7月8日は、保土ケ谷公園サッカー場へ。
プレミアリーグEASTは、日本クラブユース選手権前、そして、リーグ戦前半の最後の試合となる第11節を迎え、川崎フロンターレU-18は、FC東京U-18との一戦に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第11節 vs FC東京U-18】
7月8日(土) 午後3時キックオフ 保土ケ谷公園サッカー場 くもり 323人
前節柏レイソルU-18に2-2で引き分け、5勝4分け1敗、首位青森山田とは勝ち点差4、勝ち点19で2位のフロンターレ。
先発は、GKキャプテンの1濱﨑知康、最終ラインは右から2江原叡志、20山中大輝、30林駿佑、17柴田翔太郎、ボランチは25矢越幹都、10尾川丈、22加治佐海、左MF7志村海里、トップ下14岡田泰輝、前線には9岡崎寅太郎。
レイソル戦からの変更は2人。左SBが4元木から、U-17アジアカップを制し、U-17ワールドカップの出場権を得た、U-17日本代表から帰ってきた柴田。28香取武に代わりプレミアリーグ初先発の岡田。柴田と同じく、U-17日本代表から戻ってきた5土屋櫂大はベンチスタート。
FC東京U-18は、ここまで2勝4分け4敗、勝ち点は10。
先発は、GKキャプテンの16小林将天、最終ラインは右から24金子俊輔、4石堂純平、3永野修都、15沼田青瑳、ボランチは27古賀竣、31鈴木楓、トップ下10佐藤龍之介、右MF33菅原悠太、左MF11吉田綺星、前線には40尾谷ディヴァイン チネドゥ。
永野、佐藤とU-17日本代表のメンバー2人が先発に入り、小林は濱﨑とはU-19日本代表でのチームメート。
U-18の“多摩川クラシコ”。
昨年はフロンターレの2勝。東京ガス武蔵野苑多目的グランドで行われた第10節は、3-1。
同じ保土ケ谷公園サッカー場で行われた第20節は1-0、フロンターレが優勝を決める試合となりました。
近くの保土ケ谷球場では全国高校野球選手権神奈川県大会も始まり、球音と歓声、どよめきやセミの声も聞こえる、夏が近づいてきた保土ケ谷公園サッカー場。
メインスタンドには、選手の家族らに加え、多くのサポーターの姿も。フロンターレ側のゴール裏には、トップチームの横浜FC戦を控えたサポーターらが幕を出し、アップの前には、“紅”のチャントで選手たちを鼓舞。
一方のFC東京も、ゴール裏にはサポーター、さらにはベンチ外の選手たちがつどい、こちらもチャントやコールで選手たちの背中を押す素晴らしい雰囲気に。
コイントスの結果、時折、強い風が吹くこの日の天候を見てか、FC東京はコートの入れ替えを選択。キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、FC東京は、中盤で古賀がうまく間を持ち出し、左へ展開。沼田の浮き球に、前線へ動き出していた古賀がエリア内への飛び出しを図りますが、山中が対応していきます。
フロンターレも、直後には、右サイドから攻めに持ち込むと、岡田がエリア右へ抜け出しますが、FC東京もしっかり、集中した守りを見せ、右サイドでのスローインに。
その流れから右サイド、江原がクロス。左に流れたボールを志村がおさめ、柴田につなげると、柴田は高い位置へ仕掛けていきますが、FC東京も粘り強く1対1で対応。
逆に右サイドからの攻めに持ち込み、エリア右へ、佐藤が抜け出しますが、江原がカバー。フロンターレも守備への切り替えの速さを見せ、対抗していきます。
FC東京はさらに、最終ラインの石堂がやや前に持ち出し、縦に速いパスを入れると、吉田がスルー。高い位置へ尾谷が抜け出しそうになりますが、これはつながらず。
するとボールはフロンターレへ。尾川から志村につながり、志村の縦パスに柴田が高い位置へ。ここでもFC東京の守りが阻むも、再び後ろから組み立てていくのはフロンターレ。
林から右サイド、江原へつながり、江原の中盤へのパスを、尾川がおさめて、左へ展開。柴田が高い位置への持ち出し。
FC東京もコンパクトにして、対応したところ、尾川から右サイド、加治佐、江原とつながり、ルーズボールを矢越が残して、再び最終ラインの林へ。林から尾川とつながり、尾川の縦パスに、志村が高い位置への動き出し。
さらに下がり目で受けた矢越の浮き球のパスに、岡崎がエリア右へ動き出すなど、長いボールから背後を狙って、フロンターレは揺さぶっていきます。
FC東京も、鈴木に預けた永野が少し前に持ち出し、左サイドを突くパス。吉田につながり、吉田のパスに、佐藤がエリア左へ。ゴール前への折り返しは右に流れ、志村がブロックし、右コーナーキックに。
菅原が左足で入れると、尾谷がヘディングで合わせますが、右にそれていきます。
FC東京はさらに、12分には、裏を突くパスに、古賀がエリア右へ飛び出し。しかし、林がカバー。
さらに右サイド、佐藤と吉田の連係から迫りますが、志村がカバー。フロンターレも、コンパクトな集中した守りで対応していくと、14分には、矢越がカット。すぐさま右に展開。
