3月25日は、駒沢オリンピック公園へ。「ダノンネーションズカップ in Japan」が開幕し、川崎フロンターレU-12も予選リーグに臨みました。過去にフロンターレが2008~11年と15年の計5回優勝し、現在はトップチームで頭角を現しつつある三好康児や板倉滉も出場したこの大会は、優勝すれば世界各地の強豪チームが集まる世界大会への出場権を得ることができます。今回はJクラブのジュニアチームやクラブチームなど計48チームが出場、初日は12グループに分かれての予選リーグが行われ、上位2チームに入れば26日の決勝リーグへ進むことができます。
フロンターレは東海FC、松本山雅U-12、バディサッカークラブと同じDグループに入りました。
【川崎フロンターレU-12 ダノンネーションズカップ予選リーグ第1節 vs 東海FC】
3月25日(土)午前10時18分キックオフ 駒沢第二球技場 晴れ 20分 8人制
初戦の対戦相手は愛知県の東海FC。フロンターレは本来FPの7深澤陽太がGK、FPは最終ラインに3藤野心魂、キャプテン5由井航太、右サイドに9尾川丈、左サイドに6前野康成、中盤に8田中陸人、前線には11志村海里、10名賀海月
公園のそこかしこの桜の枝に薄桃色の花が顔を出し、春の気配も漂う中、始まった試合。フロンターレは立ち上がりから球際に強くボールを奪って前へ。最終ラインの藤野や由井が東海FCの前線に起点をつくらせず、田中らがよくボールを拾って、切り替えよく攻撃につなげていきます。
4分には左サイドを名賀が突破。エリア左から折り返すと詰めていた志村が押し込んでゴールネットを揺らします。1-0。先制点はフロンターレへ。
直後には左コーナーキック、藤野が頭で合わせてこぼれ球を拾った名賀がシュートを打ちますが、これは枠外。一方の東海FCもエリア右へ31が抜け出しシュートを打つもここは深澤が対応。
フロンターレはいい距離感でドリブルとパスを交えてさらに前へ。ポジションもうまく入れ替えながら切り替えよくゴールを狙っていきます。11分には名賀のパスにエリア左、前野が抜け出してシュートを打ちますが、ここは東海FCのGK20が好守。
東海FCも12分にはフロンターレのフリーキックをしのぎ、右サイドからカウンターに持ち込むも、名賀と田中がうまく連係してボールを奪い取り、再び攻勢に。エリア外右へ尾川が抜け出てシュートを打ちますが、ここはワンタッチあり、決まらず。それでもここで得た右コーナーキック、名賀のボールに藤野が頭で合わせるとこれが決まって、2-0。突き放します。
フロンターレはここで前野に代わって13岡野一恭平が入って前線に。志村が左サイドへ。
15分にはGK深澤のフィードに岡野一が抜け出してシュートを打つと、こぼれ球を名賀が押し込み、3-0。さらに藤野のフィードにエリア右、岡野一が抜け出しますが、東海FCのGKが前へ出てシュートは打たせず。
ここで志村に代わり14永田滉太朗が入って右サイドへ。尾川がGK、深澤が左サイドへ。
フロンターレは19分には藤野の最終ラインのキックからエリア左へ名賀が抜け出てシュートを放つと、これも決まって4-0。さらに直後にはエリア右へ岡野一が抜け出してシュートを放つとオウンゴールを誘ってゴール左隅へ決まり、5-0。
藤野に代わり2伊藤颯飛、田中に代わって4相ヶ瀬亮太と交代も重ね、試合はタイムアップ。5-0で初戦を飾りました。
5-0
得点:志村海里、藤野心魂、名賀海月2、オウンゴール
フロンターレの先発:7深澤陽太がGK、FPは最終ラインに3藤野心魂、キャプテン5由井航太、右サイドに9尾川丈、左サイドに6前野康成、中盤に8田中陸人、前線には11志村海里、10名賀海月
交代:前野→13岡野一恭平 志村→14永田滉太朗 藤野→2伊藤颯飛 田中→4相ヶ瀬亮太
