フロンターレU18 – 市立船橋 / プレミアリーグEAST第13節(監督・選手インタビュー)


9月14日、Anker フロンタウン生田で行われたプレミアリーグEAST第13節、市立船橋戦を2-1、8試合ぶりの勝利を挙げた川崎フロンターレU-18。

試合後に森勇介監督、キャプテンの林駿佑、同点ゴールを決めた平塚隼人、2試合連続のゴールが決勝点となった木下勝正に話を聞きました。

 

試合の記事は◇フロンターレU18 – 市立船橋 / プレミアリーグEAST第13節

 

 

「点を取れるようにもっともっと個人を磨いて。かたちも個人もつくっていければなと思っています」

森勇介監督

 

森勇介監督

 

〇プレミアリーグ、5月以来の勝利(5月3日、第8節昌平高校戦、〇4-3)ということで感想はいかがですか?

率直に勝ち点3は大きいし、うれしいです。

 

〇試合を振り返って、いかがですか?

いつもどおりですね。入りのところに尽きるのかなと思います。

 

〇前半は入りが悪くて失点してしまった。どんなところが良くなかったですか?

この前の市船戦も昌平戦も相手があのかたちで奪ってというものだったし。余裕をもって自信をもって自分たちで動かせるというのが、過信なのか緩いのか、そのへんは分からないんですけど。

ハーフタイム、怒りましたけど。こういう気質なんだろうな、このチームは。いくら点をとられても直らない。

「だったら、点を取れ」と言いました。

 

〇前半途中からリズムはできてきた。どんなところが良かったと思いますか?

相手のプレッシャー、3枚できたり2枚できたり気分で変えてくる。それをしっかり中央で見ながら、相手をサイドに閉じ込めて、揺さぶったりとか。

一個奥に入れて、コンビネーションだったり。相手コートに押し込んで、相手がクリアしたのを拾って、2次攻撃、3次攻撃をして。

徐々に相手の体力を奪えたかなと思っています。

 

〇後半になって、攻撃に人数を懸けられるようになっていたと思う。そのあたりはどうですか?

さっき言ったことを、ハーフタイムに怒って。「だったら点を取るしかない」「割り切って前に行くしかない」って。そう言って怒るとやるんですけど。

怒る前にやってほしいんですけど。

そうやって人数をかけられるようになって。後ろも安定してボールを動かせるようになったのが当然、要因だと思っています。

 

〇課題はなんで前半からできないか、ということ。

そうですね。

今日は両サイドバックが良くなかったですね。

当然、まだ高校生だし。サッカー、90分だから、45分良くても後半45分ダメだったら。トータル90分だったらて考えて。
徐々に一聖(平内一聖)なんかは上がっていって。問題はないんですけど。

もっとその時間を長くしたい。その力はあるので。

だから、ちょっとアプローチを、アップも変化させていかなければいけないかなあって。

緩いから今までやっていたアップと違うアップをやろうかなって思っています。

 

〇夏の期間で前半戦のサッカーを見つめ直したと思うんですけど、前節と今節を見て、どうですか?

もっとボールを握りたいというところは、「もっとやろう」というのは言っているので。

多少プレッシャーが来られても。マンツーマンで来られても、びびらずにやろうっていうことは言っているので。

そこらへんは割り切って。多少はできるようになってきているのかなと思っていますし。

守備も点を取られちゃっていますけど。体を張れるところは前よりも晴れるようになってきていると思っているので。

すぐには絶対変わらないですし。あと残りの9試合の中で、失点をどんどん減らしていきたいと思っています。

 

〇選手個々の成長具合はどうですか?

