フロンターレU15生田(1年) – 三菱養和SC調布ジュニアユース / 関東ユース

10月1日の三菱養和会調布グラウンド。

川崎フロンターレU-15生田が2部Aブロックの優勝と、1部昇格を果たした三菱養和SC調布ジュニアユース戦に続いて、フロンターレ生田の1年生たちが関東ユース(U-13)サッカーリーグ、三菱養和SC調布ジュニアユース戦に臨みました。

【川崎フロンターレU-15生田(1年) 関東ユース(U-13)サッカーリーグ1部第8節 vs 三菱養和SC調布ジュニアユース】
10月1日(日)　午後7時15分キックオフ　三菱養和会調布グラウンド　くもり　30分ハーフ

ここまで6勝1敗、勝ち点18、首位のフロンターレ生田。
先発は、GK51青木馨、最終ラインは右から3出口翔太、5渡邉拓眞、キャプテンの17吉田琉海、7森本信路、ボランチは6望月楓矢、8夏目瑛斗、右MF14荒井瑞樹、左MF2濱野礼、前線には13川上翔、15髙越遼平。

三菱養和調布は、3勝1分け3敗、勝ち点10。
先発は、GK87町田雄祐、最終ラインは右から81佐原陽、77オドエメナム太耀、74伊藤悠真、ボランチは90森岡晄士、70編笠屋成琉、右に80小松原凜、左に86籏野夏輝、トップ下84高見陽樹、前線には70黒川懐斗、78川原隼介。

関東ユース(U-15)サッカーリーグの際にはピッチを濡らした雨雲が去り、雲間から中秋を少し過ぎた月が顔を出した三菱養和会調布グラウンド。
観客席から、多くの両チームの選手の家族らが見守る中、キックオフの時を迎えました。

立ち上がり、フロンターレ生田は、左サイド、裏を取った濱野がエリア正面左へ仕掛け、パスを送ると川上がエリア外正面やや左でファールを受け、フリーキックに。
キッカーは望月。右足でゴールの前に落ちるようなボールを供給しますが、GKの町田がセーブしていきます。

一方の三菱養和調布も、ラインを高め、うまくサイドを突くパスからチャンスメーク。
3分には、右サイドから折り返しが入りますが、森本がカバー。
右サイドでのスローインとなり、エリア右へ森岡が進入。しかし、フロンターレ生田は体を張り、ブロック。

右コーナーキックとなり、三菱養和調布は、黒川が右足で入れたボール、、遠いサイドで合わせますが、これは枠はとらえられず。

さらに最終ラインの佐原が持ち上がり、そのパスに、小松原が高い位置へ。クロスを入れていきますが、フロンターレ生田の守りも集中しており、クリアしていきます。

攻勢をしのいだフロンターレ生田は、GKの青木が縦に入れたボールを夏目が間で受け、そこから森本や吉田、渡邉が受けながら、組み立てを図り、川上も下がり目で受け、右サイド、ボールを荒井が受けると、出口がそれを追い越す動きを見せるなどして、相手陣内で時間をつくっていきます。

8分には、望月から吉田とつながり、前に持ち出した吉田から森本、濱野と左サイドからの攻めに。

濱野は高い位置へ持ち込み、クロスを上げていきますが、これはシュートにはつながらず。

さらに夏目が間で受け、望月がセカンドボールを拾い、そのパスに出口が高い位置をうかがっていきますが、決定的な場面にはつながらず。

12分には渡邉のフィードを、髙越がおさめ、受けた望月から左サイド、森本へ。前に持ち上がった森本からのパスに、濱野がエリア左へ向かい、仕掛けていきますが、三菱養和調布の体を張った守りが阻みます。

一方の三菱養和調布も、高い位置で黒川がうまくおさめ、そこから右サイド、小松原へ。仕掛けてくる小松原に対しては、森本が粘り強く対応し、右コーナーキックに。
黒川がボールを入れると、正面で森岡、川原が立て続けにシュートを打ちますが、フロンターレ生田は体を張り、ブロック。さらに右へ展開し、黒川がエリア右へ仕掛けていきますが、濱野が粘り強く寄せていき、シュートは打たせず。

