9月17日、東海大湘南キャンパスサッカー場で行われた関東大学サッカーリーグ新人戦。
東海大との試合に臨んだ中央大は、川崎フロンターレU-18出身のMF岡野一恭平がメンバー入り。
決勝トーナメント進出のため、勝利が必要ななか、ベンチから出番をうかがいつつ、チームを支えました。
試合は、1-1で引き分けという結果に。岡野一はこの日は出場の機会はありませんでした。
大学1年目は関東大学サッカーリーグ1部で7試合に出場し1ゴールを決めた岡野一。
2年目の今季は、主にインディペンデンスリーグ関東1部Bブロックを戦う中央大U-22Aの選手として、試合出場を重ねています。
試合後に今季のここまでと、これからについて話を聞きました。

〇今季ここまでいかがですか?
最初はAチームにいたんですけど。自分の調子もあまり良くなくて。
シーズン前にB1、Iリーグ(インディペンデンスリーグ)のカテゴリーに落ちてしまって。
今のところIリーグで戦っているんですけど。
やっぱり結果を出すところだったりが、足りないので。
今の自分の立ち位置だと思うので。そこは「結果を出していかないとな」というところです。
〇Aチームに戻るために必要なものは?
圧倒的に結果を残さないと。
〇じゃあ、数字を?
そうですね。
〇調子自体は今シーズン、今まではどうですか?
別にそんなに悪くもないし。「もっとやれる」っていう手ごたえもあるので。
やっぱり決めきるところだったりが課題なので。そこはもっとやっていかないとな、と思っています。
〇今ポジションとしては?
サイドハーフです。
〇やはり左サイドハーフ?
そうですね。
〇やってみてどうですか?
去年はウイングバックをやっていたんですけど。今年から(DFが)4枚で、サイドハーフを置くようになって。
そこでやっているんですけど。
それこそ、より前のポジションになったので。ゴール、アシストが必要ですし。
もちろん守備も変わらず。もっとやっていないと、というのはあります。
〇大学2年目で成長した、と思うところは?
守備のところは、去年ウイングバックをやっていた時期があったので。
そこは成長できたかなと思うんですけど。
もっと結果とか残さないと。自分の自信にもならないですし。
そういうところが、一番成長した、と分かりやすいところだと思うので。
そこはもっとこだわらないとな、というところです。
〇今年目指すのは数字?
はい。
〇ここまでゴールやアシストは?
Iリーグだったら、1点と1アシストぐらいしか取ってないので。そこですね。
チームもなかなか勝てていないので。(中央大U-22Aは、この時点で2勝6分け3敗) 責任を感じています。そこは決めないとという感じです。
〇今年は選抜で悠斗君(GK菊池悠斗、東海大)と丈君(MF尾川丈)とプレーしましたけど (4月22日にU-22 Jリーグ選抜との試合に臨む関東大学選抜に選出された)、どうでした?
丈とはやるときがあるので。相変わらずうまいんですけど。
菊池もすごいキックうまいですし。東海に来て、そういうことをやっているとは話を聞いているので。
キックもうまいし、でかいので。いいキーパーだな、と思います。
〇フロンターレの先輩方がプロに決まりましたけど、それについて思うところは?
最近だったら季晋君(FW五木田季晋、日本大、2027年水戸ホーリーホック加入内定)とか。1個上だと慶汰君(MF田中慶汰、日本大、福島ユナイテッドFC加入内定)、勇作君(MF田鎖勇作、拓殖大、SC相模原加入内定)とか。決まっている人がいるので。
自分もそこを目指して。今何をやらなきゃいけないのか、考えて。取り組みたいと思います。
〇それこそ幹大君(FW田中幹大、いわきFC加入内定)とか持山君(FW持山匡佑、川崎フロンターレ加入内定)がいるのはすごいためになるんじゃないですか?
そうですね。アシストもしていたので。(田中幹大は9月13日の北海道コンサドーレ札幌戦で初アシストを記録)
負けないように頑張っていきます。
〇こういうところが盗めそうだなというところは?
幹大君は圧倒的に体が強いので。そこはもうしょうがないんですけど。
守備とかもすごい頑張りますし。90分走れるんで。そういうところは見習わないとなと思いますね。
〇最近のフロンターレについて、思うところがあれば。
ただ伊藤達哉がすごい。
キレがすごいですね。
自分もああいうふうになりたいです。
〇じゃあ、参考に?
そうですね。
ドリブルもうまいんですけど、シュートがめちゃくちゃうまいと思うので。
振りが速いです。
〇何か見えているものが違うんでしょうね。
そうですね。
〇あんなに狭いところを決めてしまうのが。
はい。打ち抜く感じで。参考にしたいですね。
〇またフロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。
しっかり大学で結果を残さないと、なかなか情報も入ってこないと思うので。
そういうところでまた自分の名前を知ってもらえるように、と。
ユースも頑張っていると思うので。両方応援お願いします。


◇
「とにかく結果が必要だ」
また、関東大学サッカーリーグの舞台に立つためには、何が必要なのか。その答えを見つけている岡野一。
9月20日に行われたインディペンデンスリーグ関東、早稲田大U-22戦(〇4-2)では自ら得たPKを得て、それを決め、さっそく結果を残しました。
そういった結果を積み重ねて、再び関東大学サッカーリーグ1部で出場機会をつかみ取り、目指す場所への道を切り開いていきますように。
活躍をとても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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