1年生だったり。長崎(長崎亘佑)もそうですし。カツ(木下勝正)もそうだし。

平塚も。3年生も翔(新堀翔)も、そう。

みんな、クラブユースで夏、沈んだ選手が和倉とかで一生懸命やって、もう1回。

パフォーマンス的にはそうとう高いと思っていて。点はとらないけど。

パフォーマンスは高いと思っているので。

そこらへんの前の選手の成長はけっこう、良かったなあ、と。

あとは後ろも本当に最後のところは前よりも体を張れるようになってきたと思っているから。

そこは成長かなと思っています。

 

〇この勝利をきっかけに連勝をしていきたいと思うんですけど、さっき言ったみたいに、もっと点を取るのか。前半の入りの守備なのか?

点、取っていきますよ。1-0の試合は無理なので。
だから点を取れるようにもっともっと個人を磨いて。かたちも個人もつくっていければなと思っています。

 

〇今日は楠田君(楠田遥希)がセンターバックで、ボランチが林君(林駿佑)だった。どういう意図の起用でした?

楠田のほうがボールを後ろから動かすのが上手なので。市船は長いボールを入れてくるから。1個目よりも2個目のボールを拾えるほうが、大事だと思っているから。

そこらへんはうまくいったと思っています。駿佑は慣れない中でもかなりフィルターになってくれて。

意外とうまいですし。彼もトップチームに上がって、センターバックじゃなくてボランチで勝負しないといけないと思うので。

けっこう自分としては良かったと思っています。

 

〇あとは平塚君がゴールを決めましたけど、それについては?

彼もクラブユースだったり、和倉の時も、Bチームに行かして使わなかったり。腐るかなと思ったんですけど、やっぱりBチームに入ってかなり違いを見せたので。

最後和倉の決定戦(前橋育英戦、〇5-1)で使おうかってなったら、かなり素晴らしいパフォーマンスを見せたので。

そこらへんからずっと来ているので。それは彼が勝ち取ったものだし、努力したものだと思っています。

いいパフォーマンスだと自分は思っています。

 

〇勝利から遠ざかっていたのが、前節は追いついて。今日は勝利することができました。選手たちは自信を取り戻せそうですか?

たぶん、彼らは自信はありますよ。自信はあるんですけど。へんな自信を持っているので。

ここでもう1回、勝って。自信をつけてほしいけど、過信にはならないで。自分にもそうですけど。もう1回気を引き締めて。

厳しく来週からもう1回やっていこうと思います。

 

〇もっとエネルギッシュに、というか…。

もっとボールを握りたいし。相手には何もさせたくないと思っているので。

カウンターも1回や2回はしょうがないけど。「ちょっと多かったかな」と思っているので。そこのフィルターにこだわって。

そこを持っていないと「ボールは握れないよ」という話はしているので。

この映像を見たら、相手もそこを狙ってくるだろうと思っているので。そこのところは高めていきたいと思っています。

 

〇サポーターの方にメッセージをお願いします。

こんなに長いこと勝てなくて、その間もいっぱい応援してくれてありがとうございました。

ここからいい流れに持っていけるように、選手スタッフ一同頑張るので応援よろしくお願いします。

 

 

「『まだまだ課題はあるかな』って感じた今日のゲームだったので。

そこを1回センターバックとしても、ボランチとしてもレベルの高い選手になっていけるようにこれからも意識高くやっていきたいと思います」

MF4 林駿佑

 

林駿佑選手

 

〇5月以来の勝利ですけど、感想はいかがですか?

うれしいのはありますけど、それよりほっとしているという気持ちが正直なところです。

〇前半早々に点を取られて、どんなところが良くなかった?

ずっとそうですけど、前半から入りが悪くて。最初に失点して、自分たちから。自分たちで自分たちの首を絞めてしまうっていう展開が多かったなかで。

今日もアップから、最初「行くぞ」というふうにやってはいたんですけど。

やっぱり入りは相手も元気で。スピードがある中で、そのスピードにのまれてしまうというか。

それでなかなか自分たちのいつものプレーが出せない中で。

いま、ちょっと話していましたけど、入り数分でのアジャストっていうところが、自分たちが遅いからこうなっているのかなっていうところがあるので。

やっぱりそこは練習からも、ちゃんと開始の時間からプレーできるように、とか。

最初から全力でプレーできるようにというところを意識してやっていかないと。

何回も続いているので、これをなくせないのはまずい、と感じています。

 

〇相手を見ちゃうというところがあるのですか?

