5月4日は、たけびしスタジアム京都へ。
関西学生サッカーリーグ1部は第4節を迎え、たけびしスタジアム京都での第2試合は、関西福祉大と立命館大が対戦。
川崎フロンターレU-18出身のMF戸水利紀、MF秋葉拡人が試合に臨みました。
【関西学生サッカーリーグ1部第4節 関西福祉大 vs 立命館大】
5月4日(木)午後2時キックオフ たけびしスタジアム京都 晴れ
関西福祉大はここまで3敗。
先発は、GK1清原寛斗、最終ラインは右から3小西祐汰、48岡楓太、4原田涼汰、キャプテンの6高谷和希、ボランチは54髙下仁誓、11流羽大綺、右MF7山下正之介、左MF13髙木翔太、トップ下10奥谷仁、前線には9鄭健司。
1勝1分け1敗の立命館大。
先発はGK1永田健人、最終ラインは右から33瀬崎耕平、15荻野元伸、4伊藤大耀、7竹下豪、ボランチは26市河太一、その前に25戸水利紀、10工藤大雅、右に11小西宏登、左にゲームキャプテンの14野濵友哉、前線には19守岡晃希。
ゴールデンウイークらしい晴天に恵まれたたけびしスタジアムは、Tシャツ1枚でも過ごせるような快適な陽気に。
メインスタンドには、多くの立命館大の部員たちが集まり、初先発の瀬崎のチャントを何度も歌うなど、熱のある声援を送る、いい雰囲気に。
選手の家族らや、大学サッカーファンらも見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、2分には立命館大、右サイドに流れた守岡から、下がり目の小西とつながり、小西はスルーパス。戸水がエリア右へ、走り込みますが、GK清原がセーブしていきます。
序盤はともに浮き球を入れるなど、さぐるような展開。
関西福祉大は、右サイド、山下と小西の連係から前に出ていこうとしていきますが、立命館大はコンパクトに、前に行かせずに対応。
4分には関西福祉大が前に出てきたところを、カット。中央で守岡がキープし、右サイド、間で戸水が受け、戸水のパスを、守岡がふたたび受け直しますが、関西福祉大の守りに遭い、最後は守岡のファール。
それでも、奪ったところからしっかり攻撃につなげる姿勢を見せていきます。
しかし、5分関西福祉大は、ボールを奪ったところから、流羽のパスに、鄭が正面へ抜け出し、1対1に。前に持ち出し、しっかり永田を見て、シュートを打つとこれが決まり、1-0。
先制点は関西福祉大に入ります。
追いかける立命館大は、直後には、伊藤のフィードに、戸水がエリア右へ。
戸水は、右サイド、追い越した小西へ。小西はクロスを入れようとしますが、関西福祉大は体を張り、ブロック。
一方の関西福祉大も、右サイドでボールを回していき、立命館大にファールがあり、フリーキックに。
すばやくリスタートした関西福祉大は、左へ展開。エリア左、抜け出した髙下がシュートを打ちますが、上に外れていきます。
立命館大も、直後には右サイドから持ち込むと、高い位置へ抜け出した小西のクロスは、関西福祉大がブロックし、右コーナーキックに。
竹田が左足で遠いサイドに入れると、守岡が迫りますが、さわることはできず。
しかし、精度の高いボールを入れ、チャンスをつくっていきます。
関西福祉大は、清原がエリア外に出て、CBの原田や岡とかかわり組み立てを図りますが、立命館大は、うまく囲い込み、カット。
そこから右サイド、瀬崎から戸水、市河、最終ラインの伊藤を経由し、左サイドの竹田へつなげ、中盤と最終ラインの選手がかかわりながら、両サイドを使い、ボールを動かしていきます。
14分には、最終ラインの荻野、伊藤とつなぎ、伊藤のフィードが右サイド、高い位置の瀬崎へ通り、右サイド、下がり目の戸水へ。戸水の浮き球のパスに、エリア右へ抜け出した小西は、切り返し、シュート。
これは、関西福祉大がブロック。右コーナーキックに。
右コーナーキック、立命館大のキッカーは竹田。ショートコーナーを選択し、ボールは戸水へ。
戸水のパスに、エリア右へ竹田が抜け出すと、あまり角度のないところから竹田はシュート。これが決まり、1-1。立命館大が追いつきます。
