8月25日もヴェルディグラウンドへ。パテアドーレス戦に勝利しU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジの初戦を白星で飾った川崎フロンターレU-12は、仙台市を拠点に活動するACジュニオールとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ vs ACジュニオール】
8月25日(金)午前10時25分キックオフ ヴェルディグランド天然芝 晴れ 11人制 20分ハーフ
フロンターレの先発は、GK33菊池悠斗、DFは右から9尾川丈、キャプテンの5由井航太、3藤野心魂、7深澤陽太、ボランチは8田中陸人、27城田優、右MF13岡野一恭平、左MF11志村海里、トップ下10名賀海月、FW28茅野直希。
ACジュニオールの先発は、GK1内出竣介、DFは右から14清水和寿、5天坂陸斗、8石井愛瑠、2渡邉幸輝、ボランチは7則本雄大、10石山順征、右MF13石倉吏穏、左MF4加藤洸成、FW11二階堂真駿、9内山蒼斗。
前日と同様によく晴れ渡ったヴェルディグラウンド。厳しい日差しが降り注ぐ中でも両チームの家族や夏休み中の小学生らが多く集まり、試合は始まりました。
立ち上がり、後ろから菊池や藤野、由井に城田や田中らがかかわってパスを縦へつけていくフロンターレ。1分には、城田が持ち上がってエリア前に。エリア左へパスを通すと茅野が抜け出しますが、ジュニオールの選手にブロックされてシュートを打つことはできず。ジュニオールも内山が前線でボールをキープして起点になろうとしていきますが由井がよくカバー。さらに二階堂が内山を狙って縦へパスを入れてきますが、由井と田中が内山を囲い込むようにしてボールを奪い取り、エリアへは近づかせず。
フロンターレは、田中が藤野と由井の間に下りて、由井と藤野がラインを高く保ってコンパクトにしてさらに前に。ジュニオールの石山に対しては由井がよくカバーし、マイボールにしていきます。6分には高い位置で深澤や尾川の両SBもかかわってパスを回していき、最後はエリア右へ抜け出した岡野一がシュートを打ちますがこれはバーに阻まれて決まらず。さらに由井が高い位置でボールを奪い取り、そのまま持ち上がってエリア右へパスを出すと、名賀がシュートを打ちますがこれは左へ。しかし、直後に後ろからつなごうとしたジュニオールからエリア前で茅野がボールを奪い、そのままエリア右へ持ち込んでシュートを放つと、ゴールネットを揺らして、1-0。先制点はフロンターレへ。
7分にはジュニオールも石山がエリア前でボールを奪い取り右へ流れて仕掛けていきますがここは藤野がカバー。9分には田中からボールを受けた由井が高い位置へ持ち上がって左サイドへ展開。深澤が左サイドの高い位置へ仕掛けて折り返すと、エリア内、ダイレクトで茅野が合わせて再びゴールネットを揺らします。2-0。
ジュニオールは、渡邉をCB、加藤を左SB、二階堂を左MF、天坂をトップ下に。位置を入れ替えて打開を図りに。フロンターレは11分には、藤野も由井と同様に高い位置へ持ち上がり、茅野とのパス交換からエリア前に。エリア右へパスを出すと名賀がシュートを打ちますがこれはGK内出に阻まれて決めることはできず。さらに志村が左サイドからドリブルで仕掛けたり、田中が高い位置でボールを拾って、エリア内へ岡野一を狙ってパスを出すなどして追加点を狙っていきます。給水タイムを挟んだ14分には岡野一が右から折り返し、これをエリア前で拾った志村のリターンを田中が受け左へ展開。深澤がミドルシュートを打ちますがこれは左へ。
さらに城田が積極的にエリア前に顔を出して茅野を狙ってパスを出したり、岡野一とのパス交換からエリア右へ進入した茅野がシュートを打つなど、フロンターレは攻勢に出ていきます。16分には暑さのためか、ピッチ外に出て動くことのできなくなったジュニオールの石倉に代わって12宮本葉流がピッチへ。
ジュニオールもコーナーキックをしのぐと、GK内出がすばやく前線にボールを送ってゴールを狙っていきますが、ボールを受けた内山に対しては田中がカバー。起点をつくらせずに前半はタイムアップ。2-0。フロンターレがリードしてハーフタイムへ。
