5月19日等々力第一サッカー場ではフロンターレU-15の二年生たちのメトロポリタンリーグ、横浜F・マリノス戦に続いて関東ユース(U-13)サッカーリーグが行われ、川崎フロンターレU-13がFC東京ジュニアユース深川との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-13 関東ユース(U-13)サッカーリーグ1部第2節 vs FC東京U-15深川】
5月19日(日)午後5時57分キックオフ 等々力第一サッカー場 くもり 30分ハーフ
現在の二年生たちが昨年2部で優勝したため、1部での戦いに挑むフロンターレ。開幕戦はTOKYU S Reyesと対戦し1-1で引き分け。
先発は、GK51石山アレックス、最終ラインは右から2加治佐海、23岩坪瑛太、5田所莉旺、7荒井颯太、ボランチは22浅野遥、6齊名優太、右MF14関田和智、左MF15中西大晴、前線は10八田秀斗、11香取武。
FC東京深川の先発は、GK1大橋籃、最終ラインは右から12高倉崇太、3岩田友樹、2武内裕輔、5藤代俊幸、ボランチは13大澤修三、6永野修都、右MF17大越友太波、左MF8永浦煌士、前線は11大町崇悟、7大町彪悟。
メトロポリタンリーグが行われていたころに比べると雲が広がり、やや涼しさを感じる等々力第一サッカー場。多くの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、田所から左へ展開し、香取から受けた荒井が左サイドの高い位置へ顔を出し、ラインを高めていくフロンターレ。岩坪が少しボールを持ち上がり、関田を走らせるようなボールを入れ、ゴールをうかがいにいきます。
3分には荒井、中西と左サイドでの攻めに。中西が切り返して振り切り、エリア内へ折り返すと、香取が迫りますがブロック。
一方のFC東京深川も直後には浮き球からエリア正面でシュートを打ちますが、石山がセーブ。しのいだフロンターレは再び攻めに。浮き球を八田がおさめ、左へ展開。中西のパスに荒井がエリア左へ。シュートを打つも右へ。
フロンターレは、石山もボールを積極的に受け、中央の齊名へ縦パスを入れ、齊名や時には関田も中央でボールを受け、リターンを受けた岩坪のフィードに、八田が動き出すなどしていきます。
ボールをものにした中西がエリア外左からエリア内へ動き出す香取を狙ってパスを入れるなど速い攻めに持ち込もうとしていくフロンターレ。一方のFC東京深川は永浦が左サイドから積極的に仕掛けて、起点に。11分には永浦が中央へ斜めに持ち込んで、シュートを打つも左へ。さらに浮き球にエリア外右へ永浦が抜け出すも、フロンターレは田所、浅野が囲い込むようにして対応。
FC東京深川がゴールへ迫る時間は続き、14分には永浦から左サイド、高い位置の大町彪悟へ。大町彪悟がクロスを上げると、遠いサイドで大越が合わせますが上に。さらに15分には、大越が仕掛けてFC東京深川の右コーナーキックに。大澤がボールを入れると、こぼれ球から岩田がバイシクルシュートを打つも枠はとらえられず。
攻勢を続けるのはFC東京深川。20分、左サイドで永浦と大町彪悟との連係から左コーナーキックに。遠いサイドで藤代が押し込み、0-1。先制点はFC東京深川へ。
追いかけるフロンターレは、田所が、前線へ走り出した香取を狙い、フィードを入れ、ボールを八田が拾い、リターンを受けた浅野が右サイドを突くパスを出すと、加治佐が高い位置へ。加治佐が中へ切れ込んで、仕掛ける姿勢を見せ、さらに加治佐がエリア右に浮き球を入れると八田が抜け出るも、ラインを割り、シュートには結びつかず。
一方のFC東京深川も、24分にはカウンターへ。左から大町彪悟がシュートを打つも、石山がセーブ。左コーナーキックとなり、遠いサイドで藤代が競ったところから中央でシュートを打つもら石山がセーブ。
26分、FC東京深川は武内に代わり9安藤光大が入り、左MFへ。永野がCB、永浦がボランチに。永浦からのパスに、安藤が左から仕掛けてくるFC東京深川。フロンターレは、ボールを取り返した加治佐が香取へつながるようなかたちで前に送り、攻めにつなげようとしていきます。
さらに29分にはFC東京深川は、安藤が左サイドから中央へ持ち込んで、ミドルシュートを打ちますが、右へ。前半はタイムアップとなり、0-1。フロンターレが追いかける展開のまま、ハーフタイムとなります。
後半フロンターレは、加治佐に代わり右SB13柴田翔太郎、岩坪に代わりCBに4土屋櫂大、ボランチの齊名に代わり8矢越幹都、同じくボランチの浅野に代わり18知久陽輝、右MF関田に代わり9児玉昌太郎、左MF中西に代わり20村瀬悠馬、前線の一角の香取に代わり24坂本錠。
