がり目に下りた奥田や小川尋斗がうまく寄せて、パスをカット。
2分には、左サイドでのスローインの流れから、奥田がエリア外正面へ持ち込みますが、日本体育大は人数をかけて、寄せていきシュートは打てず。
しかし、セカンドボールを拾った矢越がエリア左を突くパス。これに抜け出したステンパーがシュート。しかし、GK41がこれを阻んでいきます。
柏村や柴田、矢越、最終ラインの楠田や林も多く触れながら、組み立てを図っていくフロンターレ。
日本体育大は高い位置で23がキープを図りますが、林が厳しい寄せ。さらに右サイドへ展開していきますが、平内が粘り強く寄せ、前には行かせず。
さらに縦に鋭いパスを付けてくる日本体育大に対し、林が出足の良さを見せカット。すぐさま加治佐につけ、前に出ていこうとするフロンターレ。
香取や奥田が間に顔を出し、矢越の裏を突くパスに、加治佐が高い位置へ抜け出す場面をつくるなどしていきます。
しかし、日本体育大も前を簡単には向かせないように、厳しい対応を続け、次第にボールを握るのは日本体育大に。
すると11分、日本体育大は、6が高い位置へ抜け出し、左クロス。これに8がエリア内で合わせ、0-1。3本目も日本体育大が先にゴールをものにします。
直後にも日本体育大、42が左クロスを入れると、23のヘディングシュートは枠をとらえますが、岡本が手を伸ばし、これを阻む好守。
コーナーキックをしのいだフロンターレは、矢越や小川尋斗がかかわってボールを回していこうとしますが、なかなかエリア前までは行くことはできず。
再び日本体育大がゴールに迫る場面が続いていきますが、ステンパーも自陣のエリア近くに戻って、クロスに対応。
また、柴田も左サイド、高い位置へ抜け出し、折り返してくる6に対し、体亜を張った守りを見せるなどしていきます。
19分フロンターレはGKが岡本から同じく新1年の21岩田幹太郎へ交代。
日本体育大の攻勢は続き、うまくエリア外正面のスペースで27が受けるなど、フロンターレの陣内へ。24分には左コーナーキックを得ると、いったんはフロンターレがしのぐも、高い位置で奪い返した日本体育大は、7が左サイド、高い位置からラストパス。これに23が飛び込みますが、シュートは右へ。
フロンターレも、うまく中央で受けた加治佐がキープ。縦パスに香取が高い位置へ抜け出しそうになりますが、日本体育大の守りに遭い、シュートは打てず。
さらにステンパーが左サイド、背後を取り、仕掛けていきますが、日本体育大の人数をかけた守りに遭い、シュートに持ち込むことはできず。
なおも矢越がうまく間に顔を出した加治佐に付け、平内も機を見て、高い位置をうかがい、スペースに顔を出した香取や奥田に縦に付けるなどして、フロンターレは攻撃を試みますが、決定的な場面はつくれず。
3本目は0-1でタイムアップとなります。
4本目、フロンターレはGK21岩田幹太郎、最終ラインは右から2柴田翔太郎、4林駿佑、23楠田遥希、25平内一聖、ボランチは34小川尋斗、10矢越幹都、右MF7加治佐海、左MF27ステンパールカ大翔、前線には38奥田悠真、9香取武。
立ち上がり、先に点を取ったのは日本体育大。高い位置でボールをカットすると、42がエリア左へ。シュートを打つとこれが決まり、0-1。
さらにテンポ良くボールを間に入れながら、動かしていく日本体育大。フロンターレは奥田や加治佐が連動してプレス。
ボールをものにすると矢越や小川尋斗が縦に付け、林のフィードに香取が高い位置へ動き出すなどして、攻撃の機会をつくろうとしていきます。
GKの岩田も加治佐に正確なパスを付け、加治佐の縦パスに香取が動き出す場面につなげるなど、最後尾からも攻撃のスイッチを入れていくフロンターレ。
しかし、日本体育大の守りも厳しく、なかなかシュートまでは持ち込めず。
