「止める蹴るの部分は今でも自主練でやっていて。そこはやって良かったと思います」 / DF佐々木輝大


川崎そだちが始まった2015年、ダノンネーションズカップ in Japanで4年ぶりに優勝を果たしたのが川崎フロンターレU-12。

現在はレノファ山口FCに育成型期限付き移籍中の五十嵐太陽らとともにそのメンバーとなったのがDF佐々木輝大。

 

フロンターレU-13時代の佐々木輝大選手

 

フロンターレU-13、フロンターレU-15を経て、鹿島学園に進学し、高校3年時には全国高校サッカー選手権大会にも出場。

最後の試合となった前橋育英戦(●1-2)については、川崎そだちでも記事を書かせてもらいました。

 

 

鹿島学園時代の佐々木輝大選手

前橋育英 – 鹿島学園 / 全国高校サッカー選手権3回戦

 

鹿島学園を卒業後は関東学院大に進んだ佐々木輝大。2年目の昨年はコンスタントに控えに入ると、3年目の今季は、関東学院大としては創部以来初めての1部での試合となった開幕戦の筑波大戦(●0-3)で先発。関東大学サッカーリーグ初出場を果たしました。

 

9月2日から9月6日にかけて、静岡県御殿場市の時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンドで行われた「サマーユニバーズフェスタ2024 Presented by スポナビ」でも多くの試合に出場。

決勝の桐蔭横浜大戦(●0-5)では先発。追いかける展開のなか、体を張り、時には前に出て劣勢を打開しようと奮闘を続けました。

 

佐々木輝大選手

 

試合後に佐々木輝大から話を聞きました。

 

佐々木輝大選手

 

〇お久しぶりです。

久しぶりです。

 

〇よろしくお願いします。選手権で熊谷の試合を見に行って、懐かしい感じがします。

そうですね。

 

〇大学3年目、ここまでプレーしてみてどうですか? ようやく関東大学サッカーでもデビューをして。

そうですね、3年目で開幕戦に出場させていただいて。そこからまたけががあって。出られなくなって、フォーメーションも変わってっていう感じで。

自分の思うようなプレーもなかなか、やっと出れるようになったのに、できなくて。チャンスをもらったのに、という感じです。

 

〇ポジションとしては、あれはセンターバック? 右サイドバック?

センターバックで、可変で、右肩上がりでサイドバックみたいにもなるという感じなんですけど。

〇なるほど。

基本的にはセンターバックです。

 

〇大学来て、こういうところが自分伸びたってものはありますか?

伸びたところはやっぱり自分の持ち味であるスピードだったりとか、対人の強さとかフィジカル面、空中戦というところはフロンターレにいるときよりはすごい伸びて。

自信はありますね。

 

〇目指すところとしてはやっぱりセンターバックですか。

そうです。

〇鹿島学園に行ったじゃないですか。たぶんフロンターレとは環境も違って、それは自分の中でどんな感じになりましたか? プラスになったところとか?

初めて寮生活とか、親元を離れてサッカーをしにいくっていうなかで、最初ちょっと「寮生活か」みたいな、感じの時もあったんですけど。

だんだん慣れていくうちに、みんなといい関係に、いい時間を過ごせたので。全く違う生活をする中で、最初戸惑いだったり、できないことっていうのはたくさんあったんですけど。

だんだん自分の持ち味である空中戦だったり、対人だったり、鹿島学園で伸ばされたと思います。

 

〇逆にフロンターレでやってきたことで今に通じているものってありますか?

止める蹴るの部分。フロンターレで一番掲げているところ。高校に入って、すごい自分が一番良かったかなって思えたので。

止める蹴るの部分は今でも自主練でやっていて。そこはやって良かったと思います。

 

〇大学4年間で卒業した時にこうなっておきたいってものってあります?

まずはプロサッカー選手になる。プロサッカー選手になりたいっていうのが一番で。

その中で試合に出続ける選手になるっていうことを意識したいです。

 

〇この試合けっこうアカデミーの同期の選手もいたと思うんですけど、話したりしました?

入江流星と話したりして。相変わらずいいやつでした。

〇最後になりますけど、サポーターの人にメッセージをいただいてもいいですか?

いつも応援ありがとうございます。フロンターレに、大学卒業して戻れるように頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。

 

 

フロンターレのアカデミーを離れ、進んだ鹿島学園で空中戦や対人など持ち味としているところを伸ばしたという佐々木輝大。

それと同時に、フロンターレが大切にしている、「止める蹴る」に、今でも取り組んでいるということが印象に残るものがありました。

フロンターレのアカデミー、鹿島学園、そして関東学院大。これまで培ってきたものを生かして、どんなプレーを見せていくのか。

とても楽しみにしています。

 

 

 

 

(文中敬称略)

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