9月23日、鈴与三保グラウンドで行われたJユースカップ2ndラウンド第1節、清水エスパルスユースに4-0で勝利した川崎フロンターレU-18。
試合後に梶田隼渡コーチ、得点を決めた今廣遥碧、笹倉拓真、三上瑛大、川村求の4選手に話を聞きました。
試合の記事は◇フロンターレU-18 – 清水エスパルスユース / Jユースカップ2ndラウンド第1節
「まだ細かいところは突き詰めていかないといけないことはあるので。
これに満足は、僕もそうですし、選手もしていないと思うので。
もうちょっと高いところを基準にやっていけたらと思います」
梶田隼渡コーチ

〇まずは試合を振り返ってみて、率直な感想をお願いします。
大量得点と無失点で勝てたことはとても良かったことだと思うので。
それでも、まだ細かいところは突き詰めていかないといけないことはあるので。
これに満足は、僕もそうですし、選手もしていないと思うので。
もうちょっと高いところを基準にやっていけたらと思います。
〇もっともっと選択肢を変えていけば取れたかもしれないというところでしょうか?
そうですね。あとは選択肢もそうですけど、技術的なところ。
シュートの精度、ラストパスの精度とか。コントロールの精度とか。
本当に基本技術の精度はもっと高めていく必要はあるかな、と感じました。
〇だいぶみんな体が動けていて。夏でだいぶ成長した部分があるのかなと思ったんですけど、どう感じました?
そうですね。特に中学生から上がってきた1年生なんかは、夏はだいぶ走り込んだりとか。
いいチームとたくさんゲームができたので。
そこでユース年代の強度とかにも適応してきたかなというのは感じます。
〇まだまだプレミアでやるためには足りないものもあると思うんですけど、こういったことをやってほしいということは?
まずは技術的なところは基礎で。
上げていってもらいたいんですけど。
本当にプレー判断、プレースピードとか。
ユース最高峰のスピードに慣れることと対応することはすごく重要かなと思います。
〇試合終わった後に少し厳しいことも言っていたと思うんですけど、あれはアップのところから変えようとか、そういうことの流れにあることですか?
ずっと今までの流れというところでいい意味でも。ルーティーンじゃないですけど。
悪い意味でのルーティーンというのもできちゃったのかなっていうのもあるので。
そこは年代というか、選手たちに合わせてスタッフが考えていきながら。
新たな取り組みのひとつとして、ウォーミングアップだったりとか、前後のところはちょっと気にかけてみようというところです。
〇ちょっと間は空きますけど、(次節は10月25日午後2時、Anker フロンタウン生田にてジュビロ磐田U-18と対戦)Jユースカップ、次の試合に向けてどういったことをやっていきますか?
もう1回、プレミアに行くためにも。技術レベルと、ゲームの強度は一段階上げたうえで、10月のジュビロ磐田戦にもより、今日以上の結果と内容を求めていければいいかな、と思います。
〇強度で相手を上回れたからこそ、今日はこういうゲームになった、という感じがしました。
そうですね。普段から森さん(森勇介監督)が言われている強度。プレミアで戦う、トップに行くための強度っていうところもあるので。
われわれが基準を下げるっていうことは良くないのかなと思うので。
上に基準をそろえていきながら、選手にも伝えていければいいのかな、と。
〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。
今日も本当に遠いところまで応援をいただいて、ありがとうございます。
次もホームになるので、いい結果が残せるように選手一丸となって頑張っていきますので。
引き続き応援よろしくお願いします。
「結果は出せたと思うんですけど。個人的にはたくさん課題が見つかったので。
それに向き合って、プレミアのメンバーに入れるように頑張りたいです」
MF29 今廣遥碧

