1月21日はJR御殿場線岩波駅から徒歩50分ほど。時之栖スポーツセンター裾野グラウンドへ。Jリーグのユースチームや各地の強豪高校、クラブチームが参加して行われるジャパンユースプーマスーパーリーグが始まり、川崎フロンターレU-18もこの日初戦を迎えました。フロンターレにとっては昨年12月28日のGO FOR WORLD CUP、大阪桐蔭戦以来の対外試合となります。
【川崎フロンターレU-18 ジャパンユースプーマスーパーリーグ vs 作陽高校】
1月21日(土)午後3時キックオフ 時之栖スポーツセンター裾野E2グラウンド 晴れ 40分ハーフ
フロンターレの先発はGK16早坂勇希、DFは右から30島崎元、4伊従啓太郎、34高吉正真、23デューク・カルロス、ボランチは15池谷祐輔、その前に18村田聖樹、13奥山璃空、右に17大曽根広汰、左に7桝谷岳良、FWは26宮代大聖
作陽はGK3岸本鉄也、DFは右から27高畑友貴、7大田智輝、81羽田一平、4魚住祐輔、ボランチは91森田圭亮、31中西樹大、右MF34服部智希、左MF45吉中聡汰、FW73中坂友哉、32西山流星
好天にも恵まれ後ろを振り向けば雪化粧をした富士山の姿も望めるなか、試合は始まりました。
フロンターレは立ち上がりから伊従や高吉に池谷、さらには早坂もかかわって後ろからボールを回していきます。しかし、作陽もしっかりボールのねらいどころを定めている様子。3分には高い位置で作陽にボールが渡ると左から吉中にミドルシュートを打たれるも右へ。
一方のフロンターレも11分にはデュークの浮き球に村田が左サイドへ抜け出し、右へ展開。オーバーラップをした島崎が速くて低い弾道のボールをエリア内へ入れますが、シュートにはつながらず。さらには村田の縦パスから桝谷がエリア左抜け出しますがここも作陽の選手にクリアされてシュートへは持ち込めず。
17分には右サイドを駆け上がった大曽根を追い越した島崎へボールが渡り、右の高い位置からエリア内へボールを入れると宮代がこれに反応しますがミートしきれず。ボールは上へ。さらにはエリア前でボールを奪い、奥山のパスに大曽根が抜け出してシュートを打ちますが、GK岸本の好守に阻まれ先制点とはならず。
作陽も20分にはリスタートから左へ展開。吉中が迫りますが島崎がしっかり対応。
フロンターレはテンポよくパスを回そうとするものの、やや呼吸が合わずにボールが相手に渡ってしまったり、縦パスを狙われてボールを奪われなかなかリズムに乗り切ることはできず。守備時にはしっかり三つのラインを築いて、コンパクトに守る作陽をなかなか崩すことができません。25分にはエリア右、森田へボールが渡りシュートを打たれるも上へ。28分には右サイドのスローインからエリア内へボールを作陽は入れてきますが、誰も触ることはできず。しかし、少しひやりとする場面が続きます。直後には作陽、高畑が右からクロスを入れるとエリア内、服部と西山がゴールへ迫りますが、伊従と高吉がねばり強く対応。最後は中坂がシュートを打ちますが、これは早坂が対応。
一方のフロンターレも島崎から右サイド、大曽根が抜け出し、エリア内、宮代へボールが渡りますが、作陽の選手もすばやく寄せてシュートには持ち込むことはできず。38分にはまたも大曽根が右からクロスを入れるものの、ゴールネットを揺らすには至らず。すると40分、作陽がカウンターへ持ち込むとエリア左から西山が放ったシュートはゴール右をとらえて、0-1。先手を取られてしまい、試合はハーフタイムへ。
後半もともにそのままのメンバーで臨んだフロンターレと作陽。立ち上がりには吉中がエリア左、迫るも伊従がボールを奪い、シュートには持ち込ませず。
