12月8日、Anker フロンタウン生田で行われたプレミアリーグEAST第22節、柏レイソルU-18に1-0で勝利。2024年シーズンを勝利で締めくくった川崎フロンターレU-18。
試合後には、1日の等々力でのラストマッチに続いて、フロンターレのアカデミーを卒団する3年生のあいさつが行われ、不在だったDF3山中大輝をのぞいた11人の選手たちが、家族やサポーターに言葉を述べました。
等々力での12選手の言葉は◇12選手の言葉 / 2024年川崎フロンターレU-18の3年生 等々力ラストマッチ
試合の記事は◇フロンターレU18 – 柏レイソルU18 / プレミアリーグEAST第22節
GK1 山本健翔
所属歴:元石川SC 兼 川崎フロンターレスクール ─ 川崎フロンターレU-13 ─ 川崎フロンターレU-15 ─ 川崎フロンターレU-18
トップの試合がある中、応援に駆けつけていただき本当にありがとうございました。
自分はこのチームに中学校1年生から所属させていただいて、本当に自分は本当に全然うまくないし、ただでかいだけの選手だったんですけど。
奇跡的にこのチームに拾っていただいて、結果的に6年間最高の仲間と切磋琢磨しながら、こういった日本最高峰のリーグで、戦うことができるなんて、夢にも思っていなかったので。
本当にいい刺激になりましたし。ここでこの仲間とつくってきた思い出だったりは自分の技術っていうのは宝物だと思うので、これも絶対に無駄にすることなく、生かしていきたいというふうに考えています。
何よりもやっぱりこの自分のサッカー人生を支えてくれたお父さんとお母さんには、本当に感謝していますし。
やっぱり本当に何不自由なく、サッカーやらせてくれたっていうのは本当に、感謝しています。いつもありがとうございます。
そうですね、本当に。自分、クラブユースで骨折して、全然プレーできなかったり、チームも後半戦、調子が上がらずに苦しい時期があったんですけど。
それでも、こうして最終節までの3試合で、勝利できて、いいかたちで終えられたので。
大学でもこの調子でサッカー続けるので、今後も応援よろしくお願いします。ありがとうございました。
DF2 柴田翔太郎
所属歴:EUFC 兼 川崎フロンターレスクール兼 川崎フロンターレエリートクラス ─ 川崎フロンターレU-13 ─ 川崎フロンターレU-15 ─ 川崎フロンターレU-18
今日は応援ありがとうございました。
普段あんまり言えないので、家族とサポーターのみなさんに感謝を伝えたいと思います。
お母さん、いつもおいしいごはんをつくってくれて、ありがとうございます。
平日働きながら、忙しい中、家に帰ってきて、忙しいながらにもごはんをつくってくれて、自分のサポートをしてくれて、ありがとうございます。
自分、高校2年生の時に足首のけがをして、試合に出れない時期があって、その近くにワールドカップもあって、自分自身、そこに行けるか不安だったんですけど。
ずっと隣に寄り添って、サポートしてくれて、すぐ復帰することができて、ほんとに感謝しています。
で、お父さん、6年間でぶつかることが多かったと思うんですけど、試合に負けたり、出れなかったりして、いらいらして自分帰っていたと思うんですけど。
毎回「今日試合どうだった!?」って聞いてきて、正直うざかったです。
なんですけど、愚痴とかいろいろ聞いてもらったと思うんですけど、いつもその時も「大丈夫」って言ってくれて。
「何がわかるんだ」って思っていましたけど。正直一人になったときに、その言葉に支えられていました。
で、弟にはいつもテレビの取り合いして、すいません。
これから中学校に上がって、サッカー続けると思うんですけど、楽しみながらやってほしいな、って思います。
最後にサポーターのみなさん、いつもあたたかい応援ありがとうございます。
こんなへたくそな自分に、森谷選手の名前を変えてチャントを作ってくれて、ありがとうございます。
自分自身、中学校1年生で、セレクションでこのクラブに入って、公立の中学校の部活でサッカーを続けようと思っていたんですけど。
それで、人生を変えてもらったクラブだと思っています。
