桐蔭横浜大 – 立正大 / 関東大学サッカーリーグ1部第13節


9月21日は保土ヶ谷公園サッカー場へ。関東大学サッカーリーグは第13節。保土ヶ谷公園サッカー場での第1試合は1部の2位につける桐蔭横浜大と3位立正大の上位同士の好カード。桐蔭横浜大は、川崎フロンターレU -18出身のGK早坂勇希、さらに来季フロンターレのトップチームへの加入が内定しているMFイサカゼインが出場しました。

【関東大学サッカーリーグ1部第13節 桐蔭横浜大 vs 立正大】
9月21日(土)午前11時半キックオフ 保土ヶ谷公園サッカー場 くもり

桐蔭横浜の先発は、GK21早坂勇希、最終ラインは右から2浅野嵩人、3遠藤凌、キャプテンの4眞鍋旭輝、19中村響、ボランチは6橘田健人、26神垣陸、右MF8イサカゼイン、左MF10鳥海芳樹、前線には11下村司、15松本幹太。

立正の先発は、GK12渡辺聖也、最終ラインは右から32平松航、キャプテンの5中塩大貴、4今村晃、ボランチは7梅村豪、16近藤拓海、右に3鈴木康孝、左に13武田夏輝、2シャドーに18平松昇、10人見拓哉、前線には11見原慧。

曇り空、秋らしく涼しい気候の保土ヶ谷公園サッカー場。スタンドでは桐蔭横浜も立正も、メンバー外の選手たちがにぎやかに声援を送るなか、試合は始まりました。

立ち上がり、前線の下村がボールをおさめ、イサカを右に走らせ、セカンドボールを拾った橘田がうまく前へ運び、最終ラインの遠藤の縦パスをうまく松本が間で受けるなど、前へ出ていく桐蔭横浜。

しかし、立正大も桐蔭横浜が後ろから組み立てていこうというところを狙い、3分には高い位置で見原がボールをカット。エリア正面やや左、人見がシュートを打ちますが左へ。さらに平松昇から右へ展開。鈴木がクロスを入れると、拾った平松昇はエリア左へ仕掛け、そこから左へ展開しようとしますが、イサカが戻り体を入れ桐蔭横浜のボールに。

さらに4分には近藤が中央を持た上がり、エリア外正面で平松がシュート。枠をとらえますが早坂がセーブ。

しのいだ桐蔭横浜は、5分には橘田がボールをカット。すぐさま松本へ入れると松本のパスに、下村がエリア右へ。折り返しを左で鳥海が拾い、最後は正面で松本がシュート。立正大の守備が阻んだところを、さらに拾い攻めていく桐蔭横浜。浮き球を松本が競ると、エリア内正面へ下村が抜け出し1対1に。しかし、シュートは右へ。決定的な場面でしたが、これを逃してしまいます。

一方の立正大は、中塩が右の鈴木や左の武田に正確にフィードを入れ、サイドからの攻めに。それでも桐蔭横浜は1対1の場面では、中村が粘り強く対応していき、クロスに対しては早坂がしっかりセーブ。早坂は左サイド、鳥海に正確につないでいき、そこから攻めに持ち込んでいきます。

14分には、神垣が右サイドを突くパスを出すと、イサカの折り返しに、松本がエリア左へ。切れ込んでいったところを立正大の守備が阻み、さらに神垣がボールをカット。エリア外左、グラウンダーのシュートを打ちますが、渡辺がセーブ。

立正大の鈴木のクロスにも早坂が対応していき、決定的なものとはさせない桐蔭横浜。16分には右サイド、イサカの浮き球に下村がエリア右へ走り出すと、右コーナーキックとなり、下村が左足で入れたボール、イサカが合わせるもブロック。

立正大はこの際に武田が負傷しピッチの外へ。

しばらく中断され、早坂のボールから再開となった試合。19分、松本がエリア正面、下村へ縦パスを入れると、うまくマークを外した下村がエリア右へ。シュートを放つとこれが決まり、1-0。桐蔭横浜が先制します。

立正大はここで武田に代わり19田中宏武。

25分も近くなると、立正大はサイドをうまく変えながら、ゴールを目指しに。26分には中塩から左へ。田中が左サイドを仕掛け、エリア左へ。しかし、遠藤がこれには対応。さらに中央の近藤のパスに、田中がエリア左へ。折り返すも、早坂がキャッチ。

