6月9日、等々力第一サッカー場では川崎フロンターレU-15が横浜FCジュニアユースを4-0で下した関東ユース(U-15)サッカーリーグ第12節に続いて、川崎フロンターレU-13が横浜F・マリノスジュニアユースとの関東ユース(U-13)サッカーリーグ第4節に臨みました。
【川崎フロンターレU-13 関東ユース(U-13)サッカーリーグ第3節 vs 横浜F・マリノスジュニアユース】
6月9日(日)午後6時キックオフ 等々力第一サッカー場 くもりのち雨 30分ハーフ
第3節のヴァンフォーレ甲府戦が6月29日に延期されたため、フロンターレにとってはリーグ戦3試合目。
フロンターレの先発は、GK51石山アレックス、最終ラインは右から2加治佐海、23岩坪瑛太、4土屋櫂大、13柴田翔太郎、ボランチは6齊名優太、5田所莉旺、右MF14関田和智、左MF20村瀬悠馬、前線には11香取武、24坂本錠。
7荒井颯太と10八田秀斗はフロンターレU-15の二年生たちとともにスペイン遠征に参加しているため、この日は不在。
冷たい雨が降り始め、羽織るものが欲しくなるような肌寒さを感じる等々力第一サッカー場。それでも、傘を手にした多くの両チームの選手の家族らが見つめるなか、試合は始まりました。
立ち上がり、土屋が関田に縦パスを入れ、関田から中央の齊名に戻し、さらに田所が中央を持ち上がるなどして押し込んでいくフロンターレ。2分、左に展開し左サイド、高い位置から村瀬が折り返すとボールは正面に抜け出した関田のもとへ。関田がシュートを打つとこれが決まり、1-0。フロンターレが先制します。
フロンターレは、さらに岩坪が前線の坂本を狙い、フィードを入れたり、坂本が下がって空いたスペースに、香取が動き出し、岩坪の浮き球を引き出したりしながら、攻めの機会をうかがいに。4分には左サイドに開いた村瀬のパスに、エリア前に香取が抜け出しますがオフサイド。
一方のマリノスは、左SBの19がエリア左へ動き出す15に、うまくパスを入れ、そこから攻めに。岩坪がクリアし、守っていくフロンターレ。マリノスは左サイドのスローイン、15が仕掛けて、左コーナーキックを得ると、ショートコーナーを選択し、キッカーの15がエリア外左でシュートを放つと枠内上をとらえますが、石山がわずかに触り、今度は右コーナーキックに。こぼれ球を拾ってマリノスはエリア外右、14がミドルシュートを打つも上に。
ここからマリノスがうまくサイドを突いてゴールに迫る時間が続きますが、フロンターレは折り返しのボールを岩坪がブロックしたり、エリア外右でうまく切り返してシュートを打とうとする2から加治佐がうまくボールを奪い取るなどしていき、8分にはマリノス、12の縦パスからエリア右に持ち込んだ3が折り返すも、加治佐がクリア。しのいでいきます。
なおも迫るマリノスは、9分には11のパスに右SBの6が右サイド、高い位置へ。正面でリターンを受けた12がシュートを打ちますが、ボールは左へ。
フロンターレは、村瀬も中央へ寄り、齊名や田所とかかわり、縦パスを入れながら攻めに出ていこうとしますが、なかなかエリア内へはいけず。12分にはマリノス、中央からのスルーパスに、3がエリア右へ。切り返してシュートを打ちますが、石山がセーブ。
フロンターレも、柴田が左サイドから右へ展開し、受けた加治佐が右サイドから中央へ切れ込む動きを見せ、人をかけた攻めに持ち込むも、13分、マリノスは中央でボールを奪い、エリア右へ10が抜け出しシュートを放つとボールはゴールの中へ。1-1。
追いつかれたフロンターレは、さらにサイドへ展開してくるマリノスに対して、囲い込むようにしてボールを奪い、エリア左へ持ち込んでくる10に、岩坪がカバーを見せるなどして守りに。
柴田の縦パスを受けた坂本から左の村瀬に展開したり、坂本を狙い、岩坪がフィードを入れ、拾った香取から左へパスが出て、そこからサイドを変えて右サイドの加治佐が高い位置へ仕掛けていくなど、人をかけた厚みのある攻めを見せられるようになっていきます。
20分にはフィードに、村瀬がエリア外左へ抜け出し、リターンを受けた柴田がエリア前左でシュート。ワンタッチあり、右コーナーキックとなり、齊名がボールを入れると、遠いサイドで柴田がシュートを打つもGK5がセーブ。
さらに高い位置で柴田がボールを奪い、村瀬が仕掛けるなどしていくフロンターレ。23分には加治佐がセカンドボールを拾い、縦パスを入れると正面へ坂本が抜け出しますが、シュートを打つ前にGK5がクリア。
24分にはコーナーキックのセカンドボールを拾い、齊名のクロスに坂本が合わせるも右へ。
