フロンターレU12 / 松村杯2回戦、3回戦


等々力にて、上位進出を狙うトップチームがガンバ大阪を迎える大一番の前に等々力第二サッカー場へ。
フロンターレU-12が秋の小学生年代の川崎一を決める大会、松村杯の2回戦を迎えました。
ほかの大会と並行しながら予選リーグを戦ったフロンターレU-12は予選を4位で終えたため、シード権を得られず決勝トーナメントは1回戦からの参加。9月26日に行われた1回戦では富士見台FCに3-0で勝利して2回戦へ進むことになりました。

【川崎フロンターレU-12 松村杯PUMAカップ争奪秋季少年少女サッカー大会決勝トーナメント2回戦vs東小倉SC】
10月4日(日)午前8時54分キックオフ 等々力第二サッカー場 はれ 11人制 20分ハーフ
先発はGK1青山海、DFは右から2佐々木輝大、25高井幸大、3田鎖勇作、5甲斐翔大、ボランチは4山田新己、キャプテンの8小室愛樹、右MF6秋葉拡人、左MF11山本蒼己、FW9石原央脩、13松尾凛久。高井、松尾の2選手が5年生。

好天に恵まれた空の下での試合は10分に山本の左コーナーキックを足元で収めた石原がゴール左へ決めて1-0。フロンターレが先制。直後には甲斐の左クロスに松尾が合わせますがこれは決まらず。
東小倉もリスタートからゴールに迫りますが、GK青山が前へ出てシュートは打たせません。

すると17分にエリア外左でボールを持った甲斐がGKが前に出ているのを見てクロス性のボールを放つとこれがゴール右へ決まり2-0。フロンターレが突き放します。小室、山田の両ボランチ時には石原が中盤まで下りてうまくボールを動かしたフロンターレ。東小倉も右からドリブルでゴールへ迫りますが、田鎖が体をうまく寄せて反撃は許さず、前半はタイムアップとなります。

後半のフロンターレはGK19長田澪、DFラインは代わらず、ボランチは山田、秋葉、右MFに松尾、左MFに小室、FWに石原と7南暖と選手を入れ換えてのスタート。
3分には縦パスを受けた石原がエリア前でシュートを放ち、そのこぼれ球を自ら石原が決めて3-0。さらに直後には再び石原がうまくボールを受けて前へ向くとシュートに持ち込み、そのこぼれ球を南が決めて4-0。突き放します。

その後も東小倉に反撃を許さず、攻勢に出るフロンターレ。7分には松尾がうまく間で受けてシュートを放ちますが、これはGKに。さらに10分には甲斐の左クロスを石原がエリア内でおさめてヒールキックで流し込もうとしますが、これはゴール右へ外れてしまいます。

決まりそうで決まらない時間が続いたのもつかの間、15分にはエリア前左で秋葉がファールを受けると直接フリーキックで狙い見事にゴールを揺らし5-0。さらに、直後にはスルーパスに抜け出した小室がGKと1対1になると、GKをかわし、ゴールへ流し込み6-0とします。

さらにこれで終わらないフロンターレの攻撃。試合終了間際にはエリア左から小室が仕掛けてゴール前へラストパスを送ると南がこれに合わせて7-0。
フロンターレは大勝で3回戦へ進出しました。

左SBでの先発となった甲斐翔大選手は1得点
左SBでの先発となった甲斐翔大選手は1得点

小室愛樹選手、山田新己選手を中心によくボールを動かした
小室愛樹選手、山田新己選手を中心によくボールを動かした

6点目を決めたのは小室選手
6点目を決めたのは小室選手

最後は南暖選手が決めて7-0とした
最後は南暖選手が決めて7-0とした

前半2-0 後半5-0 計7-0
得点:石原央脩2、甲斐翔大、南暖2、秋葉拡人、小室愛樹
先発:1青山海 2佐々木輝大 25高井幸大 3田鎖勇作 5甲斐翔大 4山田新己 8小室愛樹=cap 6秋葉拡人 11山本蒼己 9石原央脩 13松尾凛久
交代:青山→19長田澪 山本→7南暖 

【川崎フロンターレU-12 松村杯PUMAカップ争奪秋季少年少女サッカー大会決勝トーナメント3回戦vs野川キッカーズFC】
12時24分キックオフ 等々力第二サッカー場
2回戦のほかの試合をはさんで同じ会場で行われた3回戦では予選リーグを1位で終えてシードされた野川キッカーズFCと対戦。
フロンターレはGK1青山海、DFは右から2佐々木輝大、25高井幸大、3田鎖勇作、5甲斐翔大、ボランチは4山田新己、キャプテン8小室愛樹、右MF6秋葉拡人、左MF11山本蒼己、FW9石原央脩、7南暖。

