10月20日はAnker フロンタウン生田へ。
プレミアリーグEASTは第19節を迎え、川崎フロンターレU-18は鹿島アントラーズユースとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第19節 vs 鹿島アントラーズユース】
10月20日(日) 午後2時キックオフ Anker フロンタウン生田 Anker Field 晴れ 537人
前節尚志高校に0-1、8勝1分け8敗のフロンターレ。
先発は、GK16松澤成音、最終ラインは右から2柴田翔太郎、4林駿佑、キャプテンの5土屋櫂大、15関德晴、ボランチは23楠田遥希、10矢越幹都、右MF8知久陽輝、左MF14八田秀斗、前線には9香取武、17恩田裕太郎。
けがのため、AFC U20アジアカップ2025予選に臨むU-19日本代表を辞退していたキャプテンの土屋、U-18日本代表のスペイン遠征のため、不在だった柴田、尚志戦ではメンバー外だった香取が先発に復帰。その一方で左MFで先発を続けてきた11児玉昌太郎はメンバー外。
鹿島は、10勝2分け6敗。
先発は、GK21岸野瑛太、最終ラインは右から11長疾風、26玉木亜門、4大川佑梧、キャプテンの7佐藤海宏、ボランチは25元安晏翔仁ウデンバ、28大貫琉偉、右MF14中川天蒼、左MF10小笠原聖真、前線には8佐藤湧斗、32平島大悟。
鹿島アントラーズクラブハウスグラウンドで行われた第11節は、3-4。鹿島が勝利しています。
◇フロンターレU18 – 鹿島アントラーズユース / プレミアリーグEAST第11節
青空の広がった、ようやく秋らしい、過ごしやすい気候となったAnker フロンタウン生田。
フロンターレはもちろんのこと、鹿島も多くの選手の家族ら、さらにはサポータが集まり、それぞれに幕を出す。熱を帯びた雰囲気の中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、チャンスを迎えたのはフロンターレ。
鹿島にファールがあり、エリア外右でフリーキックを得ると、キッカーの矢越は右足で遠いサイドへボールを供給。土屋が折り返すと、関が競ったボールがエリア内へ入り、香取から恩田へ。恩田のシュートは鹿島の体を張った守りが阻みましたが、いいかたちでフロンターレがゴール前での場面をつくっていきます。
関や矢越、恩田も左サイドでかかわり、前に出ていくフロンターレ。
3分には、左サイド、関から正面の香取へ。香取のパスに恩田が正面へ抜け出し、シュート。しかし、上に。
一方の鹿島も、右サイド、スペースを突くパスに中川が飛び出しますが、土屋がカバー。さらに中川は裏を狙う動きでパスを引き出していきますが、関がカバー。
前を向いた関のパスに、恩田が高い位置への動き出し。鹿島の守りも集中しており、簡単にはつなげることはできませんでしたが、守備から攻撃へのつながりを持たせていきます。
林や土屋、関が後ろで3枚に。そこに矢越もかかわって組み立てを図るフロンターレ。
鹿島も随所に球際の強さを発揮。奪ったところから中川が右サイド、背後を取ろうとしていきますが、関がカバーしていきます。
6分には、柴田から知久と右サイドでつながり、知久のスペースを突くパスに恩田がエリア外右へ。
エリア外に飛び出て、GKの岸野が阻もうとしたところ、恩田はシュートを打ちますが、これは上。
ゴールとはなりませんでしたが、いいかたちをつくっていきます。
香取が中央に顔を出し、矢越や楠田とかかわってボールを間に差し入れていくフロンターレ。
鹿島もそれに対して、小笠原聖真が中央によりカット。そこから逆にフロンターレのエリア前に持ち込もうとしていきますが、土屋がカバー。
12分には、カウンターに持ち込んだ鹿島。うまく左サイドから右サイドに展開。長がクロスを入れていきますが、これはシュートにはつながらず。
さらに鹿島がボールをつないでいき、左サイドを突くパスに、小笠原聖真がうまく抜け出す場面をつくりますが、柴田・知久が粘り強く対応。