7分には、日本体育大、右サイドに展開すると、エリア外右で27がシュート。しかし、岩田がセーブ。
さらに27が右サイドから斜めの動き出し。最終ラインから中央にボールをを差し入れるなどして、フロンターレの陣内でボールを回していく日本体育大。
フロンターレは、コンパクトに粘り強く対応していきます。
10分フロンターレは奥田に代わり新1年の39廣瀬寧生が前線へ。
矢越や小川尋斗が最終ラインの間に顔を出し、後ろからの組み立てを図るなどしていくフロンターレ。
13分には、日本体育大、46のパスに、4がエリア左へ抜け出しますが、シュートは楠田が体を張り、阻む素晴らしいプレー。
フロンターレも、加治佐が中央に寄り、柴田が高い位置へ仕掛ける動きを見せますが、日本体育大の守りが阻んでいきます。
17分には、左サイドでボールを刈っといた日本体育大。そのパスに23がエリア外正面へ。しかし、岩田が前に出てこれを阻む好守を見せていきます。
フロンターレは、矢越がうまく間を突くパスを繰り出し、ステンパーが平内とのパス交換から高い位置をうかがい、日本体育大が後ろから動かそうとする場面では、廣瀬を先頭に、連動してプレス。しかし、なかなか決定機を作るには至らず。
23分、フロンターレはGKが岩田から19井澤明己に交代。
25分には楠田のフィードに、加治佐が高い位置へ。しかし、日本体育大の守りに遭うと、25分には日本体育大、右サイド、高い位置へ抜け出した8がシュート。
しかし、林がライン上でクリアする素晴らしい守り。
日本体育大の攻勢に対し、コンパクトに粘り強く対応していくフロンターレ。加治佐が中央に寄り、マイボールに。高い位置へドリブルで運び、中央でうまくボールを受けた小川尋斗が右サイドに展開。スローインの流れから柴田、香取とつながり、香取がエリア外右からクロスを入れる場面をつくりますが、シュートにはつながらず。
日本体育だも30分には、エリア右で23がシュートを打ちますが、井澤が好セーブ。
4本目はタイムアップとなり、0-0。この日の練習試合が終わりました。
年代が上の大学生を相手にした試合は、普段よりもプレッシャーなどが強く、ままならない部分も多かった試合だったのでは、と思います。
それでも、フロンターレらしさをピッチの上で表現しようと奮闘。高い位置からの守りと、セットプレーでゴールを奪うなどしたことは、これからのシーズンに向けての収穫にもなったのではないか、と思います。
2月10日には、神奈川県クラブユース新人戦の初戦に臨むフロンターレ。ここまでの積み重ねを経て、どんな試合を展開するのか、とても楽しみにしています。
①2-2
得点:八田秀斗、土屋櫂大
フロンターレのメンバー:1山本健翔 24柏村涼太 20藤井漣祐 5土屋櫂大 15関徳晴 6齊名優太 26新堀翔 8知久陽輝 11児玉昌太郎 14八田秀斗 17恩田裕太郎
②0-1
フロンターレのメンバー:16松澤成音 24柏村涼太 20藤井漣祐 5土屋櫂大 15関德晴 6齊名優太 26新堀翔 8知久陽輝 11児玉昌太郎 14八田秀斗 17恩田裕太郎
③0-1
フロンターレのメンバー:33岡本栞汰 2柴田翔太郎 4林駿佑 23楠田遥希 25平内一聖 10矢越幹都 34小川尋斗 7加治佐海 27ステンパールカ大翔 38奥田悠真 9香取武
交代:岡本→21岩田幹太郎
④0-0
フロンターレのメンバー:21岩田幹太郎 2柴田翔太郎 4林駿佑 23楠田遥希 25平内一聖 10矢越幹都 34小川尋斗 7加治佐海 27ステンパールカ大翔 38奥田悠真 9香取武
交代:奥田→39廣瀬寧生 岩田→19井澤明己
(文中敬称略)
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.