〇試合を振り返って率直な感想をお願いします。
入りは自分たちのペースでできたと思うんですけど。
やっぱり個人的には今日は、結果は出せたと思うんですけど。個人的にはたくさん課題が見つかったので。
それに向き合って、プレミアのメンバーに入れるように頑張りたいです。
〇課題というのはどういうところが課題だと思います?
相手を見てサッカーをするというところだったり。基本技術の止めて、蹴るっていうところ。
ボランチのポジションとしてはないといけない、大事な技術なので。
そこはちゃんと向き合って改善していきたいです。
〇本職はボランチだと思うんですけど、ジュニアユースでは途中から右サイドバックをやることが多くなったと思うんですけど、どうですか?
今年も最初のほうはサイドバックをやっていたんですけっど。
夏の和倉ぐらいからボランチ一筋みたいな感じで。
ボランチでいいプレーができたので、そこからボランチをやらせてもらっているっていう感じです。
〇やっぱりボランチのほうが楽しかったりする?
そうですね。あとは自分はスピードがないので。
そこに関してはボランチのほうが適正かなって思います。
〇スピードがないなかで工夫していることは?
やっぱり予測するっていうのだったり。出足のところは足が遅い分カバーしていかないといけないので。
しっかり相手の状況を見て、予測をしながらプレーするっていうことを意識しています。
〇PK取ったところもそういったところが出た?
そうですね。たまたまあそこに入っていって。
いい感じでPKを取れたので良かったです。
〇PKは落ち着いて蹴れました?
そうですね。本当にPK、苦手で。
本当に久しぶりに決められたので。緊張して。決められて良かったです。本当に。
〇プレミアのメンバーに入ったりしましたけど、夏の成長については自分でどうとらえています?
そうですね。和倉では自分の特長のボール奪取だったり。
そういったところで成長を見せられたと思うので。そういうところを評価されて。
ボランチでプレミアでメンバーに入れたと思います。
〇お手本にしている選手っていたりするんですか?
フロンターレだと、海外にいるんですけど。田中碧選手。
ハードワークして。それプラス基本技術があって。
攻守万能っていう感じで。すごい参考にさせてもらっています。
〇残りシーズンに向けて何か目標などがあれば、教えてもらってもいいですか?
個人的にはどんどんプレミアのメンバーに入っていって。
少しでも出場時間を増やしていって、チームの勝利に貢献できるようになりたいです。
〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。
いつも遠くまで応援に来てくださって、ありがとうございます。
やっぱりみなさんを笑顔にできるように自分たちが、積極的に勝利に向かって向上して、みなさんに勝利を届けられるように頑張ります。
「強みを伸ばしてプレミアで、チームに貢献したいし。
できたら、スタメンで出たいので。
出場して活躍したいです」
DF28 笹倉拓真

〇試合を振り返ってみて、率直な感想をお願いします。
やっぱりけっこう前半とかはボールを持てていたんですけど。
フィニッシュまでいけないプレーが多くて。
後半はシュートを打つことはできて。点も取れたと思います。
〇自分のプレーについては今日はどうですか?
裏のケアとかが課題なので。そこはしっかりやることと。
今日はヘディングで点を取れたので。これからも自分の強みにしていきたいので。
点取れるように頑張りたいです。
〇セットプレーは、意外とあまり得意ではない部分があるんですか?
去年までは、ヘディング自体そんなに得意ではなくて。
監督からもけっこう言われていて。キーパーコーチのガミさん(浦上壮史GKコーチ)が付きっきりでやってくれているので。
ちょっと自信を持てるようになりました。
〇今日はけっこう前に持ち出して、いいパスも出していたと思うんですけど、工夫をしていたりします?
梶田コーチからよく言われているのは、やっぱり前を目指す意識とかで。
だから相手が全然来ていなかったりとか。運んで逆を取る、とか。そういうところはけっこう課題にしているので。
そこを意識して最近はやっているところです。
〇センターバックでも攻撃の起点になれるように、ですかね。
はい。縦パスさせると、チームが前に入っていきやすいので。
そういうところは良くしていきたいです。
〇この前、プレミアのメンバーに入りましたけど(第14節流通経済大柏戦)、もっと入りたいですか?
はい。
〇出るためにはどういったことが必要だと思いますか?
ビルドアップのところとか、出ている選手はもっとうまいので。
前に行く意識と。裏のケアとかは、課題をなくしていかないといけないので。そういうところをやっていきたいです。
〇残りのシーズンに向けての目標などを教えてもらってもいいですか?
これからどんどん調子を上げていったり。
強みを伸ばしてプレミアで、チームに貢献したいし。
できたら、スタメンで出たいので。
出場して活躍したいです。
〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。
いつも応援ありがとうございます。
いつも遠い場所まで来てくれているので。僕たちも活躍するっていうところで。
応援されている分、頑張れると思うので。
これからもプレミアもまだ残っているので。
もっと順位を上げてみんなで喜びたいと思います。
「もっと決めないと、フォワードとしてはダメだと思っているので。
そこは積み重ねていきたいと思います」
FW20 三上瑛大