ずっとトップ昇格を目指してきた中で、「昇格することはできない」と7月に言われて。
正直、そこで早く大学に行って、4年を待たないで、どこのクラブでもいいから早くプロになりたいと思っていました。
今までは毎試合のプレミアとかの試合で、「トップに昇格するぞ」ってアピールしながら、やっていたんですけど。
その思いもなくなって、純粋にみんなとサッカーを楽しんで、このスタッフとこの選手とやるサッカーを楽しんでいくうちに、やっぱり自分自身「このクラブが好きなんだ」って思いましたし。このみんなとやるサッカーが楽しかったです。
なので、4年後必ずこのクラブに帰ってきたいと思います。
難しい道にはなると思うんですけど、あの、このクラブのサポーターが大好きなので、また帰ってきて、等々力のピッチを、等々力のピッチでサイドを駆け上がりたいと思います。
今日はトップチームの試合があったにもかかわらず、ユースのほうに応援に来てくれて、ありがとうございます。
4年間、大学でも頑張るので気にしていただけたらうれしいです。
6年間ありがとうございました。
DF5 土屋櫂大
所属歴:ダビデFC ─ バディーSC (神奈川県) ─ 川崎フロンターレU-13 ─ 川崎フロンターレU-15 ─ 川崎フロンターレU-18
今日、トップチームの試合があるなか、応援に来てくださり、ありがとうございました。
自分も普段、家族に思いを伝えることがめったにないので、今日は家族とファン・サポーターのみなさんに思いを伝えたいと思います。
まずはお父さん、このサッカー人生の中で自分が成長したってどのチームのみんなにも言われるのが、コロナ禍でサッカーができない期間なんですけど。
サッカーができない中で、自分を無理やり、砂浜にトレーニングに誘ってくれたり、筋トレも一緒にしてくれたので、本当にそれがあって、自分がみんなに「足速くなったな」って、「でかくなったな」って言われて。ほんとにその期間がなかったら、自分はここまで来れていないと思うので。ありがとうございました。
そして、お母さん。自分がけがをしたなかで、自分の中でもつらい時期があって。
そのときにお母さんは、毎日毎日自分の骨をくっつけるための食事だったり、送り迎え、自分が自転車をこげないなかでも、毎日毎日送り迎えしに来てくれて。
あともうひとつは毎遠征毎遠征、試合になるとお母さんがめちゃくちゃ長文でLINEで送ってくれるんですけど。
そのLINEに自分はちょっと、恥ずかしくて。いつも短文で返しているんですけど。
内心はめちゃくちゃうれしいです。
いつもありがとうございます。
そして、そうまは家に帰ったらいっぱい話します。
そして、ファン・サポーターのみなさん、自分たちが勝てない時期もそうですし。
個人的にけがで離脱して、それで復帰した試合もあたたかく自分を迎えてくださり、ありがとうございます。
クラブユースの準決、決勝だったり群馬、予選もそうですし。等々力のスタジアムもそうですし。
本当にこれだけユースを愛してくれるサポーターは、本当にこのクラブだけだと思っています。
サポーターのみなさんの期待に応えられる年。結果ではなかったんですけど、本当にこうやって今日最後まで、応援してくださり、ありがとうございました。
自分は来年からトップ昇格するんですけど。本当に今まで以上に厳しい世界になると思っているので。
みなさんの期待に応えられるように、自分も精いっぱい頑張りたいと思います。
今まで応援ありがとうございました。
MF6 齊名優太
所属歴:横浜港北SC ─ 川崎フロンターレU-10 ─ 川崎フロンターレU-12 ─ 川崎フロンターレU-13 ─ 川崎フロンターレU-15 ─ 川崎フロンターレU-18
今日も僕のために応援来てくれてありがとうございました。
僕はこのクラブに10年間在籍していたんですが、すごいこの10年間で、人間性の部分とかサッカーの部分とかすごい成長することがクラブでできました。
ここ3年では、全然試合に絡むことができずに終わってしまったんですが、大学を経由して、このクラブに帰ってこれるように頑張ります!
またこのチーム、ほんとにみんな優しいし。楽しい集団だったので。
このクラブでみんなで帰ってこれるように、頑張ります!
