5月13日は、昌平高校グラウンドへ。
プレミアリーグEASTは第6節を迎え、川崎フロンターレU-18は昌平高校との一戦に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第6節 vs 昌平高校】
5月13日(土) 午前11時キックオフ 昌平高校グラウンド くもり 100人
前節市立船橋と2-2で引き分け、ここまで3勝2分けのフロンターレ。
先発は、ゲームキャプテンの16菊池悠斗、最終ラインは右から2江原叡志、20山中大輝、5土屋櫂大、17柴田翔太郎、ボランチは6由井航太、25矢越幹都、右MF22加治佐海、左MF7志村海里、前線には10尾川丈、9岡崎寅太郎。
菊池が今季初先発。また、元木は開幕戦の前橋育英戦以来の先発に。
初のプレミアリーグEASTでのシーズン、ここまで1勝2分け2敗の昌平高校。
先発は、GK1佐々木智太朗、最終ラインは右から12田中瞭生、4佐怒賀大門、キャプテンの5石川穂高、22田尻優海、ボランチは6鈴木宏幸、7土谷飛雅、右MF25西嶋大翔、左MF10長準喜、トップ下8大谷湊斗、前線には15鄭志錫。
フロンターレと昌平高校は、プリンスリーグ関東で2015年、2020年、2021年と対戦。
2015年、昌平高校サッカーグラウンドでの第7節は2-0。麻生グランドでの第16節は1-0といずれもフロンターレが勝利。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、1回のみ対戦した2020年の第4節はフロンターレが1-0で勝利。
2021年は昌平高校が4-2で勝利し、フロンターレから見て、通算で3勝1敗という戦績。
この日の昌平高校では、中学校の入学説明会が行われており、声を出しての応援は不可。
時折、雨雲も通りかかる天気の中、ピッチ脇には、選手の家族らに加え、多くのフロンターレのサポーターも集まり、旗を手に、選手たちを見守る中、試合は始まりました。
立ち上がり、先にチャンスをつかんだのは昌平高校。1分には、センターサークル付近でフロンターレのファールがあり、フリーキックに。
キッカーは土谷。右足でエリア右を突くボールを入れると、これをおさめた鄭がシュート。左に外れましたが、フロンターレとしてはヒヤリとする場面。
フロンターレは、右サイド、高い位置で岡崎、加治佐、尾川が関わり、ボールを動かそうとしていきますが、昌平高校は長準喜がプレスバック。
攻めに転じた昌平高校は、前線で鄭がボールをおさめ、鈴木から最終ラインの佐怒賀、石川とつながり、石川がうまく右サイドに展開するなど、フロンターレの陣内でボールを回す場面をつくっていきます。
フロンターレも、尾川や岡崎がプレスバック。コンパクトに対峙していきますが、中央でセカンドボールを昌平高校にものにされる場面が続き、前に行けない時間が続き、昌平高校が中央で鈴木や土谷がボールを動かし、両サイドを使いながら前に出ていく場面をつくっていきます。
10分には、それでも「フロンターレ、右サイドで江原がカット。江原のパスに、岡崎がエリア外正面へ。岡崎はミドルシュートを打ちますが、上に。それでも、守備から攻撃へのつながりを見せていきます。
フロンターレは菊池や土屋、山中、間に由井が下り、後ろからの組み立てを図り、菊池が左サイド、開いた志村へ正確につなげるなどしながら、前に出ようとしてきますが、昌平高校の出足の良さになかなかそれをできず。
それでも、左サイド、田中の浮き球を正面で、鄭が競る場面では、鄭が競ったボールを由井が奪い取り、また、佐怒賀のフィードが鄭に入ると、セカンドボールを矢越が拾うなど、粘り強く対応していきます。
15分には、スローインの流れから、エリア外左、大谷がミドルシュート。ニアをとらえますが、菊池が手を伸ばし、反応。ボールはポストに当たって、ラインを割り、左コーナーキックに。
左コーナーキック、土谷がボールを入れると、エリア外正面やや左でフロンターレにハンドがあり、昌平高校がフリーキックを得ます。
キッカーは土谷。右足で直接放ったシュートは、弧を描いてゴール左へ。0-1。昌平高校が先制。今季初めて、フロンターレは先制点を許してしまいます。
