「個人としての目標は、プレミアEAST得点王ですね。具体的には、寅さんを超えたい」 / 川崎そだちのアカデミー通信・FW 9 恩田裕太郎 インタビュー


2025年シーズンより、川崎そだちは、フロンターレのホームゲーム開催時に配布される「みんなのチラ裏」で「川崎そだちのアカデミー通信」と題したコーナーを担当。フロンターレのアカデミーに関する情報を掲載することになりました。

4月20日の東京ヴェルディ戦の配布分では、副キャプテンを務めるFW恩田裕太郎選手のインタビューを掲載しました。

この記事はその詳細版。インタビューは3月27日に行われたものです。

◯ まずは、自分のプレイの特徴について教えてください。

フィジカルとスピードは自分の武器です。これまでのメンバーに加えて、(U-15から上がってきた(十河))晟央、(横河武蔵野FCから加入した)川村求と、下級生にいいフォワードがたくさんいますが、3年生だし負けちゃいけない。自分が彼らを引っ張りつつ、絶対スタメンで出なきゃいけないと思っています。

◯ では、チームと個人と、これからの目標について教えてください。

チームとしては、三冠(プレミアリーグ・クラブユース選手権・Jユースカップ)です。相手を圧倒して勝つというのがチームの目指しているところなので、それをやったうえで全部優勝したいです。個人としての目標は、プレミアEAST得点王ですね。具体的には、寅さん(岡崎寅太郎、2023年度卒・桐蔭横浜大、2023シーズン、18得点でプレミアEAST得点王)を超えたいです。

◯ ゴール以外に意識することはありますか?

いまのFWはみんなそうだと思うんですけど、攻撃に加えて守備も求められていると思うので。前線からの守備っていうのは森監督にも言われてますし、自分がやることによって後ろも救われると思うんで。意識しています。

◯ 小さい頃とか、どんな選手に憧れていましたか?

自分は憧れがころころ変わってしまうんですけど、今は完全に山田新選手ですね。キャンプ(川崎フロンターレトップチームのプレシーズン 沖縄キャンプ)でも一緒にシュートトレーニングとかさせてもらって。自分と似てるところがあると思うんですけど、全部レベルが高くて。山田新選手レベルになれば、自分もトップチームに上がれると思うので、目標としています。

◯ 彼は(今の恩田選手と同じ頃)すごくスランプだったけど…(本インタビューのタイミング、プレシーズンの練習試合で恩田選手の無得点が続いていた)

その話は浦上GKコーチからも聞いたんですけど、そんな期間でも地道にトレーニングしていたというのを聞いて、自分も頑張っていこうと。

◯ 代表や選抜に選ばれたりもしていますが、他のチームで仲の良い選手などいますか?

はい。ヴェルディの今井健人選手ですね。同じ学校で、小学校のときも川崎市トレセンでいっしょだったりとか。昨年のJユースカップでは、対戦するチャンスがあったんですけど、自分が出られなくて。なので、プレミア開幕戦は楽しみです!(4月6日に開催され、川崎が恩田選手の2得点を含む3-2で勝利)

◯ 趣味などはありますか?

寝るのが好きです。練習の後とかも、よく寝ます(笑) 早寝ではないけど、早起きではありますね。オフの日なんかは、昼寝もします。

◯ トレーニングの一環だったり?

いえ、そういうわけではないです(笑)

◯ 最後に、サポーターへメッセージをいただけますか。

いつも熱い応援ありがとうございます。これから厳しい戦いが始まりますが、サポーターの皆さんの応援が自分たちの力になっています。これからも熱い応援よろしくお願いします!

プレミアリーグEAST 3節までを終えて、3ゴール。

自分のゴール以外にも、味方のゴールを導き出す活躍を見せ、得点王への気概は伊達じゃないことを示した恩田選手。

しかし、全体を見ると、もっと取れたのではないかと思わせる場面も。各試合後のコメントでは悔しさを滲ませる場面もあり、これからもう一段上の、圧倒的な存在への意欲を伺わせます。

森監督の言う「眼の前の試合に勝っていった結果が優勝」。これを実現すべく、眼の前の試合、いま、ここでのゴールでチームを勝利に導く存在になっていってほしい。そう思わせる、力強いインタビューとなりました。

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