10月26日Anker フロンタウン生田で行われたK6リーグ第7節、鎌倉高校C戦に4-1で勝利。
7勝、勝ち点21、得点52、失点1、得失点差+51、首位でK6リーグの日程を終え、来季のK5リーグ昇格を決めた川崎フロンターレU-15(2年)。試合後に狩野健太コーチ、ゴールを決めた新堀隼、都島ダヒル光真、髙橋一真と左SBとしてフル出場した月見里遥希に話を聞きました。
試合の記事は◇フロンターレU15生田(2年) – 鎌倉高校C / K6リーグ第7節
「こういう試合を経験させてもらえるのはなかなかないと思うので。
その中でゲームコントロールがどうなのかとか、仕掛ける部分がどうだったのかとか。
振り返るとすごいありがたい経験をさせてもらったなって思います」
狩野健太コーチ

〇試合を振り返ってみて、率直な感想をお願いします。
まずKリーグ全体、今日の試合もそうですけど。高校生を相手にすごい、いい体験をさせてもらったな、というのが、率直な感想で。
なかなかこういう速かったり強かったり。こういう相手とできる機会はなかなかないと思うので。
そういう意味では、すごくありがたい経験をさせてもらったというところですね。
〇今日はなかなか難しい試合だったのかな、と見ていて感じました。
そうですね。相手に関しても、力があるので。こういう試合を経験させてもらえるのはなかなかないと思うので。
じゃあ、その中でゲームコントロールがどうなのかとか、仕掛ける部分がどうだったのかとか。
振り返るとすごいありがたい経験をさせてもらったなって思います。
その中で勝ち切ったということは、選手たちにはひとつ、自信を持ってもらいたいと思いますね。
〇ミスから追いつかれてしまって、難しい時間帯もあったなかで、それでも崩れなかったのが良かったのかなと思いました。
そうですね。それで今度は守られた相手をどう崩していくのかとか。この中でゲームコントロールをどうするのか、とか。
そういう話ができるので。なかなか、何回も言うんですけど、そういう体験をさせてもらえる機会がなかなかないので。
その中で選手たちはいろいろ感じながら、テクニックを出してみようとか、今度はゆっくりボールを持ってみようとか、戦術を使って相手を広げて。
「前へ進めるチャンスは逃さないで」っていう話をしている中で、相手が集まってきたら、広げてみたりとか。
そういういい考えを出すいい機会だったと思います。
〇優勝が懸かった試合でもありましたね。
そうですね、お互いに。その中で勝ち切ったことは本当に自信になると思います。
〇K6リーグで得た一番のものは何ですか?
さっきも言ったようにこういうスピードがある、とか強いとか。
そういう相手に対して、間合いだったり。守備だったら体をぶつけるタイミングとか、どの具合間合いを空けておいたらいいとか。
攻撃だったら、どれぐらい近づいたらいけないのか、とか。そういう間合いみたいなものが測れるのかなあっていう。
近づいちゃったら触られちゃうし。守備だったら、これぐらい近づかないと触れないし。それを今後に生かしていかないといけないので。
また、さっきも選手に話しましたけど。生かしていきたいと思います。
〇これからまだメトロポリタンリーグが残っていると思うんですけど、それに向けてはやはり個にアプローチをしていく?
個にアプローチしつつ、試合の中でどう表現していくのかとか。グループとかチームの中で、戦術がちょっとずつ大きくなりながら。
でも結局は最終的には個人戦術ですね。コントロールの質とか、シュートの質とか。そういう部分は引き続きやりながら、進めていければと思うので。
〇また高円宮杯にもかかわってくるメンバーも出てくるのかなと思うんですけど。
本当にいいプレーを出していれば、もちろんかかわっていけるだろうし。
選手としてもチームとしてもうれしいことだと思うので。
そこはひとつ目指しつつ。やっていければと思っています。
〇今日も見守っていた方がいましたけど、またフロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。
Kリーグを通して、毎回足を運んでいただいて。
選手の励みになりましたし。ありがたいなって感じていて。感謝している部分が大きいです。
そういう人たちを楽しませる、じゃないですけど。「フロンターレの選手、うまいなあ」っていう選手をつくっていくことが僕は仕事かなと思っているので。
そこは引き続きやっていきたいと思います。
「高校生とできる貴重な機会だったので。
高校生のスピードだったりとか体の強さとか、強度が自分たちの学年とは違うので。
そこのところは貴重な経験だったと思います」
MF27 新堀隼

〇試合を振り返ってみて、率直な感想などをお願いします。
自分の同じ学年よりは高校生なので。足が速かったり。体が強かったりするんですけど。
そこらへんは自分的には、スピードで追いつかれてとか、前半の最初の入りがちょっと悪くて。
そこからだんだん、そこに慣れてきて。だんだんいいプレーができるようになったと思いました。
〇得点も取りましたけど、まず1点目について振り返ってもらってもいいですか?
1点目は間で受けて、ワンツーをして、最後、しっかり決めきれて良かったです。
〇2点目については?
2点目は自分がフリーで受けて。キーパーを見て。キーパーが前に出ていたので。
うまく打つことができたと思います。
〇試合を通して自分のプレーはどうでした?
シュートは良かったんですけど。そこまでの仕掛けだったりとか。あんまり良くはなかったと思います。
〇K6リーグを通して得たものは、どういうものですか?
高校生とできる貴重な機会だったので。そこで高校生のスピードだったりとか体の強さとか、強度が自分たちの学年とは違うので。
そこのところは貴重な経験だったと思います。
〇K6リーグを踏まえて、これからやっていこうと思うものは?
体の強さとか、意識して改善していきたいと思います。
〇これからのシーズンの目標などは?
Kリーグで得た経験を生かしてメトロポリタンリーグでもしっかり活躍できるようにしたいです。
〇高円宮杯もありますけど、そのメンバーに入りたいという気持ちも?
少しでも上の学年にかかわることができれば、と思います。
〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。
今日も寒いなか、応援していただきありがとうございます。
自分の力を発揮して頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします。
「『スタートで出たかった』というのが自分の中であって。
その中でアピールするためにもいいゴールができたんじゃないかと思います」
MF36 都島ダヒル光真