中央で競り合う展開が続く中、フロンターレは、知久や香取、八田がかかわってテンポの良いボール回し。
右サイド、高い位置を柴田がうかがていきますが、鹿島もコンパクトに、粘り強く対応していきます。
18分には、ラインを高め、右サイドに展開した鹿島。中川がクロスを入れていきますが、これはシュートにはつながらず。
22分には、フィードに平島が右サイドから正面へ。しかし、関がカバー。関から左サイド、八田につながりそうになりますが、鹿島がファールとはなりながらも、これを阻止。
しかし、フロンターレも守備から攻撃へ、しっかりつなげようとしていきます。
23分には、セカンドボールを中央でものにした香取。右サイド、流れた恩田につなげると、恩田が前に持ち出し、そのパスに香取が正面へ。
しかし、鹿島の守りも集中しており、シュートまでは行けず。
鹿島は、最終ラインは右から玉木、元砂、大川、佐藤海宏、ボランチは佐藤湧斗、大貫、右MF中川、左MF小笠原聖真、前線には長、平島と位置を入れ替え。
中川の背後を狙う動きなどで、フロンターレのエリア近くで時間をつくると、27分には、中央、長、平島の連係からエリア前に迫りますが、土屋が対応。
30分には、左サイドからクロスを入れていきますが、ニアに入ったところ、土屋が対応。
フロンターレも八田や関、矢越、楠田がかかわって間にボールを入れていくも、鹿島の強度も高くなかなかエリア前には近づけず。
33分には、鹿島、ボールを間で奪い、左サイド、平島に展開すると、そのパスにエリア内へ長が抜け出しそうになりますが、土屋がカバー。最後は松澤がセーブ。
さらに36分には、大川の縦パスを起点に右サイドに展開した鹿島、平島や玉木、中川が右サイドで連係。これに対して、フロンターレは体を張りブロック。
鹿島の右コーナーキックに。
キッカーは中川。左足でボールを入れると、セカンドボールを拾った鹿島。エリア外正面やや左で、佐藤がシュート。しかし、松澤がセーブ。
再び右コーナーキックとなりますが、それをしのいだフロンターレは、恩田が自陣から鹿島の陣内へ。これは鹿島、元安が阻んでフロンターレの左サイドでのスローインに。
その流れから関がフィード。セカンドボールを拾い、左サイドに展開していくと、関が折り返し。しかし、元安が対応。
39分には、いったんは鹿島のボールになるも、中央、すばやく寄せてボールを奪った関が正面へ持ち込むと、そのパスを香取がおさめ、そのパスに八田がエリア左へ。
八田がクロスを入れると、恩田がヘディングシュート。枠はとらえられませんでしたが、いいかたちをつくっていきます。
左サイドで関や八田、児玉がかかわり、そこから正面へ持ち込んでいくフロンターレ。しかし、鹿島もフロンターレが間に入れてきたところで、厳しく寄せてボールを奪うなどしていきます。
香取も下がり目に顔を出し、恩田とかかわったり、楠田のパスに恩田が左サイド、流れて受けて正面へ持ち込もうとするなどしていきますが、鹿島の守備の対応に遭い、前には行けず。
前半は0-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレに交代はなし。鹿島は、中川に代わり9正木裕翔。
立ち上がりには鹿島。右サイド、中央に玉木が寄り、右サイド、長からエリア外右、佐藤湧斗へ。佐藤湧斗はミドルシュート。しかし、松澤がセーブ。
フロンターレも、直後には土屋のフィードに、恩田が高い位置へ。セカンドボールを拾ったフロンターレは、八田が高い位置へ持ち込んでいきますが、鹿島はブロック。
左コーナーキックとなり、柴田がボールを入れると、GKの岸野がパンチング。そこからカウンターに持ち込もうとする鹿島。しかし、フロンターレも戻りが速くそれをしのいでいきます。
4分には、関から左サイドに流れた恩田につながり、恩田のパスに香取がエリア正面へ。ここは佐藤海宏のカバーに遭い、左サイドでのフロンターレのスローインに。
スローイン、フロンターレの関はロングスローを選択。するとエリア内右、頭から飛び込んだのは知久。ボールはゴールの中へ。1-0。
先制点はフロンターレへ。