桐蔭横浜は立正大のボール時には松本が右サイド、イサカが中央へ位置しコンパクトにして、対応。再びボールをものにし、そこからせめにつなげる場面をつくっていきます。31分にはイサカから左へ。鳥海、中村とつながり、中村のパスを、エリア外左、うまく間で受けた松本がパス交換から正面へ。シュートを打つも上に。

36分には立正大、人見が左寄りで競ったボール、エリア内へ平松昇が抜け出しそうになるも、眞鍋が阻み、さらに左から田中が折り返すも、エリア内で鳥海がカバー。40分にはセンターサークル手前付近でのフリーキック、平松昇がボールを入れると、遠いサイドで今村が折り返すも遠藤がブロック。たて続けにコーナーキックを得た立正大は、平松昇がグラウンダーで入れたボール、正面で見原がシュートを打つも、ブロック。

しのいだ桐蔭横浜は、42分には神垣の縦パスに、エリア内へ下村が抜け出すもオフサイド。前半は1-0。桐蔭横浜がリードして、ハーフタイムとなります。

 

後半は立ち上がりから立正大が桐蔭横浜の陣内で時間をつくる展開に。1分には田中が左クロスを入れると、遠いサイドで鈴木が頭で合わせるも枠をとらえたシュートは、早坂が阻み、こぼれ球にエリア内左で詰めた見原がシュートを打つも、早坂が足で止める好守。

さらに平松航が中央を持ち上がり、縦パスに人見が右へ。人見は折り返すも、クリア。拾った立正大は右クロスを、入れるも桐蔭横浜は早坂がパンチング。正面で平松昇が拾うもハンドがあり、シュートまでは至らず。

一方の桐蔭横浜も左へ下村が開いて、受けた鳥海から正面の橘田へ。橘田の縦パスに、エリア内へ松本が抜け出しシュートを打つもオフサイド。

桐蔭横浜大はボールをものにしても、なかなかそこから攻めにつなげられないのに対して、立正大は6分には鈴木のサイドチェンジを受けた田中が左サイドから浮き球を入れると、エリア内、平松昇が合わせるも右へ。ゴールをおびやかす場面をつくっていきます。

すると8分、縦パスから最後は抜け出した見原のシュートが決まり、1-1。立正大が追いつきます。

早坂が左の中村へつなぎにいき、攻めに持ち込んでいこうとする桐蔭横浜。立正大はそこを突いて鈴木がカットにいき、平松昇へつなぎ、ラインも高めてコンパクトにして、前に出ていきます。

桐蔭横浜はそれでもコーナーキックからカウンターへもちこもうとするなどして勝ち越しを立正大が狙ったところを、早坂がしっかりクリアにいくなどして、しのいでいきます。

13分には中村の縦パスを正面で松本が受けると、松本のパスに下村がエリア右へ。シュートを打つも渡辺がセーブ。さらに神垣の縦パスをうまく間で受けた下村から右へ展開。イサカが折り返すも、渡辺がセーブ。

15分には橘田、神垣と縦につながり、左へ。松本がクロスを上げると遠いサイドにイサカが迫るも立正大はクリア。右コーナーキックとなり、下村が入れたボール、遠藤が合わせるも渡辺がセーブ。

18分にはフリーキックのセカンドボールを拾った桐蔭横浜。左から眞鍋が浮き球を入れると、ニアに松本が走り込むも合わせることはできず。

立正大はここで近藤に代わり27半田尚之。一方の桐蔭横浜は、22分には中村に代わり5岩下航。

立正大は平松航が前にうまく持ち上がる一方で半田が後ろで多く触れながらボールを動かしに。半田が右サイドを突くパスを入れ、鈴木の右クロスにつなげるなどしていきます。25分にはパス交換から平松昇がエリア内へ。しかし、岩下がこれを阻みシュートは打てず。桐蔭横浜も橘田から鳥海、中村とつなぎ、左へ流れた松本が左クロス。遠いサイドで拾った浅野が再びクロスを入れるも渡辺がキャッチ。

