4月3日は和光大学へ。和光大学を拠点に活動するクラブチーム和光ユナイテッド川崎FC主催のU-13年代を対象としたカップ戦、和光・町田カップが2日から行われており、この日は最終日。
柏レイソル、東京武蔵野シティ、横浜F・マリノス追浜、横浜F・マリノス、東京ヴェルディ、三菱養和巣鴨、町田ゼルビア、和光ユナイテッド川崎FC、フロンターレが出場している和光・町田カップは初日に3チーム、3グループに分かれて予選リーグを行い、最終日に同じ順位同士のチームが対戦します。
フロンターレは、予選リーグでは横浜F・マリノス追浜に5-1で勝利し、町田ゼルビアに1-2で敗れ、2位に。最終日は横浜F・マリノス、和光ユナイテッド川崎FCと対戦することになりました。
【川崎フロンターレU-13 和光・町田カップ vs 横浜F・マリノス】
4月3日(水)午後2時25分キックオフ 和光大学 晴れ 20分ハーフ
フロンターレの先発は、GK50山本健翔、最終ラインは右から22浅野遥、4土屋櫂大、3山中大輝、7荒井颯太、中盤の底に5田所莉旺、右MFに20村瀬悠馬、左MFに15中西大晴、トップ下に8矢越幹都、FW11香取武、10八田秀斗。
好天に恵まれた和光大学。ピッチの脇では多くの選手の家族らが見守る中、試合は始まりました。
立ち上がりから前に出ていくのはフロンターレ。1分には荒井が左サイドの高い位置へ。折り返してエリア内へ入れたボールはクリアされましたが、いい形で試合へ入っていきます。
そして3分、フロンターレは再び荒井が左サイドでボールを受け、八田が左サイドに流れてマリノスの選手を引き付け、スペースをつくると、荒井がエリア前に仕掛け、左へ展開。エリア外左で受けた八田がエリア内へ向かい、仕掛け、エリア内にボールを送ると、ニアに走り込んだ香取がダイレクトでゴールへ流し込み、1-0。先制点はフロンターレへ。
フロンターレはさらに田所や中西、矢越が多くボールに触れ、そこからゴールをうかがいにきますが、5分、マリノスがエリア右へ仕掛けた10がファールを受けてPKを得ると、18が決め、1-1。試合は振り出しに。
フロンターレはラインを高くして山中や土屋、浅野が後ろでボールを回しながら攻めの機会をうかがいに。矢越が右サイドからエリア前に持ち込み、ミドルシュートを打つなどしていきます。
マリノスも高い位置から、フロンターレが最終ラインで回すボールを狙ってプレスをかけ、8分には山本に寄せたところから、13がシュートに持ち込むなど、攻めに結びつけていきます。
10分、フロンターレはエリア外右でハンドがあり、マリノスのフリーキックに。2が左足で直接狙うとこれが決まり、1-2。フロンターレは追いかける展開に。
フロンターレは浅野が高い位置に持ち上がり、村瀬に縦へつけ、そこから香取がかかわって相手陣内でボールを回し、矢越の縦パスから八田がエリア前に顔を出すなど、人をかけての攻めに。
田所や中西が厳しい寄せでボールをものにし、そこから縦パスを入れ、攻守の切り替えの良さを見せていきます。
すると14分フロンターレは荒井が左サイドを仕掛け、クロスを上げると香取がこれに合わせ2-2。同点に。
直後にはマリノス、2が縦パスを入れると、8を経由して13がエリア左へ。しかし、シュートは山本がセーブ。
さらにマリノスは、13、10が起点となり、12がエリア右へ。シュートは枠をとらえますが、山本がまたもセーブ。
しのいだフロンターレは、17分、田所から左に展開。八田が高い位置へ流れ、人をかけて押し込みに。荒井が左クロスを上げ、こぼれ球を拾った矢越のシュートから左コーナーキックに。矢越が入れたボール、エリア外正面で山中が拾い、エリア内の香取に渡りますが、マリノスがブロックし、勝ち越しとはならず。