試合は立ち上がりに山田からのボールをエリア左でうまく受けた南がシュート。これは決まりませんでしたが、フロンターレが攻勢にでていきます。しかし、野川キッカーズも寄せの早さで対抗。フロンターレはゴールに迫り、コーナーキックを得るもののなかなか決めきれないでいると決定機は思わぬ形で野川キッカーズへ。

12分に自陣でボールをコントロールしきれなかったところを奪われてGK青山が1対1とされるとゴール右へ流し込まれて0-1。全員でピッチ脇の応援団のもとへ駆け寄って喜ぶ野川キッカーズの選手たち。寄せの早さが奏功した格好となり、フロンターレは追いかける展開となります。

何とか追い付きたいフロンターレでしたが、15分に秋葉の右コーナーキックから石原がシュートを放ったのは決まらず。セカンドボールを拾って狙ったミドルシュートはGKのもとへ。

前半は0-1でタイムアップとなりました。

後半のフロンターレはGK19長田澪、DFは右から2佐々木輝大、25高井幸大、3田鎖勇作、11山本蒼己、中盤の底にキャプテン8小室愛樹、その前に6秋葉拡人、4山田新己、右のFWに13松尾凛久、左のFWに5甲斐翔大、最前線に9石原央脩。選手の配置も入れ換えてのスタート。

立ち上がりから追い付こうと攻勢を強めるフロンターレ。佐々木の右コーナーキックから秋葉が放ったシュートはサイドネット。さらにエリア外左で得たフリーキックを甲斐が直接狙いますが、壁に当たってしまいます。

一方の野川キッカーズも7分にエリア外左で得たフリーキック。直接狙ったシュートは右のバーへ。フロンターレとしてはひやりとする場面。

その後は押し込むフロンターレでしたが、野川キッカーズのディフェンスも素晴らしくなかなかシュートまで至らない場面が続いていきます。10分にはエリア外左から甲斐がミドルシュートで狙いますが、枠外。さらに直後には甲斐が左サイドをえぐり、クロスを上げると合わせたのは石原。しかし、シュートは上へそれていきます。

その後もボールを持ち、コーナーキックも得つつもだんだん時間がなくなっていく展開。しかし、16分に再三左からの攻撃で存在感を見せていた甲斐がドリブルで仕掛けると数的優位の形になり、甲斐のシュートに詰めたのは石原。今度はこれを押し込んで1-1。ようやくフロンターレが同点に。

直後には山本の右コーナーキックに合わせたのは高井。しかし、これは上へ。
準々決勝までは前後半で決まらない場合はPK戦となる大会規定。PKかと思われた20分、最後に左コーナーキックを得たのはフロンターレ。キッカー山本がボールを入れると高い打点で合わせたのは田鎖。ゴールネットが揺れました。2-1。ほぼラストワンプレーで勝ち越したのはフロンターレ。センターサークルへボールが運ばれプレーが再開されると、まもなく主審の試合終了を告げる笛が鳴りました。

ゴールを決めたとき、そして、試合が終わった時の選手たちの喜びかたが普段よりも大きく見えたのが印象的。こうして、選手たちは成長していくのかも、と思わされる好ゲームとなりました。

前半0-1 後半2-0 計2-1
得点:石原央脩、田鎖勇作
先発:1青山海 2佐々木輝大 25高井幸大 3田鎖勇作 5甲斐翔大 4山田新己 8小室愛樹=cap 6秋葉拡人 11山本蒼己 9石原央脩 7南暖
交代:青山→19長田澪 南→13松尾凛久

立ち上がりから攻勢に出るフロンターレU-12。秋葉拡人選手がドリブルで運ぶ
立ち上がりから攻勢に出るフロンターレU-12。秋葉拡人選手がドリブルで運ぶ

右サイドから再三仕掛けた佐々木輝大選手
右サイドから再三仕掛けた佐々木輝大選手

先制し喜ぶ野川キッカーズFCの選手たち
先制し喜ぶ野川キッカーズFCの選手たち

ボールを激しく奪い合う。9番は石原央脩選手
ボールを激しく奪い合う。9番は石原央脩選手

中盤を担った山田新己選手
中盤を担った山田新己選手

左サイドを攻め上がる甲斐翔大選手
左サイドを攻め上がる甲斐翔大選手

ほぼラストプレーとなった左コーナーキック。キッカーは山本蒼己選手
ほぼラストプレーとなった左コーナーキック。キッカーは山本蒼己選手

田鎖勇作選手が勝ち越しゴールを決めて駆け出す
田鎖勇作選手が勝ち越しゴールを決めて駆け出す

なお、試合が終わったあとのトップチームのガンバ大阪戦、中村憲剛の素晴らしいミドルシュートが決まった興奮も覚めやらぬハーフタイム、フロンターレU-12の選手たちは10月下旬に臨むダノンネーションズカップ世界大会へ向けて等々力であいさつをしました。

等々力のビジョンに映し出されたフロンターレU-12の選手たち
等々力のビジョンに映し出されたフロンターレU-12の選手たち

(文中敬称略)

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

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