追いかけるフロンターレは、志村も中に寄り、ボールを受け、最終ラインでは山中や土屋、元木も中へ寄り、組み立てを図りに。
昌平高校がラインを高め、左サイド、高い位置へ展開する場面では、加治佐や岡崎も下がり目に下り、コンパクトに対応。
22分には、昌平高校、佐怒賀が持ち上がり、左サイドを突くパス。これに長準喜が抜け出し、正面への仕掛け。しかし、菊池が阻んでいきます。
24分にはフロンターレ、浮き球を正面で岡崎が競り、おさめた尾川のパスに、志村がエリア外左へ。
志村はカットインからエリア前に迫りますが、昌平高校の守備も、1対1での読みの良さを見せ、奪われてしまいます。
ふたたび、間を縫うようにして、前に持ち出す動きを交え、フロンターレのゴール前に迫っていく昌平高校。
左へ流れ、うまく間で受けた大谷が斜めに持ち出し、右の西嶋へつなげるなどしていきます。
フロンターレとしては、我慢の時間帯。志村がエリア外左まで下り、カバーするなど、耐えていきます。
26分には、昌平高校、大谷が正面で浮き球のパス。エリア内、抜け出した鄭のシュートは枠をとらえますが、ライン上で山中がクリアする素晴らしい守備。
さらに昌平高校、石川が左サイドに展開。流れた鄭が持ち込む場面をつくっていきますが、山中が対応。
フロンターレは、矢越、由井に加え、加治佐も中央に寄り、ボールをものにしようとしていきますが、昌平高校に囲い込まれる場面をつくられてしまいます。
31分には土屋の縦パスを、中央に寄った志村が受け、右へ展開。加治佐につながり、加治佐から正面の岡崎へ渡りますが、昌平高校の寄せも速くシュートにはつながらず。
さらに由井から中央の尾川と縦につながり、そこから前に出ようとするフロンターレですが、出し手と受け手がやや合わず。
流れはふたたび昌平に。35分には、昌平高校、鈴木のパスを、うまく間で受けた長準喜が、エリア正面へ斜めの仕掛け。そのパスを、エリア正面、鄭がおさめますが、元木がしぼって、カバー。
フロンターレも、岡崎が下がり目に、尾川も中央に落ち、ボールを奪いにいきますが、奪っても、そこから前に出ることができず、逆に昌平高校に取り返される場面をつくられてしまいます。
佐怒賀や石川、下がり目で鈴木がうまく間で受け、そこからサイドに展開していく昌平高校。高い位置から田中が右クロスを入れる場面をつくりますが、フロンターレは体を張り、ブロック。最後には菊池がセーブ。
さらに間で大谷が受け、左サイド、長準喜から右サイドにパスが通り、田中が折り返していきますが、エリア前を山中がカバーしていきます。
45分には、フロンターレも中央で尾川がカット。尾川のパスに、加治佐がエリア外正面へ。加治佐はミドルシュートを打ちますが、うまくミートせず、左に。
46分には、エリア外左で昌平高校にファールがあり、フリーキックを得ますが、これも跳ね返され、シュートには至らず。
前半は0-1でタイムアップとなります。
後半、フロンターレは矢越に代わり28香取武、志村に代わり17柴田翔太郎。尾川がボランチ、香取が前線、柴田が左MFに。
立ち上がりには、昌平高校、大谷のパスに、長準喜が左サイドの高い位置へ。前に持ち出し、クロスを入れていきますが、菊池がセーブ。
菊池はすぐさま、リスタート。菊池から受けた柴田が縦へ。昌平高校の守備に阻まれましたが、左コーナーキックを獲得。
コーナーは、決定的なシュートにこそつながりませんでしたが、さっそく守備から攻撃へとつながる場面をつくっていきます。
昌平高校も、左サイドで大谷、長準喜、左SBの田尻がかかわって、テンポよくボールを動かしていきますが、フロンターレはコンパクトに。粘り強く、アプローチ。
奪い返し、菊池や山中、土屋が後ろから組み立てを図る場面をつくり、相手にわたっても、尾川が奪い返し、ふたたび自分たちでの組み立てに。
右サイドで、間に顔を出した香取を経由し、加治佐・江原の連係から前へ持ち出し、中央でも、加治佐や尾川、香取がテンポの良いボール回し。由井もパス交換から正面へ抜け出そうとするなど、前半ではなかなか見られなかった前へ持ち込む動きを出せるようになっていきます。
