10月15日は等々力第一サッカー場へ、
川崎市のU-11年代の大会、ハンガリー大使館杯U-11川崎市秋季サッカー大会は、最終日を迎えました。
準決勝に残ったのは、川崎フロンターレU-12、FCパーシモン、プルチーニFC、AC等々力の4チーム。
フロンターレは、FCパーシモンとの試合に臨みました。
この記事は、フロンターレに取材をお願いし、了解を得て、書かせていただきました。
【川崎フロンターレU-12 ハンガリー大使館杯U-11川崎市秋季サッカー大会準決勝 vs FCパーシモン】
10月15日(土) 午前9時キックオフ 等々力第一サッカー場 くもり一時雨 15分ハーフ 8人制
フロンターレの先発は、GK19中島嵩登、最終ラインは右から23土本琉斗、28我妻光、20笠倉蓮央、中央に29時松隼跳、右に25永田怜大、左に26北田章将、前線には18新堀隼。
空には雲が垂れ込め、今にも雨が降り出しそうな等々力第一サッカー場。
それでも、周りには両チームの選手の家族らが集まり、見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、ラインを高く保ち、コンパクトにして、ボールを動かしていくフロンターレ、奪われても、球際に厳しく、また、速い寄せで奪い返していきます。
2分には、中央下がり目で受けた新堀が、エリア前に浮き球のパス。時松が1対1となりますが、オフサイド。
さらに中央をうまく時松が持ち出し、右の永田へ、永田から左サイドに展開するなど、中央を経由して両サイドを使いながらフロンターレは前に出ていこうとしていきます。
一方のパーシモンも、4分には右サイド、下がり目の30の浮き球に、42がエリア右へ。中島をかわし、シュートを打とうとしますが、オフサイド。
しかし、こちらもいい連係を見せて、フロンターレのゴールをおびやかす場面をつくっていきます。
それでも、フロンターレは、右に流れた新堀がうまく相手の裏を取り、仕掛けて折り返すなど、ふたたびゴールの前に。
4分には、正面で笠倉がカット。エリア外正面で、ミドルシュートを打ちますが、左に。
球際の強さと、寄せの速さ、そこから攻めにつなげていく切り替えの速さで、フロンターレは流れをつかんでいきます。
すると7分、フロンターレは、永田から受けた土本が駆け上がり、クロス。ボールは左に流れ、笠倉へ。笠倉が高い位置へ仕掛け、クロスを入れると、GK21はセーブしきれずに、ボールはゴールのなかへ。
1-0。フロンターレが先制します。
パーシモンも直後には、テンポよくボールを回していき、20が正面へ。しかし、我妻が寄せてシュートは打たせず。
攻めに転じたフロンターレ、エリア外左、笠倉が抜け出し、ミドルシュート。ボールはポストへ。
9分には、GKの中島から中央の時松へ。時松は右サイドを突くパス。エリア右、新堀隼が抜け出し、シュート。
左にそれましたが、最後尾から、相手ゴール前へ、きれいにつながる、いいかたちをつくっていきます。
パーシモンもフロンターレが後ろから動かしていこうとするところを突いて、前からプレス。
10分には、42が高い位置で奪いますが、永田が体をうまく入れ、前に行かせず。
さらに、フロンターレが中央の時松から、右サイドの永田へ展開しようとしたところ、パーシモンはカット。左サイドから持ち込もうとしていきますが、土本がカバー。
すると12分、フロンターレは、パーシモンが後ろから動かそうとしたところ、正面で時松がカット。ミドルシュートを打つとこれが決まり、2-0。
フロンターレが突き放します。
中島も多くボールに触れ、中に寄った笠倉から受けた土本が、右サイドから斜めに仕掛けるなど、変化も交えながら、さらに迫っていくフロンターレ。
笠倉の縦パスに、左サイドの高い位置へ反応した北田が、反転から相手を剝がし、前に出ようとするなど、ここぞというところで仕掛ける姿勢も見せていきます。
13分には、右サイド、下がり目に開いた我妻から中央の時松へ。時松のパスに、左サイドを抜け出した北田は、エリア正面への仕掛け。
シュートを打ちますが、GK21がセーブ。
フロンターレは、右に新堀隼が流れ、笠倉が中央へ、時松が前に顔を出すなど、位置を入れ替えながら、相手陣内でボールを動かしていきます。