エリア外正面、持ち込んだ加治佐がミドルシュートを打ちますが、右に。
FC東京はさらに永野や石堂、間に鈴木も顔を出し、組み立てを図りますが、フロンターレは矢越がカット。尾川につながり、尾川は持ち上がり、右に展開。
受けた江原に対しては、FC東京も粘り強く寄せ、前には行けなかったものの、再び自分たちでボールを動かす展開に戻していくフロンターレ。
16分には、左サイド、柴田のパスに、志村がエリア外左へ。
志村の浮き球を、岡崎がエリア内でおさめ、尾川がミドルシュート。ワンタッチあり、枠へは飛ばすことはできませんでしたが、チャンスをつくっていきます。
フロンターレはさらに、右へ流れた岡崎がうまくボールを引き出し、セカンドボールを拾った尾川が右へ展開。加治佐が高い位置へ持ち上がっていきますが、クロスはラインを割り、シュートにはつながらず。
さらに尾川がセカンドボールを回収。矢越がうまくターンで、マークを剝がし、右へ展開。岡崎が動き出しますが、これはおさめることはできず。
直後にはFC東京、菅原が右サイド、裏を取りエリア右へ持ち出し、左サイド、流れて受けた佐藤はエリア左への仕掛け。しかし、山中がカバーしていきます。
フロンターレも、尾川から岡崎と縦につながり、岡崎のパスに、岡田がエリア正面へ。岡田は間を縫うようにしての仕掛け。しかし、FC東京も、粘り強い守り。
FC東京も、尾谷に浮き球を入れ、高い位置で起点をつくろうとしますが、林が対応。尾川もセカンドボールを拾い、再びフロンターレがボールを持つ展開に。
エリア左近くで、尾川、志村、柴田がかかわって動かしていきますが、ここでもFC東京は粘り強い守り。そこから右に展開していこうとしますが、林がカバー。
飲水タイムをはさんで、FC東京は、右SBの金子から、右サイド、うまく空いたスペースで菅原が受けますが、岡崎が下がり目でプレスバック。
さらに右サイド、下がり目で受けた古賀の縦パスに、右サイド、高い位置へ尾谷が流れて受けますが、林が対応。
また、エリア外正面でのスペースで、佐藤が受け、前に持ち出していきますが、フロンターレはコンパクトに。最後は林がカット。下がり目、下りていた岡崎につなげていきます。
FC東京はさらに鈴木の縦パスに、吉田が左サイド、高い位置への動き出し。しかし、江原がカバー。江原は右サイド、加治佐につなげ、加治佐は縦への仕掛け。
しかし、FC東京も、沼田が粘り強い守り。
31分には、FC東京。菅原のサイドチェンジを、左サイド、高い位置で受けた吉田がパス交換から、エリア左へ。しかし、山中が対応。ルーズボールに対しても、江原がカバー。
攻めに転じたフロンターレは、岡田が高い位置で粘り、そのパスに、岡崎がエリア正面やや右へ。シュートを打ちますが、右に。
しかし、FC東京がエリア前に出る中、フロンターレも守備から攻撃へ、迫る場面をつくっていきます。
フロンターレはさらに矢越が、狭いスペースに顔を出し、尾川との連係から前に。左に展開し志村へ。スローインの流れから岡田が間に顔を出し、左サイド、柴田へ。柴田は高い位置へ仕掛けていきますが、FC東京も菅原がエリア近くに戻って、体を入れ、最後は柴田のファールに。
一方のFC東京も、エリア前、受けた佐藤が、ボールを取られない位置に置きながら、前へはこんっで行きますが、林・尾川が挟み込んで、粘り強く対応。
局面局面で技術力の高さを互いに見せ、そして、球際の強さも見せていきます。
フロンターレは37分、中央に加治佐が寄り、岡崎との連係から前に。加治佐は左に展開。柴田につながり、柴田の縦パスに志村がエリア左へ仕掛けていきますが、ここでもFC東京の守りに遭い、シュートまではいけず。
38分には、エリア正面で加治佐、尾川、岡崎が連係。左に展開すると、柴田がクロス。右へ流れたボールを拾い、加治佐が右クロス。エリア内、志村が迫りますが、FC東京は、金子がエリア内をカバー。クリアで逃れていきます。
40分にはさらにフロンターレ、志村から岡崎とつながり、岡崎は左へ展開。柴田が切り込んでのシュート。しかし、小林の好セーブで、惜しくもゴールとはならず。
直後にはFC東京。フロンターレにファールがあり、エリア外左でのフリーキックに。キッカーは佐藤。右足でゴール右を狙うも、枠はとらえられず。それでもゴール裏で見守っていたFC東京のサポーターと選手たちが沸く場面をつくっていきます。
FC東京は、沼田が中央に顔を出し、間で受けることでフロンターレの陣内で時間をつくり、43分には、左へ開いた吉田のパスに、佐藤がエリア正面へ。佐藤は切り返しで翻弄。左足でシュートを打ちますが、矢越が体を張ってブロック。フロンターレも、守備でいい対応を続けていきます。
44分にはさらにFC東京。フロンターレの組み立てを狙い、中央でボールをカットすると、吉田が沼田との連係から前に運んで、右へつなげると、鈴木のクロスに、エリア内、菅原が飛び出しますが、柴田がカバー。
直後には、左サイド、下がり目の佐藤がクロス。遠いサイド、尾谷が迫りますが、合わせることはできず。