そうですね。自分たちがボールを持ちたいというサッカーなので。

もちろん、そういう思いはあると思いますけど。だからといって、失点してしまったらやっぱり今日もしんどかったので。

そこの割合というか。最初は前で割り切っていいのかなというところもありますし。

あとは単純な技術不足だとか。受ける側の意思が弱いとか。そういうのがあると思うので。

そこは本当に改善していかないとまずいかな、と思います。

 

〇監督はハーフタイムにどんどん点を取るぞということを言っていて。これから、失点もするけど、点も取るサッカーなのか…。

もちろん失点は減らしたいですけど。

自分もセンターバックとかやっていて。意識的に声をかけているつもりではあるんですけど。

なかなか減らなくて。

もちろんディフェンスラインだけの問題じゃないですし。戻ってくる、戻ってこないとか。

攻撃の終わり方とか。そういう部分もあるので。

もちろん失点を減らしたいというのはそうですけど。

やっぱりフロンターレというチームにいる以上、そういったところにこだわってやりたいというのは、多分監督もそうですし。

自分たち選手も思っているので。そこは失点しても自分たちが逆転できるように、毎試合、複数得点を3点だったり4点だったり取れるチームづくりを。

練習でも監督から言われているので。そこは選手も心掛けてやっていこうと思っています。

 

〇惜しいシュートもあったけど、個人的にパフォーマンスはどうでした?

久々のボランチとしては、まあまあ、まずまずというところはあるんですけど。

やっぱり後半疲れてきて。選手たちの距離感が遠くなってきたときに、そこをどう改善するかだったり。

単純にもっと攻撃にかかわっていける選手になっていきたいと思っていますし。

守備の部分でも危ないところをあらかじめ消したりとか。ボール奪取のところだったりとか。

やっぱり「まだまだ課題はあるかな」って感じた今日のゲームだったので。

そこを1回センターバックとしても、ボランチとしてもレベルの高い選手になっていけるようにこれからも意識高くやっていきたいと思います。

 

〇トップチームに内定が決まって、普段の意識は変わってきました?

良くも悪くも、気負いすることはそんなになかったですけど。

でもやらないといけない。トップチームに練習参加をさせてもらって。

やっぱりトップチームの選手との差が明確になってきて。やっぱりやらなきゃいけないことがいっぱいあるなって、自覚を持たされたので。

練習からもそういうところは自分一人の意識から変わってくることだと思うので。

意識高めてやっていかないとなっていう、自覚は思いました。

 

〇トップチームでボランチをやって、今日の試合に生かせたことは?

やっぱりプレッシャーのスピードが一段二段違うので。そこであらかじめ見ておくところだったりとか。

相手をぎりぎりまで見るっていうことが、やっぱりトップの選手はどこのチームでも意識してやっていることだと思いますし。

対峙した選手が山本悠樹さんとか、河原創さんとか。橘田さん(橘田健人)もそうですし。

そういう選手たちは本当にボールを奪えないので。

そうしたところを、たまにポジショニングを聞いたりとか。もちろんセンターバックとしてもそうですけど、ボランチとしてもポジションのところで自分に足りないところがたくさんわかったので。

ボールを受けるって言うところに関しては、少し自信を持ってできるようになったかなと思います。

 

〇先週が引き分けで今日は勝利することができました。ほっとしたということだったんですけど、成長したと思うところは?

