フロンターレU18 – 横浜FCユース / プレミアリーグEAST第8節(監督・選手インタビュー)


6月15日保土谷公園サッカー場で行われたプレミアリーグEAST第8節、横浜FCユースとの試合を1-2で終えた川崎フロンターレU-18。試合後に初先発でゴールを決めた恩田裕太郎、初出場のステンパールカ大翔の2選手と長橋康弘監督に話を聞きました。

 

試合の記事は◇フロンターレU18 – 横浜FCユース / プレミアリーグEAST第8節

 

 

「チームの勝利が絶対だと思うので。まずはチームの勝利を第一に、自分も結果を残していきたいと思っています」

FW17 恩田裕太郎

恩田裕太郎選手

 

〇まずは先制点を振り返ってください。

八田さんがまずボールを触って、自分のところにボールが転がってきてくれたので。あとゴールに近かったですし、流し込むだけでした。


〇スタメン聞いたのっていつぐらいですか?

正確には今日だと思うんですけど、昨日から自分でもそんな感じはしていたので。それなりの準備はしていました。


〇聞いて、どんな思いでした?

高校1年生からプレミア出さしていただいて、初めてのスタメンだったので、とてもうれしい気持ちと、自分がその責任を果たさなければいけないって気持ちがあったので。

やってやろうっていう気持ちと、チームを勝たせてやろうっていう気持ちがありました。


〇プレー面でどういうプレーしていこうっていう思いがありました?

まず得点。FWですし、得点が大事だと思いますし。あとは前線からのプレス。チームを助けるプレーだったり。

試合全体を通して自分が存在を示せるようなプレーを。


〇途中から出るときと何か変わりました?

いや、特に。交代のことは、体力のことは意識せずに。交代も、ルカ。ステンパー選手とかいるので。

あまり自分が全部出てやろうっていう気持ちではなくて。最初から全力でやりました。


〇監督やコーチからは恩田君をどう評価してスタメンで起用したって聞きました?

いや、特には。


〇香取君とはどんな役割分担でプレーしていました?

プレースタイルが全然違うので。自分が前で、武君は下でも受けれますし。裏にも抜けられるので。2列目っていう感じだったので。

そこの役割ははっきりしていました。

 

〇こうやってスタメンで出て、改めて出た課題と手ごたえは?

「体力意識していない」って言っていたんですけど、足をつってしまったところがあって。やっぱり全部の時間出たいですし。

そこは自分の課題かなって思います。

 

〇今レベルアップのために取り組んでいること、これから取り組んでいきたいことってどんなことですか?

ゴール前の決定力がまだ全然足りないので。そこはもっと、今後の練習で成長していきたいなって思っています。


〇今日は残念ながら勝てませんでしたけど、生田と違ってゴールのすぐ裏にサポーターがいる。それはどうでした? 声出しの応援もあって。

今日暑いなかだったんですけど、大きな声援を聞けて、自分たちもとても力になりましたし。そのなかで結果で応えられなかったのはとても申し訳ないんですけど。

次の試合、勝てるようにしていけたらと思っています。


〇次の試合もスタメンのチャンスはあると思うんですけど、そのときにはこういったプレーをしたいっていうものはありますか?

今日に引き続き、もちろんゴール決めたいですし。チームの勝利が絶対だと思うので。まずはチームの勝利を第一に、自分も結果を残していきたいと思っています。


〇得点シーン以外でもけっこうチャンスをつくれていたと思うんですけど、それについてはどうですか? 

柴田さんのクロスとか自分がもっとうまくできていたら、決められたシーンがあったので。後悔。もちろんあります。


〇改めて自分がスタメンで出て、点を決めるっていうことの重みとか感じました?

責任は少しは感じていたんですけど、あまり感じないようにやっていたので。先輩たちも声をかけてくれたので。いつもの感じでできました。


〇次の尚志戦、意気込みなどがあれば教えてください。

今日に引き続きゴールを決めたいですし、絶対勝たなきゃいけないんで。まずは勝利を第一に、自分も結果を残していきたいと思います。

 

〇1週間、どんなことを心掛けてトレーニングしていきますか?

はい。外しちゃった部分があったので。ゴール。シュート練習をしていったり。ヘディングでも勝てなかった部分があったので。

うちには強い選手が。林駿佑選手とかいい相手がいるので。そこで練習して自分も強くなっていきたいと思っています。


〇改めてサポーターにメッセージをください。

今日も暑いなか、ご声援ありがとうございました。自分たちが結果で恩返しできなかった部分があったんですけど、次の試合では絶対勝ちたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

 

 

「練習でもしっかり点を決めきって。

実際試合に出たときに、チームの勝利に貢献できるよう、日ごろから意識していきたいと思います」

MF27 ステンパールカ大翔

 

ステンパールカ大翔選手

 

〇今日は初めてのメンバー入りだったと思うんですけど、それを聞いたときはどんな思いがありました?

