4月9日は人工芝の工事が終わり、照明も備わった新しい姿になった等々力第一サッカー場へ。川崎フロンターレU-12が五年生で臨んだ第1節と第2節を勝利した、春の川崎一を決める斎藤旗争奪春季少年サッカー大会兼こくみん共済U-12サッカーリーグ in神奈川(前期)は第3節。フロンターレのアカデミーにとって、新しい等々力第一サッカー場での初めての公式戦となりました。
【川崎フロンターレU-12 斎藤旗争奪春季少年サッカー大会予選リーグ兼こくみん共済U-12サッカーリーグ in神奈川(前期)vs真福寺FC】
4月9日(土)午後2時38分キックオフ 等々力第一サッカー場 晴れ 15分ハーフ 8人制
フロンターレの先発はGK1中山智稀、最終ラインに4戸田将、3松長根悠仁、右サイドに7塩澤延有、左サイドに6北村健、中盤に2前田陽向、5高井幸大、前線には8茅野直希。御殿場で行われたコパ・トレーロスやU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジJクラブ予選に出場していた六年生たちが名前をつらねました。
試合は立ち上がりからフロンターレが攻勢に。最終ラインに中山も加わって後ろから組み立てていくと、4分には左サイドから仕掛けた北村の折り返し、エリア外正面から高井がミドルシュートを放つとこれが決まって1-0。
さらに攻勢に出るフロンターレ。この試合では塩澤と北村の両サイドがよく仕掛けて起点となり、押し込んでいきます。
8分には左から北村が入れたボールを、エリア外正面で拾った前田が右足を振り抜くとこれが決まり2-0。
直後にも塩澤の右クロスのこぼれだまを拾った前田が再び狙いますが、これはわずかに左へ。
11分にも右サイドを塩澤が仕掛けて最後は戸田がエリア正面に抜け出てシュートを放ちますがこれは真福寺FCのGK12番の好守が防ぎます。
さらに直後には塩澤がエリア正面でファールを受けると塩澤自らがフリーキックで直接狙いますがこれはGK正面。しかし、13分には戸田のパスにエリア正面、高井が抜け出すと高井のラストパスに反応した茅野がGKとの1対1を制して3-0。突き放して前半はタイムアップとなります。
後半は前田を最終ラインに、戸田を中盤に位置を入れ換えて臨んだフロンターレ、立ち上がりからさらに追加点を狙っていくと左サイドに抜け出た戸田が中へ切れ込んで放ったシュートが決まり4-0。
さらに右から塩澤が仕掛けると流れてきたボールを拾った北村がシュートを放ちますがこれはGKに。両サイドが積極的に前へでて、後半も攻撃に厚みを加えていきます。
6分には高い位置でボールを奪うと最後はエリア外左、相手の選手をうまく外した高井が決めて5-0。直後には茅野の右コーナーキック、こぼれだまを拾った前田がエリア外左からミドルシュートを放ちますがこれはバーに。
しかし、10分左から仕掛けるとクロスに高井が飛び込みこれが決まって6-0。高井はハットトリックを達成します。
その後も裏を狙ってくる真福寺FCの攻勢は松長根や戸田らが球際を強く、抑えて無失点に。6-0、この大会を3連勝としました。
ダノンネーションズカップでは出場機会のなかった前田、北村や塩澤の両サイド、最終ラインを務めてきた高井の中盤でのプレーなど、これまでと少し違った姿を見られたことが印象に残る試合となりました。
そして、目に残ったのは新しくなった等々力第一サッカー場の美しさ。「きれいだね」「ここでサッカーができるの、うれしい」と喜ぶ多くのサッカー少年たちの姿がありました。
前半3-0 後半3-0 計6-0
得点:高井幸大3 前田陽向 茅野直希2
フロンターレの先発:1中山智稀、4戸田将、3松長根悠仁、7塩澤延有、6北村健、2前田陽向、5高井幸大、8茅野直希
(文中敬称略)
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