前半は0-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレは志村に代わり8名賀海月。FC東京は古賀に代わり7渡邊翼が入り、左に。吉田が前線、佐藤がボランチに。
互いのサポーターの声援を背に始まった後半。立ち上がりには、FC東京、高い位置でカット。吉田が左サイド、高い位置へ持ち込んでいきますが、山中・加治佐が寄せ、エリア内へは行かせず。
さらにFC東京が渡邊や吉田、最終ラインの永野も前に少し持ち上がる動きを見せ、佐藤が間で受け、高い位置でボールを動かす時間をつくりますが、フロンターレはコンパクトに。下がり目に岡崎も下りるなどして、対応。
4分には、佐藤がエリア右へ持ち込んでいきますが、濱﨑がカバー。相手が迫るなか、フロンターレは集中したいい対応を続けていきます。
いい守備を続け、再び自分たちでボールをつなぐ時間をつくりだしていくフロンターレも、5分には下がり目で前を向いた岡田のパスに、岡崎がエリア内へ飛び出しますが、惜しくもさわることはできず。
しかし、さらに続くのはフロンターレの攻勢。6分には、左サイドで名賀がボールをカット。名賀から岡田につながり、岡田は左サイドからエリア左への仕掛け。するとここでFC東京にファールがあり、フロンターレはPKを得ます。
キッカーは尾川。しかし、シュートは小林がセーブ。こぼれ球に詰めますが、それも小林がセーブし、得点とはならず。
FC東京のゴール裏で見守っていたメンバー外の選手たちの歓声のなか、それでも前に出るのはフロンターレ。
8分には、矢越から江原とつながり、江原のパスに、加治佐がエリア右へ。加治佐は折り返しますが、小林がセーブ。
さらに加治佐、江原とつながり、岡崎が右サイドに流れ、ボールを引き出すなど、フロンターレは相手陣何で時間をつくり、セカンドボールも中央で尾川が回収。中央に寄った加治佐から矢越とつながり、矢越は左に展開。そこでFC東京は、菅原がカットしますが、すぐさま名賀がプレス。失っても、前には行かせず、対応していきます。
FC東京も、下がり目で鈴木が受け、右サイドに展開。12分には、エリア外右で吉田がミドルシュート。しかし、濱﨑がセーブ。直後にはフロンターレ、縦パスに、柴田がエリア正面やや左へ。FC東京は体を張り、ブロック。
13分には、尾川から江原と右サイドでつながり、江原の縦パスに、加治佐が高い位置へ仕掛けていきますが、沼田が粘り強く対応し、ゴールキックに。
互いに高い位置で時間をつくり、そして、互いに粘り強く良い守りを見せていきます。
16分FC東京は、金子に代わり37小島颯来。尾谷に代わり18佐俣嘉一。
16分にはフロンターレ、左サイドでのスローインの流れから、岡田が正面へ。ここでFC東京にファールがあり、フリーキックに。
キッカーは矢越。右足で直接狙ったシュートは枠をとらえますが、小林が好セーブ。右コーナーキックとなり、これをしのいだFC東京は、カウンターに。
エリア正面へ、吉田が動き出しますが、江原がカバー。
19分には、フロンターレにファールがあり、FC東京はリスタートから、佐藤が左サイドから浮き球を入れると、ニアで佐俣が合わせますが、右に。
FC東京のコーナーキックとなりますが、濱﨑がセーブ。
そこから再び林や山中が多く触れ、加治佐も中央に寄りながら、組み立てを図っていくフロンターレ。
20分には、中央で尾川、矢越とつながり、矢越の間を縫うパスに、岡崎がエリア正面へ。岡崎は切り返し。シュートを打とうとしますが、FC東京の寄せも速く、それを許さず。
フロンターレは22分、加治佐に代わり24児玉昌太郎。児玉は今季初出場
フロンターレは、FC東京が、前線の吉田へ入れてくる場面では、林が粘り強く対応していきます。
24分には、尾川から児玉とつながり、児玉のパスに、矢越がエリア正面へ。矢越はミドルシュート。枠をとらえますが、またもや小林が手を伸ばし、弾き出す素晴らしい反応。
FC東京も、交代で入った右SBの小島が高い位置へスピード感にあふれた仕掛け。しかし、名賀がカバー。
25分には、再びフロンターレ。矢越、尾川が中央で動かし、左へ展開。左サイドからのボールを、再び尾川が正面で受け、尾川から岡田とつながり、岡田はドリブルで狭いスペースを仕掛け、エリア内へ。
ここでも小林の粘り強い対応で、シュートまでは行けませんでしたが、ゴールをおびやかしていきます。
中央に児玉も顔を出し、江原や林、林から柴田、柴田から下がり目で岡崎が受け、いい距離感をつくりながら、ボールを動かしていくフロンターレ。
セカンドボールをもの西、左へ展開。名賀の縦パスに、柴田が高い位置へ仕掛ける場面をつくっていきます。
FC東京は、28分小島が負傷、代わって8伊藤ロミオが入り、ボランチに。鈴木が右SBに。
攻勢に出るフロンターレ。スローインの流れから、尾川との連係から名賀がエリア前に顔を出すなど、高い位置でのプレーを継続。
ルースボールに対しても、矢越が速い反応を見せるなどしていきます。
30分には、右サイド、児玉から尾川とつながり、尾川のパスに、岡崎がエリア右へ。岡崎はシュート。しかし、小林がセーーブ。
