ワセダクラブForza’02戦を2-1で勝利した川崎フロンターレU-15。その後はTokyu S Reyesに3-2、ヴァンフォーレ甲府U-15に3ー1で勝利し、関東ユース(U-15)サッカーリーグ2部での連勝を5まで伸ばし、5月3日は等々力第一サッカー場にて、三菱養和SC巣鴨ジュニアユースとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-15 関東ユース(U-15)サッカーリーグ第9節 vs 三菱養和SC巣鴨ジュニアユース】
5月3日(水)午後1時キックオフ 等々力第一サッカー場 晴れ 40分ハーフ
フロンターレの先発はGK1川合我空、DFは右から5内海太瑚、13橋本結人、3神橋良汰、2鈴木康平、中盤は34田中慶汰、その前にキャプテン7戸水利紀、8猪狩祐真、前線には右に27甲斐翔大、左に9戸澤龍人、一番前に10鈴木大登が入りました。
5月らしい、好天に恵まれた等々力第一サッカー場。川合が守るゴールの後ろには、この試合のあとに、メトロポリタンリーグを控えた2年生たちがコールとチャントで選手たちを後押し。また、三菱養和巣鴨の2年生たちもまた声を張り上げて応援をするなか、試合は始まりました。
立ち上がりから、田中慶汰に、うまく間に下りてボールを受ける猪狩や戸水がかかわってボールを回していくフロンターレ。最終ラインの神橋や橋本もよくボールに触って後ろから組み立てを図っていきます。2分には橋本のフィードに内海が抜け出して、右からクロスを入れようとしますがこれは三菱養和巣鴨がブロック。シュートには結びつきませんでしたが、その後も内海と鈴木康平が高い位置に。前へ人数をかけていきます。
しかし、三菱養和巣鴨も中盤と最終ラインのフロンターレのパス回しに対してプレスをかけて前に。10分にはスローインの流れからFWの13が左へいったん開いてエリア内へしかけてきますが、これはブロックしてコーナーキックに。しかし、その左からのコーナーキック、6がエリア内へ入れたボールを、最後は19が押し込み、0-1。先制点は三菱養和巣鴨へ。
フロンターレは、直後に猪狩のスルーパスに戸澤がエリア左へ抜け出して折り返すもこれはシュートにはつながらず。田中慶汰に猪狩、戸水がかかわり、パスを回していきますが、三菱養和巣鴨はさらに中盤に対して厳しい圧力をかけボールを奪い、フロンターレのゴールをおびやかしていきます。16分には5がボールをカットし、エリア外左へ。13が抜けだしファールを受け、ゴールに近い位置でのフリーキックに。キッカーの6が右足を振り抜くとボールはゴールの中
2点を先行しフロンターレボールになると、うまくブロックをつくり縦パスを入れさせないようにする三菱養和巣鴨。猪狩や戸水がスルーパスを出すもなかなか厚みのある攻撃にはつなげられない時間帯が続いていきます。26分には三菱養和巣鴨、ボールを5がカットしミドルシュート。やや前に出ていた川合が後ろに戻りながら反応する好守を見せて追加点とはさせず。27分にはエリア外左でのフリーキック、6が右足で入れたボール、ファーで合わされますがこれは川合がキャッチ。さらに28分にはコーナーキックのこぼれ球、エリア外からミドルシュートを打たれるも、川合がパンチング。攻勢をしのいでいきます。
「中をしっかり締めて」「サイドへ押し込んで」。ベンチからの声によく応える三菱養和巣鴨。フロンターレは32分には左からのスローインを鈴木大登が受け、最後はエリア外左から猪狩がミドルシュートを打ちますがこれはみぎに。36分には田中慶汰が高い位置でボールをカットし、パスに鈴木大登が抜け出しますがこれはオフサイド。前半は0-2でタイムアップとなります。
後半、立ち上がりのフロンターレ。神橋、橋本が高い位置にラインを押し上げてコンパクトに。前に出ていくと、2分には戸水の浮き球のパスにエリア外左、鈴木大登が抜け出しますが倒されてフリーキックに。しかし、この際に三菱養和巣鴨の選手が負傷してしまい、救急車を呼ぶために試合は20分ほど中断されることになります。
再開直後、鈴木大登のフリーキックは三菱養和巣鴨の選手たちの壁に阻まれ枠へは飛ばず。直後には5のパスにエリア右、7が抜け出しますがここは神橋がよくカバー。7分にも中盤でカットしたところから三菱養和巣鴨がカウンターに。右から7が仕掛けてきますが、ここも神橋がねばり強く対応。
8分にはフロンターレも、橋本のフィードに、エリア右へ鈴木大登が抜け出しますが、ここは三菱養和巣鴨のクリアに阻まれシュートには至らず。さらにスローインを受けた戸水から左へ展開。エリア外左へ仕掛けた鈴木康平がミドルシュートを打つも、これはGK18が対応。さらに鈴木康平が左サイドから縦パスを入れ、これに戸澤が抜け出しますがシュートはブロック。ここでフロンターレは甲斐に代わって11堀川洸がピッチに。直後にはロングスローのこぼれ球を拾った三菱養和巣鴨、8のミドルシュートが枠をとらえますがここは川合がしっかりキャッチ。14分にはカウンターから、13がエリア左へと抜け出してきますが、ここも川合が前へ出てシュートは打たせず。また、エリア前で8がカットしたところからエリア内シュートに持ち込まれるも橋本がブロック。さらに左から6が右足で入れたコーナーキックは直接枠をとらえますが川合がパンチング。
三菱養和巣鴨の攻勢をしのいだフロンターレも、18分には田中慶汰のパスに右へ堀川が抜け出して、ボールを受けたエリア前の鈴木大登がシュートを打つもこれはブロック。ここでフロンターレは、猪狩に代わって18平田流衣がピッチに。平田が左MF、戸澤が右MF、FWが鈴木大登と堀川に。21分には、堀川とのパス交換からエリア右へ戸澤が抜け出し折り返すと、堀川がこれに反応。しかし、三菱養和巣鴨の選手はこれもブロック。26分にはさらにフロンターレは内海に代えて14柴崎蒼が右SBに。
27分には戸水の縦パスを受けた鈴木大登がうまく前を向いて、エリア内へパスを出すと堀川が抜け出しますが、ここはGK18が前へ出てシュートには結びつけられず。さらに柴崎や鈴木康平が高い位置取りで両サイドを使ってフロンターレは攻勢に出ますが、なかなかクロスをシュートには結びつけることができず。それでも36分、右サイドへ展開し、柴崎が右から速いクロスを入れ、ボールがこぼれるとエリア内、飛び込みながら頭で反応したのは戸水。ボールはついにゴールネットを揺らして1-2。
直後にはエリア前、鈴木大登が抜け出しリターンを受けた田中慶汰がミドルシュートを打つも上に。さらに鈴木康平がエリア左へ仕掛けますが、三菱養和巣鴨も人数をかけて寄せてシュートにはつなげさせず。試合は1-2でタイムアップとなりました。
前半0-2 後半1-0 計1-2
得点:戸水利紀
フロンターレの先発:1川合我空、5内海太瑚、13橋本結人、3神橋良汰、2鈴木康平、34田中慶汰、7戸水利紀(c)、8猪狩祐真、27甲斐翔大、9戸澤龍人、10鈴木大登
交代:甲斐→11堀川洸 猪狩→18平田流衣 内海→14柴崎蒼
連勝は5で止まることになりましたが、それでも途中出場の柴崎を起点に、最後は中盤からの攻撃参加で戸水がゴールをこじ開けたことはきっとこれからにもつながると思います。
(文中敬称略)
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