立ち上がり、ラインを高めコンパクトにしていくFC東京深川。フロンターレはそれに対して、坂本が下がり目でボールをおさめ、リターンを受けた矢越や知久、村瀬が中盤でボールを触る時間を増やしていきます。
矢越が浮き球のパスを前に送り、坂本が高い位置で受けるなどして、迫っていくと、4分、矢越のパスにエリア右へタイミングよく抜け出したのは児玉。シュートを放つとこれが決まり、1-1。フロンターレが早々に追いつきます。
ところが次の1点はFC東京深川へ。エリア右、大町崇悟がシュートを放つとニアをとらえ、ボールはゴールの中へ。1-2。
直後にはさらに高い位置で大町崇悟がボールをカット、左からシュートを打つも石山がセーブ。さらに大町崇悟が下がり目で前を向き、そのパスにエリア右へ大町彪悟が抜け出しますが、オフサイド。
しのいだフロンターレは、再びやや下がり目で坂本がボールをおさめ、右へ展開。児玉が高い位置へ仕掛け、折り返すとエリア正面で村瀬がシュート。これが決まり、2-2。同点に。
FC東京深川はここで大町彪悟に代わり15井上千晴。
たたみかけるフロンターレ。9分には知久の縦パスに、正面で坂本がシュート。上にそれましたが、さらに迫っていくと10分、下がり目でボールをキープした坂本から左へ展開。荒井が高い位置へ仕掛けて折り返すと、正面で矢越がシュート。ボールはゴールの中へ。3-2。ついにフロンターレがリード。
フロンターレはさらにエリア中へ八田が持ち込み、シュートを打ったり、八田のスルーパスにエリア左、坂本がシュートを打ったりするなど、決定的な場面をつくりに。左の村瀬から知久を経由して右サイドからの攻めに持ち込むなど、スピードのある攻めを見せていきます。
FC東京深川は大町崇悟に代わり18藤井維咲。藤井、安藤が前線。井上が右MF、大越が左MFに。
流れを渡さないフロンターレ。15分、スルーパスに正面へ坂本が抜け出し、シュートを放つとこれも決まり、4-2。直後にはFC東京深川、エリア内へ安藤が抜け出るも土屋がカバーし、シュートはブロック。
再び攻めに持ち込むと、村瀬が中央を持ち上がり、エリア左へ展開。荒井がシュートを打つもブロック。左コーナーキックとなり、矢越がボールを入れると、こぼれ球を拾った知久がシュート。これもブロックされましたが、次々にゴールをおびやかしていきます。
そして21分、フロンターレは坂本がパスをおさめて右へ展開。エリア右、持ち込んだのは児玉。シュートを放つとゴール左へ決まり、5-2。
サイドチェンジをまじえ、さらに迫るのはフロンターレ。23分には左コーナーキック、矢越がボールを入れると、土屋が合わせるも右へ。さらに田所が持ち上がり、左サイドへボールをつけ、荒井が高い位置へ。折り返しに坂本が反応するも惜しくもシュートは打てず。FC東京深川は、安藤に代わり14中野裕唯。
左サイドからの中野の折り返しを、田所がブロックするなど、守備の場面でも集中していくフロンターレ。児玉を追い越して、柴田が高い位置へ持ち込むなどしていくと、29分には荒井から受けた村瀬がエリア左で折り返すと、エリア正面で八田がシュートを打つも、上に。さらに右サイドから正面、坂本へパスが入り、坂本のパスに柴田がエリア右へ。シュートは、大橋がセーブしましたが、またも決定的な場面に。
さらに右サイドへ流れた児玉の折り返しに、こぼれ球を拾った矢越がミドルシュートを打つなど、最後まで厚みのある攻めを見せたフロンターレ。試合はタイムアップとなり、5-2。
さらに連係が深まれば、もっといいチームになるのでは、という期待が高まるリーグ戦初めての勝利となりました。
前半0-1 後半5-1 計5-2
得点:児玉昌太郎2、村瀬悠馬、矢越幹都、坂本錠(フロンターレ) 藤代俊幸、大町崇悟(FC東京深川)
先発:51石山アレックス、2加治佐海、23岩坪瑛太、5田所莉旺、7荒井颯太、22浅野遥、6齊名優太、14関田和智、15中西大晴、10八田秀斗、11香取武
交代:加治佐→13柴田翔太郎 岩坪→4土屋櫂大 浅野→18知久陽輝 齊名→8矢越幹都 関田→9児玉昌太郎 中西→20村瀬悠馬 香取→24坂本錠
FC東京深川の先発:1大橋籃、12高倉崇太、3岩田友樹、2武内裕輔、5藤代俊幸、13大澤修三、6永野修都、17大越友太波、8永浦煌士、11大町崇悟、7大町彪悟
交代:武内→9安藤光大 大町彪悟→15井上千晴 大町彪悟→18藤井維咲 安藤→14中野裕唯
(文中敬称略)
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