トップチームがアウェイ鳥栖の地でのゲームに臨もうとする同じ時刻,川崎フロンターレU-18は麻生グラウンドに前橋育英高校を迎えてプリンスリーグ関東 第2節に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 プリンスリーグ関東 第2節 vs 前橋育英】
4月14日(日)14時キックオフ 曇り 麻生グラウンド
フロンターレの先発はGK21 川合我空,最終ラインは右からキャプテンの5 森璃太,3 道間雄生,4 栗田悠巨,2 神橋良汰,ボランチは8 山内日向汰,18 戸水利紀,右MF11 有田恵人,左MF20 鈴木大登,前線には10 宮城天,9 宮本ディアウ勇守歩。
前橋育英の先発はGK21 高橋怜士,最終ラインは右から53 松原知希,13 大野篤生,15 相原大輝,46 並木歩己,ボランチに22 櫻井辰徳,66 渡邊綾平,右MF60 山岸楓樹,左MF30 倉俣健,前線には19 熊倉弘達,35 佐藤宇。
夕方からの雨天予報もあり,日差しは望めず。寒くはないけれども風の強い中,両チームの保護者やサポーターに見守られてのゲームとなりました。
前橋育英ボールでキックオフした試合はいきなり動きます。
「ゴールが見えたら打ってけ!」という声掛けに呼応したのか,ペナルティエリア前でボールを受けた前橋育英22 櫻井が思い切りよくシュート。これがフロンターレDFに当たってコースが変わると,綺麗な弧を描いてフロンターレGK 川合の頭上を越え,ゴールに吸い込まれます。開始1分での不運な失点となってしまいました。
出鼻をくじかれたフロンターレは5分,右サイドでボールを受けた11 有田からのグラウンダーのアーリークロスにペナルティエリア中央で9 宮本が合わせようとしますが,これは届かず。
12分にもフロンターレ。右サイドで8 山内,11 有田と展開しますが宮本にはまたも合わず。
対する前橋育英は17分,19 熊倉がドリブルで抜け出しますがここは後ろから寄せた4 栗田がうまく守り,事なきを得ます。
22分にはフロンターレ。10 宮城が右サイドへ走り込んだ有田へのスルーパスを通しますが,有田からのクロスに飛び込んだ宮本,20 鈴木は合わせることができず。
30分にはペナルティエリア右辺で得たFK,山内が中央に放り込むと見せかけて中央でノーマークになっていた宮城へ。しかしこれはクリーンヒットせず枠外へ。
31分にもフロンターレ。ペナルティエリア前で宮城と宮本のワンツーから宮城が抜け出しますが,GKに迫られシュートは上。なかなか得点に結びつけることができません。
前橋育英は36分,35 佐藤がドリブルで侵入したゴール前で混戦になり,30 倉俣がシュートを放つもののここはフロンターレDFがクリア。さらに19 熊倉がクロスを入れますが,フロンターレは中央で3 道間が跳ね返し凌ぎます。続けて46 並木のロングスローをペナルティエリア内で35 佐藤がすらしチャンスを作りますがこれは栗田が跳ね返し追加点は許しません。
ここで前半は終了。
前半は不運な失点から始まったものの,その後は右サイドを中心に効果的な攻撃を繰り返したフロンターレ。得点の奪えない時間が続くうちに形勢は前橋育英に。中央からの的確なビルドアップに加えてドリブルやロングスローを駆使した多彩な攻撃を見せました。
両チームとも選手交代はなく後半が開始しますが,2分に早くも前橋育英が動きます。DF 55 水上を投入。
先にチャンスを掴んだのはフロンターレ。5分,戸水とのボール交換から前を向いた山内がペナルティエリア前中央で前橋育英DFの裏を取った宮城へスルーパス。ドリブルをひとつ入れてゴールを向きますが,DFに追いつかれシュートはブロックされます。
7分には前橋育英。中央で見事な崩しを見せると19 熊倉のパスから35 佐藤がフリーでシュートを放ちますが,これはゴール左へ。事なきを得ます。
9分にはフロンターレ。ゴール前中央で宮城の身体を張ったポストプレーから有田が抜け出しシュート。しかしこれはGKがセーブ。同点とはなりません。
その直後,逆に前橋育英は右サイドからの崩し,ゴール前でボールがこぼれたところを66 渡邊が押し込んで追加点。
更に16分,フロンターレが交代選手を準備していたところで35 佐藤からまたも渡邊がシュートを決め0-3。フロンターレは厳しい展開に追い込まれます。
試合が動いたことで,フロンターレは次の展開を見据えチームを動かしてきます。神橋,宮本,宮城に代えて28 小室愛樹,29 田中幹大,34 田鎖勇作を投入。テコ入れを図ります。
この交代でフロンターレはチームが活性化します。21分には山内と有田のパス交換から山内が鋭いクロスを入れますが合わせる選手がおらず。続けて山内が得意のドリブル突破を試みますが,GKに寄せられシュートは打てず。チャンスを作っていきます。
そして迎えた24分,GKからのビルドアップを中盤で有田がインターセプトすると,そのままペナルティエリアにドリブルで侵入。シュートはDFにブロックされますが,跳ね返りを戸水がシュート。一度はGKに弾かれますが,再びシュートを押し込みようやくフロンターレにゴールが生まれます。1-3。
立て続けに26分にもフロンターレ。小気味良いショートパスの連続からペナルティエリア内,山内とのパス交換で田中が左に抜け出しシュートを放ちますがこれは至近距離でGKがナイスセーブ。得点には至りません。
30分,フロンターレは栗田に代えて7 中島大成。
最終盤はオープンな展開に。前橋育英53 松原のシュートが上に外れると,フロンターレはカウンターから小室がシュート。これはGKがセーブします。40分にフロンターレは栗田に代わって22 岡崎玄の投入を挟み,戸水のサイドチェンジのパスは長くサイドラインを割ります。
46分,戸水から有田,田中と滑らかにパスが繋がりますが,シュートはGKがセーブ。追加点は最後まで奪えずここで試合終了。
前半0-1 後半1-2 計1-3
得点:櫻井辰徳,渡邊綾平2(前橋育英),戸水利紀(フロンターレ)
得点差の開いてしまった試合となりましたが,最後まで得点を奪いに行く姿勢はなくしませんでした。まだまだシーズンは始まったばかり。ここからの成長が楽しみでなりません。
次節は4/20(土)に保土ケ谷公園サッカー場にて横浜F・マリノスユースとの対戦です。
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.