7月14日は綾瀬スポーツ公園へ。神奈川県の少年サッカーチームによって競われる神奈川県チャンピオンシップU-12が始まり、川崎フロンターレU-12も初戦を迎えました。
チャンピオンシップには、32チームが出場、上位3チームは8月に千葉県で行われる関東少年サッカー大会の出場権を得ることができます。なお、U-10のチャンピオンシップも同じ日に開幕しており、かわしん杯を制したフロンターレU-10も出場しています。
フロンターレU-12は鎌倉市のおなりレパーズとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 神奈川県チャンピオンシップ1回戦 vs おなりレパーズ】
7月14日(土)午前10時半キックオフ 綾瀬スポーツ公園 晴れ 20分ハーフ 8人制
フロンターレの先発はGK1太田陽彩、最終ラインは右からキャプテンの10齊名優太、3山中大輝、11香取武、中盤は5田所莉旺、右に8山下耀翔、左に6五十嵐将、前線は2仲谷俊。
日差しが照りつけ、厳しい暑さの綾瀬スポーツ公園。両チームの選手の家族らが見つめるなか、試合は始まりました。
立ち上がり、齊名や山中、田所がボールを触り、後ろからの組み立てを図っていくフロンターレ。
レパーズはそれに対して、前からプレスをかけていきますが、太田が後ろからよく声をかけ、五十嵐が中央に寄ってボールを受けたり、齊名が山下とのパス交換から高い位置へ上がるなどして、攻めに。ボールを失っても田所がすばやく寄せて、奪い返し、焦らずに香取や山中へボールを預け、後ろからボールを動かしていきます。
4分にはレパーズがエリア外左でフリーキックを得ると、直接狙ったシュートはクロスバーへ。ひやりとする場面でしたが、ゴールとはならず。
フロンターレは、レパーズが最終ラインでボールを回そうとしていくのに対して、五十嵐や仲谷が前からうまくプレスをかけ、ボールをものに。高い位置でのプレーを続けていきます。5分にはエリア外左でフリーキックを得ると、齊名が入れたボールに香取が飛び込みますが、惜しくも触ることはできず、GK1がセーブ。
それでも直後に山中がエリア外正面から浮き球のボールを入れると、抜け出したのは仲谷。GKとの1対1を制して、シュートはゴールの中へ。1-0。先制点はフロンターレへ。
たたみかけるフロンターレは、直後には香取が自陣でボールをカットし、仲谷へ縦パスを入れると、仲谷から左へ展開。山下がエリア外右からシュート。GK1に阻まれましたが、守備から攻撃へ、すばやくつなげていきます。
フロンターレはさらに香取が持ち上がり、左へ開いた五十嵐がボールを受け、前へ仕掛けていくなどして、ゴールの前に。10分には左コーナーキック、齊名が右足でボールを入れると、遠いサイドで田所が頭で合わせますが上に。
暑さのため取られたクーリングブレーク明け、11分にはこぼれ球に詰めた山下がシュートを打ちますが、またもGK1に阻まれ、右コーナーキックに。右から齊名が入れたボール、ファーで香取が合わせますが、バーを叩いてここでも決まらず。
それでもセカンドボールを拾い、攻めていくフロンターレ。13分左サイドの高い位置の五十嵐からエリア前の田所を経由して右に展開。高い位置から齊名がボールをエリア内に入れると、仲谷が押し込んで2-0。フロンターレが突き放します。
フロンターレは、さらに右サイドの高い位置へ山下を走らせたり、ボールをカットした山中が、そのまま、エリア前へ動き出す仲谷を狙い、フィードを入れるなどして、攻撃の機会をうかがいに。17分には五十嵐がエリア外左でファールを受けると、仲谷のフリーキックは枠左をとらえますが、GK1が弾きながらも防ぎ、追加点にはならず。
さらに右サイドでボールを受けた仲谷が、高い位置へ仕掛け、コーナーキックを得るなど、レパーズ陣内でのプレーを続けていくフロンターレ。19分にはコーナーキックのセカンドボールを山下が拾い、右へ。齊名のクロスからエリア内で田所、山中が立て続けにシュートを打ちますが、レパーズはここでも粘り強い守りを見せていきます。
しかし、直後の右コーナーキック、齊名が入れたボール、ファーで山中が頭で合わせたボールが決まり、3-0。前半はここでタイムアップ。ラストプレーで突き放してハーフタイムとなります。