立命館大は、間で小西が受け、右に展開。瀬崎から下がり目の戸水とつながり、セカンドボールも市河や戸水がよくものにし、自分たちでボールを動かす時間をつくっていきます。
16分には、中央でセカンドボールを回収。ボールは、左サイド、開いた戸水へ。戸水が浮き球を入れると、エリア右、小西が飛び込みますが、オフサイド。
さらに伊藤の左サイドを突くフィードに、野濵が抜け出すも、関西福祉大はカット。
関西福祉大はすぐさま、前に動き出した山下へつなげようとしていきますが、伊藤がカバー。前に行かせずに対応していきます。
戸水、市河が中央でかかわり、テンポよく動かし、瀬崎のフィードに、小西が高い位置へ動き出すなどしていく立命館大。
関西福祉大にボールがわたっても、伊藤が出足の良さと球際の強さを見せ、カットするなど、よく対応していきます。
関西福祉大は、19分GKの清原のフィードに、鄭がエリア右へ抜け出し、折り返しますが、立命館大、伊藤がカバー。
さらに左サイド、高谷が仕掛け、そのパスに、流羽がエリア左へ。決定的な場面でしたが、シュートは右。
すると直後には立命館大、右サイドから攻めに持ち込むと、エリア右へ進入した戸水へ縦パスが通り、戸水がダイレクトではたくと、エリア正面やや右、走り込んだ小西がシュート。
これが決まり、1-2。立命館大が勝ち越しに成功します。
直後には、関西福祉大、流羽が仕掛けて、左サイド、高い位置へ。しかし、瀬崎が体を張った守り。
飲水タイムをはさんで、フィードに、正面へ小西が抜け出し、こぼれ球を拾い、正面やや右で山下がクロスを入れていきますが、立命館大はクリア。
すると、ふたたびボールを動かしていく立命館大、右サイドで回し、戸水のサイドチェンジが通り、竹田が左サイド、高い位置へ。工藤との連係からエリア外左で回し、さらに左サイド、下がり目の市河のパスに、野濵が高い位置へ抜け出していきますが、クロスまではいけず。
それでも立命館大がいい距離感で、高い位置で時間をつくっていきます。
関西福祉大も、30分には、右サイドからの攻めに小西から流羽とつながり、流羽のパスに、右サイドから斜めに山下が仕掛けると、立命館大はファール。関西福祉大のエリア外右でのフリーキックに。
キッカーの流羽が右足でボールを入れると、こぼれ球に正面、奥谷がシュート。しかし、枠はとらえられず。
さらに関西福祉大が最終ラインから中盤へつなげ、そこから前に出ていこうとしますが、32分には竹田が前に出てボールをカット。その縦パスに、工藤がエリア左へ。
しかし、流羽がカバーしていきます。
直後には、関西福祉大、正面やや右に鄭が抜け出す大きなチャンス。しかし、鄭はシュートではなく、パスを選択。シュートに持ち込むことはできず。
関西福祉大は34分奥谷に代わり16髙野雷我。鄭との2トップに。
戸水や市河が間で受け、そこから前に出ていこうとする立命館大に対し、しっかりブロックを組んで、前にはいかせない関西福祉大。
ボールをカットし、山下が高い位置へ仕掛けていく場面をつくっていきますが、市河がカバー。
さらに立命館大が最終ラインに中盤もかかわって回そうとするところ、37分にはルーズボールを高い位置で鄭がものに。
エリア左に持ち込み、シュートを打ちますが、右へ。
さらにGK清原の正確なキックに、髙野が高い位置へ抜け出しそうになりますが、伊藤がうまく対応していきます。
40分には立命館大、市河、戸水、伊藤がかかわって動かし、戸水の右サイドを突くパスに、瀬崎が高い位置へ。これに対して、関西福祉大はファール。
立命館大のエリア外右でのフリーキックに。
キッカーは竹田。遠いサイドにボールを入れると、守岡が飛び込みますが、さわることはできず。
さらに立命館大が、工藤や市河が間に顔を出し、セカンドボールは戸水が回収。左サイドの高い位置へ竹田が顔を出し、右サイドでは小西と瀬崎が連係。両サイドから迫る時間をつくっていきます。
43分には関西福祉大、中盤で流羽がカット。そのパスに、鄭がエリア右へ。鄭はエリア内へ折り返しますが、ゴールの前を戸水がカバー。
