フロンターレU15生田 – 神村学園高等部 / 高円宮杯1回戦(監督・選手インタビュー)


12月14日山口県維新百年記念公園ラグビー・サッカー場で行われた高円宮杯1回戦、神村学園中等部戦を0-1で終えた川崎フロンターレU-15生田。試合後に久野智昭監督と、十河晟央、木村風斗、笹倉拓真の3選手に話を聞きました。

試合の記事は◇フロンターレU15生田 – 神村学園中等部 / 高円宮杯1回戦

 

「いろんな経験を夏にして、夏が終わって、関東リーグでも連敗が続いた中でも、何とかみんなで力を合わせてこれたのが本当に。

僕も成長させてもらったかな、と思います」 久野智昭監督

 

久野智昭監督

 

 

〇残念ながら1回戦敗退ということで、今シーズン最後の試合になってしまいましたけど、まずは試合を振り返ってみていかがでしょうか?

そうですね。自分たちのストロングである左サイドのところはパワーもっていけたかなと思うんですけど、グラウンドが天然芝で思ったよりもボールが走らなくて、スピードがなかなか上がらなかった状態で、チャンスも前半もあったんですけど、そこがうまく決められなくて、最終的にはPKというところで。

厳しかったかもしれないですけど、1点はアクシデントで必ずあると思うので。今日点を取れなかったことが、1点含めて、「複数得点取りたいな」と思いながら、サッカー進めていたんですけど、それがちょっと残念でした。

 

〇けっこうポイントになる選手もいないなかで、準備を進める難しさもあったのかなと思うんですけど、リーグ戦終わってから、ここまでの準備はいかがでした?

そうですね。夏に出ていた選手が出れなかったりとかしましたけど、それを選手たちは、代わりに出るというか、レギュラー目指してきた選手たちがよくやってくれたんじゃないかな、と思うので。もちろん、結果は出なかったですけど。

夏もそうですし、夏に、基本的に先発で出ていたメンバーじゃないメンバーでも、メンバー変えながら、夏は勝てていたと思いますし。

自信をもって、選手たちを送り出せたのかなと思います。

〇選手がいないなかでも、2年生がポイントになるような活躍をしたりして、いいサッカーをしていた部分はあったと思うんですけど、その準備期間で選手が成長したと感じる部分はありますか?

2年生は、出ていたメンバーもいますし、連れてきたメンバーもいるんですけど、そういう選手たちが、琉海(吉田琉海)と羽琉(對馬羽琉)はレギュラーでずっと出ていたメンバーですけど。大虎(中野大虎)は2年生のほうで成長してくれて、Bチームのほうでも成長したというところで、今日も出てもらったんですけど。

彼の良さっていうところは、課題はもちろんありますけど、チームとしてうまく循環して、ボールを受けてくれたのかなというところはありました。

〇1年間振り返って、すごい選手たちが成長したと思うところはあると思うんですけど、それについてはどうでしょう?

リーグ戦だったり、夏のクラブユースだったりっていうところで、この子たちはけっこう勝って成長してきたところはあるので。

非常にこう、今日は悔しかったですけど。いろんな経験を夏にして、夏が終わって、関東リーグでも連敗が続いた中でも、何とかみんなで力を合わせてこれたのが本当に。

僕も成長させてもらったかな、と思います。

〇これで3年生は卒業して、ユースに行く選手も、高校に行く選手もいると思うんですけど、彼らにはどんな選手になってもらいたいですか?

それぞれ特長があると思うので。その特長を自分だけの特長にせずに、チームとしてさらに誰から見ても、代表行ったとしても、「こういう特長があって力を発揮できるんだな」っていうところを。常に選手たちに言っていますし、その特長をとにかく磨き続けてやっていってほしいなと思います。

 

〇ここで終わりじゃないと思いますし、高校に行って伸びる選手もいると思いますし、これから楽しみだな、と思うんですけど、どうでしょう?

体の成長ももちろんあると思うので。中学生って急に技術があって、能力がまだ来ていない選手もいるので。

そういう選手たちが力というか、筋力がついたときにはさらに成長できるかなと思うし。

逆にパワーでやっていた選手たちも、もしかしたら、つまずく部分があるかもしれないけど。

でも、それはその選手の成長にもつながると思うので。自分がどう感じて、どう行動にとれるのかなので、ここからは。

この子たちの成長に、期待したいと思っています。

 

〇来年のU-15生田、こういったチームにしたいというものはありますか?

今日もそうですけど、最後まであきらめず戦ってくれたと思うので。

そこはベースに持ちながらも、やはり見ていて「フロンターレらしいサッカーだな」と思われるような、サッカーをベースに、特長がある選手を育てていければな、と思います。

〇今日も山口にいるフロンターレのサポーターの方が来ていたりとかして、多分速報を追いかけているかたもいたと思うんですけど、そういったサポーターの方にメッセージをいただいてもいいでしょうか?

常に応援されて、注目されて、夏も特に優勝したことで注目されて、応援される選手たちは「うらやましいな」と思いながら見ていたんですけど。

そういう選手たちが、これからも応援し続けてもらえる選手になってほしいと思うので、引き続き選手の成長を見守りながら、今後とも応援していただければと思います。

 

 

「この悔しさを練習からぶつけて。

もっと怖い選手になっていけるよう、頑張りたいと思います」 

FW9 十河晟央

 

十河晟央選手

 

〇残念ながら1回戦で終わることになりましたけど、まずは試合を振り返ってみていかがですか? 自分のプレーなども振り返ってみて。

自分たち、優勝目指していたなかで、クラブユースはしっかり優勝できて、冬ももちろん2冠目指していましたし。

勝ちたかったところですし。後半なんかは特に押し込んで、シュートを打てる時間も多くて、そのなかで最終的に決めきれなくて、0-1で負けてしまった。

とても悔しいですね。

 

〇天海君や武内君もいないなかで、けっこうフロンターレらしいサッカーをしていた時間帯も多かったのかなと思うんですけど、どうでしょう?

