6月18日は、海浜幕張駅から徒歩15分ほどの千葉県フットボールセンターへ。
関東クラブユースサッカー選手権大会兼日本クラブユースサッカー選手権大会関東予選は、4回戦を迎え、川崎フロンターレU-15生田は、全国大会の出場権をかけ、ジェフユナイテッド市原・千葉U-15との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-15生田 関東クラブユースサッカー選手権大会兼日本クラブユースサッカー選手権大会関東予選4回戦 vs ジェフユナイテッド市原・千葉U-15】
6月18日(日) 千葉県フットボールセンター 晴れ 35分ハーフ
前日湘南ベルマーレU-15との3回戦を3-0で勝利したフロンターレ生田。
先発は、GK1岩田幹太郎、最終ラインは右から4菊池京、キャプテンの5山川陽平、3藤田明日翔、18長崎亘佑、ボランチは8小川尋斗、6木下勝正、右MF2小川翔太、左MF7三上瑛大、トップ下10奥田悠真、前線には11十河晟央。
3回戦ではやや早い時間で交代となった菊池、小川翔太も入り、2試合続けて同じメンバーが名前を連ねました。
三菱養和SCジュニアユース巣鴨との3回戦を2-1で勝利し、勝ち上がったジェフユナイテッド市原・千葉U-15。
先発は、GK31服部瑞希、最終ラインは右から21藤井サリュー、キャプテンの3斎藤敬太、15川端琉太、7鈴木波馬、ボランチは6大森聖太、その前に8工藤遙馬、4赤松直季、右に11栗原大地、左に10姫野誠、前線には18伊藤隼人。
フロンターレ生田とジェフは、関東ユース(U-15)サッカーリーグ第7節で対戦。その際は、フロンターレ生田が5-1で勝利しています。
前日に比べると、空にはうっすらと雲がかかるものの、湿度が高く蒸し暑さを感じる千葉県フットボールセンター。
それでも、多くの両チームの選手の家族ら、サポーターらが集まり、フロンターレ生田もジェフも、メンバー外の選手らが、それぞれの想いを込めて、チャントやコールで選手たちを励ますなか、主審の試合開始を告げる笛が鳴りました。
立ち上がり、GKの服部に斎藤、川端がかかわり、後ろから組み立てを図っていくジェフ。うまく間で受けた工藤が高い位置へ上がる場面をつくりますが、クロスにはつなげられず。
フロンターレ生田も1分には、山川や藤田、長崎が最終ラインで動かし、長崎から左へ開いた三上へ。
三上の浮き球に、正面へ小川翔太が飛び出しますが、ジェフは鈴木がカバー。最後は服部がセーブ。
ジェフも集中したいい守りを見せていきます。
それでも、ボールを動かしていくのはフロンターレ生田。山川や藤田、間に小川尋斗も顔を出しながら、前に出ていくと、左サイド、長崎のパスに、三上がエリア外左へ。
三上のパスに、十河がエリア正面へ抜け出すと、これに対して、ジェフはブロック。
フロンターレ生田の左コーナーキックとなります。
キッカーは三上。こぼれ球に、エリア正面、詰めた木下がミドルシュートを打ちますが、エリア内、フロンターレ生田にファールがあったとの判定。
ジェフも直後には、GK服部から川端とつないで、川端の縦パスをうまく間で赤松が受け、フロンターレ生田のエリア近くへ。
しかし、小川翔太・小川尋斗が厳しく寄せ、前には行かせず。
フロンターレ生田の右サイドでのスローインとなり、その流れから奥田がエリア正面へ。奥田のパスに、左サイドからエリア外左へ抜け出した三上がシュート。左にそれましたが、チャンスをつくっていきます。
服部や斎藤、川端が後ろで動かして、組み立てを図るジェフに対し、前から連動してプレスをかけていくフロンターレ生田。簡単には前には行かせず、自分たちのスローインにつなげるプレーを見せていきます。
6分には、中盤でジェフがカット。姫野がエリア外左へ持ち込んでいきますが、山川が体を張り、ブロック。
左コーナーキックとなり、工藤が右足でボールを入れると、こぼれ球に、エリア外右、鈴木がシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