9分には、中央で由井がカット。由井の縦パスを受けた岡崎から、左サイド、柴田へ。柴田が仕掛け、クロスを入れると、エリア内、飛び込んだ香取がヘディングシュート。しかし、右に。
昌平高校も、フロンターレの組み立てを狙い、高い位置で大谷がカットしますが、フロンターレは岡崎が下がって、カバー。
GKの菊池から右サイド、開いた江原へ正確なパスが通り、加治佐や香取、ふたたび右の江原、加治佐とテンポよくつなげていくフロンターレ。
8分には、左サイド、間に顔を出した元木から、正面やや右、岡崎へ。前にうまく仕掛けた岡崎はミドルシュートを試みますが、昌平高校はブロック。
それでも、フロンターレは高い位置でセカンドボールをものに。間に顔を出した香取や、中央に寄った加治佐がアクセントとなり、ボールをつなげていく時間をつくっていきます。
一方の昌平高校も、10分には、左サイドから長準喜が正面へ仕掛け、右へ展開。右サイドからクロスが入りますが、加治佐が中央をカバー。
ふたたび攻めに転じていくと、12分フロンターレは中央で加治佐、香取の連係から迫り、ボールはエリア内左へ。これに柴田が詰めると、昌平高校はファール。
フロンターレがPKを得ます。
キッカーは柴田。「右に蹴るんだろ」「左だろ?」。昌平高校の選手たちがプレッシャーをかける中、これを決めて、1-1。ついにフロンターレが追いつきます。
昌平高校はここで、鄭に代わり9小田晄平。
昌平高校は、左サイド、長準喜、大谷、間に鈴木も顔を出しながら、迫っていきますが、フロンターレは江原、尾川が下がって、前に行かせず。
ボールを奪い、今度はフロンターレの左サイドからの攻勢に。柴田が前に持ち込み、ボールはエリア外左、元木へ。
元木のシュートは枠をとらえますが、GK佐々木の正面。
右サイド、開いた江原から中盤の尾川、由井を経由し、由井のパスに抜け出した柴田が前に仕掛け、コーナーキックを得るなど、攻勢を続けるフロンターレ。
中央で尾川や加治佐が動かすなどしていくと、17分には柴田のパスを、エリア正面で香取がおさめ、香取からエリア正面やや左で受けた岡崎がシュート。しかし上に。
18分には、最終ラインの山中の縦パスが、右サイド、江原へ通り、江原の縦パスに、香取が高い位置へ。香取はエリア右へ持ち出し、ゴール前に折り返そうとしますが、昌平高校はブロック。
右コーナーキックとなり、柴田が右足で入れたボールは、シュートには結びつきませんでしたが、左サイドからの攻めに昌平高校が持ち込もうとしたところ、フロンターレは由井が厳しく体を入れ、フロンターレのスローインに。
球際に厳しく戦う姿勢を見せ、相手陣内で時間をつくり、さらに右サイド、加治佐から尾川、由井を経由し、左サイド、柴田、やや中寄りに元木が顔を出すなどし、下がり目でおさめた香取がダイレクトで左へつなげ、パス交換から尾川がエリア内へ抜け出そうとするなどし、前へ出ていきます。
なかなかフロンターレ陣内で時間をつくれなかった昌平高校。22分には、佐怒賀のフィードに、長準喜が左サイドの高い位置へ。左サイド、下がり目で受けた田尻のクロスは、シュートにはつながりませんでしたが、セカンドボールを拾い、前に出てくる昌平高校。
22分には、フロンターレにファールがあり、エリア外右での昌平高校のフリーキックに。これはシュートには結びつきませんでしたが、今度は昌平高校の右コーナーキックに。
右コーナーキック、土谷が遠いサイドに入れると、小田が折り返し。最後は長準喜が決めて、1-2。ふたたび昌平高校がリードを奪います。
さらに25分には昌平高校、フロンターレの攻めをしのいで、ボールは中央の大谷へ。前に持ち込んだ大谷から正面やや左、長準喜とつながり、長準喜は切り返して、シュート。しかし、エリア内、加治佐が背中でブロック。
昌平高校の右コーナーキックとなり、土谷はふたたび遠いサイドにボールを入れ、石川が折り返し、こぼれ球はエリア外正面、大谷へ。
遠いサイドに入れたボールは、フロンターレが阻むも、昌平高校はさらに右へ展開。エリア外右、田尻がミドルシュート。左にそれていきましたが、再び昌平高校が前に出る時間をつくっていきます。