応援ありがとうございました。
MF7 加治佐海
所属歴:FCグランツ梅田 ─ 川崎フロンターレU-10 ─ 川崎フロンターレU-12 ─ 川崎フロンターレU-13 ─ 川崎フロンターレU-15 ─ 川崎フロンターレU-18
今日まで応援ありがとうございました。
自分もサポーターの方と家族に感謝を伝えたいと思います。
サポーターの方には、自分が試合によく絡んだのはこの2年ぐらいで。
すごいパフォーマンスに波があって、いろんなことがあったり。決定力がなくてたくさんシュートを外したりしていたんですけど。
それでも毎回背中を押してくれて、今の自分がありますし。けがをしても「またサポーターの前でプレーしたい」と思えたので。
本当にサポーターのおかげで、ここまでやってこれたので、ありがとうございました。
それで、家族には、自分も齊名と同様で、10年間このクラブにいて、小学校のころに同級生にいじめに遭ったり。
本当に「このクラブに入ったことが間違いだったんじゃないか」って思うこともあったと思うんですけど。
それでも、背中を押してくれて。「プロになるんだろ?」って支えてくれて。
小学校のころ、悪さをして、迷惑のほうが多くかけたんじゃないかって、思って。
それでも、中学校でもいい活躍できなくて、「高校で絶対やってやろう」って思って、少しは高校で活躍できたと思うんですけど。
ここから大学進学して、このクラブ戻ってくるために。いろんな誘惑があると思うんだけど。負けないで。サッカーだけに専念して、頑張るので。
これからもサポートしてくれるとありがたいです。今日まで応援ありがとうございました。
MF8 知久陽輝
所属歴:バディSC(東京都)兼 川崎フロンターレエリートクラス ─ 川崎フロンターレU−13 ─ 川崎フロンターレU-15 ─ 川崎フロンターレU-18
トップの試合がある中、ユースの試合に来ていただき、ありがとうございました。
今日は二つ、話したいことがあります。
ひとつ目は両親に。
1、2年。高校に入って、1、2年の間はまったく試合に絡めずに、笑顔でサッカーできるっていうところはできなかったんですけど。
家に帰って、ひと言もしゃべんなかったりした中で、見守っていただいて、自分を信じてくれていて、感謝していました。
1、2年の間は試合に出られなくて、家族の楽しい時間を奪ってしまったりした中で、3年になって、スタメンで出る機会も多くなって。
少しでも楽しい時間を、過ごしてくれたんじゃないかなって思っています。
大学ではまた、迷惑をかけることもあるかもしれないんですけど。
常に見守って、応援してほしいと思っています。
ふたつ目はサポーターのみなさん。自分が試合に出られないときも、気軽に声をかけていただき、ありがとうございました。
「頑張れ」っていうひと言で、すごい支えになって、今までやってこれました。
やっぱり、このチームのサポーターはあたたかいんで。
改めて、「このチームに入って、良かったな」って思ってます。
優勝することはできなかったんですけど、最後、勝って終われて良かったです。
ありがとうございました。
FW9 香取武
所属歴:大谷戸SC 兼 川崎フロンターレエリートクラス ─ 川崎フロンターレU-10 ─ 川崎フロンターレU-12 ─ 川崎フロンターレU-13 ─ 川崎フロンターレU-15 ─ 川崎フロンターレU-18
まずはプロの試合があるにもかかわらず、ここに駆けつけていただき、ありがとうございます。
個人として、自分は小学4年生から、このクラブに入団して、約半分。9年間お世話になったクラブで、ほんとにスタッフ含め、長い人が多いので。
ほんとに感謝しています。
そして、サポーターのみなさん。自分はけっこう、この3年間、けっこう波があって、いいときも悪いときもあったんですけど。
2年のクラブユースのときに、初めて応援歌を作ってくださって。
自分のモチベーションも上がりましたし、高校3年のクラブユースで、あの西が丘で、自分のチャントを歌ってくれたときには、本当に鳥肌が立ちました。
本当に感謝しています。ありがとうございました。
そして、お父さん、お母さん、いつもおいしいごはんを作ってくださって、本当にありがとうございました。
特にお母さんは、ずっと僕の味方でいてくれて。
お父さんは不器用で、難しい部分もあったんですけど、LINEとかも送ってくれて本当にうれしかったですし。
本当にこの3年間、特にお世話になりました。ありがとうございます。
あとお姉ちゃんも来てくれているので。
お姉ちゃんもありがとうございます。
このフロンターレで戦ったみんなには、本当に感謝していますし。ほんとに素晴らしい仲間をもって、ほんとにうれしいです。
これからは自分は大学に行くんですけど。
この大学の4年間で、自分の武器であるシュートだったり、ゴールに直結する動きだったり、そういうものをもっと自分の中で進化させて、もっと大きくなって、このクラブに戻ってこられるように頑張ります。
応援、これからもよろしくお願いします。
MF10 矢越幹都
所属歴:FCパーシモン兼 川崎フロンターレエリートクラス ─ 川崎フロンターレU-13 ─ 川崎フロンターレU-15 ─ 川崎フロンターレU-18
まずはサポーターのみなさん、今日はトップチームの試合がある中、来てくださり、本当にありがとうございます。
ユース年代で、こんなにサポーターが来てくれるチームは、フロンターレだけだと思っていますし、本当に感謝しています。
ありがとうございました。