ジェフの浮き球に対しても、山川が藤田につながるようにして対応。セカンドボールをものにして、そこからボールを動かしていくフロンターレ生田。
山川の正確な左サイドへのロングパスを、三上がおさめ、ピッチを広く使いながら、前に出ていきます。
ジェフも、最終ラインで動かしながら、間に工藤が下りて、ボールを受けに行きますが、フロンターレ生田は三上がプレスバック。
藤田につなげ、最終ラインでボールを動かす時間を再びつくっていきます。
11分には、山川が少し前に持ち出し、藤田から長崎とつないで、長崎はフィード。
三上がエリア内へ向かって動き出しますが、ジェフの藤井がカバー。
ジェフも山川が縦に速いボールを入れてきたところをカット。そこから左へ展開していきますが、菊池が体をうまく入れ、フロンターレの右サイドでのスローインに。
その流れからエリア正面やや右へ、奥田が持ち込み、シュート。しかし、右に。
フロンターレ生田は、山川や藤田、菊池や長崎、菊池が短いパスをつなぐ一方で、三上のエリア正面への浮き球に、小川翔太が動き出すなど、ここぞというところで長いパスからもチャンスをつくろうとしていきます。
14分には、山川から菊池、菊池から小川翔太へつながり、小川翔太は縦への仕掛け。これに対して、ジェフはブロック。
フロンターレ生田は右コーナーキックを得ます。
長崎が左足で入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレ生田、小川尋斗は左へ展開。菊池から奥田とつながり、エリア左へ迫った奥田に対して、ジェフはクリア。
左サイドでのスローインに。
フロンターレ生田は、いったん中盤に戻し、小川尋斗は左へ展開。木下から奥田とワンタッチでつながり、最後は正面で十河がシュート。
これが決まり、1-0。先制点はフロンターレ生田へ入ります。
飲水タイムをはさんで、後ろから回していく姿勢を続けるジェフに対し、フロンターレ生田は前からプレス。
球際に厳しく、木下がブロックにいくなどしていきます。
すると20分、フロンターレ生田は、菊池が正面へ運んで、左へ展開。長崎から下がり目の奥田とつながり、奥田のパスに、エリア外左へ抜け出した三上がシュート。
ジェフのクリアに遭い、左コーナーキックとなります。
キッカーは三上。遠いサイドに入れると、そこでヘディングシュートを打ったのは藤田。ボールはゴールのなかへ。
藤田は今季公式戦初めてのゴール。大きな追加点が生まれます。
2点を追うジェフも、直後には赤松のパスに、姫野がエリア左へ。しかし、菊池がカバー。粘り強く体を入れ、ゴールキックにしていきます。
さらに最終ライン、斎藤が持ち上がり、縦パスを間で受けた工藤がエリア外右へ。ミドルシュートを打ちますが、岩田がセーブ。
こぼれ球に反応した大森が、エリア外正面からシュート。しかし、左に。
フロンターレ生田は、再び小川尋斗が最終ラインの右に下り、奥田も中盤まで下り、山川や菊池と関わり合いながら、組み立てに。
十河がボールをキープ。それを狙い、ジェフが奪っても、小川尋斗がカバー。前に行かせずに対応していきます。
ショートパスをつなぐだけではなく、山川が、左サイドに開いた木下へ正確につなげるなど、長いボールも交え、フロンターレ生田は相手陣内へ。
失っても、山川がカバー。小川翔太につなげ、守備から攻撃へ持ち込んでいきます。
ジェフも、最終ラインから右の藤井に展開。うまくサイドを使おうとしていきますが、フロンターレ生田は前から連動してプレス。自分たちのスローインとし、そこから再び動かす時間をつくっていきます。
31分には、前に持ち上がった山川から右サイド、開いた菊池へ。菊池が浮き球のパスを入れると、エリア正面やや右、抜け出した奥田悠真がおさめますが、オフサイド。
さらに藤田から左へ開いた木下へ。木下は正面の十河へパス。反転した十河のシュートは、服部がセーブ。さらにこぼれ球に小川翔太が詰めますが、ジェフも体を張った守りを見せ、最後は服部がセーブ。