15分には、こぼれ球を拾った土本が、エリア外右へ持ち出し、ミドルシュート。枠をとらえますが、GK21がセーブ。
前半は2-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレは、GK19中島嵩登、最終ラインは右から25永田怜大、23土本琉斗、20笠倉蓮央、中央に28我妻光、右に29時松隼跳、左に27渋谷昇汰、前線には18新堀隼。
立ち上がりにはパーシモン、22が右サイドの高い位置へ抜け出すも、渋谷が粘り強く体を入れ、ゴールキックに。
さらにラインを高め、前に出てくるパーシモンに対し、GKの中島も加わって、後ろからボールを回し、うまく間でボールを受けながら前に出ていくフロンターレ。
ボールを回していこうとするパーシモンに対し、前半と同様、速い寄せからボールを奪い、そこから攻撃へつなげていきます。
3分には、渋谷がボールをカット。正面の新堀へ。新堀隼のスルーパスに、時松がエリア右へ抜け出し、シュートを打ちますが、上に。
一方のパーシモンも、GK21がエリア外に出て、最終ラインからつないでいき、右サイド、30のパスに22がエリア外右へ。
しかし、笠倉がカバー。最後はパーシモンのファールに
すばやいリスタートから攻めに転じたフロンターレは、右サイド、永田から時松とつながり、時松が高い位置へ仕掛け、折り返し。
正面で新堀隼がシュートを打ちますが、GK21がセーブ、
パーシモンも、そこから前にすばやく、ボールを渡していき、42がエリア前に抜け出しますが、土本がカバーしていきます。
フロンターレは、時松に代わりU-10の10渡邉一輝。
6分には、下がり目でうまく受けた新堀から右へ展開。渡邉へ。仕掛けた渡邉はエリア外右へ持ち出し、ミドルシュート。
GK21のセーブで阻まれるも、フロンターレは、右サイドで渡邉が仕掛け、中央の我妻がうまく間で受け、左サイド、笠倉、渋谷へつなげ、両サイドを使いながら前へ出ていきます。
すると7分、フロンターレは、左サイド、渋谷のパスが、正面の新堀へ。新堀がうまく間で受け、シュートを打つと、これが決まり、3-0。
フロンターレが突き放します。
突き放されても、後ろから組み立てていこうとする姿勢も見せていくパーシモンに対し、前から連動、渡邉が厳しく寄せにいき、フロンターレはボールをものにしていきます。
永田から、中央に寄った笠倉が受け、そこから右サイド、動き出した渡邉につなてようとしたり、最終ラインの土本が左サイド、高い位置へ動き出した渋谷へつながる好パスを出したりするなど、長いパスも交え、相手陣内でプレーする時間をつくっていきます。
12分には、中央で受けた渡邉のパスに、新堀隼がエリア外右へ。GK21が前に出ているところ、ループシュートを打ちますが、ゴールとはならず。
フロンターレはここで永田に代わりU-10の5岩田東偉道。
岩田が左の前に入り、渋谷が最終ラインの右に。
14分には、さらにフロンターレ、正面で土本がボールをカット。前に持ち出し、ミドルシュートを打ちますが、GK21がセーブ。
直後には、渋谷が中央を縫うように仕掛け、いったんはパーシモンがボールを奪うも、渋谷は奪い返し、さらに前に。
正面でミドルシュートを打つと、これが決まり、4-0。
パーシモンの浮き球に対しても、笠倉、土本がしっかり競り、そこからマイボールに、流れを渡さずプレーを重ねていくフロンターレ。
15分には、中央、我妻のスルーパスに、岩田東偉道がエリア外正面へ。ミドルシュートを打ちますが、GK21がセーブ。
試合は、まもなくタイムアップとなり、4-0。フロンターレは決勝進出を決めました。
前半2-0 後半2-0 計4-0
得点:オウンゴール、時松隼跳、新堀隼、渋谷昇汰
フロンターレの前半のメンバー:19中島嵩登 23土本琉斗 28我妻光 20笠倉蓮央 29時松隼跳 25永田怜大 26北田章将 18新堀隼
フロンターレの後半のメンバー:19中島嵩登 25永田怜大 23土本琉斗 20笠倉蓮央 28我妻光 29時松隼跳 27渋谷昇汰 18新堀隼
交代:時松→10渡邉一輝 永田→5岩田東偉道
(文中敬称略)
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