1ショット日記「最終節へ」


11月に入り、大学サッカーのシーズンも佳境に入っています。関東大学サッカーリーグは残り2試合。11月11日、江戸川区陸上競技場で行われた第2試合、関東大学サッカーリーグ1部第21節では、勝ち点18で10位の専修大と、勝ち点17で12位、最下位の日本体育大が、1部への生き残りを懸けて対戦しました。

専修は川崎フロンターレU-18出身、FW18岸晃司選手が先発出場。スローインの受け手となり、厳しい日体大のマークに遭いながらもよくボールをおさめ、巧みなターンで決定的なシュートを放つなど奮闘。最後まで大きな存在感を放ちました。

しかし、一進一退の攻防が続いた試合は、後半38分に日体大が先制。専修はCBの3大西拓真選手を前線に上げてパワープレーに出るも、ゴールをこじ開けるには至らず。逆にロスタイムには、日体大がカウンターから追加点を挙げ、0-2でタイムアップ。

他会場では11位の慶應義塾大が1-0で勝利し、勝ち点を20まで伸ばしたものの順位は11位と変わらず。勝ち点20で並んだ日体大が、得点数で上回り残留圏の10位に浮上。勝ち点2の差をつけられて、専修は12位で最終節を迎えることになりました。

勝利をしても自力では残留を決めることのできない、非常に厳しい状況となった専修。町田也真人や長澤和輝、下田北斗らを擁し、「美しく攻撃的なサッカー」の看板通りの魅力的なサッカーを展開し、仲川輝人や萩間大樹、小口大貴らフロンターレU-18出身の選手が主軸として活躍したチームの苦境には、寂しいものも感じます。

しかし、Jリーグと同様、大学サッカーでも過去には優勝や残留などを巡って、さまざまなドラマが最終節では起きています。18日の東洋大戦。岸選手をはじめ、専修の選手たちの奮闘が、悔いのない形でのシーズンの終わりにつながることを祈っています。

【関東大学サッカーリーグ1部第21節 専修大 vs 日本体育大】
11月11日(土)午後2時キックオフ 江戸川区陸上競技場 くもり
前半0-0 後半0-2 計0-2
得点:里見直樹、太田修介(日本体育大)

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