FC東京も、32分には永野、下がり目の佐藤、渡邊と間でつないで、右へ展開。ボールは鈴木へ。鈴木から下がり目で受けた伊藤は右サイドから浮き球。しかし、江原がカバー。
FC東京のコーナーキック。フロンターレはしのぐも、山中が傷んで外へ。
一時10人となりながらも、再び前に出ていくのはフロンターレ。
34分には、右サイド、児玉の縦パスに、岡田がエリア外右へ。エリア右へ仕掛けた岡田は折り返し。しかし、FC東京の守りに遭い、シュートまでは行けず。
フロンターレは35分岡崎に代わり13髙橋宗杜。山中に代わり5土屋櫂大が入り、林が右のCB、土屋が左のCBに。
36分には、矢越、尾川、岡田と中央でパスが回り、岡田のパスに、髙橋宗杜がエリア正面右へ。髙橋宗杜は、右足を振り抜きますが、小林がセーブ。
FC東京も、直後には佐藤、伊藤が中央で動かし、菅原が右サイド、高い位置へ。菅原は折り返しますが、フロンターレは体を張り、シュートには行かせず。
左コーナーキックとなりますが、濱﨑がセーブ。濱﨑はすばやくリスタート。柴田が高い位置へ走っていきますが、FC東京は渡邊がカバー。FC東京も切り替えの良さを見せていきます。
直後にはFC東京、右サイドのスローインの流れから、伊藤のパスに、佐藤がエリア外右へ。しかし、柴田がカバー。
右コーナーキックとなり、伊藤が左足でニアに入れていきますが、髙橋宗杜が対応。シュートにはつながらせず。
フロンターレは、41分岡田に代わり18八田秀斗。
林のフィードなどを交え、高い位置で名賀が受け、セカンドボールを矢越が回収。前に出ていくのはフロンターレ。
42分には、下がり目で受けた八田が左へ展開。高い位置から柴田が折り返しますが、オフサイド。
さらに43分には、土屋から左へ開いた名賀につながり、中盤の尾川、矢越へ。矢越は右サイド、江原につなげると、江原の縦パスを髙橋宗杜がキープ。
髙橋宗杜からエリア外正面、矢越とつながり、矢越のミドルシュートは枠をとらえますが、小林がセーブ。
前節2ゴールの矢越が後半はなったシュートはいずれも決定的なもの。結果を残した柏戦のいい流れが続いている。そう思わされるプレーでしたが、ここでも小林のファインセーブが阻んでいきます。
後ろからFC東京がつなごうとするところ、前からプレスをかけ、フロンターレボールのスローインにするなどしていくフロンターレ。
アディショナルタイムは5分。
46分には、左サイド、柴田から流れた八田へ。八田はエリア外左へ持ち込み、左クロス。ニアで名賀がヘディングシュート。しかし、FC東京は体を張り、ブロック。
さらに攻勢を続けるフロンターレ。髙橋宗杜、児玉とつながり、右サイド、尾川へ。尾川の浮き球に、エリア左、名賀が飛び出しますが、小林がセーブ。
小林は速いリスタート。右サイドに展開していきますが、土屋がカバー。
再び攻めに転じるのはフロンターレ。48分、尾川の縦パスから髙橋宗杜が正面へ。これをFC東京の守備が阻んで、左コーナーキックに。
キッカーは柴田。ニアにボールを入れると、FC東京の選手に当たり、ボールはゴールのなかへ。
ゴールに沸き、次々にピッチの対角線上、逆側のフロンターレのベンチ側へ走っていく選手たち。サポーターたちがバスケットケースを歌うなか、1-0。フロンターレがついに先制します。
フロンターレは、高い位置でプレーを続行。八田がエリア外右へ持ち込んで、浮き球を入れるなど、次のゴールも見据えながら、時間を使い、試合はタイムアップ。
1-0。
互いの培ってきたもの、それぞれが秘めた想いをぶつけあってのU-18“多摩川クラシコ”は、敗れたFC東京の選手たちが流した涙もまた、心に残る素晴らしい試合に。そういった試合を制したことは、フロンターレの選手それぞれのさらなる成長に必ずつながるものになると思います。
今季初めて、アディショナルタイムで先制点を挙げ、そして勝利したフロンターレは、6勝4分け1敗、勝ち点22、2位。首位青森山田との勝ち点差4でプレミアリーグEASTの前半戦を終えることになりました。
前半0-0 後半1-0 計1-0
得点:オウンゴール
フロンターレの先発:1濱﨑知康(c) 2江原叡志 20山中大輝 30林駿佑 17柴田翔太郎 25矢越幹都 10尾川丈 22加治佐海 7志村海里 14岡田泰輝 9岡崎寅太郎
交代:志村→8名賀海月 加治佐→24児玉昌太郎 岡崎→13髙橋宗杜 山中→5土屋櫂大 岡田→18八田秀斗
控え:16菊池悠斗 4元木湊大
FC東京の先発:16小林将天(c) 24金子俊輔 4石堂純平 3永野修都 15沼田青瑳 27古賀竣 31鈴木楓 33菅原悠太 10佐藤龍之介 11吉田綺星 40尾谷ディヴァイン チネドゥ
交代:古賀→7渡邊翼 金子→37小島颯来 尾谷→18佐俣嘉一 小島→8伊藤ロミオ
控え:1齋藤朝陽 5兼子貴成 6平澤大河
◇試合後、長橋康弘監督、柴田翔太郎、江原叡志の2選手に話を聞きました。
「気持ちをぶつけるしかないなっていうところで、選手たちはよく戦ってくれたと思います」
長橋康弘監督
〇FC東京、やってみてどうでしたか?
