川崎フロンターレが脇坂泰斗の等々力では公式戦2試合連続のゴールで先制、山村和也の加入後初ゴールもあり、リーグ戦7試合ぶりの勝利をあげた翌9月15日。等々力第二サッカー場ではこの日も川崎市の秋季大会である松村杯の予選リーグがあり、川崎フロンターレU -12は野川キッカーズ、さらに川中島SCとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 松村杯PUMAカップ争奪秋季少年少女サッカー大会少年の部兼JFA U-12サッカーリーグvs 野川キッカーズ】
9月15日(日)午前8時56分キックオフ 等々力第二サッカー場 晴れ 15分ハーフ 8人制
初戦は野川キッカーズ戦。
フロンターレの先発は、GK1井澤明己、最終ラインは右から7柏村涼太、3林駿佑、4陶山響、中盤は5関徳晴、右にキャプテンの13新堀翔、左に10平塚隼人、前線には11ステンパールカ大翔。
雲が広がり、涼しかった前日とは打って変わり、次第に青空が広がり、暑さの戻ってきた等々力。選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がりからマイボールの時間を重ねていくフロンターレ。左サイドから陶山がエリア左へ平塚を走らせるようなパスを出したり、林の縦パスをステンパー、関とダイレクトではたいて平塚につなげたり攻めの機会をうかがっていくと、2分には、井澤のフィードを右サイドの新堀がエリア右へダイレクトでパス。ステンパーが抜け出しますが、GK1が阻んでいきます。
関から受けた平塚が正面へ持ち上がり、エリア左、新堀にパスを出すなど、攻勢を続けるフロンターレ。4分には林の縦パスに、ステンパーがエリア左へ。シュートを打つもボールはポストへ。
GKの井澤も右サイドの柏村へ正確にパスをつけるなどし、野川キッカーズ陣内での時間を続けていくと、5分にはエリア外右から新堀がシュートを打つもGK1がセーブ。さらに右へ開いたステンパーが中央へ仕掛けて、右コーナーキックを得ると、新堀が右足で入れたボール、ニアで関が合わせますが左へ。
7分には中央、関のパスに新堀がエリア右へ。しかし、ここでもまたシュートはGK1がセーブ。さらに9分には新堀とのパス交換からエリア左、ステンパーがシュートを打つもまたもやGK1がセーブ。
10分には新堀が仕掛けてこぼれ球を平塚が拾い、受けた柏村がエリア外右でシュート。ニアを狙いますがブロック。
フロンターレが攻める時間は続き、11分には柏村が仕掛けて得た右コーナーキック、新堀がボールを入れると、遠いサイドで拾った柏村がシュートを打つも上に。さらに林のフィードに右サイド高い位置へステンパーが抜け出し、左サイドの陶山へ展開。最後はエリア左、関がシュートを打つも左へ。
野川キッカーズのエリア前を狙った浮き球にも、林、陶山がはさみこむようにして戻り、攻めにつなげさせないフロンターレ。14分には柏村の右クロスに平塚が頭で合わせるも枠はとらえられず。
15分には野川キッカーズも左コーナーキックを得ますが、これをフロンターレはしのいで前半はタイムアップ。0-0でハーフタイムとなります。
後半フロンターレはステンパーに代わり9佐々木雄基。
立ち上がりには新堀が右から折り返すと、エリア正面やや右の佐々木からエリア外正面、関へ。シュートは枠をとらえますが、GK1がセーブ。
左サイドの陶山、右サイドの柏村が高い位置取りで、相手エリア前に迫るフロンターレ。4分にはクロスに柏村が頭で合わせ、拾った平塚がエリア右でシュートを打つもGK1がセーブ。
直後には新堀がエリア左へ仕掛け、GK1を引きつけ、正面で平塚がシュートを打つもクリアされ、左コーナーキックに。ここでフロンターレは平塚に代わり6楠田遥希。
フロンターレは林が前線、楠田が最終ラインの中央、佐々木が右へ。6分には佐々木が持ち上がり、エリア右へ。シュートを打つも上に。さらに野川キッカーズのGKが前へ送ろうとしたボールを、カットした新堀がエリア正面右へ持ち込み、シュートを打つも枠外。直後には新堀のスルーパスに、林が正面へ。しかし、シュートは右へ。
フロンターレはここで陶山に代わり2榎本司が入り、最終ラインの右、柏村が左へ。
8分には佐々木がボールをおさめ、中央の関へ。関のスルーパスに林が抜け出し、シュートを打つも上に。
攻め続けるフロンターレ。9分左からの攻めに。柏村から受けた佐々木がエリア左へ。ゴールに向かい仕掛ていき、折り返すと正面で林がシュート。ついにゴールネットを揺らして、1-0。先制点はフロンターレへ。
直後には右へ開いた林の折り返しに、エリア右へ抜け出した佐々木がポストをたたくシュート。しかし、その前にオフサイド。
10分にはさらにフロンターレ、柏村のパスを受けた関からエリア右、佐々木へ。野川キッカーズが阻んで左コーナーキックに。新堀が入れたボール、林が合わせるとボールはゴールの中へ。2-0。
直後には中央からの攻めに。林のパスにエリア正面やや左へ抜け出した関が、GKをよく見て、ゴール右を狙ってシュートを打ちますがポストに。
直後には中央へ寄った新堀の右サイドを突くパスに抜け出した榎本がエリア前に向かい仕掛けて、右コーナーキックに。新堀はショートコーナーを選択。佐々木がエリア右、あまり角度のないところへ仕掛けていき、シュートを打つとボールはゴールの中へ。3-0
最終ラインの楠田が前線へ動き出す林を狙い、フィードを入れるなど長いボールもまじえて攻めていくフロンターレ。13分には榎本の縦パスに、林がエリア右へ。シュートを打つも上に。
フロンターレは林に代わり再びステンパー。
なかなか前へ出られなかった野川キッカーズも14分には10のパスに7がエリア前に。しかし、井澤が阻み、シュートを打たせず。
再び攻めに転じたフロンターレは、14分には榎本が右から折り返すと、新堀を経由してエリア左、ステンパーへ。ステンパーがシュートを打つとこれが決まり、4-0。
野川キッカーズがボールを持つ場面ではコンパクトにして、守りつつマイボールにすると、佐々木のパスに柏村が左サイドの高い位置へ抜け出すなど、守りから攻めにもつなげていくフロンターレ。試合はタイムアップとなり、4-0。多くのチャンスをつくりながら好守や最後のところでの精度で決めきれない時間にも、じれず、最後にはゴールを重ねて、フロンターレは勝利しました。
前半0-0 後半4-0 計4-0
得点:林駿佑2、佐々木雄基、ステンパールカ大翔
フロンターレの先発:1井澤明己、7柏村涼太、3林駿佑、4陶山響、5関徳晴、13新堀翔(c)、10平塚隼人、11ステンパールカ大翔
交代:ステンパー→9佐々木雄基 平塚→6楠田遥希 陶山→2榎本司 林→ステンパー
(文中敬称略)
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