ダノンネーションズカップで準優勝を果たした川崎フロンターレU-12。その後、U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジのJクラブ予選を勝ち抜いて本選出場を決めるなど、新しい挑戦を続けています。
4月に入って川崎市内では、春の小学生年代の頂点を決める斎藤旗争奪第39回川崎市春季少年サッカー大会の予選と県内で年間を通じて行われるリーグ戦を兼ねた大会が始まり、フロンターレは15日、新丸子駅から徒歩15分ほどの丸子橋第一グランドで予選2試合に臨みました。
フロンターレは前週までの2試合では1勝1分け。15日の初戦、多摩川ジュニアSCとの試合では、GK33菊池悠斗、最終ラインは3藤野心魂、5由井航太、中盤は8田中陸人、右MF9尾川丈、左MF11志村海里、前線は10名賀海月、13岡野一恭平が先発。8分に名賀のエリア外右からのフリーキックに由井が合わせて最後は岡野一が押し込み1-0とすると、12分に由井のパスを起点に左サイドを抜けた志村の折り返しを名賀が決めて2-0。さらに志村が左から決めて3-0。GK1畠山泰輔、最終ラインには2伊藤颯飛、由井、中盤に6前野康成、右MF4相ヶ瀬亮太、左MF14永田滉太朗、前線は志村と名賀というメンバーで臨んだ後半は、立ち上がりには多摩川ジュニアSCの反撃を受けるものの、畠山のセーブなどでしのぐと、7分にはエリア左からの永田のパスをエリア右、相ヶ瀬が押し込み4-0。さらに最終ラインから果敢に攻撃参加をした伊藤の2ゴールも飛び出し、6-0。
続いて行われた菅FCとの試合は、GK畠山、最終ラインは藤野、由井、右MF尾川、左MF永田、中盤にら田中と前野、前線は名賀が先発。9分に名賀の左コーナーキックに前野がエリア内で触って最後は由井が押し込んで1-0。13分には田中からのパスにエリア左、抜け出した永田がグラウンダーでエリア内へボールを送ると、エリア内右、詰めた尾川がこれを決めて2-0。直後には相手陣内でボールを奪った名賀が自ら決めて、3-0。前半を終えます。
後半はGK菊池、最終ラインは伊藤、藤野、中盤に由井、右MF田中、左MF相ヶ瀬、前線には志村と岡野一が入ってのスタート。ここまで最終ラインでの出場が続いていた由井や、中盤を担ってきた田中が違うポジションでもよくボールに絡むなど、相手にボールを握らせずに試合を進めると、9分には相手陣内でマイボールにした岡野一が左からミドルシュートを決めて4-0。由井に代わり名賀、田中に代わり前野が入った12分には、名賀のパスにエリア左、抜け出した相ヶ瀬が決めて5-0。その後も得点こそ生まれなかったものの、試合は5-0でタイムアップ。4試合を終えて、3勝1分けとしました。
得点場面以外でも、ダノンネーションズカップ決勝の柏レイソル戦で直接フリーキックを決めた藤野が、この日もクロスバーを叩く惜しいフリーキックを放つなど、見せ場をつくれば、ダノンでは出場機会のなかった菊池、畠山の両GKがゴールを守り、出場時間の少なかった伊藤や相ヶ瀬らがゴールを決め、さらに由井や田中がそれまでとは違うポジションでもいいプレーを見せるなど、試合を積み重ねるにつれてさらに進化していることをうかがわせる2試合となりました。
【川崎フロンターレU-12 斎藤旗争奪第39回川崎市春季少年サッカー大会予選リーグ兼U-12サッカーリーグ vs 多摩ジュニアSC】
4月15日(土)午前9時キックオフ 丸子橋第一グランド 晴れ 15分ハーフ 8人制
前半3-0 後半3-0 計6-0
得点:岡野一恭平、名賀海月、志村海里、相ヶ瀬亮太、伊藤颯飛2
【川崎フロンターレU-12 斎藤旗争奪第39回川崎市春季少年サッカー大会予選リーグ兼U-12サッカーリーグ vs 菅FC】
4月15日(土)午前10時22分キックオフ 丸子橋第一グランド 晴れ 15分ハーフ 8人制
前半3-0 後半2-0 計5-0
得点:由井航太、尾川丈、名賀海月、岡野一恭平、相ヶ瀬亮太
(文中敬称略)
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