前期に比べて負けないというところでは「成長した」と言えると思うんですけど。

やっぱりまだプレーひとつでの軽さというか、そういうのが目立ちますし。技術の低さ、とか。

球際の弱さとか。そういう自分たちの甘いところがまだまだあるかなと思うので。

その課題を、山ほどあるんですけど。それを一個一個つぶしていかないと。ずっと今日のような苦しいゲームをしていては、いつか負けてしまうと思うので。

後期始まってからは勝ち点は積めていますけど。「まだまだやらなきゃいけない」っていうところのほうが多いかなっていう感じは、自分はしています。

 

〇ホーム生田でサポーターの皆さんに勝利を見せることができました。

やっぱりプレミア、5月から勝っていなかったというところで。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでしたし。

クラブユースも自分たちはなかなかうまく行かなくて。なかなか喜びを一緒に分け合える機会がなかった中で。

やっぱり今日久しぶりに勝てたことはうれしいですし。

でも、本当に今日最後までみんな走れたのも、ホームの声援があったからで。

本当にその声って言うのがすごい力になったので。本当にありがたいっていう思いです。

 

〇トップチームへの昇格というのはいつごろ、どういったかたちで伝えられたんですか?

6月末ぐらいだったかなと思いますけど。うれしかったというそれぐらいの感じです。

〇目指すところに、スタートラインに立てる権利を得たということだと思うんですけど、これからユースでの残りのシーズン、どういったことをやっていこうと思いますか?

まずは今の順位的に(第13節終了時点で8位)プレミアから降格させてしまってはこれからのフロンターレのユースに合わせる顔がないので。

まずはそこのプレミアのところをチーム一丸となって頑張るっていうところもそうですし。

トップチームの練習に参加したりとか。あとは昨日の神奈川ダービー(〇3-0)でも素晴らしいゲームをしている中で。

来年からああいった選手とポジション争いをしなければいけないっていう緊張感というか。危機感というか。

相当「自分はまだまだだ」ということは思っているので。そこはしっかりユースから意識を高めて、その差っていうのを少しでも縮めて、シーズンの最初に加入できたらと思っています。

 

「本当に夏休みは自分の中で多くの課題と悔いが残ったので。

夏休み期間の悔しい思いをこれからのプレミアにつなげていきたいと思います」FW10 平塚隼人

 

平塚隼人選手

 

〇プレミア初ゴール。

初ゴール。うれしいです。

〇決まった瞬間、どうでした?

「やっと取れたな」って、安心感がすごいありました。

〇ゴールシーンを振り返ってどうですか?

いや、何も考えずにゴール前に入っていったら、たまたま来て。押し込むだけでした。

〇これ(ゴールを決めたときのハンドサイン)はどういう?

これは…。

〇秘密?

秘密です。

〇前半戦先制点を取られてまずいと思っていたと思うんですけど、どんな話をしていたんですか?

毎試合、試合の前に「入りは大事」と言っているのに、チームとして気持ちが入らないので。

自分たちのミスから失点してしまって。焦りというか、「またか」という感じで。

〇徐々に前で連係して、ボールを握る時間も増えていったと思う。どんな工夫をしたんですか?

今日はいつもいる恩田(恩田裕太郎)がいなくて。自分と翔(新堀翔)がフォワードだったんですけど。

背後に蹴るっていうより「中で関係性っていうのは意識しよう」っていうのはチームで担っていたので。

そこでうまく関係はできたんですけど、前半で点を取れなかったことは課題かなと思います。

〇平塚君自身、なかなかプレミアで点を取れなくて苦しい時期があったと思うんですけど、振り返ってみてどうですか?

そのなかでも森さんが「もっと、おまえならできる」って声をかけてくれたので。

その期待にやっと応えられて、すごいうれしいです。

〇この夏休みの期間、いろんなことに取り組んだと思う。どんな成長ができた?

森さんから普段自由を与えられているんですけど。プレーエリアを自分の中で前のほうに集中させていって。

そこからミスも減って。ゴールに迫るシーンが増えていって。

そこは夏休み期間で変えて、自分で。いいプレーが増えたかなと思います。

〇ポジショニングのところ?