ジェフも直後には、最終ライン、川端から斎藤と動かし、右サイド、藤井が高い位置へ。しかし、小川尋斗がカット。
33分には中盤で前に持ち出した木下が浮き球のパス。正面へ小川翔太が抜け出すも、服部の好守に遭い、シュートは打てず。
しかし、こぼれ球を三上が拾い、山川から木下、木下から菊池、菊池から小川尋斗とつながり、ボールは最終ラインの藤田、山川へ。
山川は左サイドへロングパス。これを三上がおさめ、中盤の小川尋斗へ。小川尋斗の縦パスに、エリア正面、奥田が抜け出し、シュート。しかし、右に。
アディショナルタイムに入り、36分には、小川尋斗の浮き球のパスに、小川翔太がエリア内へ。しかし、ジェフの寄せに遭い、シュートには至らず。
ジェフも37分には、赤松から工藤と中盤でつながり、工藤の浮き球に、伊藤がエリア内へ抜け出しますが、山川がカバー。最後は岩田がセーブ。
直後にはフロンターレ生田。山川のフィードに、小川翔太がエリア右へ。しかし、服部がクリア。
前半は2-0でタイムアップとなります。
ともに交代はなく始まった後半。立ち上がりには、ジェフがクリアしきれず、左コーナーキックを得るも、セカンドボールを拾い、そこから前に出ようとするフロンターレ生田に対し、ジェフはカット。
右サイドに展開すると、フロンターレ生田にファールがあり、フリーキックに。
エリア外右、工藤は右足でボールを入れていきますが、奥田がクリア。
再びフロンターレ生田は、十河に縦パスを入れ、エリア前に出る場面をつくり、5分には長崎や三上、奥田や木下がかかわり、左サイドで動かし、やや前に出た山川につながると、山川の右サイドを突くパスに、菊池が高い位置へ。
菊池の折り返しがブロックされたところ、さらに小川翔太が右サイドからクロス。遠いサイド、三上が折り返しますが、服部がセーブしていきます。
一方のジェフも姫野がうまく左サイドから斜めに正面へ仕掛ける動きを見せ、フロンターレ生田の陣内でプレーする時間を増やしていきます。
7分には、右サイド、藤井から栗原とつながり、栗原はエリア外右で折り返し。エリア正面、姫野がシュートを打ちますが、上に。
フロンターレ生田も、直後には藤田のフィードを、奥田が左サイドでおさめ、正面へ持ち出そうとしますが、ジェフはカットし、右へ展開。藤井が高い位置へ上がっていきますが、三上がカバーし、阻んでいきます。
さらにジェフは、右サイド、藤井が高い位置へ。中盤で大森がうまく受けながら、フロンターレ生田の陣内でプレーする時間を増やしていきます。
10分には、中盤の大森から右サイド、藤井へ。藤井のパスに、工藤がエリア外右へ。しかし、藤田がカバー。しのいでいきます。
12分には、さらにジェフ。間で工藤が受け、右サイド、栗原へ。栗原から藤井とつながり、藤井の浮き球をエリア正面で姫野がおさめ、シュート。決定的な場面でしたが、左に。
フロンターレ生田も13分には、正面で十河がキープ。受けた奥田がエリア内へ運び、シュート。しかし、右に。
14分には、ジェフ、赤松がパス交換から右サイドの高い位置へ。折り返しに、伊藤が迫りますが、山川がカバー。
さらに左サイドでのスローインの流れから、折り返していきますが、エリア内で山川がクリア。
15分には、右サイド、高い位置の藤井のパスに、工藤がエリア右へ。しかし、藤田が対応。
直後にはフロンターレ。山川、藤田とつないで、藤田から左の長崎へ。
長崎は中央へ速いパス。これを受けた小川翔太が右サイド、高い位置へ仕掛けていきますが、ジェフはカット。中央へ運んでいきますが、小川尋斗が奪い返し、前には行かせず。
さらに右サイドに展開していきますが、藤田がカバー。ややフロンターレ生田が前に出きれない中で、守備で素晴らしい対応を続けていきます。
すると、17分、フロンターレ生田は、山川から十河へくさびのパスが入ると、正面で細かく動かして、三上のパスに、木下がエリア正面へ。
シュートを打つとこれが決まり、3-0。
大きな追加点が入ったところで飲水タイムとなります。