15分にはさらに三菱養和調布、佐原のパスに、小松原が右サイド、高い位置へ。小松原は仕掛けていきますが、吉田がうまく、粘り強く寄せ、マイボールにしていきます。

三菱養和調布がエリア前に入れてくる浮き球に対しては、吉田がしっかり競り、セカンドボールを夏目が拾うなどしていくフロンターレ生田。
渡邉、吉田が開き、間に望月が顔を出して、縦パスを正面で髙越がおさめるなどして、三菱養和調布の陣内でプレーしていきますが、なかなかシュートには至らない場面が続いていきます。
それでも、中盤でボールをうまく持田明日夏目のパスに、森本が中央をドリブルで上がっていくなど、ゴールを目指す動きを続けていきます。

一方の三菱養和調布も、最終ラインの佐原が斜めに速いパスを入れるなどし、フロンターレ生田のエリア前で時間をつくっていくと、24分にはルーズボールに反応した黒川がエリア正面へ迫りますが、吉田が厳しく体を入れていき、シュートは打たせずに、対応していきます。

川上が下がり目に下り、ボールを受け、右サイド、おさめた荒井の横を、出口がオーバーラップするなどしながら、高い位置へ出ていくフロンターレ生田。
29分には、エリア外正面での浮き球を、髙越、川上が競ると、エリア正面へ濱野が抜け出してシュートを打ちますが、惜しくも右に。

さらに夏目や吉田、青木もかかわって、濱野の裏を取る動きも交え、攻撃を図るのはフロンターレ生田。
30分には、濱野のパスを、エリア外正面で受けた夏目から髙越とつながり、高越のパスに、出口がエリア右へ。しかし、三菱養和調布はブロック。
前半は0-0でタイムアップとなります。

ともに交代はなく始まった後半。
立ち上がりにはフロンターレ生田、左サイド、濱野から中央の望月へ。望月のパスに、荒井が高い位置へ抜け出すも、三菱養和調布のブロックに遭い、右コーナーキックに。

森本は左足でニアに供給していきますが、三菱養和調布の守りが阻んで、再び右コーナーキックに。今度は森本が遠いサイドに入れていきますが、これはシュートには結びつかず。

一方の三菱養和調布も、右サイドから斜めに速いパス。正面に入りますが、望月がカバー。

フロンターレ生田は、下がり目で川上がおさめ、受けた髙越が左へ展開。望月の縦パスに、濱野が高い位置へ動き出すなど、いい距離感でプレーを出せるようになっていきます。

一方の三菱養和調布も、7分にはエリア外正面でフロンターレ生田にファールがあり、フリーキックに。黒川は右足で直接狙いますが、枠はとらえられず。
直後には、森岡がエリア外右でシュートを打ちますが、シュートは左へ。

しのいだフロンターレ生田は、吉田や渡邉、出口や森本が最終ラインで回しながら、渡邉のサイドチェンジを、森本が左サイド、高い位置でおさめるなど、長短のパスを使って、動かしていきます。

9分には吉田のフィードに、髙越がエリア正面へ抜け出しそうになりますが、小松原のカバーに遭い、シュートまではいけず。

さらに左サイド、濱野の縦パスに、髙越がエリア正面へ仕掛けていきますが、三菱養和調布はブロック。左コーナーキックに。

ここでフロンターレ生田は、森本に代わり9土肥瑠星。

左コーナーキック、出口が右足でボールを入れると、エリア内で混戦となり、最後はエリア正面やや左、髙越がシュートを打ちますが、わずかに枠はとらえられず。

フロンターレ生田は、濱野が左SB、川上が左MF、土肥が前線へ。

15分には、川上から濱野とつながり、濱野がニアにクロスを入れると、髙越が飛び出しますが、三菱養和調布が阻んで、左コーナーキックに。
出口がボールを入れると、セカンドボールを拾い、荒井のパスに、正面へ川上が抜け出しますが、GKの町田が阻んでいきます。