攻めに転じた立命館大は、野濵が左サイド、高い位置へ。野濵は折り返しますが、関西福祉大はクリア。
さらに45分には、エリア外右、小西が抜け出し、シュートを打ちますが、清原がセーブ。
アディショナルタイムは2分。
立命館大は、46分、中央を戸水が持ち上がり、そのパスに、守岡がエリア右へ。シュートを打ちますが、左。
前半は1-2。立命館大がリードして、ハーフタイムへ。
後半、関西福祉大は山下に代わり8杉本蓮が入り左MF、髙木が右MFに。
立ち上がりは、関西福祉大。GKの清原もセンターサークル付近まで上がり、ラインを高く保ち、前に。
1分には、流羽から左サイド、高谷へ。高谷のパスに、杉本が抜け出し、エリア左へ仕掛けていきますが、立命館大は体を張って守り、関西福祉大の左コーナーキックに。
流羽がニアに入れるも、戸水が対応。戸水から右サイド、野濵へつながり、中央を経由して、ボールは右サイド、高い位置へ駆け上がった瀬崎へ。
瀬崎の折り返しは、ブロックに遭い、今度は関西福祉大のカウンターに。
中央、間を縫うように杉本が抜け出していくと、立命館大にファールがあり、エリア外正面でのフリーキックに。
関西福祉大のキッカー流羽は直接狙いますが、壁に当たり、枠へは飛ばすことはできず。
市河や戸水、伊藤や荻野がかかわることで、後ろから組み立てを図る立命館大。ふたたびテンポよくボールを動かせるようになっていきます。
7分には、左サイドで戸水がパス交換。エリア外左で受け直し、シュート。しかし、清原がセーブ。
直後には、戸水がうまくボールをキープし、右へ展開。抜け出した小西がエリア外右で切り返し、折り返し。ゴール左、野濵がシュートを打ちますが、関西福祉大はブロック。
さらに高い位置で小西がカット。クロスを上げると、左へ流れたボール、拾った野濵がクロスを入れるも、関西福祉大の原田がクリア。立て続けに、両サイドを使い、立命館大が迫っていきます。
12分には関西福祉大も、中央でボールをカット。エリア右、鄭が抜け出して、折り返し。
しかし、荻野がブロック。
攻めに転じた立命館大は、戸水とのパス交換から小西が右サイドの高い位置へ持ち込み、折り返し。エリア正面、おさめた守岡が反転。シュートを打つも上に。
関西福祉大は、左サイドに展開し、前に出ていこうとしていきますが、戸水が厳しく、体を入れ、それをさせず。
さらに、流羽の縦に速いパスから、打開を図る関西福祉大ですが、シュートには結びつけられず。
立命館大が、ふたたび市河や工藤、時には荻野が中央を持ち上がり、瀬崎につなげるなど、前に出る時間が続いていきます。
17分関西福祉大は髙木に代わり15平佑斗。
20分には関西福祉大、正面やや左で高谷がカット。高谷が縦パスを入れると、杉本が正面へ。シュートを打とうとしますが、立命館大はブロック。
こぼれ球に詰めた流羽がさらにシュートを打とうとしますが、ここでも立命館大の体を張った守り。
ふたたび前に出ていく立命館大。ラインを高め、22分には間に顔を出した市河から戸水とつながり、戸水の浮き球のパスに、工藤がエリア右へ。
工藤からエリア外右で受けた小西はクロスを入れていきますが、清原がセーブ。
さらにテンポよく戸水や小西、市河や工藤がかかわり、竹田が左サイド、高い位置をうかがうなど立命館大は、相手陣内で時間をつくっていきます。
24分には、戸水のパスに、小西が右サイド、高い位置に。小西がクロスを入れると、野濵のヘディングシュートは枠をとらえますが、ゴールぎりぎりのところで清原が好セーブを見せ、得点とはならず。
立命館大は25分守岡に代わり20北野祐己。瀬崎に代わり12比良柊斗。
26分には立命館大、右サイド、高い位置で小西、戸水の連係でボールを奪うと、パス交換から戸水が高い位置に。戸水はクロスを入れますが、シュートにはつながらず。
直後には、最終ライン、荻野が持ち上がり、縦に速いパス。エリア正面やや左、うまく抜け出した北野がシュートを打ちますが、清原がセーブ。
28分には、小西から正面の戸水へ。戸水がエリア内へ持ち込み、戸水が後ろにボールを戻すと、受けた工藤がエリア外正面でシュートを打ちますが、関西福祉大は体を張った守り。
