早稲田大 – 順天堂大 / 全日本大学サッカー選手権準々決勝


12月17日は味の素フィールド西が丘へ。全日本大学サッカー選手権大会は準々決勝を迎え、川崎フロンターレU-18出身のFW岡田優希が主将を務める早稲田大と、2020年にフロンターレへの加入が内定しているFW旗手怜央、フロンターレU-18出身のMF小川真輝が所属する順天堂大が対戦しました。

【全日本大学サッカー選手権大会準々決勝 早稲田大 vs 順天堂大】
12月17日(月)午後1時キックオフ 味の素フィールド西が丘 晴れ

2回戦の北海道教育大岩見沢校戦を、岡田優希のPKによるゴールで1-0で勝利した早稲田大。先発はGK1小島亨介、最終ラインは右から2牧野潤、18杉山耕二、23坂本寛之、6冨田康平、中盤の底に13高岡大翼、その前に5金田拓海、8栗島健太、右に7相馬勇紀、左にキャプテンの10岡田優希、前線には9武田太一。

2回戦では旗手の2ゴールで関西大を2-1で下した順天堂大。先発はGK1佐藤久弥、最終ラインは右から15鈴木啓太郎、4村松航太、22長谷川光基、6石上輝、ボランチはキャプテンの10名古新太郎、28渡邉康平、右MF2柳澤亘、左MF23長倉幹樹、FW3三國スティビアエブス、11旗手怜央。25小川真輝はベンチスタート。

朝方降っていた雨はやみ、青空の広がった西が丘。平日ということもあり、2回戦に比べれば少ないものの、早稲田は応援団やメンバー外の選手たち、順天堂も多くの選手たちがチャントを歌い、コールで試合に臨む選手たちを鼓舞するなか、キックオフとなりました。

前半はピッチを幅広く使い、坂本がサイドに効果的に配球するなどして、早稲田が主導権を握る展開に。武田もボールを前線でよくおさめ、岡田にボールが入ると金田もエリア外左の高い位置へ上がっていくなど、厚みのある攻めを試みていきます。

4分には金田のスルーパスにエリア左へ抜け出した武田がシュート。しかし、順天堂のGK佐藤が足で阻む好セーブを見せ、ゴールとはならず。しかし、6分縦パスを受けた武田が後ろへボールを戻し、中央の栗島がエリア左へスルーパスを出すと、抜け出したのは岡田。シュートを放つとこれが決まり、1-0に。岡田の2試合連続のゴールで早稲田が先制します。

順天堂は名古が縦へ持ち上がり、そこから柳澤や旗手がエリア前に迫る場面をつくりますが、早稲田の守備が阻み、ゴールをおびやかせず。早稲田の高岡や金田、栗島がボールに多く触れ、杉山や坂本も縦へボールをよくつけるのに対し、順天堂は旗手も中盤に下り、ボールをものにしようとしますが、網にかかったかのようにすぐに早稲田に取り返される場面が目立ち、効果的な攻めに出ることはできず。

15分には順天堂、エリア右に浮き球のボールが入ると旗手が抜け出すも早稲田のGK小島がキャッチ。

16分順天堂は早くも交代、鈴木に代わり12大谷京平が入り、右MF、柳澤は右SBへ。

順天堂はボールを持つ時間こそ、次第に増えていくものの、中央では早稲田の高岡や金田、栗島にボールを奪われる場面が多く、なかなか効果的に攻めることはできず。24分には早稲田、相馬が右サイドからエリア前に仕掛け、エリア左の岡田へ。岡田のスルーパスに抜け出した冨田が左クロス。シュートにこそつながりませんでしたが、ここでも人をかけ、迫りに。

28分には順天堂、左コーナーキック、名古が右足でボールを入れるとこぼれ球を拾った大谷が正面でシュート。しかし、小島がセーブ。さらに29分には右サイド、大谷と柳澤の連係から迫ると、エリア正面右で長倉がシュートを打つも上に。

早稲田も、選手を交代。武田に代わり15直江健太郎。

旗手がパスの出し手にもなり、打開を図りにいく順天堂。34分には中央に降りた旗手のスルーパスに、長倉が左サイドから斜めに動き出すも早稲田の守備に阻まれ、シュートは打てず。

それでもGKの佐藤が正確なキックで右サイドの大谷へボールをつけるなど、次第にピッチを広く使うようになっていくと、ロスタイムに入った46分には渡邉の浮き球のパスにエリア右へ抜け出した旗手がニアを狙ってシュート。枠をとらえるもGK小島がセーブ。さらに柳澤の縦パスに、エリア正面右で旗手がシュート。これもまた枠をとらえますが、小島がセーブ。前半は1-0でタイムアップとなります。

後半順天堂は渡邉に代わり20上野瑤介が入り、FWへ。中盤の底に名古が入り、その前に大谷と旗手、右に三國、左に長倉。縦へボールが入る場面が増えていく順天堂。ラインを高め、柳澤や石上が高い位置へ上がっていきます。

4分、順天堂は、ボールを持ち上がった石上が左サイドの高い位置へ。クロスを上げるとエリア外右でボールを拾った柳澤がゴール左を狙い、ミドルシュート。ボールはゴールネットを揺らし、1-1。順天堂が追い付きます。

