12月28日は4日間にわたって行われたGO FOR WORLD CUPの最終日。3勝2敗1分けでグループリーグ3位となった川崎フロンターレU-18はもうひとつのグループの4位となった大阪桐蔭との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 GO FOR WORLD CUP vs 大阪桐蔭】
12月28日(水)午前9時キックオフ レッズランド 晴れ 35分ハーフ
川崎フロンターレの先発はGK16早坂勇希、DFは右から14小川真輝、4伊従啓太郎、34高吉正真、22新井秀明、中盤は底に15池谷祐輔、その前に13奥山璃空、18村田聖樹、右MF29横田大祐、左MF7桝谷岳良、FWは17大曽根広汰
大阪桐蔭はGK31藤本諒哉、DFは右から29寺本哲平、77向田聖、17田中智也、43小池明大、ボランチは23神戸康輔、47深澤佑太、右MF35今岡陽太、左MF36鶴内翔之助、トップ下28菊井悠介、FW80木村勇大
青空が広がったものの、冷たい風が吹き付けて身が縮むような寒さのなか、始まった試合。
フロンターレは立ち上がりからいい距離感でボールを回して攻勢に。村田や池谷、桝谷らがかかわって中盤でテンポ良くパス交換。ゴールをうかがっていきます。
13分にはエリア前細かくパスを回して大曽根のパスにエリア内、桝谷が抜け出してシュートを打ちますがGK藤本が反応。これで得たコーナーキック、小川真輝が右からボールを入れるとファーで、伊従が頭で叩きつけますが、枠をとらえることはできず。
フロンターレはボールを失ってもこの日は、各選手の出足がよくすぐに切り替えてマイボールに。池谷、村田、奥山の中盤もうまくポジションを入れ換えながら攻守によくボールへかかわっていきます。
14分にはパスを回して右へ展開すると抜け出した横田の折り返し、桝谷がエリア内、うまく合わせるとゴールネットが揺れます。1-0。先制点はフロンターレへ。
さらに畳み掛けるフロンターレは20分右からエリア前へボールが出ると、村田のパスに左から抜け出した桝谷がシュートを放つとこれも決まって2-0。突き放します。
フロンターレは伊従や高吉も、池谷や時おり下りて組み立てに加わる村田らと近い位置でプレー。積極的に縦へパスを入れて、各選手がよくフォローしあって、さらにボールを握っていきます。24分には横田から右へ展開すると小川真輝が抜け出してエリア右へ。仕掛けて中へボールを入れるも大阪桐蔭の選手がブロック。26分には村田から左へ展開。受けた新井が仕掛けて左サイドからクロスを入れるとこぼれ球にエリア内、村田が反応しますが、その前にオフサイドの判定。しかし、エリア内に何人も選手が入って分厚い攻めを見せていきます。
ここまでゴールへなかなか近づくことができなかった大阪桐蔭も28分にはエリア右抜け出した深澤がシュート。枠をとらえますが、早坂が好セーブを見せこれを防ぎます。大阪桐蔭はここで田中智也に代わって13大島遼助。
30分にはフロンターレ、池谷のパスにエリア右小川真輝が抜け出しシュートを打つもブロックされコーナーキックに。このコーナーキックのセカンドボールを拾ってさらに攻勢に出ると、左から仕掛けた新井がシュートを打ちますがサイドネットへ。前半は2-0でタイムアップとなります。
後半のフロンターレはGK19韓東焌、DFは右から30島崎元、20森陽平、24養日幹大、23デューク・カルロス、ボランチは25古岡佑斗、27小川達也、右MF29横田大祐、左MF32古屋雄帆、FW28山田新、31上野綜太
大阪桐蔭は向田に代わって45赤澤大志
立ち上がり、大阪桐蔭はコーナーキックからゴールを狙ってきますが、これをしのいでいくと、森と養日がよく縦パスを入れて、古岡や小川達也がかかわってフロンターレは攻勢に。8分には上野のスルーパスにデュークが抜け出すもGK藤本が対応。大阪桐蔭は鶴内に代わって55。
フロンターレはさらに小川達也のパスにエリア右抜け出した山田がシュートを打ちますがGK藤本が反応。さらに古屋のパスに山田が抜け出てGK藤本をかわしてゴールへ流し込みますが、惜しくもオフサイド。さらに島崎が右から仕掛けてエリア前の上野へ。上野のパスに右から横田が抜け出てゴールネットを揺らしますがこれもまたオフサイド。16分には島崎が右から仕掛けて折り返しに横田が合わせますが決めることはできず。
大阪桐蔭はGKが藤本に代わり71。寺本に代わって33新立聖七が入ってFW。深澤が右SB、菊井がボランチに。大阪桐蔭は菊井や神戸がよく最終ラインとかかわってボールを回せるように。25分にはエリア右新立が抜け出ますが韓が飛び出してシュートは打たせず。26分には大阪桐蔭は木村に代わって19、55に代わって14新侑大。
さらに前へ出てきた大阪桐蔭はエリア右、今岡が抜け出ますが韓がまたも前へ出ていく好守。しかし、32分フロンターレにエリア内でファールがあって、大阪桐蔭はPKを得ます。
キッカーは今岡。左へ蹴りますが韓がこれに反応。こぼれたボールに詰めてきた大阪桐蔭のシュートにも、すばやく飛び付いて防ぐ素晴らしい守備。得点を許しません。
フロンターレはここから再び森や養日が高い位置まで上がって、再びゴールへ迫れるように。しかし、さらに得点をとるには至らず。試合は2-0でタイムアップ。最終戦を勝利で飾りました。
前半2-0 後半0-0 計2-0
得点:桝谷岳良2
川崎フロンターレの先発:16早坂勇希、14小川真輝、4伊従啓太郎、34高吉正真、22新井秀明、15池谷祐輔、13奥山璃空、18村田聖樹、29横田大祐、7桝谷岳良、17大曽根広汰
後半のフロンターレのメンバー:19韓東焌、30島崎元、20森陽平、24養日幹大、23デューク・カルロス、25古岡佑斗、27小川達也、29横田大祐、32古屋雄帆、28山田新、31上野綜太
大阪桐蔭の先発:31藤本諒哉、29寺本哲平、77向田聖、17田中智也、43小池明大、23神戸康輔、47深澤佑太、35今岡陽太、36鶴内翔之助、28菊井悠介、80木村勇大
交代:田中→13大島遼助 向田→45赤澤大志 鶴内→55 藤本→71 寺本→33新立聖七 木村→19 55→14新侑大
これで2016年のフロンターレU-18の活動は終了となりました。
前半、何人もがかかわってのゴールに、みんなが笑顔でタッチをかわし、喜びを分かち合う場面もあり、この大会で試行錯誤を繰り返してきた選手たちが、ついに手応えをつかんだことを感じさせました。
2017年の1月下旬からはジャパンユースプーマスーパーリーグに参加して、Jクラブのユースや高校などとの試合を重ね、新しいシーズンへ向かっていくことになります。
(文中敬称略)
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