3月24日、駒沢オリンピック公園で行われたダノンネーションズカップ。ファイナルステージの1回戦、Wings U-12に2-0で勝利した川崎フロンターレU-12は、鹿島アントラーズジュニアとの準々決勝に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 ダノンネーションズカップ in JAPAN ファイナルステージ準々決勝 vs 鹿島アントラーズジュニア】
3月24日(日)午前11時40分キックオフ 駒沢第二球技場 晴れ 8人制 20分ハーフ
フロンターレは、前週行われたJA全農杯全国小学生サッカー大会in関東で対戦しており、予選リーグではフロンターレが勝利。決勝では鹿島アントラーズが勝利しています。
フロンターレの先発は、GK1井澤明己、最終ラインは右から7柏村涼太、3林駿佑、4陶山響、中盤は5関徳晴、6楠田遥希、前線は10平塚隼人、キャプテンの13新堀翔。
次第に気温が上がっていき、春めいた陽気を感じるなか、始まった試合。
フロンターレはラインを高め、ピッチを幅広く使いながら、前へ出ていくことを試みに、GKの井澤もボールをセーブするとすぐさま右サイドへ動き出す新堀を狙ってボールを送り、切り替えよく攻めに転じようとしていきます。
平塚もサイドに流れ、うまくボールを引き出し、攻めていくと3分には右サイド高い位置の平塚からリターンを受けた柏村がエリア外右からミドルシュート。GK1がセーブしましたが、ゴールをおびやかしていきます
4分にはさらに左サイドのスローインから関がエリア外正面へ。ミドルシュートを打つも上に。
鹿島が後ろから組み立てていこうという場面では、平塚がすばやい寄せを見せ、高い位置でマイボールにしていくフロンターレ。4分、右サイドに展開すると、柏村の右クロスにエリア内へ飛び込んだ楠田が頭で合わせ、ゴールネットを揺らします。1-0。先制点はフロンターレへ。
鹿島はそこからラインを上げ、押し込もうとしていきますが、フロンターレは新堀が右サイドに、平塚も自陣まで下り、コンパクトに。右サイドに流れた鹿島の11に対しては、林がうまく体を入れるなど、球際にも厳しく、対峙していきます。
6分には鹿島の最終ラインの3が左サイドの高い位置へ。そのパスにエリア左、11が迫るもフロンターレは陶山がクリア。左コーナーキックとなり、8が右足でボールを入れていきますが、フロンターレは関が前に平塚を走らせるようなかたちでクリア。
さらに鹿島は左サイドのスローインから、エリア左に10が抜け出しますが、林が体を入れ、ボールは最後には井澤がセーブ。
再びボールを回していくフロンターレは、井澤に林、最終ラインの前に関が下りて、後ろからの組み立てを図りに。鹿島に高い位置でボールを奪われても、エリア内で林がブロックしたり、新堀も自陣のエリア近くで体をうまく入れ、ボールを奪い取るなどしていきます。
11分には高い位置でボールを奪った楠田が縦へ仕掛け、エリア前に。最後はGK1に阻まれましたが、意欲的に仕掛け、追加点を狙っていきます。
12分には中央で関、新堀が寄せ、マイボールにしたフロンターレ。エリア正面で関がミドルシュート。しかし、ワンタッチあり、右コーナーキックに。右から新堀が右足でボールを入れると林が触りますが、GK1がセーブ。
鹿島がセットプレーからゴールを狙う場面でも落ち着いた守りを見せ、決定的な場面には至らせず守っていくフロンターレ。右サイドの新堀から左に展開し、陶山がミドルシュートで狙うなど、幅を使いながら攻めにつなげていきます。
16分には中央で柏村がボールを奪い、縦へ仕掛け、右に展開。新堀にボールが渡り、新堀のエリア前へのパスに柏村が抜け出るもGK1がクリア。
攻守に切り替えよくプレーを重ねていったフロンターレ。しかし、18分、エリア内で11が進入するとファールとなり、鹿島がPKを得ます。キッカーの10がこれを決め、1-1。試合は同点に。
直後のキックオフ、フロンターレは林がセンターライン付近からミドルシュート。しかし、GK1がセーブ。19分には平塚に代わり9佐々木雄基。関や新堀が積極的に前に出て、勝ち越し点を狙いにいくフロンターレでしたが、タイムアップ。1-1。試合は3人ずつが蹴るPK戦に。
PK戦は、鹿島の一人目が外し、残りの二人が決めたのに対して、フロンターレは関、林、新堀が決め、3-2。PK戦を制してフロンターレは準決勝へ駒を進めました。
1-1
得点:楠田遥希
フロンターレの先発:1井澤明己、7柏村涼太、3林駿佑、4陶山響、5関徳晴、6楠田遥希、10平塚隼人、13新堀翔(c)
交代:平塚→9佐々木雄基
(文中敬称略)
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