3月23日Anker フロンタウン生田で行われた関東ユース(U-15)サッカーリーグとメトロポリタンリーグ。
川崎フロンターレU-15生田は、柏レイソルU-15に3-0で勝利。川崎フロンターレU-15生田の2年生たちは、柏レイソルU-15に7-0で勝利しました。
試合後に、U-15生田の久野智昭監督と2年生たちを指導する狩野健太コーチに話を聞きました。
試合の記事は
◇フロンターレU15生田 – 柏レイソルU15 / 関東ユース第3節
◇フロンターレU15生田(2年) – 柏レイソルU15 / メトロポリタンリーグ
「『基準だったり気持ちだったり上回れるようにしよう』って話をした中で、よくやってくれたと思います」
久野智昭監督

〇今日の試合を振り返って。内容としてはいかがでしたか?
前半はチャンスをものにすることができたので。本当は後半もああいう展開になるのは想像がついて。もちろん相手は点を取りたい。
それを裏返して追加点って。チャンスはなくはなかったと思うんですけど。そこで決めきって、最後沈めるぐらいにやってほしかったんですけど。
内容としては、映像を見せて体を張るところとか、そういうところは「基準だったり気持ちだったり上回れるようにしよう」って話をした中で、よくやってくれたと思います。
〇前節が1-4ということでどんな課題が出ましたか?
ゴール前の守備の甘さだったり失点した後の、下を向いているわけじゃないんですけど、もちろん悔しい気持ちもあると思うので。
そこから盛り返すというところ。そこが一番だったのかなと思います。
〇前半相手陣内でボールを取ったところから2点を取って。やりたいかたちが見えたのかなと思ったんですけど。
そうですね。中盤の運動量というところを増やしてやろうっていう話をした中で、ボランチが奪いきって点につなげたというところは良かったと思います。
〇今後やっていかないといけないところってどんなところでしょうか?
やっぱり相手を見てやってほしいんですけど、自分たちがプレッシャーを受けながらも、ゴール前に運ぶシーンだったり。背後のランニング。
今日は意識していてくれたと思いますけど。ゴール前の、クロスだけじゃなくて、崩しのところは目を合わせてできるように、と思います。
〇3試合やりましたけど、この3試合でできるようになったことってどんなことですか?
まだまだ足りないんですけど。気持ちの部分は中学生ではあるんですけど。そこは今日も言いましたけど、ミーティングで。
毎回毎回出せるように。それをしながら、技術のところは限界がないと思うので。そこは意識したいと思います。
〇練習試合を見ていると3バックも試しているような感じがするんですけど。
そこを含めて人の組み合わせをやっていきたいなと思っているので。
〇これから試してうまくいけば選択肢としてあるよという感じですかね。
そうですね。毎週試合が続くので。なかなか試すときがないっていうのもあるので。練習の紅白戦だったり、(今日の)3本目だったり、そういうところでオプションとして選手の組み合わせができればと思っています。
〇またサポーターの方に。今日も何人か熱心な方が来ていましたけど、サポーターの方にメッセージをお願いします。
ありがたい応援が選手たちの力になっているので。技術のところだけではなくて、最後まであきらめないというところも見せて応援してもらえるようなクラブだったり、選手になってほしいと思っているので。これからも応援よろしくお願いします。
「過程もこだわりながら、結果の部分もこだわってやっているところがつながっているのかなと思います」
狩野健太コーチ

〇これで3連勝になりましたけど、全部無失点(6-0、8-0、7-0)というのがまた素晴らしいのかなと思うんですけど、いかがですか?
そうですね。一個自信になる。いい攻撃ができている中で、後ろがちゃんとリスク管理ができていたりとか。
そういうのはチームとしてやろうという話はしているので。そこはみんなこだわって、やってくれているので。
自信を持ってもらえたらと思います。
〇今日はレイソルも、チャンスをけっこうつくっていて。そういうなかで、最後のところでしっかり体を張ったりとか、キーパーの中島君がしっかりセーブをしていたりとかそういうところもとても良かったと思うんですけど、どうでしょうか?
最後の局面、両方、攻撃もそうですけど、攻守両方でそういう局面が勝負を決めてくるっていうので、練習の中でも話しているし。
そういうメニューを組んだりとか、それ以外の部分もトータル的に試合で大事なことは練習で伝えている中で、それを体現してくれているのはうれしいですし。
彼らも自信になるんじゃないですか。
〇今日はゴールが、7ゴールでしたけど、見ていてどう感じられましたか?
決めるべきところでしっかり決められれば、こういう試合に。
前半なんかはほとんどボールを持たれていましたし。
全体を通してみると、そんなでもなかったかもしれないですけど、最後決めるか、止められるかとか、過程もこだわりながら、そういう結果の部分もこだわってやっているところがつながっているのかなと思います。
〇ボールをもっと持ちたい部分もあったりしますか?
攻守に主導権をもって、試合を進めていくのがフロンターレのサッカーだと思いますし。
そういう部分ではたくさん反省すべき点があると思うので。
そこはまたトレーニングで積み上げていければいいなと思います。
〇選手それぞれがまた技術も磨いて、という感じですかね。
やっぱり局面局面で上回れるように。個人が成長するっていうことを第一に考えて。
結局チームが勝っても、自分が何にもしていないのならプロにはなれないですし。
そういう個人のところに目を向けてもらいながら、引き続き続けていければなと思います。
〇ちょっと間が空きますけど(次戦は4月6日の浦和レッズジュニアユース戦)、そこは練習試合などをやりながら?
そうですね。試合で体験してもらい、トレーニングで積んだことを試合の中で表現してっていうサイクルをつくっていきたいと思っているので。
ちょっと空きますけど、引き続きやることは変えずに、進めていきたいと思います。
〇今日もいらっしゃっていましたけど、サポーターの方にメッセージをお願いします。
先週も話をさせてもらいましたけど、フロンターレらしいっていうところは、技術的な部分で相手を上回っていけるように。
それをベースに持ちながら。試合に勝つには、戦うっていう部分が必要になってくると思うので。総合的に成長させてあげたいと思うので。
そういうところを見てもらえたらありがたいと思います。
◇
次節は3月30日、三菱養和会巣鴨スポーツセンターで三菱養和SC巣鴨ジュニアユースとの試合に臨む川崎フロンターレU-15生田。
川崎フロンターレU-15生田の2年生たちは、1週間公式戦が空き、4月6日、レッズランドにて浦和レッズジュニアユースとの試合に臨みます。
トレーニングを積んで、またそれぞれがどんなプレーを見せていくのか。
どう成長していくのか。とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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