28分には、左サイドでのスローインの流れから、小田が正面へ持ち込み、シュート。しかし、フロンターレはブロック。
続けて、左サイドから長準喜が高い位置へ持ち込み、折り返すも、柴田が絞ってクリア。
フロンターレはふたたび、左サイド、柴田、元木の連係から中盤へボールを入れ、前に出ていこうとしますが、昌平高校の西嶋が中に寄って、奪い取る出足の良さを見せ、前に行くことはできず。
フロンターレは、33分加治佐に代わり14岡田泰輝。
直後には江原が岡田とのパス交換から高い位置へ。しかし、昌平高校に阻まれ、シュートには結びつけられず。
さらにフロンターレは、山中、土屋が開いて、動かし、左へ展開。柴田から下がり目で岡崎が受け、岡崎のパスに香取が動き出しますが、昌平高校の田尻がカット。
フロンターレは、土谷の縦パスを岡崎が下がり目で受けるなど、最終ラインからも攻撃のスイッチを入れ、尾川や由井、岡田が中央でかかわり、右に開いた江原がクロスを入れる場面につなげるなどしていきます。
36分には、岡田から江原とつながり、江原のクロスに、エリア内、香取が飛び込みますが、昌平高校の守備が阻んでいきます。
38分フロンターレは岡崎に代わり13髙橋宗杜。
土屋から柴田、中央に寄った元木からふたたび左サイド、柴田へつながり、間で受けた由井の浮き球に、岡田がエリア内へ飛び出そうとするなど、フロンターレは攻撃に店舗を出していきます。
40分には、岡田から香取と中央でつながり、香取の縦パスを受けた髙橋宗杜が縦へ仕掛け、正面へ迫るも、昌平高校はブロック。
41分には、尾川の縦パスに、香取がエリア外正面やや左へ。これに対して、昌平高校はファール。フロンターレのフリーキックに。
キッカーは柴田。右足で直接狙うも、やや左にそれて、枠はとらえられず。
フロンターレは、さらに由井の浮き球を髙橋宗杜が競り、正面へ香取が迫りますが、昌平高校はクリアしていきます。
昌平高校も、44分には、自陣の右サイドで田中がエリア外右へフィード。これに小田が抜け出すも、オフサイド。菊池はしっかりエリア外へ出て、カバーする姿勢を見せていきます。
アディショナルタイムは3分。
高い位置へ持ち込み、フロンターレ陣内でプレーを続けようとする昌平高校。
46分には、左サイドから長準喜が、エリア左へ持ち込み、ニアをとらえたシュート。しかし、菊池がセーブ。
左コーナーキックとなり、高い位置で時間を使おうとする昌平高校。フロンターレは、ボールを奪い、中央を持ち出した由井がスルーパスを出すなど、ゴールを目指していきましたが、チャンスをつくることはできず。
試合はタイムアップとなり、1-2。フロンターレは今季初めての敗戦を喫することになりました。
前半0-1 後半1-1 計1-2
得点:柴田翔太郎=PK(フロンターレ) 土谷飛雅、長準喜(昌平高校)
フロンターレの先発:16菊池悠斗(c) 2江原叡志 20山中大輝 5土屋櫂大 4元木湊大 6由井航太 25矢越幹都 22加治佐海 7志村海里 10尾川丈 9岡崎寅太郎
交代:志村→17柴田翔太郎 矢越→28香取武 加治佐→14岡田泰輝 岡崎→13髙橋宗杜
控え:1濱﨑知康 30林駿佑 8名賀海月
昌平高校の先発:1佐々木智太朗 12田中瞭生 4佐怒賀大門 5石川穂高(c) 22田尻優海 6鈴木宏幸 7土谷飛雅 25西嶋大翔 10長準喜 8大谷湊斗 15鄭志錫
交代:鄭→9小田晄平
控え:16荻谷凌輔 20坂本航大 24坂和飛空 11長璃喜 14山口豪太 18前田大樹
◇試合後、長橋康弘監督、菊池悠斗と柴田翔太郎の2選手に話を聞きました。
〇前半から難しい展開になりながらも、何とか自分たちでペースを取り戻そうと、頑張っていましたが、こういった結果になってしまいましたが。
そうですね、やはりシーズン通して、まずこう「本当に成長してほしいな」っていう思いがありまして。前半の戦いですね 。あの45分は避けたいと思っています。っていうのは、自分たちが、しっかり川崎フロンターレらしいサッカーをやろうとすることに。そこでできたこととできなかったことを見つけるということが成長につながるっていうことを考えた時に、あの45分は本当に避けてほしいなっていうふうに思っています。