後半フロンターレは、山下、五十嵐に代わり15関徳晴、7荒井颯太が入り、GK太田、最終ラインは右から関、山中、荒井、中盤は田所、右に齊名、左に香取、前線は仲谷に。
立ち上がり、1分には荒井の縦パスを左サイドで受けた香取が、エリア前に斜めに仕掛け、ミドルシュート。ポストを叩いたこぼれ球に詰めた仲谷がファールを受け、PKに。仲谷が自らこれを決めて、4-0。仲谷はハットトリックに。
フロンターレは、さらに香取が左サイドから斜めにエリア前に仕掛け、仲谷が左サイドへ流れるなど、ポジションを入れ換えながら揺さぶりに。齊名が右サイドから中央に寄り、その横を関が駆け上がり、攻撃に厚みを加えていきます。
4分には齊名のパスを受けた関が、右サイドからクロスを上げると、エリア内に飛び込んだ香取が頭で合わせたシュートが決まり、5-0。
さらに関が田所とのパス交換からエリア前に上がり、関のパスにエリア前にうまく仲谷が抜け出すも、シュートはGK1に阻まれ、コーナーキックに。このコーナーキック、右から齊名が入れたボールに再び頭で合わせたのは香取。ゴールネットを揺らして6-0。
レパーズもセンターサークル付近からシュートを打つなどしていきますが、フロンターレは太田がしっかりセーブ。すばやくリスタートし、左サイドの高い位置の香取に正確にボールを入れ、守備から攻撃へつなげに。齊名が中央でボールを持ち上がり、仲谷とのパス交換からエリア前に顔を出すなどし、仲谷も高い位置でボールを拾い、縦パスを入れるなどしていきます。
9分、再び齊名からボールを受けた関が、右クロスを入れると、またまた香取がエリア内に飛び込み、頭で合わせ、ボールはゴールの中へ。7-0。香取はすべてヘディングでゴールを決めて、ハットトリックに。
直後にはレパーズ、GK1の送ったボールにエリア右へ12が抜け出しますが、シュートは太田がセーブ。しのいでいくと、フロンターレはエリア外左でファールを受け、齊名が直接狙うもシュートはポストを叩き、セカンドボールを拾った田所の右クロスに、またも香取が頭で合わせ、最後は齊名が詰めますが、レパーズの守備も粘り強さを見せ、決めることはできず。
フロンターレはこの日2回目のクーリングブレーク明け、仲谷に代わり再び五十嵐が入り、最終ラインは山中、田所、中盤は齊名と五十嵐、右に関、左に荒井、前線は香取に。後ろで山中や関、齊名らがボールを回しながら、五十嵐が中盤からエリア前に動き出すなどしてかき回していきます。
13分、山中の縦パスをエリア外正面で受けた香取がうまく前を向き、放ったシュートがGK1の手を弾きながらも決まり、8-0に。
さらに中央で齊名、香取とつなぎ、左へ展開すると、五十嵐が抜け出し、レパーズはこれを防いだものの、エリア前にこぼれたボールにすばやく飛び出した関のシュートが決まり、9-0。
山中がエリア前に入るボールをカットし、そこから縦へつけるなどして、点差がついてもさらにゴールを狙いにいくフロンターレ。18分には五十嵐がエリア内でおさめ、最後は詰めた荒井のシュートが決まり、10-0。
レパーズも直後にはカウンターへ持ち込みますが、フロンターレは関がすばやく戻り、ボールを取り返す好守でシュートは打たせず。そこから切り替え速く攻撃へ移り、右サイドからエリア前に斜めに出したパスに、五十嵐が抜け出しシュートを打つもGK1がセーブ。試合はここでタイムアップとなり、10-0。厳しい暑さのなか、最後まで攻守にしっかりプレーを重ねて、フロンターレは勝利しました。
前半3-0 後半7-0 計10-0
得点:仲谷俊3=PK1、山中大輝、香取武4、関徳晴、荒井颯太
フロンターレの先発:1太田陽彩、10齊名優太(c)、3山中大輝、11香取武、5田所莉旺、8山下耀翔、6五十嵐将、2仲谷俊
交代:山下→15関徳晴 五十嵐→7荒井颯太 仲谷→五十嵐
神奈川県チャンピオンシップ2回戦は7月15日、2回戦と準々決勝が行われ、フロンターレU-12は10時半、綾瀬スポーツ公園にて横浜F・マリノス追浜との2回戦に臨みます。
(文中敬称略)
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