2月3日は前日に続いて、時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンドへ。この日も川崎フロンターレU-18はジャパンユースプーマスーパーリーグに臨み、近畿大附属と市立船橋と対戦しました。
【川崎フロンターレU-18 ジャパンユースプーマスーパーリーグ vs 近畿大附属】
2月3日(日)午前9時キックオフ 時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンド3 30分ハーフ
最初の試合は近畿大附属との試合。
フロンターレの先発は、GK33藤田航大、最終ラインは右から29内海太瑚、22松永竜之介、27神橋良汰、30岡崎玄、ボランチは20澤田泰大、25戸水利紀、右MF23常安澪、左MF31小野寺瑠、FW26平田流衣、17宮本ディアウ勇守歩。
風も少なく、空には青空が広がり穏やかな天気の時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンド。選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、ゴールに迫ったのは近畿大附属。右サイドから立て続けにクロスを入れにいきますが、岡崎や小野寺が粘り強く対応。シュートには、つなげさせず。さらにラインを高めて、サイドに展開し、速い攻めを仕掛けてくる近畿大附属ですが、フロンターレは宮本も自陣まで下りるなどコンパクトにして対応。近畿大附属にセカンドボールを拾われて、なかなか前に出られないなかで粘り強くプレーを重ねていきます。
フロンターレは4分を過ぎると中央で澤田や戸水がボールに触れる時間をつくれるように。ラインも高め、縦へボールをつけて次第に前に出られるようになっていきます。
近畿大附属の攻めに対しても神橋がボールをカットしたところから宮本につけるなど、守備から攻撃へつながるようなプレーも出始めるように。すると6分、エリア外右からエリア前に戸水が斜めに仕掛け、エリア正面の宮本へ。宮本がシュートを打つとゴール右に決まり、1-0。先制点はフロンターレへ。
追いかける展開となった近畿大附属は、直後には左サイドの高い位置へ、25が抜け出し、エリアに向かって仕掛けていきますが、松永がうまく足を入れる粘り強い好守。
再びマイボールの時間をつくったフロンターレは、内海や松永が宮本、平田に縦パスを入れながら、前に。近畿大附属にボールがわたっても、右サイドに流れた9に、小野寺や岡崎が囲い込むように対応し、ボールを奪い取るなど、切り替えよく対応していきます。
近畿大附属にボールがわたっても、岡崎がカバーしそこから戸水につなげるなど、守備から攻撃へ。12分には澤田のパスに、エリア左へ小野寺が抜け出しますが、これはオフサイド。
一方の近畿大附属も15分近くになるとコーナーキックやフリーキックを得て、ゴールを狙いに。17分にはフリーキックのセカンドボールを拾った11が右クロスを上げますが、エリア内で宮本がクリア。
しのいだフロンターレは常安が縦へ仕掛けたり、内海から中央の小野寺を経由して左サイドの岡崎へボールを回すなど、ピッチを広く使いながら攻めに出ていきます。
しかし、21分、右サイドから斜めに仕掛けた11がエリア外正面やや右でファールを受け、近畿大附属はフリーキックを得ます。キッカーの7が左足でボールを蹴ると、ゴール右へ決まり、1-1。近畿大附属が同点に。
追い付かれたフロンターレは勝ち越しを狙う近畿大附属に対して、25の左クロスを松永がエリア内で対応するなどしてしのいでいきます。25分には平田のパスを受けた内海がエリア外右へ。左足でクロスを上げるとエリア内で宮本が競り、平田がエリア左へ抜け出すもシュートは打てず。
さらに29分には澤田、戸水と中央でボールを回し、いったん右サイドの内海へ展開。内海のパスを再び中央で受けた澤田の縦パスに、エリア内、小野寺が抜け出しますが、近畿大附属の守備に遭い、シュートは打てず。
直後には近畿大附属、最終ラインのフィードに25が前線へ抜け出しますが松永が体を入れ、シュートは打たせず。前半は1-1でタイムアップとなります。