知久を先頭に、すぐ横で声をかけながら見守っていたサポーターのもとへ、駆けていくフロンターレの選手たち。
先制点の喜びを分かち合います。
一方の鹿島も、直後には大貫の右サイドを突くパスに、正木が抜け出しエリア右へ。
決定的な場面でしたが、松澤が好セーブ。
さらに大川のフィードに、長が右サイド、高い位置へ。しかし、土屋が対応。
7分には、大貫から平島と間でつながり、平島のパスに、小笠原聖真がエリア左へ。しかし、柴田がカバーしていきます。
鹿島は、平島に代わり56髙木瑛人。
10分にはフロンターレ、右サイド、高い位置で恩田が粘り、鹿島のファールを受けてフリーキックに。
柴田がボールを入れると、こぼれ球にエリア外正面矢越がシュート。しかし、上に。
さらにフロンターレは香取から左サイドに展開。矢越から関とつながり、関から間で受けた楠田から最終ライン、林へ。前に持ち出した林から右サイド、柴田へつながり、柴田がクロスを入れると、こぼれ球にエリア左、詰めた八田がシュート。しかし、これは上。
鹿島も交代で入った髙木瑛人がうまくボールをキープ。右サイドに展開するなど、起点に。
13分には、大川のフィードに、正面でおさめた髙木瑛人。そのパスに小笠原聖真が左サイド、高い位置へ。しかし、フロンターレはブロック。
さらに右サイド、スペースを突くパスを繰り出してくる鹿島。しかし、フロンターレは土屋が対応。
フロンターレは、中央に知久がしぼってボールをものにするなどしていくと、14分には、鹿島が中央に入れてきたところ、楠田が奪い、知久につながり、知久の縦パスに右サイド、抜け出した柴田がニアへの折り返し。これは鹿島の守りが阻んで、右コーナーキックに。
キッカーは柴田。柴田がボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレは、左サイド、関がいったん楠田に預け、高い位置へ。ここは鹿島が阻んで左サイドでのスローインに。
その流れから香取から柴田につながったフロンターレは、柴田の右クロスに、恩田が飛び込みますが、惜しくも触ることはできず。
一方の鹿島も、うまく間を持ち出した髙木瑛人から右サイドに展開するなど、フロンターレの陣内へ。
18分には、正面へ持ち上がった正木のパスに、長がエリア正面左へ。ここは柴田がカバー。
しかし、19分、鹿島はうまく正面でおさめた髙木瑛人のパスに、正木がエリア左へ。シュートを打つとこれが決まり、1-1。鹿島が追いつきます。
エリア前に集まり、声をかけ、再び試合に入っていくフロンターレの選手たち。
20分には、林の縦パスを知久が間でうまく受け、知久から柴田へ。柴田のクロスは鹿島が阻むも、右サイドで奪い返した知久がエリア外正面やや右へ。
これに対して、鹿島はファール。
フリーキックを得たフロンターレ。柴田が遠いサイドに入れると、楠田が合わせますが、これは上に。
さらにフロンターレは土屋から受けた八田から中央の楠田とつながり、楠田のパスに関が左サイドの高い位置へ。鹿島の守りも粘り強く、シュートにこそいけませんでしたが、前に出ようとしていきます。
鹿島も、22分には左サイドでのスローインの流れからうまくターンした大貫がエリア内へ。しかし、林が対応。
さらに大川のフィードを、左サイド、うまく流れて、髙木瑛人が受けるも林が対応。
23分には、左サイドでのスローインの流れから、エリア外正面で受けた元安がミドルシュート。しかし、フロンターレはブロック。
セカンドボールを拾った鹿島は右サイドに展開。正木の右クロスが遠いサイドに入りますが、小笠原聖真は折り返すことはできず。
再び知久や香取が中央に顔を出し、左サイド、関や八田がかかわっていくフロンターレ。
25分には、左サイドでのスローインの流れから矢越に対して、鹿島のファールがあり、フロンターレのフリーキックに。
キッカーは柴田。遠いサイドに入れると、楠田が飛び込みますが、ヘディングシュートは上に。
鹿島、佐藤湧斗が仕掛けようとするところ、土屋が対応。そこから恩田につなげ、守備から攻撃へ持ち込もうとしていくフロンターレ。