立命館大の右コーナーキックに。
飲水タイムをはさんでの立命館大のコーナーキック。
しのいだ関西福祉大はカウンターに持ち込み、中央を杉本が運び、右へ展開。しかし、つなげることはできず。
ここでも切り替えの良さを発揮、攻めに転じた立命館大は、左サイド、野濵の浮き球をエリア左で北野がおさめ、北野のパスに、戸水がエリア正面やや左に。戸水はダイレクトでシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
立命館大は、高い位置でボールを奪い返し、そこから二次攻撃につなげ、33分には、左コーナーキック、野濵が右足でボールを入れると、小西がヘディングシュート。しかし、清原がセーブ。
すばやくリスタート、そこから前へ持ち込む関西福祉大は、エリア左に高谷が抜け出し、パス交換から左サイド、高い位置へ。高谷は折り返そうとしますが、比良がブロック。
関西福祉大のコーナーキックとなりますが、シュートには持ち込めず。
立命館大は、36分小西に代わり24秋葉拡人。
直後には、自陣で立命館大、市河がカット。市川の右サイド裏を突くパスに、北野が流れ、リターンを受けた秋葉は、正面へ速いパス。これを戸水がスルー、エリア外左、おさめた野濵はミドルシュート。
しかし、枠外。
直後には、関西福祉大。後半ドリブルでアクセントになっていた杉本が左サイドを突破。一気にエリア左へ。
シュートを打ちますが、永田がセーブ。
さらに関西福祉大が、杉本、鄭の連係からゴール前で時間をつくっていきますが、立命館大はコンパクトに。サイドに押し出し、しのいでいきます。
清原に最終ラインの選手たちが関わり、後ろから動かしていく関西福祉大に対し、秋葉や北野らが前から連動して奪う姿勢を見せていく立命館大。
裏に抜け出されそうになっても、オフサイドを取るなど、ラインをそろえ、対応していきます。
42分には、立命館大、左サイド、高い位置へ竹田が抜け出し、クロス。正面へ走り込んだ北野が合わせますが、上に。
関西福祉大も、正確なキックを見せる清原が髙野につけて、右へ展開、最終ラインに戻し、流羽から左サイド、高谷へとつなげようとしていきますが、オフサイドを取られ、チャンスには結びつけられず。
44分立命館大は工藤に代わり6盧泰曄。
直後には、関西福祉大、杉本が左サイド、高い位置へ。下がり目で受けた高谷がクロスを入れると、エリア内へ、小西が抜け出しますが、野濵がカバー。
アディショナルタイム、戸水や北野、竹田、盧や市河も加わり、高い位置で時間をつかっていく立命館大。
試合はタイムアップとなり、1-2。
立命館大は逆転で勝利。2勝1分け1敗とし、順位を4位まで上げることになりました。
試合後には、勝利を大いに喜ぶことはなかった選手たちの姿に、まだまだ、見せたいものがある、ということを感じさせられました。
この日は2アシストで勝利に貢献した戸水。そして、出場の機会を重ねている秋葉。
この先のリーグ戦で、どんな活躍を見せていくのか、とても楽しみにしています。
前半1-2 後半0-0 計1-2
得点:鄭健司(関西福祉大) 竹田豪、小西宏登(立命館大)
関西福祉大の先発:1清原寛斗 3小西祐汰 48岡楓太 4原田涼汰 6高谷和希(c) 54髙下仁誓 11流羽大綺 7山下正之介 13髙木翔太 10奥谷仁 9鄭健司
交代:奥谷→16髙野雷我 山下→8杉本蓮 髙木→15平佑斗
控え:12大槻祥平 58西山裕也 43茂木碧生 53清水楓之介 57香山太良
立命館大の先発:1永田健人 33瀬崎耕平 15荻野元伸 4伊藤太陽 7竹田豪 26市河太一 25戸水利紀 10工藤大雅 11小西宏登 14野濵友哉(c) 19守岡晃希
交代:守岡→20北野祐己 瀬崎→12比良柊斗 小西→24秋葉拡人 工藤→6盧泰曄
控え:21栗林颯 39大坪謙也 37中村朔良 17平川絢大
(文中敬称略)
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