順天堂はさらに上野がエリア正面へ抜け出すなど、早稲田のゴールをおびやかしに。名古や旗手、大谷が中央でうまくかかわりあいながら、攻めの機会をうかがっていきます。9分には大谷が右から左へボールを運び、受けた長倉がエリア外からミドルシュートを打つも上に。

早稲田は13分、冨田に代わり12小笠原学が入り、右SB、牧野が左SB、高岡に代わり30石神佑基が入り、右へ。相馬が左、岡田がトップ下、ボランチは金田と栗島。位置を入れ換え、流れを変えようとしていきます。

しかし、次の1点は順天堂へ。16分、三國が右サイドの高い位置で粘りクロスを上げると、遠いサイドに飛び込んだ石上が押し込み、1-2。両サイドからの攻めが実り、順天堂が逆転します。

さらに順天堂は旗手のスルーパスにエリア正面右へ抜け出した大谷がシュートを打つなど、追加点を狙いに。

早稲田は岡田がボールをカットし、左に展開。相馬のクロスにつなげるなどするものの、なかなか、シュートまでは至らず。ピッチを広く使ってボールを回していく順天堂から、ボールをものにできない時間が続いていきます。

24分には岡田から右へ。石神のパスからエリア右へ金田が顔を出すも順天堂の体を張った守備に阻まれ、ゴールをおびやかすことはできず。

28分には順天堂、旗手のパスにエリア右へ上野が抜け出すと、坂本を振り切り、シュート。しかし、早稲田も小島がよくこれを防ぎ、追加点は許さず。

早稲田はサイドチェンジを交えて、攻めに出ていくもファールをとられる場面が目立っていきます。32分には金田に代わり14田中雄大。さらに34分には直江に代わり20梁賢柱。

しかし、決定機は順天堂へ。36分にはエリア外右でセカンドボールを拾いにいった旗手がファールを受け、フリーキックに。名古がボールを入れると、長倉が頭で合わせるもGK小島がセーブ。

終盤に差し掛かり、早稲田陣内でのプレーを試み、時間を使いにいく順天堂。43分には早稲田、岡田のパスから相馬が高い位置へ仕掛け、クロスを上げると、エリア正面でこぼれ球を拾った小笠原がシュートを打つも、順天堂はブロック。

ロスタイムは4分、スローインを得るとエリア内に杉山や坂本も上げ、ロングスローからゴールを狙う早稲田でしたが、ゴールをこじ開けることはできず。試合は、タイムアップ。1-2。準決勝への進出を果たしたのは順天堂となりました。

前半1-0 後半0-2 計1-2
得点:岡田優希(早稲田) 柳澤亘、石上輝(順天堂)

早稲田大の先発:1小島亨介、2牧野潤、18杉山耕二、23坂本寛之、6冨田康平、13高岡大翼、5金田拓海、8栗島健太、7相馬勇紀、10岡田優希(c)、9武田太一
交代:武田→15直江健太郎 冨田→12小笠原学 高岡→30石神佑基 金田→14田中雄大 直江→20梁賢柱
控え:21千田奎斗 17工藤泰平 27千葉健太 11藤沢和也

順天堂大の先発:1佐藤久弥、15鈴木啓太郎、4村松航太、22長谷川光基、6石上輝、10名古新太郎(c)、28渡邉康平、2柳澤亘、23長倉幹樹、3三國スティビアエブス、11旗手怜央
交代:鈴木→12大谷京平 渡邉→20上野瑤介
控え:30中塚勝俊 5長田健 17堀池亮介 8望月陸 18岡本北斗 24白井海斗 25小川真輝

順天堂は、19日午後1時、味の素フィールド西が丘で行われる準決勝では法政と対戦します。この試合では少ないチャンスをきっちり決定機にし、後半は中盤の選手として流れを引き寄せるプレーを見せた旗手。さらに準備を重ねる小川がピッチに立ったとき、どんなプレーを見せるのか。とても楽しみにしています。

 

岡田はこれが大学最後の試合に。しかし、キャプテンとしてチームを引っ張り、この試合でもゴールを挙げるなど、大会を通して確かな輝きを放つ姿を見られたことは、とても幸せなものでした。

(文中敬称略)

小川真輝選手はベンチスタート
旗手怜央選手
小川真輝選手
岡田優希選手
2回戦に比べれば人数は少なかったものの熱い声援を送った早稲田のゴール裏の応援団やメンバー外の選手たち

岡田優希選手
小川真輝選手

キャプテンとしてコイントスに臨む岡田優希選手
名古新太郎選手と握手をかわす

タッチをかわす早稲田の先発メンバー
順天堂の先発メンバー
旗手怜央選手
岡田優希選手がエリア左へ

1-0に
2試合連続のゴールとなった岡田優希選手

ベンチから試合を見守る小川真輝選手
堀池巧監督から言葉をかけられる旗手怜央選手
相馬勇紀選手は切れのある動きで攻撃を牽引した

前半終了間際には立て続けに決定的なシュートを打った旗手怜央選手
ハーフタイム、出場に備える小川真輝選手
後半、順天堂は柳澤亘選手のゴールで1-1に

栗島健太選手が飛び込むが触ることはできず

石上輝選手が決め、順天堂が逆転

岡田優希選手
旗手怜央選手は後半中盤でプレー

小島亨介選手は2失点したものの何度も好守を見せた
岡田優希選手
早稲田も追いすがるが及ばず
試合後には堀池巧監督から言葉をかけられる場面もあった

小川真輝選手
早稲田での4年間を終えた

 

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