16分にはさらにフロンターレ生田、右に開いて受けた荒井のパスに、望月がエリア外右へ。ここでも三菱養和調布の守備により、右コーナーキックに。

右コーナーキック、出口が入れると、荒井がヘディングシュート。ボールはゴールへ決まりますが、その前にファールがあったとの判定。得点は認められず。

一方の三菱養和調布も、18分には、正面でボールをカット。1対1、決定的な場面をつくりますが、シュートは青木がセーブ。ここぞというところでの素晴らしい守りで、得点は許さず。

すると、再びフロンターレ生田は、濱野や荒井が高い位置へ。セカンドボールに対しても、望月や夏目がしっかり寄せ、ものにする場面を続けていきます。

21分には、左へ流れた髙越が作ったスペースを、川上が運び、いったんは三菱養和調布の守備が阻むも、奪い返し、濱野が左サイドからクロス。これにエリア内へ、土肥が飛び込んでいきますが、町田がセーブ。

三菱養和調布は、高見に代わり88松嶌麟、森岡に代わり91山内健大。

23分には、右サイドから攻勢に出る三菱養和調布。しかし、吉田が粘り強く足を伸ばし、前には行かせず。
さらに左サイドからのスローインの流れから迫る三菱養和調布。しかし、荒井が体をうまく入れ、マイボールにしていきます。

すると25分、フロンターレ生田は左サイドから正面へ人をかけた攻めに。土肥がボールをおさめるなどしていくと、最後は正面やや左、抜け出した川上がシュート。
これがゴール右へ決まり、1-0。フロンターレ生田がついに先制。ゴールを決めた川上や、他の選手たちの歓喜の輪に、観客席から見守っていた選手の家族らも、拍手を送ります。

畳みかけるフロンターレ生田は、荒井が高い位置へ。出口が下がり目で受け、土肥がエリア内へ向かい、裏を取って動き出し。さらに髙越が間でうまくおさめ、縦に仕掛けるなど、ゴールに迫る時間が続いていきます。

27分には、右コーナーキックを得ると、セカンドボールを拾い、出口がエリア右へ進入。折り返しに、渡邉がシュートを打ちますが、町田がセーブ。

直後には浮き球のパスに、土肥がエリア内へ抜け出しますが、オドエメナムのカバーに遭い、ボールは三菱養和調布へ。しかし、土肥が厳しく寄せていき、右サイドでのスローインに。
その流れから土肥が高い位置へ持ち込むと、フロンターレ生田は右コーナーキックを得ます。

キッカー、出口がボールを入れると、渡邉が正面で競ったボールは、ゴール左へ。これを吉田が押し込み、2-0。
吉田を先頭に、ピッチ脇で見守っていた控えの選手たちのもとへ走っていくフロンターレ生田の選手たち。ゴールの喜びを全員で分かち合います。

突き放された三菱養和調布は、右サイドに展開。小松原が高い位置へ仕掛けていきますが、濱野がカバー。

フロンターレ生田は、浮き球を正面で髙越が競り、拾った望月が最終ラインに戻し、渡邉の縦パスを間で荒井が受け、さらにボールを動かそうとしていきます。
三菱養和調布はそれに対して、出足の良い寄せからボールをカット。右に展開すると、黒川がエリア右へ仕掛けようとしますが、ここでも濱野がカバー。

アディショナルタイムに入り、32分には、エリア外右でフリーキックを得た三菱養和調布。黒川がエリア内へ入れたボールに合わせますが、枠はとらえられず。
試合はタイムアップとなり、2-0。

相手の時間帯にも、粘り強く戦い抜いたフロンターレ生田。拮抗した展開のなか、自分たちでつくったチャンスからふたつのゴールをものにして、勝利を手にたことは、今後への自信になると思います。

自信と経験を重ね、これからどんな戦いをしていくのか、ますます楽しみにしています。

前半0-0 後半2-0 計2-0

得点：川上翔、吉田琉海

フロンターレの先発：51青木馨　3出口翔太　5渡邉拓眞　17吉田琉海(ｃ)　7森本信路　6望月楓矢　8夏目瑛斗　14荒井瑞樹　2濱野礼　13川上翔　15髙越遼平
交代：森本→9土肥瑠星
控え：50小村風人　4對馬羽琉　11冨田嵐丸