一人一人選手の、技術もそうですし、フィジカルも素晴らしい選手が本当に多いので。選手たちは知っている子ばっかりで。
そういう相手に絶対に負けたくない、っていう気持ちは1週間のトレーニングで出ていたので、もうシンプルにその気持ちをぶつけるしかないなっていうところで、選手たちはよく戦ってくれたと思います。
〇優勝争い考えても、(勝ち点)1と3ではえらい違いだと思うんですけど。考えても、本当、1と3では偉い違いだと思うんで。はい。それ、引き離されるわけにもいかないですし。その中で岡田君(岡田泰輝)が先発だったっていうのは、ちょっと変化だったかな、と思うんですけど。
彼は非常にトレーニングからですね、 あのポジションは普段は香取(香取武)が入っているんですけど。
ほんと、下向くことなく、本当、よく頑張ってくれてて。
紅白戦を見ていても、本当に引けを取らない。紅白戦ですごく見せてくれているんですね。選手らにはよく言うんですけど、本当、紅白戦見るのが、 私は非常に楽しみで、本当に選手の力っていうのが、こう、詰まっている。いい意味でですね、で、やっぱりこう、そこのチームの中での競争っていうのが非常にこう、今、いい流れになってるのかなっていうところで。
トレーニングの質が本当、高くなってきたなっていう感じなので。今日も心配なく。彼ならやってくれると思っていました。
〇実際PKを取ったり、いいプレーをしていた。
はい。PKのキッカー代えてしまって、申し訳ない。あとで謝ります。
〇前半の戦いはどうでしたか?
やっぱりこう、もう少しやっていかなければならないっていうところもあるんですけれども、ただ、やっぱり選手たち一人一人が、 私らが気にしてやってくれるのが非常にわかるので、まあ、あとはね、そこをこう積み上げていくってところが大事になってくると思うので。ずっと言われている課題ではあるので。あとは、終わり方ですよね、そこは本当、全国大会前にしっかり選手とつくっていきたいと思います。
〇流経戦と市船戦は後半アディショナルタイムの失点でしたけど、逆に今日は後半アディショナルタイムの得点で勝ちました。それについてはいかがですか?
やっぱりこういう苦しいゲームっていうのは当然これからもあるわけで。やられてきたことを今度自分たちがやれるようにするっていうことは、それが成長だと思いますし、試合の中のその内容もそうなんですけど。
私らのサッカーも目指すところがあるんですけど、本当に11試合終わって、11チームから学ぶものがあるんですよね。
そのところを彼らならプラスに変えて進化させることができると思っていますので。そういった意味で今日のあの得点っていうのは、 これからの選手らの自信というか、うん、0-0でも0-1でも、最後のああいう点っていうのがあるっていうところ。もう一回、これから苦しい試合があるというところでも、信じてほしいな、と思います。
〇ハーフタイムでなんか指示を与えたのか、それとも選手、自主的に?
選手が自主的にですね、そういうことやってくれるので。あまり私が言うことはなくて。
いいのか悪いのかは。選手たちは素晴らしいと思います。
〇アジアユース(U-17アジアカップ)から帰ってきた選手たちも素晴らしいプレーを見せてくれたかな、と思うんですけど、帰ってきて、どのように映りましたか?
いつもそうなんですけど、代表行って帰ってくる選手は、必ず代表の基準を持って帰ってくるんですね。
代表に今回2人選ばれたんですけど、悔しい思いをしている選手はかなりいて。
そういう子たちの帰ってきた後の感度が非常に高くて、守備の基準。さらに上がったな、というところで。自分らも上げていかなければならないということで。
海(加治佐海)なんかも、途中交代してしまったんですけど、彼なんかも、本当に悔しい思いをしながら、ずっと、こっちにいましたけれども、 やっぱり守備の基準は、絶対上げなきゃいけないっていうところで。
彼、あの、前半からもうフラフラになるまで守備を頑張るんですけど、そのへんも今日はよく出ていたと思います。
そう言った意味でも帰ってきた選手。プラス、いた選手の変化も見られたと思います。
〇世界大会(U-17ワールドカップ)には、抜かれる、じゃないですけど、より多くの選手が3人、4人と行くぐらいの?
はい、たくさん行ってほしいです。頑張ってきてほしいです。
〇個人でいうと、江原君(江原叡志)は去年からプレミアリーグ、ずっと出続けている。彼がチームにもたらしているものはどういうものですか?