〇試合を振り返ってみて、今日はどうでした?
危ないシーンとか相手にボールを持たれたりしていたんですけど。
フロンターレのサッカーを最終的にはできたんじゃないかと思います。
〇ゴールも決めましたけど、あの場面について振り返ってもらってもいいですか?
「スタートで出たかった」というのが自分の中であって。
その中でアピールするためにもいいゴールができたんじゃないかと思います。
〇だいぶ角度のないところから決めたゴールでしたけど、ああいうかたちは得意?
はい。ライン際で仕掛けたりするのが得意です。
〇初めからシュートを打とうと決めていた?
はい。シュートを決めたいなっていうのは自分の中でありました。
〇K6リーグは終わりましたけど、振り返ってみてどうでした?
自分は身長が高いので。同じ体格の選手とできて。同年代にあまりいないので。不思議な感じがあって。
でも、自分のやりたいことはできたんじゃないか、と思います。
〇自分の得意な部分、ドリブルで仕掛けるとか、出せたような感じでした?
はい。出せました。
〇ここをこれからこうしてこうというものは何かありますか?
逆足、右足が自分は苦手なので。逆足のクロスだったり、シュートとか。今右サイドをやっているので。
練習していきたいなと思います。
〇シーズンのこれからに向けての目標は?
とにかく誰にもドリブルでも守備でも負けずにゴールを決められる選手になりたいです。
〇また、フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。
みんなにワクワクされるような選手になれるように頑張るので、応援よろしくお願いします。
「高校生相手なので。フィジカル的にもいつもならドリブルで抜けたり。走れたりするので。
そういうところをよく学んだりしました」
DF34 月見里遥希

〇今日の試合を振り返って、いかがですか?
今日はいつもの相手よりも強くて。最初ちょっと、セカンドボールを拾われたりしたんですけど。
後半慣れてきたりとかして。チームで、後半、1失点してしまったんですけど、いい流れを持ってこれたかなと思います。
〇失点した時は慌てる部分もあったと思うんですけど、どうでした?
失点の内容がオウンゴールで、崩されて、と蚊じゃなかったので。そんなに流れを持っていかれた感じではなかったです。
〇K6リーグで得たものってどういうものですか?
やっぱり高校生相手なので。フィジカル的にもいつもならドリブルで抜けたり。走れたりするので。
そういうところをよく学んだりしました。
〇これからこうしていこうというものは?
高校生とか上のうまい選手にも通用するように足、当たらないとか一個一個こだわってやっていきたいです。
〇今日もサポーターの方見守っていましたけど。サポーターの方にメッセージをお願いします。
いつも応援があって、疲れてきついときにも最後走りきれたり、体張れたりできるので。感謝しています。
「自分より体の強い相手とやってみて、
その中で球際とか守備のところでも勝って。
攻撃とかだったら、相手をいなせるようにできたと思います」
MF32 髙橋一真

〇試合を振り返ってみて、率直な感想などお願いします。
立ち上がりはけっこう相手に押し込まれたりとかして。難しいシーンもあったんですけど。
前半は自分たちのサッカーができて。1-0で終えられたんですけど。
後半になって相手の勢いがもっと強くなって。押し込まれて1回同点になっちゃったんですけど。
しっかりチームで立て直して、4-1で勝てたという感じです。
〇自分のプレーについては今日はどうでした? ゴールも決めましたけど。
前半は右ハーフをやっていて。なかなか、攻撃の回数が少ない、とか。ボールを持っているけどゴール前に行けないシーンがあって。
あまり攻撃に絡めていなかったんですけっど。後半になってボランチをやってみて。自分の特長のボールを持って、相手をいなして運んだり。
そういったプレーができたと思います。
ゴールのシーンは風雅(佐々木風雅)が中に蹴ってくれると思って。飛び込んだらボールが来たという感じです。
〇風雅君がたぶんこういうことをやってくるだろうと予測ができていたような感じですかね。
練習でもクロス練習とかけっこうするので。
それでニアに入っていこうということはけっこうやっているので。そこで蹴ってくれると思って入った感じです。
〇K6リーグを振り返ってみて、どうでした?
自分より体の強い相手とやってみて、強度とかそういう部分は高校生なので。強かったりしたんですけど。
その中で球際とか守備のところでも勝って。
攻撃とかだったら、思い切り相手をいなせるようにできたと思います。
〇これからに向けて貴重な経験を得ました?
はい。
〇残りのシーズンに向けての意気込みを教えてもらってもいいですか?
残りのシーズン、メトロもそうだし。カモフラ(LIGA CAMUFLAR)もCJY選手権も優勝できるように頑張ります。
〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。
いつもあたたかい応援ありがとうございます。
残りのシーズンも全試合全力で戦って勝つので応援よろしくお願いします。
◇
これまでのフロンターレのアカデミーではなかなかなかった、高校生とのリーグ戦を戦うという貴重な経験をした川崎フロンターレU-15生田の2年生たち。結果も残しながら、スピードや体の強さなどで上回る相手との試合を通して得たものは必ずこれからに生きてくるものになると思います。
残り3試合となったメトロポリタンリーグ、LIGA CAMUFLAR、さらに神奈川県内の強豪が競い合うKCJY U14選手権といった大会で、どういったプレーを見せていくのか。とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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