さらにフロンターレは、マリノス陣内でのプレーを続け、高い位置からうまくボールをものにしていくと、19分、荒井がエリア近くでボールを奪い、左に展開。八田がエリア正面へ地を這うようなボールを送ると、矢越がダイレクトで放ったシュートがゴール右へ決まり、3-2。再びフロンターレがリードして前半はタイムアップとなります。
後半フロンターレは、GKが45太田陽彩、最終ラインは右から9児玉昌太郎、23岩坪瑛太、5田所莉旺、13柴田翔太郎、ボランチは6齊名優太、18知久陽輝、右MFに2加治佐海、左MFに14関田和智、FW24坂本錠、25北里世那。
立ち上がりにはフロンターレ、知久の浮き球に、北里がエリア右へ。ブロックされ、阻まれたところで右コーナーキックとなり、齊名が右足で入れたボール、柴田が合わせるもGK1がセーブ。
フロンターレは、前半と同様に、ラインを高くし、坂本や北里がそれぞれよく動き出して、次々にコーナーキックを得るなどしていきます。
5分には、マリノスがコーナーキックをしのいだところからカウンターに持ち込み、右サイドから11が折り返したボール、3がエリア内で合わせるもシュートは太田がセーブ。好守で引き締めていきます。
フロンターレは、マリノスボール時には坂本のプレスバックなどでマイボールにし、切り替えよくプレーを重ねていきます。7分には、マリノスの右サイドからの攻勢をしのいだところから、坂本がボールをおさめ、カウンターに。エリア外から北里がミドルシュートを放つとGK1が弾いて、左コーナーキックに。齊名がニアを狙っていれたボールはブロックされるもこぼれ球を拾った加治佐のシュートが決まり、4-2。
直後にはマリノス、左サイドからの攻めに。9がエリア左でシュートを打つも太田がセーブ。
フロンターレは時には太田もエリア外でボールに触れ、後ろでボールを回しながら、長いボールも交えていきます。知久が右サイドの高い位置へ北里を走らせたり、岩坪がフィードを入れたりし、加治佐が右サイドから斜めに仕掛け、中央で受けた齊名がエリア右、坂本を狙いパスを出そうとするなど、うまい連係も見せていきます。
13分にはマリノス陣内でボールをものにし、知久から右へ展開。加治佐のパスからエリア右へ抜け出した北里のシュートが決まり、5-2。
マリノスも15分には15が右サイドから鋭い仕掛けを見せ、エリア前にボールを送ると3が迫るも田所が阻み、フロンターレはそこから再び攻勢に。知久が中央から出したパスを関田がワンタッチではたくと、坂本がエリア左へ。シュートを打つとこれも決まり、6-2。
フロンターレは高い位置でボールをよく奪い、さらにマリノス陣内でのプレーを続けに。コーナーキックをしのいで、坂本のパスから北里がエリア内へ仕掛けていくなど、最後までゴールを狙い続けていきます。
試合はタイムアップとなり、6-2。勝利をおさめたフロンターレは、最終戦、和光ユナイテッド川崎FCとの試合も6-1で制し、大会を終えました。
多くの選手たちが加わったフロンターレU-13のこれからをとても楽しみにしています。
前半3-2 後半3-0 計6-2
得点:香取武2、矢越幹都、加治佐海、北里世那、坂本錠
フロンターレの前半のメンバー:50山本健翔、22浅野遥、4土屋櫂大、3山中大輝、7荒井颯太、5田所莉旺、20村瀬悠馬、15中西大晴、8矢越幹都、11香取武、10八田秀斗
フロンターレの後半のメンバー:45太田陽彩、9児玉昌太郎、23岩坪瑛太、5田所莉旺、13柴田翔太郎、6齊名優太、18知久陽輝、2加治佐海、14関田和智、24坂本錠、25北里世那
(文中敬称略)
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.