間でうまく矢越が受け、恩田が右サイド、流れて受け、鹿島に奪われても、柴田が球際に強く奪いに。
土屋のフィードを恩田が競り、香取が高い位置への動き出しを見せるなどしていきます。
フロンターレは32分矢越に代わり6齊名優太。香取に代わり38奥田悠真。鹿島は長に代わり30髙木輝人。
浮き球にも齊名が競り、間で受けた奥田が前に持ち込もうとするなどしていくフロンターレ。
鹿島も、うまくサイドに展開していきますが、土屋が対応。
35分には、佐藤湧斗から左サイドに展開すると、小笠原聖真がクロス。遠いサイドで正木が競りますが、フロンターレはコンパクトに対応。
さらに右サイドに展開していきますが、フロンターレは関が対応していきます。
フロンターレは、楠田に代わり26新堀翔が入り左MF。八田がボランチに。
37分には鹿島、フロンターレにファールがあり、エリア外右でのフリーキックに。
キッカーは大貫。右足でボールを入れると、こぼれ球はエリア外左へ。
エリア外左拾ったのは玉木。右足でシュートを打つと、これがゴールへ決まり、1-2。
勝ち越しのゴールは鹿島へ。
追いかけるフロンターレは、フロンターレ陣内で時間をつくろうとする鹿島に対し、粘り強い対応。
40分には林から右サイド、柴田、知久へつながり、これに対して鹿島はファール。
フロンターレはエリア外右でフリーキックを得ますが、これはシュートにはつながらず。
さらに土屋の縦パスに、新堀がエリア外正面へ。
しかし、鹿島は体を張り、ブロック。
フロンターレは43分、八田に代わり31山川陽平。知久に代わり20藤井漣祐。
土屋が前線へ入り、山川が最終ラインへ。
藤井が間に顔を出し、奥田や新堀が前に出ようとしていくフロンターレ。しかし、鹿島はコンパクトに、対応。大貫が高い位置へ持ち込み、フロンターレの陣内で時間をつくろうとしていきます。
フロンターレも左サイドで奥田や関がかかわり、高い位置へ。鹿島の体を張った守りに遭い、左コーナーキックに。
柴田がボールを入れると、藤井がボールをおさめますが、鹿島はブロック。
48分には鹿島も、エリア正面左、うまく抜け出した髙木瑛人がシュート。これは右に。
直後にはフロンターレ。齊名の浮き球のパスに、土屋がエリア内へ。しかし、鹿島の厳しい対応に遭い、シュートにはつながらず。
鹿島も、49分には、小笠原聖真、髙木瑛人とつながり、最後はエリア左、抜け出した髙木輝人がシュートを打つもこれは上。
フロンターレは鹿島の守りの前にシュートを打つことはできず。
試合はタイムアップとなり、1-2。勝利したのは鹿島となりました。
悔しい逆転負けとなったフロンターレ。
鹿島は確かに強かった。それでも、フロンターレとしても、フロンターレらしいサッカーをできた時間も少なからずあったことは確か。どんな相手を前にしても、自分たちらしいサッカーを展開する時間をより長くしていきたいところです。
11月10日には、台風の影響を受けて、延期となっていた大宮アルディージャU-18とのアウェーゲームに臨むフロンターレU-18。また、トレーニングを積んでどんな試合をしていくのか。とても楽しみにしています。
前半0-0 後半1-2 計1-2
得点:知久陽輝(フロンターレ) 正木裕翔、玉木亜門(鹿島)
フロンターレの先発:16松澤成音 2柴田翔太郎 4林駿佑 5土屋櫂大(c) 15関德晴 23楠田遥希 10矢越幹都 8知久陽輝 14八田秀斗 9香取武 17恩田裕太郎交代:矢越→6齊名優太 香取→38奥田悠真 楠田→26新堀翔 知久→20藤井漣祐 八田→31山川陽平
鹿島の先発:21岸野瑛太 26玉木亜門 25元砂晏翔仁ウデンバ 4大川佑梧 7佐藤海宏(c) 8佐藤湧斗 28大貫琉偉 14中川天蒼 10小笠原聖真 11長疾風 32平島大悟交代:中川→9正木裕翔 平島→56髙木瑛人 長→30髙木輝人
控え:41新垣祥太 3土橋竜之介 6岩永佳樹 47小笠原央
(文中敬称略)
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