あの自信もって、グラウンドに立たせてあげられていない、私の力不足っていうのはもちろんあると思いますけれども。選手たちは、やはり勝たなきゃいけないとかじゃなくて。
まず、目の前のその相手に対して、とにかく全力でぶつかっていく。それが相手へのリスペストだし、そういったところは、うちのチームはちょっと欠いているのかな、と思います。
〇そういう意味では、ハーフタイムをはさんで後半は自分たちらしさを出せたと思うんですけど、選手たちに伝えたことは。
相手がどう、というような問題ではないようにみえて。選手たちには、違うんじゃないのかな、この45分を本当にしないために、ミーティングからずっとやってきたんですけど。
それができない、ということは何か原因があると思いますし。この前半の45分を、何とかして、させないようにしないといけない。それが私の仕事だと思っています。
〇選手にとっても、こういう経験は身をもってしたからこそ、というものがあると思いますが。
そうですね。これをちゃんと、こう経験にしなきゃいけないですよね、同じことを繰り返さないようにしてっていうことは、絶対に意識しなきゃいけないことではあるんですけど。
実はこの前半のこういう戦い方っていうのは、スコアには表れないものの、ずっと続いていた問題でした。なので、5試合終わって、まだ改善できていないっていうのは。
「もっとできるのにな」って、私、あの彼らの力を知っていますし。練習を見ているんで。 ただ、本番でできないっていうことは、まだ実力じゃないということなんで。いろんな部分っていうものを、もう1回ちょっと考えながら、やっていかないと、彼らの成長も留まってしまうので。なんとかしなきゃいけないとと思っています。
〇重なる部分もあると思うんですけど、まだ序盤戦ですし、こういうときだからこそ、積み上げていきたいものはあるんじゃないですか?
1試合1試合、本当に学ぶところがあったんですね。前育から始まって。
その1試合終わってから気づけたこと。これをやっぱり、こうプラスに変えていかなきゃならないんで。せっかくね。この日本一のレベルの試合をやってるので。
これもまた、プラスに変えていかなければいけないなっていうふうに思います。ただ、残念なのは、先ほども言ったように、そのプラスに変えていきたいんですけど、まだパンチ打ってないんでね。
打つ前に、なんか倒れてるようじゃ、ちょっと話にならないんで、うん、もったいない。 繰り返したくないです。
〇逆に手ごたえを感じているところで磨いていくというところは。
そうですね、アタッキングサードに入ったところでの、彼らが得意としてる、その距離感での連係っていうのは、相手の守備の目の速さを上回る、そのへんのところは彼らの良さだとは思ってます。
そのへんのところは、自信持ってこう、何回も何回もやれるようにしていってくれたらなあ、というふうに思います。
〇後半は良くなったのかなあ、と思ったんですが、それについてはいかがですか? 後半は何が変わったんでしょうか?
後半は、いいとは思っていなくて。もっとできるんですよ。前半よりは明らかに、まったく違う展開になったとは思うんですけど。
ただ、あれを最低でも、あれぐらいを前半からやっていけるように、準備していたつもりなんですけど。何かができなくさせてしまっている気がしていて。
後半のあれは、もっとできます、彼らなら、と思っています。
もうもったいない。もっともっと、勇気を持っ、てやってくれたら。もう本当にすごいですよ。もう練習がもう面白くて、紅白戦が面白くて。うん、そうね、こう こうね、自信持ってこうやってほしいなって。
今週はもう1回、今年スローガンに重ねた、「再チャレンジ」っていうところで。おびえることはない。とにかく、チャレンジしないと、もったいなくて、しょうがないっていうところで準備していたんで。
後半少し出たなっていうところで、こう前向いてやっていけたらと思うんですけどね。
〇次に向けてどういったことをやっていきますか?
