「縦行って、仕掛けてって。それがやっぱり自分の武器なので、そのスピードを生かして、今後もやっていきたいと思います」 / MFレオニ楓真


2024年8月日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会で初優勝を飾った川崎フロンターレU-15生田。

それ以前のU-15としてのクラブレコードは、2018年の高円宮杯での3位でした。

そのシーズンの川崎フロンターレU-15で、スピードとドリブルを武器に途中出場を中心に活躍したのが、MFレオニ楓真。

 

 

フロンターレU-15時代のレオニ楓真選手

 

U-15を卒団後は、流通経済大柏へ進み、現在は桐蔭横浜大で3年目のシーズンを送っています。

9月5日、静岡県御殿場市の時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンドで行われた「サマーユニバーズフェスタ 2024 Presented by スポナビ」では、新潟経営大との練習試合に出場。

右MFとして、90分間、攻守にタフにプレーを続けました。

 

筆者としては、そのプレーを見るのは、U-15時代以来、実に6年ぶりとなりました。

 

桐蔭横浜大のレオニ楓真選手

 

試合後にレオニ楓真に話を聞きました。

 

 

レオニ楓真選手

 

 

〇お久しぶりです。

お久しぶりです。

 

〇大学3年目になりますけど、ここまでどうですか? 自分のプレーなどについては?

そうですね、膝のけがとかもあって、出れない時期とかもあって、今もなかなか、けがが続いていて。

メンバーに絡めなかったりとか。でも今日はこういうかたちで、流星(入江流星)もいて、フロンターレがたくさんいて。

新鮮に試合もできて、流星とも話せて良かったです。

 

〇流星君からレオニ君が来ていると聞いて、中学以来で。

そうですね、けっこう会っているんですけど、フロンターレ、仲がいいんで、集まったりとか。

ラウル(安江海ラウル)とかも。立命、行ったりしている。

 

〇プレーしているのは今は右のサイドハーフですか?

そうですね、スピードを生かしたプレーとか、いまだに続けています。

 

〇こういったプレーヤーになりたいっていうものってあります?

自分が目標としているのは、やっぱり日本で言うと伊東純也選手だとか。

シンプルに縦上がって、クロスだったりとか。自分は細かいことはフロンターレの時からやっていないので。

縦行って、仕掛けてって。それがやっぱり自分の武器なので、大学でもそこは通用するところがあるので。

そのスピードというところを生かして、今後もやっていきたいと思います。

 

〇フロンターレ、3年いて、そのあと流通経済大柏に行って、自分のプレー斉唱した部分ってあります?

そうですね、だいぶ変わったのがプレスのところだったりとか。ガツガツ行くので、そこは自分の体力とか、けっこうそこはコミットしていて。

そこは生きているんじゃないかと思います。

 

〇今年もプレミア、流経とやったときに「プレスすごいな」って感じて。あれって何か秘密とかあったりするんですか?

うーん、流経のプレスは、そんな深いところはないんですけど、別に1枚目行ったら2枚目行け、ゴーゴーゴーみたいな感じなので。

そんな深いことはないです。

 

〇大学来て、成長した部分ってあります?

完全に個人の管理なので。中学高校まではコーチが子どもみたいに見てくれるところがあるんですけど。

大学は自分個人なので。走りとか上げる人は上げるし、下げる人は下げるし。

でも自分はこういうところはコツコツコツコツやろうと思っていて。

走りのところは自分のストロングの体力やスピードだったり。今日も90分しっかり走れましたし。

全く足もきつくないので。そういうところは個人で管理されているので。そういうところはしっかりやっていかないといけないと感じますね。

 

〇大学、関東サッカーリーグ出たりとか。

出ましたね。

〇大学、これから目標とかってありますか?

そうですね、4年になったら、やっぱりここに入ったからにはプロに目につけられるようにやりたいですし。

もちろん、個人としてはプロに行きたいというのはあるんですけど、自分たちが全国優勝するっていうところで、いい代なので、代としては。

そこにかかわっていくっていうところで頑張っていく、というような感じです。

 

〇フロンターレから離れてだいぶたちますけど、フロンターレのアカデミーに対する思いというのは?

あります、あります。初蹴り行ったりとか、利紀君(戸水利紀)とか会いましたし。翔大(甲斐翔大、U-15までフロンターレに在籍。現在はブラジルでプレー)とかも帰ってきた時に会ったりとか。けっこう代が仲いいので。

プライベートでも全然サッカーしたりとか、しています。仲いいので。

 

〇フロンターレでやってきたことが生きている部分ってあります?

戦術的なところだったり叩き込まれていて。自分の頭の中にインプットされているのは、フロンターレでやってきた、周りの質とかもフロンターレは高いですけど、桐蔭もめちゃくちゃ高いので。個のポテンシャルというのを生かしながら、自分でインプットされてきたその戦術っていうところをしっかり生かせるように、というのを意識してやっています。

〇最後長橋さんが監督でそのときに叩き込まれた?

※レオニ楓真がU-15の3年だった2018年、U-15の監督を現U-18監督の長橋康弘監督が務めていた。

 

そうですね。ヤスさんにはだいぶお世話になりました。

 

〇フロンターレ、けっこう今、ああして高井君が代表に入ったりとか、それはどうですか?

幸大は、代表入って活躍してっていうのはあるんですけど、いまだに、プロだと太陽(五十嵐太陽)とかも仲いいですし。

幸大がああなるとは思っていなかったですけど。でも、うれしいですね。

やってくれていて。

 

〇フロンターレのサポーターにメッセージをいただけますか?

うちの大学から新君とか日向汰君とかユースの人たちが戻ってきていると思うので。

自分も一応フロンターレファミリーということで、ずっと応援しているし。

戻ってやろうっていう気合でやっているので。サポーターの方々に、桐蔭横浜大学から行った選手を応援していただいてって思います。

 

 

スピード、そしてドリブル。自分の武器に自負を持ち、一人のプレーヤーとして生きる道を明確にしているレオニ楓真。

フロンターレ時代にインプットされたもの、そして流通経済大柏時代に身につけたタフさを武器に、より大きな舞台でプレーしているところをまた見たい。

そう思わされるものがありました。

これからの活躍、とても楽しみにしています。

 

 

 

 

(文中敬称略)

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