フロンターレU12 – ヴァンフォーレ甲府U12 / ダノンネーションズカップ2019ファイナルステージ準決勝


3月24日、鹿島アントラーズジュニアとのダノンネーションズカップファイナルステージ準々決勝を、PK戦の末に制した川崎フロンターレU-12。準決勝はヴァンフォーレ甲府U-12との対戦となりました。

【川崎フロンターレU-12 ダノンネーションズカップファイナルステージ準決勝 vs ヴァンフォーレ甲府U-12】
3月24日(日)午後1時キックオフ 駒沢第二球技場 晴れ 8人制 20分ハーフ

フロンターレの先発は、GK16斎藤准也、最終ラインは右から7柏村涼太、3林駿佑、5関徳晴、中盤は6楠田遥希、10平塚隼人、前線は2榎本司、キャプテンの13新堀翔。

気温がますます上がり、前日の寒さはすっかり去った駒沢オリンピック公園。フロンターレもヴァンフォーレもそれぞれのゴール裏からサポーターや選手の家族らが声援を送るなか、試合は始まりました。

立ち上がり、中央で厳しい寄せから攻撃へつなげていくのはヴァンフォーレ。1分、スルーパスにエリア内へうまく抜け出した7が1対1に。シュートを放つとこれが決まり、0-1。フロンターレはこの大会で初めて先制点を許すことに。

失点直後にはフロンターレは、リスタートのボールを林が直接ゴールを狙い、シュート。枠左をとらえますが、GK1がセーブ。惜しくも決まらず。

フロンターレは左サイドへ榎本が流れ、後ろに戻して林を経由して右サイドの柏村へボールを回すなど、ピッチを広く使っての攻めに。関が左サイドから斜めにエリア前に仕掛けたり、林がボールを持ち上がり、センターライン付近からミドルシュートを打つなどして揺さぶっていきます。

すると3分、フロンターレはエリア外左で、平塚が前を向きミドルシュート。ボールはゴール右へ決まり、1-1。空中でくるっと回り、誇らしげにポーズを見せるパフォーマンスまで飛び出す一撃でフロンターレが追い付きます。フロンターレは、浮き球を入れられても林が楠田につながるようなかたちでうまい対応を続け、柏村がエリア前に動き出す新堀に、浮き球を入れるなどしていきます。

しかし、5分に榎本が負傷しピッチの外へ。9佐々木雄基が前線へ。

アクシデントに遭いながらもフロンターレは、攻勢を強め、6分には楠田のパスに、関が左サイドの高い位置へ。折り返しのボールは、新堀にわたりそうになりますが、ヴァンフォーレの選手がカット。7分には関がヴァンフォーレの縦パスをカットし、そこからすばやく前へボールをつけると、エリア正面、新堀が抜け出るもシュートはブロック。さらにボールを拾い、佐々木がエリア左へ仕掛けていくもヴァンフォーレの守備も粘り強く、シュートまではいけず。

さらに8分には楠田が佐々木へ縦パスを入れると、佐々木から右へ。柏村がエリア外右、シュートを打つもワンタッチあり、右コーナーキックに。新堀が右足でボールを入れると、楠田が合わせるもボールは左へ。

一方のヴァンフォーレも9分にはフロンターレにエリア内で反則があり、間接フリーキックに。8がシュートに持ち込むも枠をとらえることはできず。

ヴァンフォーレはさらに10分には10が左サイドから斜めに仕掛ける動きを見せ、そこから右に展開。7の右クロスが遠いサイドを襲うも、フロンターレは林が対応。再びヴァンフォーレは攻勢を仕掛け、7が左サイドに流れていきますが、新堀がブロック。フロンターレも粘り強い守りで対抗していきます。

フロンターレは平塚が前線へ顔を出し、新堀が右へ流れるなど、位置を入れ換えながら攻撃を試みに。ヴァンフォーレも10がうまくエリア前に仕掛けるなど、一進一退の場面が続いていきます。

15分には佐々木の縦パスをエリア外やや左で受けた新堀に対して、ヴァンフォーレのファールがあり、フリーキックに。新堀が直接狙うも枠はとらえられず。

一方のヴァンフォーレも直後には6がエリア前に浮き球を入れ、セカンドボールを拾い、右へ。10のリターンを受けた2のクロス性のシュートが枠をとらえますが、斎藤が好セーブを見せ、ゴールは許さず。

17分にはフロンターレも左サイドの新堀から右へ展開。柏村からエリア外右、平塚に渡り、平塚がミドルシュートを打つもGK1がセーブ。

ヴァンフォーレも浮き球を盛んに入れ、そこからゴールへ迫りますが、林や柏村、楠田や平塚が囲い込むようにして、対応。

さらに中央でヴァンフォーレがボールを奪い、2が高い位置へ。しかし、折り返しは新堀がブロック。ヴァンフォーレがボールを奪ったところからゴールへ迫る場面は続き、19分には9がエリア前に抜け出しそうになりますが林がカバー。試合はタイムアップとなり、1-1。

 

それぞれ6人が蹴るまで、もつれ込んだPK戦は、先攻のヴァンフォーレが一人が外したのを除いて、全員が決めたのに対して、フロンターレは2人がクロスバーに阻まれ、4-5。

フロンターレは3位で大会を終えることになりました。

優勝を目指して戦ってきたフロンターレとしては、残念な結果。それでも多くのサポーターらや、見守った人々に強い印象を与えた大会になったと思います。

2019年シーズンはまだ始まったばかり。

これからの選手たちやチームの進化をとても楽しみにしています。

フロンターレの先発:16斎藤准也、7柏村涼太、3林駿佑、5関徳晴、6楠田遥希、10平塚隼人、2榎本司、13新堀翔(c)
交代:榎本→9佐々木雄基

(文中敬称略)

試合を前にした選手たち

榎本司選手
林駿佑選手
斎藤准也選手

先制点は甲府へ
柏村涼太選手
平塚隼人選手
シュートに持ち込む

同点ゴールに

全身で喜びを表した
榎本司選手
楠田遥希選手
関徳晴選手
佐々木雄基選手
佐々木雄基選手
新堀翔選手
新堀翔選手
林駿佑選手
佐々木雄基選手
関徳晴選手
林駿佑選手
平塚隼人選手
佐々木雄基選手
斎藤准也選手

試合はPK戦へ

斎藤准也選手
関徳晴選手
林駿佑選手
斎藤准也選手
新堀翔選手

楠田遥希選手
柏村涼太選手
平塚隼人選手
フロンターレは3位で大会を終えた
家族やサポーターのもとへ

 

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