関東ユース(U-15)サッカーリーグ2部の開幕戦は前橋FCに3-4で敗れた川崎フロンターレU-15。3月13日は第2節、馬入ふれあい公園人工芝グラウンドで湘南ベルマーレとの神奈川ダービーに臨みました。
【川崎フロンターレU-15 関東ユース(U-15)サッカーリーグ2部第2節vs湘南ベルマーレジュニアユース】
3月6日(日) 馬入ふれあい公園人工芝グラウンド くもり時々晴れ 40分ハーフ
フロンターレの先発はGK1安福祐一、DFは右SB15栗田悠巨、左SB5森璃太、CBは3有山佑汰、4道間雄生、ボランチは14山内日向汰、20澤田泰大、右MF18佐藤聖真、左MF7中島大成、トップ下にキャプテン10宮城天、FW9ディアウ勇守歩。開幕戦から4人メンバーが代わりました。
湘南ベルマーレは3バックの前にアンカーが一人入り、その前に二人のMF、二人のFWが入る形。開幕戦ではジェフユナイテッド市原・千葉U-15とアウェーで対戦し1-1で引き分けてのスタート。
湘南のサポーターが幕や旗などを出し、フロンターレの選手の家族らも多く見つめるなか、「ゴールをとったらベンチ」と声をかけるフロンターレの選手たち。試合は立ち上がり、フロンターレが後ろから組み立てていくのに対し、湘南が前からプレスをかけていきます。8分には湘南の左サイドの5番が突破、折り返してきますがエリア内でカバーをした澤田が相手よりも先にボールに触り、シュートは打たせません。
12分にはフロンターレが湘南の攻撃をしのいでカウンターに。宮城が持ち上がり、エリア左の中島へパスを出すと仕掛けた中島がファールを受けてフロンターレにフリーキックが与えられます。キッカーは中島、直接狙い、ゴール左をとらえますが、ここはGK1番が弾き出しネットを揺らすことはできませんでした。
次第に最終ラインに山内や澤田、宮城がかかわってうまく後ろから組み立てていくことができるようになったフロンターレ。攻守の切り替えがはやく、いい距離感で試合を進めていきますが、湘南も集中した守備を見せてなかなかシュートまでは持ち込むことができません。
30分ごろには湘南のコーチ陣から「20、14のところから取りに行こう」との指示。早速安福から澤田へボールがわたるとFWの9番や17番がすばやく寄せて圧力を加えていきます。
それでもボールを保持しつつ湘南のゴールをうかがうフロンターレ、山内らが裏へパスを出していきますがなかなかいい形を作れず。「前半は動きはなしか」と思われた終了間際に湘南にエリア前でこぼれ球を拾われエリア内左からシュートに持ち込まれる決定機を作られますがここは栗田がブロックをしてコーナーキックへ。しかし、湘南の7番のボールに飛び込んだ3番にネットを揺らされてしまい0-1。ここで主審の笛が鳴り、最後のプレーで失点をしてのタイムアップとなりました。
後半立ち上がりから同点を狙ってゴールを目指すフロンターレ、5分には中盤でボールを奪って右サイドへ展開、栗田が上げたボールに中島が抜け出し頭で合わせますがこれはオフサイド。
しかし、7分右サイドを宮城がドリブルで突破すると折り返したボールがエリア内のディアウへ。GKと1対1となり、これを決めて1-1。すぐさまボールを拾い上げてセンターサークルへ向かうディアウ。
さらに9分には右から人数をかけた攻勢を仕掛けていくと山内のパスを受けた宮城がエリア右からシュートを打ちますがこれはサイドネット。前半よりもフィニッシュに持ち込む場面が増えていきます。
9分にはディアウに代わり28浅倉廉が入りトップ下に。宮城がFWに。
11分には右コーナーキックを得るとすばやいリスタートからショートコーナー、宮城が相手をかわして折り返したボール、エリアへ走り込んだ山内がシュートを打ちますが、これは上へ。
さらに15分には栗田が右サイドをドリブルで仕掛けて折り返しにまたも山内がグラウンダーのシュートを打ちますがこれはわずかに左へ。
21分にはリスタートから栗田が右サイドをまたも突破、折り返しに中島が合わせますがこれは枠をとらえられず。23分には山内がエリア左で得たフリーキック、直接狙いますがこれは湘南の選手がクリア。押しぎみに進めつつも湘南も好守を見せて勝ち越すことはできないまま時間がたっていきます。
23分には有山に代わり2山崎健翔が入り左SBに。森が右SBに回り、CBが栗田と道間となります。
26分には佐藤に代わり11有田恵人が右MFに。浅倉と澤田、山内が中盤でボールを回し、有田と中島がポジションチェンジを入れ換えながら湘南のゴールをうかがっていきます。30分には左でのスローインから有田がエリア左へ進入。ニアを狙ったシュートは湘南のGKが決めさせず、勝ち越しとはならず。
後半はなかなか攻勢に出られなかった湘南もここから反撃に。32分には右CBの2番のクロスをエリア内で14番がおさめてシュートを放ちますがこれは枠外。さらに左クロスが流れてエリア内右へ詰められますがここは安福が反応する好守。ゴールを割らせません。
35分にも湘南が左クロスからエリア右抜けてきたボールに5番が迫りますが、今度は道間がカバー。さらに湘南は左から崩していくと最後はエリア前やや右で5番が1対1となり安福もかわしますがシュートはポストに。フロンターレとしてはほっとする場面。
攻勢をしのいだフロンターレも34分には山崎がエリア内左へうまく体を入れながら進入、最後は有田がシュートはGKに。
40分が過ぎた終了間際には湘南、ボールを奪ったところからエリア2番が安福と1対1になりますがここは安福がシュートを弾き出す好守。
互いに決定的な場面をつくりどちらが勝利しても納得の試合は1-1でのタイムアップとなりました。
開幕戦はミスがやや多かったフロンターレでしたが、ボールがよく回るようになり、時間が進むにつれて決定的な場面もつくれるようになったのが印象的。終盤の危ない場面での好守も光る試合となりました。
次節は20日午後2時15分、富士通スタジアム川崎にForza‘02を迎え、今季初めてのホームゲームとなります。
前半0-1 後半1-0 計1-1
得点:ディアウ勇守歩
フロンターレの先発:1安福祐一、15栗田悠巨、5森璃太、3有山佑汰、4道間雄生、14山内日向汰、20澤田泰大、18佐藤聖真、7中島大成、10宮城天=cap、9ディアウ勇守歩
交代:ディアウ→28浅倉廉 有山→2山崎健翔 佐藤→11有田恵人
(文中敬称略)
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.