もちろん初めてということもあって、不安もありましたけど。そういう大きな舞台に出られるということでワクワクする気持ちもありました。

 

〇そういったなかで今日は途中出場でピッチに立ちましたけど、監督からはどんな声をかけられて、入りました?

出るときに、負けている状況だったので。チームのために走って、どんどん点を取れるような動き出しとか、点に絡むようなプレーをするように言われました。


〇実際にピッチに立って、できたこと、課題に感じたことってありますか?

走る部分では、けっこう相手の背後を取れるような動き出しができたと思うんですけど。

相手が跳ね返したボールに対しての反応だったりとかはもうちょっとというのがあって。

マイボールの時間を増やせたんじゃないかと思っています。


〇これまではサイドで出ていたと思うんですけど、今日はCF。違いとかって感じます?

サイドはどちらかというと最初からコート全体が見えている状態なので。ボール来る前に、相手がどう来るかっていう状況判断はやりやすいんですけど。

FWっていうのは相手に背中を向けている状態なので。自分が向いている方向の前からきている相手は見えて。それについてはもちろん判断できますけど。


後ろからきている相手っていうのはあまり分からない状況なので。そこについては難しい部分があります。


〇FWやるようになったのは今年からですか?

はい。


〇何か監督からは声とかかけられました?

もともと足には、速いっていう自信があるので。それが後半から出たときにチームの力になるっていうところですかね。


〇これからもメンバーに入って、FWである以上、点を求められる部分があると思うんですけど、こういったことを心掛けて練習していこうっていうものはありますか?

練習でもひとつひとつの、裏抜け出したりとか、1対1の状況だったりっていうところで、しっかり点を決めきって。

実際試合に出たときに、チームの勝利に貢献できるよう、日ごろから意識していきたいと思います。


〇次戦に向けての意気込みなどがあれば教えてください。

次の試合は絶対自分が点を決めて勝てるように、チームの勝利に貢献できるようにしたいので、応援よろしくお願いします。


〇今日は初めてサポーターが応援している状況でのプレーだったと思うんですけど、それはどうでした?

そうですね。けっこう緊張しますね。生田でやっているときは外から見ているんですけど。声で応援ができない状況なので。

ここで入って、ピッチの中にいる状況と、応援もあるっていう状況で、けっこうプレッシャーもありますし、それでも気持ち的には「やらなきゃな」っていう気持ちがあるので。


〇また、サポーターの人にメッセージなどをいただけますか?

自分の特長のスピードなどを生かして、しっかり点を決められるようにするので。これからも応援よろしくお願いします。

 

 

 

「自信を持って、グラウンドに出られる技術、体力、メンタル。

そういった部分をもう一回改めて見直しながら、彼らの成長につなげられたら、と思います」

長橋康弘監督

 

長橋康弘監督


〇今日の試合の総括をお願いします。

そうですね。ここ最近選手たちもそうだと思うんですけど、プレッシャーがかかるなかで、どうやって自分たちのサッカーを表現するかっていうところで。

選手たちも気にしながら。「前半から絶対にやるぞ」と。ジェフのクラブユースの関東予選2回戦を受けてですね。

前半からとにかく戦わなきゃいけないし、自分たちのサッカーを勇気をもってやらなきゃいけないっていうなかで、正直、こういうプレッシャーがかかったなかでの、彼らの今日のゲームっていうのは、実力として、今できることとして、認めなきゃいけないのかなって。

もちろん、私らはもっとできる彼らを知っているんですけど。やっぱりそれはトレーニングマッチではできても、公式戦でできなければそれは実力ではないと思いますので。

そのへんのところで、ちゃんと自信を持って、グラウンドに出られる技術、体力、メンタル。そういった部分をもう一回改めて見直しながら、彼らの成長につなげられたら、と思います。


〇横浜FC、新人戦の決勝で勝った相手ですけど、彼らの成長についてはどう見ていました?

本当に全然違う印象で。一人一人が確実に成長していますし。そのへんのところを試合の経過とともにですね、自分たちも成長しなければいけないなっていう思いで、正直見ていました。


〇相手を見ながらサッカーをするっていうところで、相手の狙いはどういうふうに見ていました?

前半の立ち上がりは、ボランチの選手がゲームをつくるっていうところで、私らがやってくることは相手もわかっているっていうところでいうと、矢越・八田のところにかなりプレッシャーが来ていたのかな、と。そこであまり外から進入したりっていうところでいうビルドアップで言うと、見つけづらい状況があったのかなってそういう感じはしたんですけど。

そのへんのところは相手を見ながらサッカーをするっていう以上、変化によって違う手というのをできなければ、見る必要がないというか。

できる手段がなければ、相手を見ないほうがいいと思うので。そのへんのところはこれからやっていかなければ、と思いますよね。

 

〇今日は恩田選手がスタメンで、期待に応えてくれた形になりましたけど、どう見ていました?