〇試合を振り返って、率直な感想をお願いします。
僕自身もチームとしても「今日は絶対勝つ」っていう思いでやっていたので。
そこは試合を通して、点も多く取れて良かったなと思っています。
〇サイドをやっていた印象が強いんですけど、最近はフォワードをやっているんですか?
はい、そうですね。
フォワードで内にプレーするっていうのは意識していて。
フォワードの、内でできるプレーと、あとは背後の動き出しっていうのが特長なので。
そこでフォワードになったのかなと思います。
〇じゃあ、本当に最近はずっとフォワードという感じで?
そうですね。基本フォワードです。
〇意識してフォワードとしてやっていることは?
動き出しのところで味方の選手と合わせるところだったり。
相手の目線を見て背後へ走るっていうのは、意識しています。
〇今日はどうでした? 実際ゴールもいい形で決めましたけど。
相手も背後で、いやがっていたので。そこは良かったし。
あとはもっと決めないと、フォワードとしてはダメだと思っているので。
そこは積み重ねていきたいと思います。
〇じゃあ、アシストというよりもより得点のほうがほしい?
そうですね。はい。得点のほうを意識してやっています。
〇この前(プレミアリーグEAST第14節流通経済大柏戦)、コーナーキックを左足でも蹴っていましたけど、あれは最近やっているんですか?
どっちも蹴れて。右足、調子が悪かったので、あの試合。左足で蹴ったらいいボールが行った、という感じです。
〇この夏成長したと思うことは?
シンプルに強度というところは意識して積み重ねて、いいところまでいった、といいうことと。
やっぱり日ごろから点を意識して積み重ねて、それでプレミアのメンバーに入れたと思っています。
〇残りのシーズンに向けての目標は?
まずはプレミアに出場して点を取ること。スタメンを勝ち取ることを目標にやっていきたいと思います。
〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。
今日本当に遠いなか、ありがとうございます。
まだJユースカップも続いていくので、引き続き応援よろしくお願いします。
「プレミアで、決めたいですね。
できるだけ早く。1本決めれればもっと乗っていけると思うので。
まずは1点。そこからどんどん頑張っていきたいです」
FW36 川村求

〇試合を振り返ってみて率直な感想をお願いします。
バス移動とかで朝早かったんですけど、しっかり勝ち切れて良かったです。
〇朝早かった中、みんなしっかり強度高くやれていたと思うんですけど、どうですか?
そうですね。いつもの練習のほうが相手の強度が高かったりするので、みんな余裕をもってできたんじゃないかと思います。
〇夏に取り組んできたことの成果が今出ている?
そうですね。みんな、頑張っていたので。
〇ゴールも決めましたけど、その場面について振り返ってもらってもいいですか?
さわらなくても入りそうだったんですけど。
とっさにさわって。久しぶりに決めれて良かったです。
〇今日の自分のプレーについてはどう受け止めています?
そんな良くもなく悪くもなく。もっと行けましたね。
〇個人としてはこの夏はどういったところに成長を感じました?
森さんに「裏抜けろ」ってよく言われるので。
そこを。今日もあんまり抜けてないですけど。
意識するようにしています。
〇プレミアも少しずつプレーを重ねていますけど、自分のプレーについてはどう考えています?
全然プレミアでやれるっていう自信はありますけど。
全然結果が出ていないので。
使ってくれる森さんのためにもっていうところですね。
(点を)決められたら。応えたいですね。
〇得点を決めるために必要なものは何だと思います?
打ちきって、終わるとかですかね。
シュート本数があんまり多くはないので。入んなくても打つっていうのを心がければ、取れるんじゃないかって思います。
〇残りのシーズンへ向けて個人的な目標は?
プレミアで、決めたいですね。
できるだけ早く。1本決めれればもっと乗っていけると思うので。
まずは1点。そこからどんどん頑張っていきたいです。
〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。
今、後期プレミアもいい流れで来れているので。
Jユースとプレミア、引き続き頑張るので。
応援よろしくお願いします。
〇個人的にもその流れに?
はい。乗っていきたいですね。今、フォワード全員調子いいので。
それに食い込んでいけるように頑張っていきたいです。
◇
いいかたちでJユースカップの2ndラウンドを白星でスタートした川崎フロンターレU-18。
それを喜びながらも、もっともっとそれぞれがいい結果を出すために、プレミアリーグEASTのメンバーに食い込むために、そこで活躍するためにも、また次へ向かおうとしています。
次戦は、少し間が空いて、10月25日にAnker フロンタウン生田で行われるジュビロ磐田U-18戦。
そこでどういったプレーを見せて、どんな結果を残すのか。とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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