お母さんは、フロンタウン生田ができてからは、平日練習終わって、ここでごはん、食べてから、帰るんですけど。
自分は土曜日と日曜日のごはんが大好きです。
今まで大きいけがなく、やってこれたのは、ほんとに、おいしい、お母さんのおいしいごはんがあったからです。ありがとうございました。
お父さん、平日朝早くから、働いて。出張で、あんまり家にいないときもあったんですけど。
そんななかでも試合前、LINE送ってくれたり。試合後に、負けたときにも「お疲れさま」っていうLINEをくれたりして。
自分も本当にうれしかったです。ありがとうございました。
今日、おじいちゃんおばあちゃんも来ているので。試合の後とか、電話くれたりして。話す時間はけっこう好きでした。
あんまり会う機会ないので。たまに電話くれるとうれしいです。
この仲間とやることは、もうないと思うんですけど、本当に最高の仲間とプレーすることができて、自分の人生の中で本当に良い時間を過ごすことができました。
これからの自分の活躍も見てくれたらうれしいです。
ありがとうございました。
MF11 児玉昌太郎
所属歴:久本SC 兼 川崎フロンターレエリートクラス ─ 川崎フロンターレU-13 ─ 川崎フロンターレU-15 ─ 川崎フロンターレU-18
みなさん、今日はお疲れさまでした。
まずは、サポーターのみなさん、今年1年間。特にこの1年間、アウェイの試合も。
アウェイなはずなのに、サポーターの数がホームっていう試合が多くて、応援も全然アウェイなはずなのに、ホームっていう感じで。
すごい楽しくサッカーできて、ありがとうございました。
特にクラブユースの決勝のときの、あの雨が上がった後の、太鼓の最初の音で僕、泣きそうでした。
「試合前に選手が泣いてどうすんだ」っていう感じで、涙こらえましたが、本当にあたたかい応援ありがとうございました。
続いて、家族のみなさんに。
家族のみんなに感謝したいと思います。
3年生になって、コンスタントに試合出始めて、やっぱり試合に出るってことになると、緊張感も試合前にあったりして。
親に試合のこととかプレーのことで言われると、すごくうざくて。あんまり話しかけてきてほしくなかったんですけど。
途中から自分のその態度を察してくれて。あんまり話しかけてこずに。「頑張れよ」という言葉だけで。
すごい終わってみれば、すごいありがたみを感じましたし。
これからは自分も大学に行って、家族と過ごす時間が少なくなると思うんですけど、結果で家族に恩返ししたいと思います。
今日も応援ありがとうございました。
FW13 増田陽太
所属歴:柿生FC ─ FC多摩U-12 ─ FC多摩U-15 ─ 川崎フロンターレU-18
今日は応援、ありがとうございました。
ガス欠クローザーの増田です!
寒いので、手短に頑張ります。
まずはサポーターの方へ。
自分はけがから入って、一番へたくそな中で入ったんですけど。
こう、試合に出られない期間だったりっていうときに、声をかけてくださったりしてくれて。
いざ、最近になってですけど、自分が試合に出るってなったときには、ガス欠だったり、顔面トラップをしていたり、いろいろあるんですけど。
あたたかい声援を送ってくれて、本当にありがとうございました。
そして、家族に感謝を伝えたいと思います。
厳しく、ユーモアのある天然お父さんと、厳しくちょっとおおざっぱな天然お母さんと、生意気な弟の4人構成なんですけど。
ほんとに「洗濯物を出せ」とか、「食べたものを片付けろ」とか、「お風呂に入れ」とか。
いろんなことを注意されてきたんですけど。
春から僕も大学生ということで。
一人暮らしをしなくてはならない。
そこでやっぱり今まで言ってもらっていたありがたみを感じて、日々精進していきたいと思います。
ほんとにありがとうございました。
パイナップルはおいしくいただきます。
MF14 八田秀斗
所属歴:修徳FC ─ FCパーシモン兼 川崎フロンターレエリートクラス ─ 川崎フロンターレU-13 ─ 川崎フロンターレU-15 ─ 川崎フロンターレU-18
今日も熱い応援ありがとうございました。
自分は中学1年生からこのクラブに入って、本当にたくさんのことを学んで経験することができました。
大学に自分は行くんですけど、4年間でしっかりこのクラブに戻ってこれるように頑張るので、応援よろしくお願いします。
ほんとにこのみんなとサッカーできて、ほんとに楽しかったですし。
このみんなに負けないように大学4年間頑張るので、お願いします。ありがとうございました。
◇
この日も取材者から「本当に仲がいいんだねえ」と言葉がにじみ出てくるほどだった川崎フロンターレU-18の3年生たち。
素晴らしい結果が出ているときは、もちろんのこと、なかなかうまくいかないときでも、それを乗り越えることができたのは、仲が良く、だからこそ厳しいことも言うことのできる関係を築いてきた、12人の3年生たちがいたからこそ、と思わされるものがありました。
この日を最後に、トップチーム、あるいは大学と道は分かれますが、またサッカーを続けていれば、どこかのピッチで一緒にボールを追うときが来るに違いない。そう思います。
フロンターレの選手として共にプレーすることはもちろんのこと、違うユニホームであっても、等々力で、あるいはどこかのスタジアムのピッチで、また時間を共にするところを見ることができたのならうれしいです。
川崎そだちは、これからもそれぞれのことを応援しています。
(文中敬称略)
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