2021年のシーズンの終盤を迎えた大学サッカー。12月には全日本大学サッカー選手権と、1・2年生を対象にした全日本大学サッカー新人戦が行われ、川崎フロンターレアカデミー出身の選手たちもそれぞれの試合に臨みました。
・全日本大学サッカー選手権大会
全日本大学サッカー選手権では、仙台大のDF5伊従啓太郎(4年)、早稲田大のDF12森璃太(2年)、DF22神橋良汰(1年)、筑波大のMF8池谷祐輔(4年)、東海学園大のMF13常安澪(2年)の5選手が出場選手登録。
このうち、伊従は1回戦の東海学園大戦でメンバー外、仙台大は0-1で敗戦。
早稲田大の森は、初戦となった2回戦のびわこ成蹊スポーツ大戦で後半から出場。神橋はメンバー外。早稲田大は2-2、PK3-4という結果に終わりました。
筑波大の池谷は、初戦となった2回戦の京都産業大戦で66分から出場。筑波は3-0で勝利。続いての3回戦、駒澤大戦では控えに入り、出場の機会はなし。筑波は0-1で敗戦することになりました。
また、東海学園大の常安は1回戦の仙台大戦で先発し75分まで出場。東海学園大は1-0で勝利。常安は2回戦の駒澤大戦でも先発し、前半のみ出場。東海学園大は1-4で敗れています。
・全日本大学サッカー新人戦
全日本大学サッカー新人戦では、桐蔭横浜大のMF10山内日向汰(2年)、新潟経営大のGK17藤田航大(1年)の2選手が登録。このうち藤田はメンバー外。
山内は、グループリーグの第1節IPU・環太平洋大戦では先発し54分までプレー。桐蔭横浜大は5-0で勝利。
第2節の新潟経営大戦ではメンバー外。桐蔭横浜大は2-2で引き分け。第3節の中京大戦では64分から出場し、決勝点を含め2アシストを記録し桐蔭横浜大の3-2での勝利に貢献。
決勝トーナメント、準決勝の九州産業大戦(2-1)では、77分から出場。決勝の専修大戦では先発フル出場。決勝はスコアレスのままPK戦に突入し、5-6で決着。桐蔭横浜大の優勝はなりませんでしたが、次のシーズンの飛躍が楽しみになる結果を残ることになりました。
これらの大会に登録された選手のうち、12月17日には仙台大のDF伊従啓太郎のカマタマーレ讃岐への加入内定が発表されました。大学サッカーを経て、またひとり、フロンターレアカデミー出身の選手がJリーグの舞台に立つことは、とてもうれしいものです。
活躍と飛躍を願っています。
12月25日に全日本大学サッカー選手権大会の決勝が行われ、駒澤大が阪南大を3-2で下し、冬の大学サッカー日本一に輝きました。
2021年のシーズンが終わった大学サッカー。多くのフロンターレアカデミー出身の選手たちがそれぞれの場所で、プレーを重ねたシーズンとなりました。
2022年のシーズンがどんなものになるのか、とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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