(文中敬称略)



























【川崎フロンターレU-12 ダノンネーションズカップ予選リーグ vs 松本山雅U-12】
3月25日(土)午後12時42分キックオフ 駒沢第二球技場 晴れ 20分 8人制
続いての対戦相手は松本山雅U-12。初戦はバディサッカークラブに1-0で勝利し、勝った方が2位以内が確定し、決勝リーグへの進出を決めるという状況で試合に臨みました。
フロンターレの先発はGK7深澤陽太、CBが3藤野心魂、キャプテン5由井航太、右サイド9尾川丈、左サイド11志村海里、中盤に8田中陸人、前線に13岡野一恭平、10名賀海月。
試合は立ち上がりからフロンターレが岡野一や尾川がよく仕掛けて前へ。1分には岡野一が右サイドから運んで、最後はエリア右、名賀がシュートを打ちますが右へ。さらに尾川がエリア右から仕掛けて折り返しますが、これは誰も触ることはできず。
3分には人数をかけて押し込むと、田中がエリア外でボールを奪い、最後はエリア右から名賀がシュートを打ちますがこれは上に。さらに最終ラインから持ち上がった藤野がエリア外からミドルシュートを放ちますがこれはクロスバーに。6分には田中が名賀とのパス交換でエリア内へ抜け出てシュートを打ちますが松本山雅のGK1の好守に阻まれて決めることはできず。
松本山雅もサイドを起点にカウンターに。6分には左サイドを2がドリブルで仕掛けて折り返しますがこれはサイドネットに。8分には10が右サイドから仕掛けてエリア右へ。折り返したボールを7が押し込み、0-1。先制点はフロンターレへ。
フロンターレは、後ろから藤野に由井、田中がかかわって組み立てていきますが、松本山雅も前線に入るボールをよくカット。それでも、エリア右から尾川がシュートを放ち、名賀がエリア内へ抜け出してシュートを打つなどゴールへ迫っていきます。
13分には藤野のフィードに岡野一が抜け出してエリア左からシュート。こぼれ球に詰めたのは志村。ゴールネットを揺らして1-1。追いついたフロンターレの選手たちはすぐさまボールを拾い上げてセンターサークルへ。
畳みかけるフロンターレは高い位置で藤野がボールを奪って、名賀につなげると、名賀はドリブルで持ち込みエリア正面へ。右足を振り抜くと、ボールはゴールの中へ。2-1。逆転します。
松本山雅は右サイドの10を起点に同点を狙っていきますが、フロンターレは切り替え速くボールを奪い起点をつくらせず。15分には岡野一に代えて6前野康成が入って左サイドに。志村が前線へ。
16分には自陣で尾川がボールをカットしてカウンターに。最後はエリア左、志村がシュートを打ちますがここはGK1が対応。さらに名賀がドリブルで仕掛けて最後はエリア正面、志村がシュートを打ちますがここもGK1が好守。フロンターレは、藤野のフィードや名賀のドリブルなどでさらに松本山雅のゴールへ迫っていきます。
19分には志村に代わって14永田滉太朗が入って左サイドに。前野が前線へ。試合は2-1でタイムアップ。
このあとの第3節、バディサッカークラブ戦は0ー1で敗れたものの、2勝1敗、首位で予選リーグを終えたフロンターレは26日の決勝リーグへ駒を進めました。
2-1
得点:志村海里、名賀海月
フロンターレの先発:7深澤陽太、3藤野心魂、5由井航太(c)、9尾川丈、11志村海里、8田中陸人、13岡野一恭平、10名賀海月
交代:岡野一→6前野康成 志村→14永田滉太朗
26日の決勝リーグの対戦相手はコンサドーレ札幌U-12と三菱養和巣鴨ジュニア。首位になれば同日行われる8チームによる決勝トーナメントへ進出することになります。
(文中敬称略)
























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