そうです。

〇これで今日勝って、連勝していくためにどういった取り組みが必要になってくる?

流経はいま上位のほうにいて。今日みたいな前半の入りをしていたら、3点、4点決められちゃうと思うので。

また火曜日の練習から魂を込めてみんなで練習して。いい入りができるように頑張っていきたいです。

〇ポジショニングというのは後ろに戻って受けるよりも前で受けようというものですかね?

そうです。

〇それを変えようと思ったのは、森さんに言われて?

そうです。

〇やってみて、どうですか?

自由を与えられて下がってプレーしたら、前で力を使いたいのに、前に行ったときに疲れていて。

前にとどまって、チームメートが運んできたときに自分の良さを出して、ゴールを決められるようにしたほうがいいと思いました。

〇夏の期間は、クラブユースでも悔しい思いをしたと思います。

はい。

〇改めてどうでした?

本当に夏休みは自分の中で多くの課題と悔いが残ったので。夏休み期間の悔しい思いをこれからのプレミアにつなげていきたいと思います。

〇改めて、残りシーズンに向けての目標があれば。

フロンターレは上位にいないといけないチームですし。

これから勝ちながらチームとしても成長して、上位に食い込んでいきたいと思います。

〇今日、ホームで自分の同点ゴールでサポーターの皆さんと喜べたと思うんですけど、その感触はいかがですか?

久々に勝てたので。サポーターの期待にもなかなか応えられていなかったので、とてもうれしいです。

〇また、この感触を味わいたいと思いました?

はい。思いました。

〇サポーターにメッセージをお願いしてもいいですか?

サポーターさんの力があって、自分たちがいると思うので。これからもサポーターと一緒に喜べる時間を増やしていきたいと思います

 

 

「シュートの技術っていうのは、正直上がないですし。

もっともっと練習して、毎試合1点っていうのは考えていることです」

MF26  木下勝正

 

木下勝正選手

 

〇久しぶりに生田で「バラバラ」をやってどうでした?

そうですね。勝ち点3というのは、まだ足りないですけど。一戦一戦勝利というのは考えているので。

大きい勝ち点3だったかなと思っています。

 

〇今日の決勝ゴールを振り返ってどんなゴールですか?

金曜日のセットプレーの練習から、こぼれ球っていうのは狙っていて。

金曜日にも同じようなシーンが来て。いい当たりだったので、試合でもできたらいいなと思っていて。

たまたま来て。コースとかは正直狙っていないんですけど。気持ちで押し込んだゴールかなって思っています。

 

〇2週連続のゴール。調子はどうですか?

まあ、ゴールは決めていますけど。まだまだ守備の部分だったり攻撃の部分で足りないところが多いと思うので。

そこは1週間、練習があるので。そこでしっかり調整して、もっと上に行けたらなと思います。

〇前半、自分たちのサッカーができなかったのは両サイドのパフォーマンスが良くなかったところがある?

はい。そうですね。正直相手が引いてくるのは分かっていたので。

そこで自分たちが何ができるかっていうところで、狭いところでミスをしないっていうことは心がけていたんですけど。

まだまだミスが多かったり、シュートまで行けない部分っていうのが多かったので。

来週はしっかりシュートを見せるっていうところだったり。決めきるっていうところをもっと突き詰めていけたらなと思います。

 

〇プレミアに絡めるようになってきて。ここまで手ごたえはどうですか?

まだ守備の部分は全然足りないですし。身体能力の部分もスピードだったりフィジカルの部分ももっと上げられると思うんですけど。

攻撃のところは通用する部分だったり。まだまだ伸ばしていかないといけないところはあるので。

そこをしっかり判断してプレーできるようにしていければいいなと思います。

 

〇シュートの決定力がすごいなとおもうんですけど、どうですか? そのシュートを狙うっていうところは?