27分には立正大、梅村の縦パスに平松昇がエリア内へ。しかし、眞鍋がこれに対応。しのいでいきます。

桐蔭横浜は、松本に代わり32國場龍之介。立正大の攻めにも、イサカが自陣のエリア右近くに下りるなど、コンパクトにして対峙していくと、再び攻めに出られるように。眞鍋や遠藤、橘田がボールに多く触れながら、中村が前に浮き球を入れるなどし、鳥海が前に走り出す國場へクロスを入れるなどしながら、迫っていきます。

33分には橘田、國場とつながり、間で受けた鳥海がエリア外正面へ。シュートを打つも立正大はこれをブロック。さらに34分には橘田、イサカとつないで右へ。浅野の縦パスに、エリア右、下村が左足でシュートを打つも渡辺がセーブ。

37分には立正大は、平松昇に代わり17藤森亮志。38分には右へ開いて受けた梅村から正面の見原へパスが入ると中央へ寄っていた鈴木が迫るも桐蔭横浜はこれをしのいで、攻めに。鳥海が左から斜めに持ち込んでいくも正面で立正大はボールをカット。左クロスにつなげるも、桐蔭横浜はなかでしっかり対応。

桐蔭横浜はここから早坂から岩下、橘田とつないでいき、42分には浅野の右からの折り返し、イサカが合わせるも立正大はブロック。

桐蔭横浜は鳥海に代わり17桑原孝太郎。44分には立正大のロングスローをしのいだところからカウンターに持ち込むと、下村が競ったボール、正面へイサカが迫るも立正大は、梅村が阻みシュートまでは至らず。

ロスタイムは3分。46分には桐蔭横浜が桑原が仕掛けていくも、今村が阻んで最後は桑原のファールに。直後には立正大、見原のパスにエリア正面へ人見が迫るも、桐蔭横浜は浅野が中へしぼってこれに対応。ともに守備が攻めを上回ることになり、決定的な場面にはつながらず。試合はタイムアップとなり、1-1。勝ち点1を分け合う結果に。桐蔭横浜は2位をキープすることになりました。

桐蔭横浜に勝ち点差11をつけて首位を走る明治をのぞけば、混戦が続く関東大学サッカーリーグ1部。リーグ戦はまだ5試合が残されています。

この日の後半の好セーブのように、早坂がチームを助けるようなプレーを重ねていきますように。そして、チーム初の全日本大学サッカー選手権出場につながっていきますように。

また、夏の間フロンターレのトップチームの練習にも連日参加していたイサカが大学最後のシーズン終盤ピッチでどんなプレーを見せていくのか。それぞれの活躍をとても楽しみにしています。

前半1-0 後半0-1 計1-1
得点:下村司(桐蔭横浜) 見原慧(立正)

桐蔭横浜の先発:21早坂勇希、2浅野嵩人、3遠藤凌、4眞鍋旭輝(c)、19中村響、6橘田健人、26神垣陸、8イサカゼイン、10鳥海芳樹、11下村司、15松本幹太
交代:中村→5岩下航 松本→32國場龍之介 鳥海→17桑原孝太郎
控え:1児玉潤 16佐藤喜生 12中井朗人 25寺沼星文

立正の先発:12渡辺聖也、32平松航、5中塩大貴(c)、4今村晃、7梅村豪、16近藤拓海、3鈴木康孝、13武田夏輝、18平松昇、10人見拓哉、11見原慧
交代:武田→19田中宏武 近藤→27半田尚之 平松昇→17藤森亮志
控え:1三森哲太 2405鎌田翔太郎 15秦野寛悟 9小川大智

(文中敬称略)

桐蔭横浜の先発メンバー

川崎フロンターレU -18出身、桐蔭横浜のGK早坂勇希選手
イサカゼイン選手
正確なキックで攻撃の起点にもなった

下村司選手がエリア右へ
1-0に

イサカゼイン選手
際どいボールにもしっかり対応していく早坂勇希選手

後半へ
早坂勇希選手がセーブしていく
見原慧選手がこぼれ球を拾い、1対1となるも
早坂勇希選手が足で止める

松本幹太選手が決めるもオフサイド

早坂勇希選手がまたも防ぐ

立正大が追いつく

競り合う両チーム

イサカゼイン選手
1-1でタイムアップ

 

 

 

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