後半フロンターレは戸水に代わり32山内日向汰がボランチに。
立ち上がりには左サイド、小野寺、岡崎との連係からコーナーキックに。しかし、決定的な場面には至らず。一方の近畿大附属も、左サイドのスローインから9が高い位置へ。こちらもコーナーキックを得ますが、シュートは打てず。
フロンターレはGK藤田も加わり、後ろからの組み立てに。近畿大附属の高い位置からのプレスをうまくかわして、岡崎が中央へ縦パスを入れるなどし、4分には山内の浮き球のパスに、エリア内、小野寺が抜け出しますがこれはオフサイドに。
さらにエリア外右、宮本がファールを受けると、山内がすばやくリスタート。エリア内へ動き出した宮本を狙い、パスを出しますが、GK1がセーブ。
フロンターレは10分、平田に代わり11有田恵人が入り、右MF。常安はトップ下へ。さらに神橋に代わり2栗田悠巨がCBに入ります。
内海が機を見て右サイドの高い位置へ上がり、藤田のパスを受けた岡崎が左サイドから中央へ運び、小野寺を経由して左サイドの高い位置へ、常安が抜け出していくなどしていきます。
17分には近畿大附属が速攻に。16の右クロスに、エリア内、遠いサイドに10が飛び込みますが内海がカバー。切り替えよくしのぎに。
18分にはフロンターレ。山内から右へ展開。テンポよくダイレクトでパスを回し、エリア正面へ有田が抜け出し、シュート。しかし、上へ。
さらに20分には澤田の縦パスを宮本がダイレクトではたいて、エリア右に展開。有田が抜け出しますが、近畿大附属の選手がカバー。右コーナーキックに。
コーナーキックをしのいだ近畿大附属もカウンターへ持ち込み、エリア右16が抜け出しますが、松永がカバー。シュートにはつなげさせず。
宮本が時には中央へ下り、コンパクトにしてボールを回していくフロンターレ。22分には中央の有田の縦パスに、エリア正面右、抜け出した常安がシュート。しかし、上へ。さらにファールを受け、山内のすばやいリスタートに、エリア右、常安がまたもシュートを打ちますが、GK1がセーブ。
直後には近畿大附属、左サイドからの攻めに。19がエリア内に仕掛けていきますが松永が足をのばして、粘り強く対応。シュートは打たせず。
小野寺が右サイドに流れ、有田が中央へ移るなど流れのなかでポジションを入れながら攻めに出ていくフロンターレ。25分には澤田のパスを受けた岡崎の左クロスに、エリア内、有田が合わせるも枠はとらえられず。
近畿大附属も26分には高い位置でボールを奪い、9が右サイドからエリア前に。シュートに持ち込みますが、左へ。さらにカウンターへ持ち込んだ近畿大附属、11が正面を仕掛けていきますが山内が体を入れ、マイボールに。
27分にはフロンターレ、内海の縦パスをエリア外正面で受けた山内が前に。エリア内へ浮き球のパスを入れると、ゴール前に小野寺が抜け出しますが、ボールはGK1がセーブ。
前線の選手のスピードに乗った仕掛けからゴールに迫る近畿大附属に対して山内がカバーしボールを取り返すなど、切り替えよく対応していくフロンターレ。
29分にはフロンターレがカウンターへ持ち込み、有田が縦へ。常安から左に展開し、小野寺が折り返すとエリア内、宮本がシュート。しかし、近畿大附属の好守に阻まれ、左コーナーキックとなります。
キッカーは岡崎。左足でボールを入れると合わせたのは栗田。ボールはゴール左へ決まり、2-1。得点とともに主審の試合終了を告げる笛が鳴り、2-1。最後の最後まで勝ちにこだわったフロンターレ。ラストワンプレーをものにして、見事に勝利をおさめました。
前半1-1 後半1-0 計2-1
得点:宮本ディアウ勇守歩、栗田悠巨
フロンターレの先発:33藤田航大、29内海太瑚、22松永竜之介、27神橋良汰、30岡崎玄、20澤田泰大、25戸水利紀、23常安澪、31小野寺瑠、26平田流衣、17宮本ディアウ勇守歩
交代:戸水→32山内日向汰 神橋→2栗田悠巨 平田→11有田恵人
(文中敬称略)
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