マリノスに対してコンパクトに守り、関田のパスに香取が高い位置へ動き出したり、岩坪が坂本へフィードを入れると、加治佐が高い位置へ動き出したりするなどしていくフロンターレでしたが、勝ち越しのゴールには至らず。前半は1-1でタイムアップとなります。
後半フロンターレは、齊名に代わり8矢越幹都、岩坪に代わり18知久陽輝、関田に代わり9児玉昌太郎が入り、矢越と知久がボランチ、児玉が右MF、田所がCBに。
3分には加治佐、矢越とつながり、矢越のパスに坂本が右サイドへ、流れて右コーナーキックに。矢越がボールを入れると田所が合わせますが、GK5がセーブ。
一方のマリノスもラインを高め、GK5もエリア外に出て組み立てを図りに。6分にはエリア前にフロンターレ、坂本が迫るもボールを奪い取ったところからマリノスが攻めに持ち込み、エリア右へ。シュートは柴田がブロックし、コーナーキックに。このコーナーキックから正面でボールを合わせると、ボールはゴールの中へ。1-2。
追いかける展開となったフロンターレは、加治佐から左へパスが出て、左サイド、柴田、村瀬とつなげ、村瀬から正面の加治佐へ。加治佐がエリア内、香取へパスを通しますが、マリノスはクリア。
さらにボールを拾い、フロンターレは田所の浮き球を坂本がおさめ、リターンを受けた矢越から右へ。加治佐から高い位置の児玉へ。児玉が仕掛けるもマリノスの守備も粘り強く、シュートには結びつかず。それでもたたみかけるようにして、迫っていき、坂本からリターンを受けた知久の浮き球に、柴田が高い位置へ仕掛けるなど、両サイドを使いながら攻めていきます。
13分にはフロンターレは、坂本に代わり25北里世那。
14分には北里がボールをおさめ、中央で受けた矢越から右へ。加治佐が高い位置でクロスを入れるもブロック。さらに16分には中央に寄ってマイボールにした村瀬のスルーパスに、北里が正面へ。しかし、シュートはブロック。右サイドでのスローインとなり、加治佐が右から折り返すとボールは左へ流れ、拾った柴田が、村瀬とのパス交換からエリア左へ抜け出すもオフサイド。
右サイドで起点をつくろうとするマリノスに、知久や村瀬、柴田が厳しく寄せ、さらに高い位置で連動してマイボールにして攻めに出ていくフロンターレ。19分には田所の縦パスが村瀬へ。村瀬から左サイド、高い位置の柴田へ。柴田の縦パスに香取がエリア左へ。シュートを打つも左へ。
マリノスの左サイドから加治佐がボールを奪い、そこから切り替えよく攻めにつなげていくフロンターレ。22分、左サイドへ流れた北里が折り返すとボールはエリア内、香取へ。こぼれ球に詰めた加治佐が正面でシュートを打つとこれが決まり、2-2。ついにフロンターレは追いつきます。
直後にはさらにフロンターレ。土屋の浮き球に香取がエリア内へ抜け出し、合わせるもオフサイド。さらに距離感よくマイボールにしていくフロンターレ。知久がボールを奪ったところから加治佐が高い位置へ仕掛けるなど、守備から攻撃へつなげていきます。
23分には柴田がエリア外正面やや左でミドルシュートを打つもGK5がセーブ。さらに浮き球のパスに北里がエリア外左へ流れ、左サイドでのスローインに。その流れからエリア内へ児玉が抜け出すもボールを奪ったマリノス。前線の3にボールが渡りカウンターに持ち込むと、ボールは3からエリア左、13へ。13のシュートに石山は懸命に手を伸ばしたものの、ボールはゴールの中へ。2-3。
再び追いかけることになったフロンターレは、矢越とのパス交換から児玉がエリア前に。左サイド高い位置へ柴田を走らせるようなボールを入れるも、惜しくも届かず。さらにマリノス陣内で人をかけて攻めに出ていき、土屋のフィードに加治佐が高い位置から折り返したり、香取が左サイドでマイボールにして仕掛けるなど、フロンターレはゴール前での場面をつくっていきます。
ロスタイムに入り、31分には加治佐のパスに北里がエリア内へ抜け出しますがオフサイド。
最後まで両者気持ちのこもった好ゲームは2-3でタイムアップとなりました。
前半1-1 後半1-2 計2-3
得点:関田和智、加治佐海
フロンターレの先発:51石山アレックス、2加治佐海、23岩坪瑛太、4土屋櫂大、13柴田翔太郎、6齊名優太、5田所莉旺、14関田和智、20村瀬悠馬、11香取武、24坂本錠
交代:齊名→8矢越幹都 岩坪→18知久陽輝 関田→9児玉昌太郎 坂本→25北里世那
(文中敬称略)
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