いろんな試合終わってからの、解釈の仕方っていうのはあると思うんですね。多分、私らのゲームをこれまで見たときに、終わり方とか気になる方は多いと思うんですよ。
ただ、あのスコアになってるのが不思議なんですね。私。トップチームを目指すので。 なんでこのスコアになっちゃっているのという。なんでおびえているんだ、という。
〇もっと点を取らないと、という。
そうですね、3-0、4-0にできる力っていうのが君らにはあるという。
これでこれで終わり方の練習すると、あそこで引き込むんですね。終え方じゃないですよね。90分通して、何ができるか。そこに意識を向けたんですけどね。スコアがひっくり返ってしまいました。
〇今日もサポーターの人がいらっしゃっていましたけど、またコメントをいただけますか?また、来週も生田にたくさんの人が来ると思います。サポーターの人にコメントをいただけますか?
いつもなんですけれども、遠くまでに来ていただいて、 今日は声が出ない中でも、旗を振っていただいて。本当に力をもらっています。
内容と結果で応えていこうところで、最低でも後半のような試合を、圧倒できるようなところで、感謝の気持ちを伝えていきたいな、と思っています。
引き続き、応援をよろしくお願いします。
〇スタメンで、今日は先発でしたけど、改めて今日の試合について。
そうですね、今日の試合を通して見た時に、前半の結果がそのまま出たかな、と。
前半で自分たちのサッカーができなかったところ。相手を受けてしまったっていう、そういうところが。もっと前半から行けないと、勝利できないというふうに感じました。
もっと自信をもって自分たちのサッカーをするために、パスをつないだり。目指すサッカーっていうのをもっと。前半からやれたらっていうのはあります。
課題も、試合を積み重ねていくうちに改善していければな、と思います。改善していかないと優勝は厳しくなっていくので。
こういう試合を無駄にせずに、今日出た課題を、しっかりと見つめ直して、次に向けてやっていきたいと思います。
今日の負けが日本一、無理とかそういう感じではないので。まだ、試合も続くので。悲観して見ることなく、もっと自信をもってプレーしないと。勝てないな、って今日は思いました。
〇ご自身のプレーはどうでしたか? 正確に遠くの選手を見て、味方にボールを渡したりとか、そういったプレーもあったと思うんですけど。
そうですね、まあ、でも、ビルドアップの部分に関しては、そんなに悪くはないというか、良かった部分はありますけど。
やっぱり自分の関わる失点っていう部分では2失点しているので。そこはもっと突き詰めていかないとな、と思います。
〇また次戦へ向けて、自分がチームに働きかけていこうとか、そういったものはありますか?
まずは出れるように頑張るということと、出たときに何がチームにもたらせられるか。
そういうのを。もっともっとチームをまとめられるような、自分が中心になれるようなことをしていかなきゃな、と思います。
〇今日もたくさんサポーターの人が来ていました。サポーターにコメントをいただけますか?
こんな朝早くから、遠いところまで来てくださってありがたいですけど、その勝利を見せてあげられなくて。
勝って、サポーターの人たちと喜びを分かち合わないといけないので。次は勝てるように頑張ります。
〇後半から入りましたけど、前半をどのように見ながら、入りましたか?