そうですね。自主練でよく練習が終わったあとに、成音君(松澤成音)に付き合ってもらって、けっこうシュートを打つシーンは多いんですけど。

まだまだ100%に近づけるためには、上げていかないといけないと思うので、続けていこうと思います。

 

 

〇2年生の夏ってすごい伸びる期間だと思うんだけど、この夏に取り組んだことってどんなことですか?

ずっと言われてきたのは、攻撃の選手なので。結果を残すことだったり。前を向いたところのパスだったりドリブルだったりシュートだったりっていう判断は、求められていたので。

そこに気を使ってやってきて。この夏、結果が出て、そのまま出続けられているので。続けていけたらなと思います。

 

〇この勝ちを次に続けていくためにどんなことが必要ですか?

そうですね、まずは火曜からきついトレーニングがありますけど、そこで全員で乗り越えて。水木金ってしっかり調整して。

次は相手が上位ですけど(流通経済大付属柏は第13節終了時点で2位)。しっかり勝ち点3を持って帰ってきて。

次に続けられたらなと思います。

 

〇立ち上がりから自分たちの力を出すためには何が必要だと思いますか?

まずはアップの部分だったり。今日、森さんも言っていましたけど。ミーティングに時間通り来ないだったり。そういうところは本当に気を付けていかなきゃいけないところだと思いますし。一個一個が試合に出ると思うので。そこをやっぱりみんな、気を引き締めて。

楽しくやるところは楽しくやる、で。

厳しくやるところは厳しくやる、で。

メリハリができたらなと思います。

〇2試合連続でゴールを取ったことはすごい自信になることだと思うんですけど、どうですか?

そうですね。シュートの技術っていうのは、正直上がないですし。

もっともっと練習して、毎試合1点っていうのは考えていることです。

〇ハーフタイムに森さんがすごい怒って、活を入れて、雰囲気がすごい変わったような感じがしたんですけど、選手としてはどう心を入れ替えて後半に臨んだんですか?

正直僕が足を引っ張っていたところもありますし。

森さんはみんなに伝えていたんですけど。自分自身に問いかけて、もっとやることを増やさないといけないという実感も出ましたし。

負けている状況だったので、みんなが前に前にっていう力を、全員が同じ矢印に向いていたので。

2得点につながったかなと思います。

 

〇ホームでたくさんのサポーターがいる中で勝つことが出来ました。サポーターの方にメッセージをお願いします。

本当にいつも熱い応援をもらって。正直下を向く場面もありましたけど。サポーターの人たちを見たら、上を向いて点数につなげようという気持ちになるので。

本当に感謝しかないです。

〇木下選手のあこがれの選手は?

イニエスタ選手は本当にずっと見ていて。
けっこう好きなプレーヤーではありますし。盗んでいかないといけない選手だと思っています。

〇近いところ、フロンターレで目標にしている選手は?

脇坂さん(脇坂泰斗)だったり大関さん(大関友翔)だったりは、身近で見ていて本当にすごいなと思いますし。

大関さんは本当にユースから上がって。結果を残して代表にも選ばれて。本当に尊敬しかないですね。

 

 

 

 

5月3日を最後にプレミアリーグEASTでの勝利から遠ざかっていたフロンターレU-18。

長かった未勝利のその期間、苦しい思いをした選手たちやスタッフが考え抜き、それぞれが乗り越えてきたものがあるからこその久しぶりの勝利だ。そう思わされるものがあります。

残り9試合となったプレミアリーグEAST。一戦一戦を戦い抜いて、どんな成長を見せていくのか。

出てきた課題をどう乗り越えていくのか。とても楽しみにしています。

 

次節:プレミアリーグEAST第14節 vs 流通経済大付属柏高校

9月20日(土) 午後4時キックオフ 流通経済大学付属柏高校グラウンド

 

(文中敬称略)

 

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