彼は本当にもう、私が見ている、ジュニアユースのころから知っているんですけど、 まず彼は日頃のトレーニングに向かう姿勢が本当に人と違います。
本当に一生懸命だし、 何を課題で今やってるのかっていうところをしっかりと整理された中で、彼は着実に力をつけています。
やっぱりそういう努力する選手がこうやって試合出れるんだなっていう、いい見本を彼は見せてくれていて。
そのへんのところで、「去年からレギュラーでやっている選手が頑張っているのに、自分らが頑張らないわけにはいかない」っていう思いっていうのは当然こう、チームの中にあります。本当にこう目に見えない、彼のすごいおっきなものがあります。
〇あと2週間後、クラブユースの全国大会が始まりますけど、そこに向けてどんな準備をしてきますか?
リーグ戦で1巡目が終わりましたけど、ここで学んだことっていうのをもう一回、選手と一緒に整理しながら。とにかく選手たちが目標を達成できるように、これまでに残った改善しなければいけないところ、ある程度通用したところ、これをしっかりと整理してやっていきたいと思います。
〇サポーターの方にコメントをいただけますか?
今日もトップチーム、試合があるんです。本当に来てくれて。
いつもいつもの感謝の気持ちでいっぱいです。あの、今日もね、なんかこう、去年もこのグランドで優勝、決めさせていただいたんですけど。
対戦相手もFC東京さんでした。なんかこう、そういう、サポーターの力っていうのも、今日なんとなく感じながら、ベンチで見ていたんですけど。
やはりああいうゴールが生まれるっていうのは、サポーターの皆さんのおかげだと思っていて。それをね、選手たちによく言うんです。
当たり前に思わず、感謝の気持ちを忘れず。また引き続き、サポーターの皆さんに気持ちに応えられるよう、頑張っていきたいと思います。
「このメンバーが大好きなんで、みんなでやれるサッカーをかみしめながら、やっていきたい」
DF17柴田翔太郎
〇最後のコーナー、狙っていたんですか?
そうですね。密集の形だったんで、あれはもうゴールへ向かうボールっていうのを求められていたんで。はい。
自分のにしてほしいんですけど。まあ、でも、みんなの想いが実ったゴールだったので、良かったと思います。
〇コースも狙い通りの?
思った以上にゴールの方向に向かっていったので。自分がイメージしていたよりもいいボールだったと思います。でも、キックの回数を重ねていたので。
合ってきた感じはあったので。最初からフィーリングが良かったんですけど、合ってきた感じだったと思います。
〇「僕のゴールにしてやろう」というぐらいの気持ちで、こっちに走ってきていた?
「喜んだら、俺のゴールにならないかな」と思ったんですけど。
〇トップは多摩川クラシコでやってますけど、特別な想いはありますか?
本当に負けてはいけない相手だと思いますし。代表でずっと一緒にやっている選手もいますし。「負けたくない」っていう気持ちはありますし。
特に想いは強かったかな、と思います。
〇実際佐藤君(佐藤龍之介)とマッチアップする場面もあったと思いますけど。
代表では同サイド組んでて、縦の関係なんですけど。敵としてやるっていうのは、ちょっと不思議な感覚というか。彼もアジアカップ、注目されて帰ってきたんで。ちょっと悔しい思いもありますし。
本当に、絶対仕事、させたくなかったですし。完璧に抑えられたか、といえば、そうじゃないと思うんですけど。仕事させない、って常に思いながらやりました。
〇さらに自分は勝って終わったというのはでかい?
そうですね、チームが勝ったのが一番ですね。本当に勝ち点3を積めたっていうのが大きいと思うので。
〇代表ではずっと右をやっていましたけど、チームに戻ってきたら左でしたけど、そのへんはどうですか?
両方、左、右、前。四つのポジションできるのが自分の強みなんで。景色の違いっていうのは全然なくって。右でやっても左でやってもクオリティーを出せるっていうのが自分の特長なので。
やりづらさはなかったです。
〇「疲れてないのかな」って思うぐらい、前半から走ってましたけど。
そうですね。
ほんとに戦わなきゃいけない。本当にいろんな戦術であったり、チームのやるべきことっていうのはあるんですけど、まずは自分が戦わなければいけないので、チームのためにってところでま、今までちょっとスタメン、外れた時期もあったんで。本当にもう一回もらったチャンスを絶対逃したくなかったんで。はい。そういう意味で、戦うっていうのは一番念頭に置いていました。
〇実際、まだアジアから帰ってきたばっかりだと思うんですけど、あの、こう、戦いを経たことで、自分の中で、例えば意識とかそういうので変わったところっていうのはどうですか。自分で感じるところありますか?
今までの代表活動のなかで、一番成長を実感できたっていうか、ほんとにすごい経験ができたって自分も思っていて。
メンタル面であったり、球際の強さっていうところは結構自信を持って帰ってこれたんですけど。そこははっきり思いますし。
ワールドカップがかかったオーストラリア戦は、今までにないぐらい緊張してたんですけど。それがやれたことで、ここに帰ってきて自信になりましたし。自分もチーム引っ張らなきゃいけないっていうふうで、思いでやっていたので。
自分が一番自信を持って帰ってこれたところかなっていうふうに思います。
〇佐藤君の話もあったけど、あの、代表の中でも自分が中心になったり、より注目されたいなって思いは、あの大会を受けて、より強くなっているイメージ?