フロンターレ的には難しい前半だったというか。相手の出足も反応も速かったですし。球際や切り替えのところも、前半に関しては完敗かな、っていうぐらい。
チャンスもつくれていなかったですし。個人的にも今日スタメンを外れて。市船戦のプレー、全然良くなくて。
正直外れるだろうなっていうのは感じながら、この1週間過ごしてて
紅白戦やったなかでも、もう外れるのは分かっていて。そうなったときに引きずるのではなくて。そこでどう結果を残すかっていうことだけを考えて、この試合を迎えていたので。
あんまり点を取りたい、っていうキャラではないんですけど。今日はサイドバックで出ても、サイドハーフで出ても、点だけを、ゴールだけを考えて。
PKも本当は蹴りたくはないんですけど、「俺に蹴らせろ」って言って。
ただ、本当にチームを勝ちに持って行けなかったので、個人的には悔しいです。
前半見ていても なかなか仕掛けるシーンっていうのはなかったですし。チームとしても、なんか元気がない。
自分も前半から出ていて、わかるんですけど、前半っていうのは結構勇気持てないというか。セーフティーセーフティーにやろうとする時間が長すぎると、マイボールにできない時間が長くなって。
今日みたいに失点するっていうことが現状大きいと思うので。その気持ち、わかるんですけど、でも、後半から入って、負けてたんで、何か変えなきゃいけないっていう中で、アレッシブに、本当にゴールに向かってプレーすることが一番大事になるかな。特に、やすさん(長橋康弘監督)に何か言われたわけではないんですけど、本当に自分でゴールに向かうことだけ意識して入りました。
去年に比べたら奪ってゴールに向かうのが多いのがチームの特徴かなって思うんですけど。
持ってゴールへっていうところは、監督も、持ってゴール、奪ってゴールへっていうところで、常に日頃話されていて。 持ってゴールっていうシーンは、本当に今年ゴール入ってないんじゃないかなって思うんで。
そこは本当にひとつ、攻撃の面で課題かなって思いますし。やっぱり、前半の立ち上がりの、入り方。課題だと思いますし。
後半も終盤、失点しましたけど。こうやって本当に勝ち点を落としていくので。
去年は試合の締め方も本当に隙がなかったですし。優勝を目指すチームっていう上で、課題だと思います。
〇優勝を目指すうえで、この時期積み上げながら成長できるものがあると思うんですけど。
一番は勝ち点を積みながら成長するというのが、一番いいと思うんですけど。今日みたいに落としてしまうと、後期に苦しいゲームになってしまうと思うので。
本当に勝つためにはゴールに向かわないといけないですし。一人一人、もっとゴールに向かうようなプレー。
こわいプレーができないと、それこそ相手がこわくないと思いますし、もっとゴールに向かうっていうプレーを、練習から、試合からっていうのをやんなきゃいけないかな、って思います。
〇来週は青森山田が相手ですけど、それに向けてどういったことをやっていきますか?
青森山田は、今日の昌平より、本当に全然反応も速いと思いますし。球際に、そこに力を入れているチームなので。
本当に今日のようなゲームをしていたら、絶対に勝てないと思いますし。危機感持って、やらないと勝てないと思います。
ホームで勝てないと、絶対にダメだと思うので。
今日もアウェーですけど、多くのサポーターが入ってくれて、そのなかで勝利を届けられなかったので。ここ数試合、サポーターの皆さんの前で勝てていないので。
ホームなので、かたちにこだわらなくていいと思うんですけど。泥臭く勝利に持っていけるようにやっていきたいと思います。
〇最後に、来週はホームでたくさんのサポーターの人が来ると思うんですけど、サポーターに向けてコメントをいただけますか?
勝利を、前節も届けられていないので。こうやってアウェーにもかかわらず、たくさんの人たちが足を運んでくれて、自分たちの背中を押してくれて。
本当にサポーターがいなかったら、自分たちの戦いっていうのはできないと思いますし。
本当に今日も力になったんですけど。それを、どうしても、勝ちを届けれなかったので。
次のホームは何が何でも勝つっていうところだけを。絶対勝つっていうところで。もう一回足を運んでもらえたら、というふうに思います。
なかなか自分たちの良さを出せなかった前半の出来が響いてしまい、初めての敗戦を喫することになったフロンターレU-18。
それでも、試合後の言葉からは、今、チームに足りていないものが何なのか、それがはっきり見えているように思えました。
毎日素晴らしい練習に取り組んでいるというフロンターレU-18。Anker フロンタウン生田で積み重ねてきたものは必ずピッチでも出せるはずです。
次節は、ホーム、Anker フロンタウン生田に戻り、首位に立つ青森山田との試合に臨むフロンターレu-18。
また1週間トレーニングを積んで、勇気を持って、プレーを重ね、ゴールに多くの選手が迫っていく。そんな姿を表現できますように。
大切な一戦を、とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
写真は、かんちさんからもいただきました。ありがとうございます!
◇かんちさん撮影
◇だいち撮影
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.