すると池谷や村田、奥山がよく絡んでボールを回しながら、作陽の最終ラインの裏をとる場面がフロンターレには増えていきます。2分には中盤からのパスに右サイドからエリア前へうまく大曽根が抜け出して1対1になり、エリア内正面シュートを放つもGK岸本がこれを止める好守。7分には今度は奥山がうまく右サイドへ抜けてクロス。これはGK岸本がキャッチをしてシュートには至らないものの、いい動き出しとそれを生かすパスでフロンターレにいい場面が続きます。
7分にはフロンターレのコーナーキックを防いだ場面で左足を負傷した作陽の魚住が下がり、70田中文太が入って左SBに。フロンターレは9分には24養日幹大が4伊従啓太郎に代わってCBに。作陽はさらに吉中に代えて51黒瀬翔矢。服部が左MF、黒瀬が右MFとなります。
前半に比べると、ゴール前に迫る場面が増えていったフロンターレ。11分右サイド島崎からエリア前へ浮き球が出ると宮代がうまく抜け出して決定機に。GK岸本との1対1を制してこれを決めてゴールネットが揺れます。1-1。フロンターレにとっては2017年初めてのゴール、同点に。
ここでフロンターレは奥山に代わり29横田大祐が入り右MF、大曽根が左MF、桝谷が村田と並ぶ形に。作陽は服部に代わって87松原大芽が入りFW、西山が左MF。
西山のフリーキックやコーナーキックから勝ち越しを狙ってくる作陽の攻勢をしのいだフロンターレは、19分にはリスタートから右サイド、いいタイミングで駆け上がった島崎がボールを受け、さらに横田へ渡り、エリア右仕掛けるもブロックされてシュートには至らず。すると次の1点は作陽へ。エリア前で松原が起点となって左へボールが出ると抜け出した西山が飛び出した早坂をかわしシュートを打つと、ボールはゆっくりとしかし、確実にゴールの中へ。1-2。
フロンターレはここで大曽根に代わって28山田新が入り右サイドに。桝谷が村田と並ぶことに。
26分には後半再三右サイドで起点になっていた島崎がまたも中盤からのパスに反応して高い位置からクロスを入れると、エリア左で村田がシュート。さらにこぼれ球に横田が詰めますが作陽の守備に阻まれ同点とはならず。さらに32分にはデュークから左サイド横田へ展開、エリア前へのパスに村田が抜け出しますがオフサイドに。作陽も34分にはエリア左、中坂が抜け出してきますが早坂が交錯しながらもこれを防いで追加点は許さず。ここで作陽は中坂に代わって92飯原一樹。
フロンターレは島崎と山田の連係から右サイドを崩したり、テンポよくパスを回して同点を狙っていきます。39分には島崎から右サイド、山田へボールが渡って最後は桝谷が抜け出してエリア右シュートを打つも枠外。さらに後方からのパスに宮代がエリア前抜け出しますが惜しくもオフサイド。試合は1-2でタイムアップとなりました。
久しぶりの試合とあってか、少しパスがずれてしまったり、少し前へ向くのが遅れてしまったりとうまくいかない部分もあったように見えましたが、後半はテンポよくパスが回り、これからが楽しみになる場面もありました。春に始まるプリンスリーグなど、大切な公式戦へ向け、まだスタートを切ったばかり。今年はどんなシーズンになるか、楽しみです。
前半0-1 後半1-1 計1-2
得点:宮代大聖(川崎)西山流星2(作陽)
フロンターレの先発:16早坂勇希、30島崎元、4伊従啓太郎、34高吉正真、23デューク・カルロス、15池谷祐輔、18村田聖樹、13奥山璃空、17大曽根広汰、7桝谷岳良、26宮代大聖
交代:伊従→24養日幹大 奥山→29横田大祐 大曽根→28山田新
作陽:3岸本鉄也、27高畑友貴、7大田智輝、81羽田一平、4魚住祐輔、91森田圭亮、31中西樹大、34服部智希、45吉中聡汰、73中坂友哉、32西山流星
交代:魚住→70田中文太 吉中→51黒瀬翔矢 服部→87松原大芽 73→92飯原一樹
(文中敬称略)
写真はかんちさんから多くをいただきました。ありがとうございます。
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