出たくても出れない選手が特に3年生にはいたので。その人たちの分も戦おうという話は監督からもあったので。

そういう気持ちを持ちながら、自分たちらしいプレーは出せたかなと思います。

〇すごい悔しい結果だと思うんですけど、この悔しさを次につなげていければいけないと思うんですけど、これを踏まえてこういった選手に、というものってありますか?

今日0点で終わってしまったというのはキャプテンとしても、FWとしても、本当ふがいない結果で。

自分としてもとても悔しいので。やっぱりここでサッカー、終わりじゃないので。

自分の目標である世代別代表に入っていったり、ユースでもいち早くプレミアで出れるように、これからもっとこの悔しさを練習からぶつけて。

もっと怖い選手になっていけるよう、頑張りたいと思います。

〇サポーターの方もすごい結果を気にしてくれたと思います。そういったサポーターの方に何かメッセージをいただけるでしょうか?

いつも応援してもらっていて。西が丘まで行けば、多くのサポーターが来てくれたのかなと思って。

西が丘まで、まずは目標にして行きたかったですけど。

それはかなわなかったので。

自分はこれからユースに上がって、またサポートしてもらえる立場なので。そこでまた期待に応えられるように頑張るので、応援よろしくお願いします。

 

 

 

「少ないチャンスでも決めきったり、あとは流れが悪くても自分でチャンスをつくれたりする選手になって、日本代表に入りたいです」

MF11 木村風斗

 

木村風斗選手

 

〇残念ながら、負けとなってしまいました。まずは試合を振り返ってみて、いかがですか?

前半から自分たちは勢いよく行きたかったんですけど。ちょっと初戦というプレッシャーもあったのか、あんまり強く行けなくて。

主導権、最初に握られてしまったので。チャンスもけっこうあったんですけど、そこで最初に決めきることができなかったので。

そういうところがのちのち響いたかなと思います。

〇この悔しい結果を踏まえて、自分なりにこうしようとか、そういったものってありますか?

チャンスって、そんなに多くないと思うので。自分でしっかり少ないチャンスをものにして。ゴールできたり。

あとは、自分でチャンスをたくさんつくったりすることができるように、なりたいです。

 

〇だいぶジュニアユース仲が良くて、いいなあと思うんですけど、これから、ほかの選手に思うところって何かあります?

ジュニアからいるメンバーもいるので。

そういう人たちとの別れはけっこう、一番悲しいんですけど。

みんなと戦ってこれて良かったです。

〇これからユースに上がって、こういった選手に、というものってありますか?

さっきも言ったんですけど、少ないチャンスでも決めきったり、あとは流れが悪くても自分でチャンスをつくれたりする選手になって、日本代表に入りたいです。

〇サポーターの方に、この結果もすごい追ってくれていたと思うんですけど、サポーターの方にメッセージをいただいてもいいでしょうか?

東京まで行って、高円の試合を見せられたら。いい結果を見せられたりしたかもしれないんですけど。

初戦で終わってしまったので、そこは、残念だし、今までいろんなところで応援に来てくれたりしていたので。

そういうところは感謝したいです。

 

「勝ち切れなかったのは、自分たちの実力なので。

次は違う場ですけど。もっと能力を高めて、次は勝ち切れるようにしたいです」

DF5 笹倉拓真

 

笹倉拓真選手

〇お疲れさまでした。まずは試合を振り返ってみていかがですか?

試合運びというか点が入らなくて、あとは後半の早い時間に失点してしまって。

けっこう個人的にも「厳しいな」って思っていて。

そんななかで勝ち切れなかったのは、自分たちの実力なので。

次はみんな違う場ですけど、上に上がっていくにつれて、もっと能力を高めて、次は勝ち切れるようにしたいです。

〇リーグ戦の後半戦は出ていないことが多かったと思うんですけど。公式戦は久しぶりでしたよね。出てみてどうでした?

ずっと3カ月ぐらい、ずっとけがをしていて。

久しぶりの試合だったんですけど。思ったより体は動いたので。それは良かったです。

〇守備ではけっこう効いていたり攻撃にもつながるようなプレーも多かったのかなと思うんですけど、自分なりにどう思います?

やっぱりチャンスをくみ取るのが僕の仕事なので。いつでもゴールが危ないところとか、危機察知能力のところは意識してやっています。

〇これからそういったところを伸ばしたい、ですかね?

あとは今日ヘディングでいくつかかぶってしまったので。高さを生かしたヘディングで今後貢献していけるようにしていきたいです。

〇またジュニアユースを応援しているサポーターの方に、メッセージをいただいてもいいでしょうか?

今回応援してもらっているなかで、負けてしまったので。とても申し訳ないんですけど、今後ユースに上がる人もいるし。

僕も上がって、フロンターレに貢献できるように頑張るので。今後も応援お願いします。

 

 

 

悔しい気持ちをもって、2024年シーズンを終えることになったフロンターレU-15生田。

それでも、その悔しさを次へつなげるものにしていくはずです。

この経験があったからこそ、今がある。そう言える日が来ますように。

これからも、それぞれのことをとても楽しみにしています。

 

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