飲水タイム明け、21分にはフロンターレ生田、左サイドでのスローインの流れから、奥田がエリア外正面左へ。正面のポストに預け、エリア正面で受け直した奥田は倒れ込みながらも、シュート。
ゴールへ決まり、4-0。フロンターレ生田がさらに突き放します。
フロンターレ生田はここで小川尋斗に代わり34今廣遥碧。
23分には、ジェフ、中央の姫野のスルーパスに、伊藤がエリア内へ。1対1となり、シュートを打つと、これが決まり、4-1。ジェフも1点を返します。
3点差となり、あきらめない姿勢を示してくるジェフ。24分には、最終ラインの斎藤が持ち上がり、うまく間で受けた伊藤が、エリア内へ向かい、仕掛けていきますが、藤田が対応。
さらに大森がカット。エリア外右へ速いパスを入れたところで、フロンターレ生田にファールがあり、フリーキックに。。
キッカーの工藤が直接狙ったシュートは、岩田がパンチング。エリア外左、こぼれ球を拾った鈴木がミドルシュートを打ちますが、上に。
さらに26分には、工藤が中央でカット。右へ展開すると、栗原がエリア外右から折り返し。しかし、岩田がセーブ。
27分には、エリア正面へ赤松が仕掛けていきますが、藤田がカット。
フロンターレ生田の守りでいいプレーが続いていきます。
フロンターレ生田も、十河がプレスバック。木下が前に持ち運び、右へ展開。小川翔太や今廣、菊池と右サイドで動かし、最終ラインの山川へ。
山川のパスを、下がり目に下りた十河が受け、左へ展開。
いったんはジェフにボールが渡るも、長崎が奪い返し、木下のパスに、奥田がエリア左へ。これはジェフが阻んで、左コーナーキックに。
三上がボールを入れると、正面で山川がシュート。ジェフの体を張った守りに阻まれ、セカンドボールを左サイドで藤田が粘り強く競り、左サイドでのスローインに。
左サイドでのスローイン、その流れから木下から正面の十河へつながり、十河はキープからのターン。エリア内、奥田が迫りますが、服部がセーブ。
再びフロンターレ生田が、多くの人がかかわって、前に出る場面をつくっていきます。
31分には、藤田から三上とつながり、三上は右へ展開。
小川翔太がエリア右へ。しかし、服部がセーブ。
フロンターレ生田は、32分、菊池に代わり31大原比呂。小川翔太に代わり、今大会初出場の9小林朝日。
34分には、長崎に代わり20メンディーサイモン友、十河に代わり22玉木聖梛。
34分には、ジェフがフリーキックを得たところ、これをしのいで三上から今廣とつながり、木下から右へ展開。大原のパスに、小林がエリア右へ。
ジェフの守りに阻まれましたが、ゴールに向かう姿勢を続けていきます。
35分には、ジェフは伊藤に代わり19山﨑生直。
アディショナルタイムに入り、左サイドで木下や三上、メンディーがかかわり、パス交換から奥田が正面へ抜け出しそうになるなど、相手陣内でのプレーを続けていくフロンターレ生田。
ジェフも、赤松が左サイドからエリア左へ仕掛ける場面をつくっていきますが、藤田がカバーしていきます。
ジェフが右サイドから攻める場面では、メンディーが出足よくカット。そこから玉木へつなげていきます。
観客席で見守っていた選手たちが歌う「アバンテ」を背に、プレーしていくフロンターレ生田。
41分には、ジェフ、右サイドの高い位置から藤井が折り返し。しかし、菊池がエリア内でカバー。
試合はここでタイムアップとなり、4-1。2年連続、そしてチーム名がフロンターレ生田となって、初めての全国大会出場が決まりました。
前半2-0 後半2-1 計4-1
得点:十河晟央、藤田明日翔、木下勝正、奥田悠真(フロンターレ生田) 伊藤隼人(ジェフユナイテッド市原・千葉)
フロンターレ生田の先発:1岩田幹太郎 4菊池京 5山川陽平(c) 3藤田明日翔 18長崎亘佑 8小川尋斗 6木下勝正 2小川翔太 7三上瑛大 10奥田悠真 11十河晟央
交代:小川尋斗→34今廣遥碧 菊池→31大原比呂 小川翔太→9小林朝日 長崎→20メンディーサイモン友 十河→22玉木聖梛