そうですね、それまで、 ちょっと試合で、代表まで、チームで出れない時期っていうのがあって。
ちょっと立ち上げの時期から呼んでもらっていた中で。正直、本当に今回の活動にかける思いで、次行けなくてもいいやっていう思いで思いっきり取り組んでいたんですけど。やっぱり終わればずっと行きたい場所ですし。
ワールドカップで自分が活躍するっていうのを思い描いて。本当、4カ月しかないですけど、あっという間に過ぎると思うんですけど。公開だけはしたくないですし。本当にワールドカップのメンバーに自分が入るっていうところ。
これにかける想いを無駄にしたくないと思います。
〇加治佐君とかね、多分もう入りたくてしょうがない選手いっぱいいる中でね、まあそこはチームの中でも競争かなと思うけど。
海ももちろん、直前のキャンプに入っていましたし。日本には入りたいと思っている人は多いと思うので。本当に天狗になってはいけないと思いますし。自分がチャレンジャーの気持ちで毎日の練習でやることが、そこにつながっていくのかなと思います。
〇だいぶ向こうでもムードメーカーの役割を果たしたっていうふうな情報が入ってます。
そうですね、まあ、はい、いろいろと言えるメンバーなので。自分がおのずと、その役割になってんだなっていうふうに思いますけど。チームの雰囲気が良くなればいいのかなと思います。
〇次、クラブユース、どんなプレーをしたいとかあります?
去年はベスト16で敗れてしまって、優勝目指しているチームだっただけに、そこで終わってしまって本当に悔しかったですし。
今年は本当にスタートで出て、あのタフな戦いを、戦いきりたいなっていうふうに思っていて、大きな成長が待っていると思いますし。
個人もそうですけど、ほんとにチームが優勝するってことを考えて、自分がプレーするべきだと思うんで。優勝、絶対にしたいなって思います。
〇この夏でどう成長したいとか、なんか目標あります?
本当に暑いので。でも、この夏を乗り越えれば必ず冬に生きてくると思いますし、さっきも言いましたけど、戦うっていうところは練習からやっていく必要があるので。
練習から死に物狂いで自分のポジションを渡さないってところで行くのがいいのかなって思います。
〇久しぶりのフロンターレでの試合だったと思うんですけど、それはどうでした?
1カ月近くもチーム離れていたんで。帰ってきた時は、嬉しかったです。みんなに会いたかったんで、嬉しかったです。
ほんとにみんなと試合できるっていうのは 嬉しいことだし、本当に少ししかない、半年ぐらいしかないんで。このメンバーが大好きなんで、はい、そのみんなでやれるサッカーっていうのをかみしめながら、やっていきたいと思います。
〇クラブユース、たくさんサポーターの人も応援に来ると思うんですけど、サポーターに向けてコメントをいただけますか?
今日もトップチームの試合があるにも関わらず、これだけのサポーターに来ていただいて、声援を送っていただいて。
最後のゴールというのは、去年のあのプレミアのF東戦もそうでしたけど、本当にサポーターの人たちが声を出してくれて、みんなで入ったようなゴールだったんで、ほんとに感謝したいですし、自分たちが勝ちを重ねていく中で、サポーターの人たちも喜ぶと思うんで、クラブユースもサポーターの人たちと一緒に喜びたい、と思います。
「もっともっと自分たちのサッカーを突き詰めて。もっと相手を圧倒できるようなチームにしたいと思います」
DF2 江原叡志
〇苦しい試合だった?
はい、苦しかったですね。
〇どんな試合でした?
自分たちのサッカー、後ろからつないでいくっていうスタイルができなかったかな、というのはあるんですけど、チーム全体で戦って、無失点で。
最後決めて勝つことができて。そういうところは戦う、っていうところがあって勝てたのかなと思います。
〇後半はかなり押し込んでいる中で、相手のファインセーブもあってなかなか点が入らない展開だったと思うんですけど、ピッチのなかではどう声をかけていました?
そうですね、まあじれずにっていうところと、攻めてる時の、自分たちはリスク管理っていうのを気にしながら、どんどん攻めていこうっていうところを声をかけました。
〇全体が前がかっていたから、江原君はだいぶバランスを考えていたんじゃないか、と思ったんですけど。
今日は左SBが柴田だったので。その個人の特徴っていうのを考えた時に、いつもは右肩で上がっているんですけど、今日はちょっと左上がらせるっていうところを、バランスを見ながらやりました。
〇周りを見て、先輩として考えた?
そうですね。
〇後半のアディショナルタイムの失点で引き分けた試合もあったと思うんですけど、その時間帯のゴールで勝利につながったのは、どうですか?
後半足が止まって集中力が切れるっていうところで、失点が多かったんで、 そこは声ってところで、みんなで出し続けて、その結果やっぱり集中力切らさずに、最後、逆に自分たちに点が転がってきたのかな、と思います。
〇勝った瞬間、めっちゃ叫んでましたよね?
いや、めっちゃ嬉しかったですね。やっぱり苦しい試合だったので。
爆発しましたね。
〇山田(青森山田)との勝ち点差を考えても、負けたくはないゲームだったと思うんだけれど。
はい。クラブユース前、最後ですし。ここで勝って、勢いよく行きたいと思っていたので。本当に勝ち点3は大きいと思います。
〇もう個人としては。はい。去年のプレミア全試合プラスファイナル、今年のプレミアも全試合スタメンで出ていると思うんですけど、そこに関しては自分で思うことはあったりします?
