フロンターレU15生田 – FC多摩ジュニアユース / 関東ユース第16節(監督・選手インタビュー)


9月29日Anker フロンタウン生田で行われた関東ユース(U-15)サッカーリーグ1部第16節、FC多摩戦を1-1で引き分けた川崎フロンターレU-15生田。試合後に久野智昭監督とゴールを決めた十河晟央に話を聞きました。

試合の記事は◇フロンターレU15生田 – FC多摩ジュニアユース / 関東ユース第16節

 

「2試合やって、高円の出場権を獲得できるように、フロンターレらしいサッカーを続けて、やっていければなと思います」 

久野智昭監督

 

久野智昭監督

〇試合を振り返って。残念ながら最後に追いつかれてしまいましたけど、いかがでしょうか?

前回対戦した時もボールを持たれる展開が続いたんですけど、粘り強くPKで点を取って、勝てたという試合だったんですけど。

今回もそういう展開になって、前半決定的なチャンスをつくられたなか。粘り強かったかというと、ちょっとまだ粘り強さは足りないですけど。

最後のところで体を張って、というところもあったのかなと思うんですけど。

(FC多摩は)もともと技術のあるチームなので。それを上回れるだけの技術がうちには、なくはないですけど。

スタイルも違うので、難しいんですけど。そんなか、前半は粘り強くというか、ゼロに抑えたことで、後半うちのところに転がってきたのかなと思うので。

いいかたちはあったんですけど、最後決められなかったりとか。

チャンスはまだまだ少ないかなと思いますね。

〇これから2試合ありますけど、それに向けてはどういったことを?

あと、このチームでやる試合は少なくなってきたので。2試合やって、高円(高円宮杯)の出場権を獲得できるように、フロンターレらしいサッカーを続けて、やっていければなと思います。

〇リーグ戦再開のころと比べると、守備でも体を張って、だいぶ粘り強さも戻ってきたのかなと思うんですけど、どうでしょうか?

ゴール前のところでは体を。失点してしまった場面はあれですけど。それ以外のところは羽琉(對馬羽琉)を中心に、体を張ったり、暉絃(坂井暉絃)が寄せたりっていうシーンはね、ぎりぎりですけど、少しずつ変わってきているのかなっていう印象はありますね。

〇對馬君はだいぶ体を張って、止める場面が多かったですね。

ここ最近は、本人も自信をつけて、守備のところでは安定して。まだまだ。ビルドアップのところでは安定できればなあと思いますけど。

守備のところは比較的安心して見ていられるかなっていう印象はありますね。

〇小田君(小田脩人)が前の試合の途中から右SBをやっていますけど、それについては?

遥碧(今廣遥碧)がけがをしたり、貴洋(藤間貴洋)が2試合出たりしたこともあったんですけど、前回途中から入ったことで流れを変えてくれたので。

脩人が入った分、昊(加藤昊)が入ってくれて、いいパフォーマンスを出したので。それを引き続き同じようなかたちをやったんですけど。

脩人は、もともとユーティリティーで。前のほうもやっていたので。前回も迷うことなく、出したところはありました。やってくれたのかなっていう印象はありますね。

〇どこでもできるような技術の高さとかあるのかなあと思いました。

カンがいいところもあるので。最後のラストパスのところは彼の課題かなとも思いますけど。

〇それはどこのポジションをやるにしてもこれからの課題であるという感じですかね。

そうですね、一生ついてくるものだと思うので。

〇今日はけっこうサポーターの方も来ていましたけど、それについてはいかがでしょう?

朝早くからきて、弾幕を張ってくれたので。期待に応えられる試合ではなかったですけど。まだまだ試合が続くので、引き続き応援をお願いします。

 

 

「高円の全国出場をとるのが、目標でもあるので。一個でも上に行けるように、ひとつひとつしっかり勝っていきたいなっていう思いです」

FW9 十河晟央

 

十河晟央選手

 

〇試合を振り返ってみて。今日はだいぶ相手に持たれる時間も多かったと思うんですけど、いかがでしたか?

相手もしっかりつないできて、相手のほうが人数多くて、けっこう持たれたり、攻め込まれたりする時間が多かったんですけど。

前半後半通して、しっかりディフェンス陣が耐えてくれたので。

結果的には1-1でしたけど、課題といいところがしっかり残ったかなと思います。

〇だいぶクラブユースの頃のような守備の粘り強さが戻ってきたのかなと思ったんですけど、それについてはいかがでしょうか?

クラブユース後、3連敗してしまって。もちろん失点もそうですし。クラブユースに比べて、得点も取れていなくて。

ただ、前節(大宮アルディージャ戦)から得点もしっかり取れて、守備もちゃんと抑えるところは抑えられて。自分たちのいいところがしっかり戻ってきたというところで、今日も勝ちたかったんですけど。

やっぱりクラブユースのように、決めきれなくて。クラブユースのようには得点を取ることはできずに、引き分けてしまったので。課題だなと思います。

〇あと残り2試合に向けて、チームでどういったことをやっていきますか?

やっぱり上にくらいつくというのもそうですし。4位以上をとって、高円の全国出場をとるのが、目標でもあるので。一個でも上に行けるように、ひとつひとつしっかり勝っていきたいなっていう思いです。

〇今日は得点を決めましたけど、得点シーンについて振り返ってもらってもいいでしょうか?

ボール受けて、いいところに真己(渡部真己)がいたので。ワンツーでしっかり出してくれたので。1対1は流し込むだけでした。

〇ヴェルディ戦で惜しいフリーキックがあって、大宮戦では間接フリーキックから決めて。得点パターンも増えているような感じがするんですけど、それについてはどうでしょう?

フリーキックというのはふだん自分は蹴ったりしないんですけど、最近シュートも含めてキックの精度というのは、少しずつ上がってきたかなと思っているので。

そのキックで点を取れるのはいいことかなと思います。

〇フリーキックはちなみに練習とかしているんですか?

いや、してないです。

〇してないですか。

シュート練習とかでたまに無回転蹴ったり。縦回転の練習したりはしているんですけど。ちゃんと止めてフリーキックとかは全然していないです。

〇これからは流れの中だけではなく、ああいったフリーキックからも点を取れるような選手になりたい?

正直キックの部分はもっといい選手がいるので。あんまりセットプレーのところは狙っていないですけど。

それより自分は流れの中でいっぱい点を取りたいと思います。

〇たまに見せると相手も驚くかもしれないですよね。

はい。

〇これから2試合に向けて目標などがあれば教えてもらってもいいですか?

残り2試合で上位ふたつ(FC LAVIDAと鹿島アントラーズジュニアユース)は全国決定しているんですけど。

残り2枠っていうところで、自分たちから下まで、3から6(3位から6位)まで、詰まっているので。1試合も気を抜けないし、1試合1試合しっかり勝つしかないので。

そこで全員で目を合わせて1個ずつ勝っていければと思います。

〇サポーターの人に、今日、けっこう来ていましたけど、メッセージをいただいてもいいでしょうか?

クラブユースの時から、前からもそうですけど。応援してもらっていて。クラブユースの時は期待に応えることができたので。

これからも期待に応えられるように頑張るので。引き続き応援をお願いします。

 

相手にボールを持たれる時間も多かった中で、DF陣の奮闘もあり、先制点をものにすることもできたフロンターレU-15生田。終盤に追いつかれてしまい、引き分けに終わってはしまいましたが、良さもだすことができ、そして、これからに向けての課題も出た試合となりました。

残り2試合、攻守にそれを解消して、冬の全国大会に向かうことができますように。これからも楽しみにしています。

 

(文中敬称略)

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