後半、GKは菊池に代わって1畠山泰輔、ボランチは田中に代わって6前野康成、岡野一に代わって2伊藤颯飛が入り右SB、尾川が右MFとなってフロンターレはスタート。立ち上がりから高い位置でパスを回していき、1分には尾川が右サイドからエリア前へ斜めに仕掛け、エリア内へパスを出すと名賀が抜け出してシュートを打ちますがここはジュニオールの選手に阻まれて決めることはできず。これで得たコーナーキック、右から茅野が右足でエリア内へボールを入れると、こぼれ球を拾った名賀がシュート。いったんはブロックされますが、再び名賀がゴール右を狙ってシュートを放つとこれが決まって、3-0。突き放します。
直後にはジュニオールもエリア前でのフロンターレの連係がうまくいかなかったところを突いて、石山がボールを奪ってそのまま決めて、3-1に。フロンターレは志村に代わって14永田滉太朗がピッチへ。前野が積極的に前に顔を出すなど、厚みのある攻めを仕掛けていきます。
9分には前線で起点になろうとした石山から城田がボールを奪って左へ展開。前野、茅野とボールが渡り、茅野のリターンを受けた尾川がシュートを放ちますが、これはGK内出が対応。さらに高い位置でよくボールを奪って攻撃につなげていくフロンターレ。10分には茅野が左サイドへ抜け出して、名賀へ。名賀がエリア内へボールを入れたところに尾川が詰めてそのままゴールネットを揺らして、4-0。両サイドがかかわった厚みのある攻撃で追加点がフロンターレに入ります。
直後にはジュニオールも、コーナーキックのこぼれ球を二階堂が拾ってエリア右へパスを出すと、天坂が抜け出しますが、ここは深澤がよくカバーしシュートには結びつかせず。
この日2回目の給水タイムを挟んで、フロンターレは名賀、城田、尾川が退いて、岡野一、4相ヶ瀬亮太、田中がピッチへ。田中がボランチ、相ヶ瀬が右MF、岡野一がFWに。ジュニオールも則本に代わって3河村光流が入り最終ラインに。加藤がボランチに入るなど、位置も入れ替えてきます。
12分にはフロンターレ、岡野一がエリア左の高い位置へ抜け出して、ゴール前へ仕掛け、シュートを放つとこれがゴールネットを揺らして、5-1。さらに深澤が高い位置を保ったり、茅野のパスに永田が抜け出してシュートを放ったりとフロンターレは攻勢に。岡野一がジュニオールの中盤に対して、プレッシャーをかけてボールを奪い取るなど、守の面でもいいプレーを見せて攻撃につなげていきます。15分には藤野が茅野にいったんボールを預けてエリア右へ。シュートを放つもここは内出が好セーブを見せて決まらず。しかし、これで得た左コーナーキック、茅野の入れたボールに藤野が合わせて内出の頭の上を越す形でゴールが決まり、6-1。
フロンターレは、由井に代わって名賀が再びピッチに。右MFに入り、相ヶ瀬が右SB、伊藤がCBへ。ジュニオールも17分には立て続けにコーナーキックを得て、ゴールを狙っていきますが、これをしのでいフロンターレはカウンターに。左サイドへ展開すると茅野から名賀へボールが渡り、名賀は左サイドからエリア左へ。名賀が折り返すと、相ヶ瀬のシュートはジュニオールの選手に阻まれましたが、永田がこぼれ球を拾ってシュートを決めて、さらにフロンターレに追加点。7-1に。
ジュニオールは、石山に代わって18渡邊優輝がピッチへ。
ジュニオールの攻めに対してよく守りながら切り替えよく追加点を狙っていくフロンターレ。田中がエリア前でボールを奪って名賀へパスを出すと、名賀がドリブルで一気に前に。エリア内へ持ち込んで折り返すと、前野がダイレクトでこれを沈めて、8-1。試合はまもなくタイムアップとなり、フロンターレは2連勝となりました。
前半2-0 後半6-1 計8-1
得点:茅野直希2、名賀海月、尾川丈、岡野一恭平、藤野心魂、永田滉太朗、前野康成(川崎)石山順征(ACジュニオール)
フロンターレの先発:33菊池悠斗、9尾川丈、5由井航太(c)、3藤野心魂、7深澤陽太、8田中陸人、27城田優、13岡野一恭平、11志村海里、10名賀海月、28茅野直希
交代:菊池→1畠山泰輔 田中→6前野康成 岡野一→2伊藤颯飛 名賀→岡野一 尾川→4相ヶ瀬亮太 名賀→岡野一 由井→名賀
この後のSOLTILO WORLD SELECTとの予選リーグ第3戦を0-2、2勝1敗、2位となったフロンターレはサガン鳥栖やアーセナル、広州富力の3チームによって競われる9-12位トーナメントにまわることになりました。試合中に気分を悪くして選手がプレーをすることができなくなるような、厳しい天気が続きますが、うまく暑さと付き合っていいプレーを積み重ねていくことを願っています。
(文中敬称略)
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