そうですね。やすさん(長橋康弘監督)がそこは信頼して使ってくれるっていうところがありますし。まずはそこに応えていかないとスタメンには入れないというところがありますし。
そういうパフォーマンスを意識していますし。
役割っていうところで、自分はハードワーク、そういうところが必ず求められると思うので。そこはきっちりこなすようにしています。
〇去年の22試合プラス最後のファイナルを通して、こういうところでプレミアで成長できたというところや、勉強になったというところがあると思うんですけど、それはどうですか?
相手を見ながらポジションを取る。そこはプレミア通して学べたところですし。
攻撃の面でも、去年に比べたらアシストとかも、序盤の方からできてきたので。攻撃のところもちょっとずつ成長できているかな、と思います。
〇マッチアップする選手が、プロになる選手とかなりそうな選手だったりすることが多いと思うんですけど、そういう選手と対戦するっていうのは自分のなかでどういう感覚ですか?
自分のマッチアップする選手は大体左サイドハーフとか、10番とか、相手のエースが多いんで。1対1の対応とか、いろんな個性のある選手たちが多くて。
自分の守備の対応、今日も相手の11番(吉田綺星)の選手がスピードが速くて、やられるところもあって。日々成長できる試合が多いと思います。
〇だいたい仕掛けてくるやつが相手?
そうですね。だいたいスピードが速いので。大変ですね。
〇その中でも、自分がゲームに出続けている意味を今年のチームに示さないといけないと思うんだけど、チームの中心でやっていくっていう思いは、持っていますか?
副キャプテンっていうところも任されてるんで、プレーだけじゃなくて、もっともっと声ってところもしていかなきゃないなっていうふうには感じます。
〇副キャプテンは指名?
はい、指名です。
〇どうでした?
副キャプテンになるかな、というふうには思っていたので。ハマ(濱﨑知康)はキーパーでキャプテンで、フィールドでは、やっぱり自分が引っ張っていかなきゃいけないなっていうふうに、練習の時から思ってやっています。
〇ちょっとキャプテンマーク巻いてみたかったりするのかな?
巻く時があれば、巻きます。
〇濱﨑君がこのチーム、個性が強すぎるって言っていたんだけど。まとめるのが大変?
はい、まあ、人の話を聞かない、自分の意見ばかりを言う…
〇でも、なんかすごい仲良さそうだなと思うんですけど。
そうですね。学年関係なく仲がいいんで、やっぱりそれはいい特徴かなっていうふうに思いますね。
〇この後もどんどん試合に出ると思うんですけど、こういうところを伸ばしたいなとか、そういったものはありますか?
そうですね、攻撃の面で、やっぱりクロスの精度、得点に関わるっていうところを、もっとこだわって今後もやっていきたいなと思います。
〇柴田君と元木君(元木湊大)では違って、そのへんのバランスを考えてプレーしているのかなって思うんですけど。それはどうですか?
お互いの特徴を考えながら。元木だったらつくるのがうまいので、高い位置を取って。
柴田だったらガンガン仕掛ける選手なので、その時は僕がバランスを取って。逆に海で、幅を取らせてというところは考えながらやっています。
〇もっと攻めたいな、っていう気持ちはある?
攻撃の面はもっと伸ばしたいところなので。攻めたいっていうところはあるんですけど、チームのために考えながら。
チャンスだったら、どんどん行こうか、と思うんですけど。
〇よく動画を見ていたり、参考にしている選手っています?
そうですね。カイル・ウォーカー選手です。三笘選手と話したときも、カイル・ウォーカー選手が一番と言っていたので。
自分、ディフェンスが好きなので。アジリティーとかそういうところを参考にしています。
〇三笘さんがこの前フロンタウンに来た時に、直接聞いた?
直接というか、みんなで話を聞いたときに。カイル・ウォーカー選手が一番いやだったという話をしていて。
だから、カイル・ウォーカーを超えれば、三笘選手も、と思って。そこを目指していきたいです。
〇個人としては、年代別代表に呼ばれても、っていうのはあると思うんですけど、そこはどうですか?
チームでも由井とかハマとか、この前もトラ(岡崎寅太郎)とか選ばれて、自分も選ばれたいなっていうふうに思っていて。
そこに行くには、ディフェンスだけじゃなくて、攻撃の面でも、もっと自分をアピールしていかないといけないな、と思っていて。
そこが足りないから選ばれていないと思っていて。もっと自分をアピールして、目立つじゃないですけど、そこも大事かなというふうに思います。
〇今季のこのチームでプレーするのもあと半年くらいだと思うんですけど、クラ選、プレミアも含めて残りのチームでの時間をどういうふうにしたいですか?
そうですね。直近だと、クラブユース。去年はベスト16で悔しい思いをしたので。優勝するっていうのと、後期に向けては、もっともっと自分たちのサッカーを突き詰めて。もっと相手を圧倒できるようなチームにしたいと思います。
〇クラブユースに向けて。またサポーターも応援に来ると思います。サポーターに向けて、コメントをいただけますか?
いつも応援ありがとうございます。今年のクラブユースも暑い中での戦いになると思いますけど、必ず勝利を届けるので、ぜひ応援に来てもらえると嬉しいです。
(文中敬称略)
写真はとめさんからもいただきました。ありがとうございます。
◇とめさん撮影
◇だいち撮影
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