控え:16岡本栞汰 14尾関悠太 42全天海
ジェフユナイテッド市原・千葉の先発:31服部瑞希 21藤井サリュー 3斎藤敬太(c) 15川端琉太 7鈴木波馬 6大森聖太 8工藤遙馬 4赤松直季 11栗原大地 10姫野誠 18伊藤隼人
交代:伊藤→19山﨑生直
控え:1榎本慈恩 23荒川喜道 13古川雄規 14早松煌貴 16細谷成樹 17井倉大惺 20金子修
◇試合後、藤田明日翔と久野智昭監督に話を聞きました。
「全国に行ったら、1点が大事だと思うので。そこをしっかりと守って、チームで勝ちたいと思います」
〇まずは今日の試合、振り返ってもらえますか?
昨日も試合があった中で、連戦という中で、体もですし、心もしっかり準備して、試合に臨めたので、そこは良かったと思います。
得点も取れたし、ですが、失点もあったので、そこも本選に向けてしっかり修正して、最後まで気を引き締めてやれるようにしたいと思います。
〇今日の試合で、全国大会が決まったんですけど、率直な今の気持ちを。
去年も行けていて。「今年も絶対に行く」っていう気持ちでやってきたので。それができてうれしいです。
〇今日ゴールを決めましたけど、あれが今季初ゴールですか?
そうです。
〇どうですか、決めてみて。
今までも、チャンスはあったんですけど、決めきれなかったので。今回絶対決める、という気持ちでやってきたので、決められて良かったです。
〇今日は守備でもいいプレーが多かったと思うんですけど、自身のプレーを振り返って、どうですか?
対人とか、自信があるので。そのストロングポイントで勝てたのは良かったです。
〇まだ、この大会は続きますけど、これからのチームの目標、自身の目標があれば、教えてください。
チームの目標はもちろん、優勝ということで。それに向けて一戦一戦、しっかりこだわってやっていくのと、個人ではそのためにチームに貢献して、守備の部分だったり、攻撃の部分でもできればいい、と思います。
〇今日はサポーターも来て、幕を出したりしていました。サポーターにコメントをいただけますか?
まずは、いつも応援していただき、ありがとうございます。これからも試合が続いていくので、期待に応えられるようにプレーしていきたいと思います。
〇全国大会、出場が決まりましたけど、全国大会の目標を教えてください。
目標はまず、予選を突破して、どんなチームにも勝てるように。最後は優勝という目標を掲げて、やっていきたいと思います。
〇全国で優勝するために、もうひとつチームで頑張っていきたいこと、強化していきたいことがあったら教えてもらえますか?
長所であるパスの技術だったり、3人目のかかわりだったり、質を上げて、やっていくのと、失点があったので、そこを引き締めてやらないと、全国に行ったら、1点が大事だと思うので。
そこをしっかりと守って、チームで勝ちたいと思います。
「声を掛けてくれる選手が みんなのパワーになって、疲れも吹っ飛んだ」
〇まず、今日の試合、振り返ってお願いします。
関東リーグでも戦った相手なので。そこで隙を見せないように戦おう、というところで、連戦の中で、向こうは近所のチームで、僕たちは日帰りというなかで、どうなるかな、っていう心配もあったんですけど、選手たちは戦ってくれたので。「成長したな」っていう印象でした。
前から来ずに、構えたチームに対しても、相手を見て、試合ができたのかな、っていう印象でした。
〇連戦になりましたけど、昨日の疲れの影響などは。
少しは影響はあったと思うんですけど、出てる選手に、出ていない選手も声を掛けてくれたりして。あそこで声を掛けてくれる選手が (観客席で選手たちが応援していた) 力になってくれたりして。
みんなのパワーになって、疲れも吹っ飛んだ。最後、ちょっと息切れした部分はあったんですけど。疲れはあったなかで、やってくれたかな、っていう印象はあります。
〇この大会を通して、チームが成長したなと思うところがあると思うんですけど、それはいかがですか?