本当に、実力で取ったポジションだと思っています。これまでのリーグ戦、途中から出て、得点という結果も残している中で、練習で見ても、頭から出てもできるんじゃないかっていうところを見せてくれているので。そのへんで彼がとったあのポジションを、なおかつそれで、点を取ったっていうところでいうと本当にこう評価できるなっていうふうに思っています。

ただ、彼自身も決めきるっていうところでは悔しさを残して今日は帰ると思うんですけど。その悔しさを来週のトレーニングにつなげてほしいなって思いますけれども。


〇知久君もすごい悔しい思いをしているんでしょうね。

そうですね。競争が本当にあってですね。そういうところでいうと、今悔しい思いをしている選手、勝ち取っている選手、前向きにいられる選手っていうのもいるんですけど、成長するにあたって、そういう経験ってすごく大事で。競争が激しいと、試合出ている選手も、変なこと、変なプレーをしたら出られなくなってしまうっていう。

逆に下を向いていたら、そもそもチャンスなんてないんだなっていう、そのようなところを気づけるような組織にしていきたいですよね。


〇尚志、青森山田と強い相手が続いて、正念場という感じもすると思うんですけど、選手たちはまた話し合っていくと思うんですけど、監督としてはどんな手助けをしていきますか?

対戦相手うんぬんではないと、問題点は。今の時点では思っていてですね。まず自分たちのプレーを思いきりやるっていうところが、無理に入っているというか。

勝たなければ、とか。今日負けたらまずいな、とか。何か重いものを背負ってプレーしているような感じに、私にはどうしても見えてしまってですね。

その入り方は違うな、って思うんですけど。ただ先輩たちが勝って当たり前のチームにしてくれたので。

これこそが成長するタイミングだと思うんですけどね。

勝たなきゃいけないチーム。勝って当たり前だけれど、そこを普通のチームとは違うプレッシャーでグラウンドに出ているので。

どうか打ち勝ってほしい、そういう思いでトレーニングをやっているんですけど。


〇昇格1年目のチャレンジャーとして、というのとは違うところですね。

そうですね。

〇次は去年負けた尚志が相手になりますけど、どういったことを準備していきますか?

自分たちのサッカーは、トップ同様というか、限界がないというかですね。成長すればするほど、自分たちのサッカーというのは表現できますし。

対戦相手が尚志というのはあるんですけれども。まずは徹底して、自分たちのサッカーができるように、勇気をもって、公式戦でプレッシャーを受けた中で、できるようにですね。この1週間を大切にしていきたい、と思っていますので。

対戦相手が尚志であるということよりはどちらかというと、この1週間でまだまだ成長できると。今日のゲームの悔しさを忘れないようにねっていうところでやっていこうかなって今は思っています。


〇本当に自分たちにベクトルを向けて。相手を見るのはピッチに立ってから、という感じですかね。

そうですね。まさしく、です。


〇今日はゴール裏、生田と違って声出し応援もありましたけど、どうでした。

ありがとうございます。本当に。何とか勝ちたかったですけど…、引き続き、応援してください。


〇次は11時キックオフで、前に勝てていないと、課題に感じていると言っていましたけど、それに向けてどういった準備をしていきますか?

本人たちが一番わかっていると思うんですけど、コンディションの持って行き方というのもそうなんですが、すぐにできることと、時間をかけないとできないことがあるなかで。

11時キックオフで2試合も負けているところでいうと、意識で変われる部分があると僕は思っていて。そのへんのところは絶対にやるべきところなので。

ただ、ここから急激にめちゃくちゃフィジカルの能力が上がる、とかですね。突然ヘディングが強くなるとか、回収能力が上がった、とか。

そういうことは急には望めないことなので。そういったところは継続してやっていかなきといけないところなので。

意識で変われるところ、そこを整理しながら、やっていきたいと思います。

 

 

中断前の流通経済大柏戦に続いての敗戦を喫したフロンターレU-18。しかし、下を向いている選手はいない。そう思います。

1週間、また自分たちと向き合い、チームメートたちと切磋琢磨し、そしてピッチに立つのだと思います。

次節の尚志高校戦は午前111時キックオフのアウェイゲーム。難しい条件での試合とはなりますが、だからこそ、持っているものをピッチで出して、相手を上回ることができたのなら、それはさらなる成長につながっていくはずです。

 

次節:プレミアリーグEAST第9節 vs 尚志高校

6月23日(日) 午前11時キックオフ 仙台大学サッカーフィールド郡山

 

(文中敬称略)

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