相手が対策を練ってくる中で、「どうやって戦うか」って自分も思っていて。選手たちも「対策してくるよ、 絶対に」っていう話をした中でも、成長っていうか、元々目はだんだんそろっていた中でも、その質のところが向上してきて、 途中から出た選手もその目にそろってきて。質の違いはあるかもしれないですけど、その部分が縮まってきて、さらに上の選手たちも質が高まってきているのかな、っていうのはあります。
それだけじゃなくて、本当に勝ちたいっていう気持ちがあって、人間的にも成長しているのかな、っていうのはあります。
〇アクシデントもこの大会であった中で、メンバーが代わってもいいサッカーをしているなっていう印象があって、それもチームの目がそろってきているから、というのはあるような感じでしょうか。
選手たちは、日頃、「いつ出てもいいように準備してくれ」っていう話をしているんですけど、目がそろいながらも、なんとか自分が試合に出たいっていう気持ちが、満ちあふれた子たちが多いので。最初から出たいっていう気持ちで、成長してきてくれてるのかなっていう印象はあります。
〇また、この大会も続きますけど、次の試合に向けての目標がありましたら、教えてください。
今度は駒沢で、結構近いところでやるので。
※次戦は駒沢第二球技場で、6月24日午後0時半、鹿島アントラーズジュニアユースと対戦する。
そのなかでサポーターや家族も見に来てくれるなかで、もちろんフロンターレらしいサッカーをしたいんですけど、できないときにいかに我慢強く戦うか、ということがもう一つ、レベルアップにつながっていくと思うので。
質のところだけでなく、そういうところのタフなところも成長できれば、いいと思います。
〇全国大会へ向けての目標やこういったチームの姿を見せたい、というものがありましたら、教えてください。
もともと、このチーム立ち上げた中で、全国大会、「関東ではなく全国大会で優勝しよう」という話はしていたので。
それに選手たちは取り組んでくれているなかで、自分たちの、攻撃でいったら、ゴール前でのコンビネーションだったり、守備でいったら粘り強く、やるっていうことは立ち上げたときに、自分たちがスローガンで掲げたひとつでもあるので。あと一歩出るのか、出すのか、というところはスローガン(ONE MORE STEP)につながっているので。
そのところを、うまいだけじゃなくて、粘り強いところを見せたいと思います。
〇今日もサポーターの人が幕を出していました。サポーターの人にコメントをいただけますか?
選手たちは親御さんだけではなく、サポーターの方々が応援してくれているっていうのは分かっているので。そこをパワーに変えて。京の試合も勝てたと思うので。
また引き続き応援していただければ、さらにパワーにつながっていくと思うので。結果もそうですけど、いいサッカーもすれば、見てもらったり、気にしてもらったりできるので。
そういううえでは、いいサッカーができて、サポーターの方にいいプレゼントができたのかな、と思います。
全国大会への出場を決めたフロンターレU-15生田。思わぬことから選手が交代になり、また、相手もフロンターレのサッカーに対して、しっかり対策を立ててくるなど、簡単ではない試合が続いた中で、ピッチに立った選手たちがしっかりプレーを重ね、チームが一体となって戦い抜き、三つの白星を重ねていきました。
試合に出ている選手、いつ出てもいいように準備をしている選手、そして、メンバーには入ることができなくても、チームの力になろうと、スタンドなどから声援を送る選手、チーム全員の力が合わさったからこその結果だと思います。
まだまだ続くこの大会を通して、フロンターレ生田はさらに成長し、わくわくするような、楽しみな夏へ向かっていくのだと思います。
これからのチームの、選手たちの姿をとても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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