3月11日、川崎フロンターレU-18が湘南ベルマーレユースに勝利した神奈川県クラブユース新人戦3位決定戦のあとは、横須賀リーフスタジアムへ。
関東ユース(U-15)サッカーリーグは第2節を迎え、開幕戦でクマガヤSCに勝利した川崎フロンターレU-15は横浜F・マリノスジュニアユース追浜との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-15 関東ユース(U-15)サッカーリーグ第2節 vs 横浜F・マリノスジュニアユース追浜】
3月11日(日)午後1時15分キックオフ 横須賀リーフスタジアム 晴れ 40分ハーフ
フロンターレの先発はGK21青山海、DFは右から2高畠捷、6田中慶汰、5安江海ラウル、7甲斐翔大、ボランチはキャプテンの10小室愛樹、8秋葉拡人、右MF13山田新己、左MF11五十嵐大陽、前線には18入江流星、9田中幹大。
時折強い風は吹くものの好天に恵まれ、上空ではトンビの「ピーヒョロロ」という鳴き声も聞こえる穏やかな横須賀リーフスタジアム。スタンドでは両チームの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がりからフロンターレは田中慶汰、安江がラインを上げてコンパクトに。小室、秋葉に山田がかかわってボールを回し、マリノスにボールが渡っても前から連動してプレスをかけてすぐに取り返していきます。
3分には高畠、山田と右サイドでつなぎ、リターンを受けた秋葉がミドルシュートを打ちますが、枠はとらえれず。さらに田中慶汰のフィードにエリア外右へ山田が抜け出しますが、オフサイド。長いボールも交えて揺さぶりにいきます。
フロンターレがゴールへ迫る時間は続き、5分には山田のパスに右サイドの高い位置へ抜け出した田中幹大がエリア内へ仕掛け、折り返しますが、マリノスのGK1がこれには対応。なおも安江の縦パスを呼び水に左の五十嵐、中盤の秋葉とテンポよくパスを回して、右サイドの高い位置へ振り、高畠が持ち上がるなど、幅広くピッチを使っていきます。
7分には山田が右サイドへ開いて、中盤でリターンを受けた秋葉のスルーパスにエリア右へ入江が抜け出しシュート。しかし、わずかに左へ。
なかなかフロンターレのゴールへ迫れなかったマリノスも8分、前線の10が前を向いてエリア右へパスを出すと、7が抜け出しますが、甲斐がカバーし、シュートにはつなげさせず。
フロンターレはさらに選手がいい距離感でかかわって攻勢に。田中幹大がサイドへ開いてマリノスの選手を引き付けて起点となり、そこから厚みのある攻めにつなげていきます。13分には田中幹大からエリア外右の山田へ。パス交換から田中幹大がエリア右へ。シュートを打ちますが、マリノスの守備も粘り強く、ブロック。続いての右コーナーキック、甲斐が左足でボールを入れると、ニアで五十嵐がシュートを打ちますが、ブロック。
なおも高畠が田中幹大との連係からエリア右へ顔を出したり、秋葉もボールを預けたところから前線へ入り込んだり、人をかけて前へフロンターレが出ていく場面が続いていきます。
20分にはマリノス、高い位置でボールをカット。エリア正面の7へパスを通そうとしますが、安江がボールを奪い返す好プレー。一方のフロンターレも23分、中盤でボールを奪い、入江のパスにエリア左へ抜け出した田中幹大がシュート。しかし、GK1がキャッチ。直後にはマリノス、左サイドへ流れた11がエリア前へ仕掛け、折り返すも五十嵐がブロック。中盤の5がミドルシュートを打ちますが、安江がブロック。ここぞというところで体を張っていきます。
マリノスがゴールへ迫ったところから切り替えよく攻撃へ移るフロンターレ。山田や秋葉のミドルシュートなどで、再びゴールをおびやかしていきます。
31分にはマリノス、中盤でボールをカットしたところから7が右から仕掛けていきますが、安江がうまくボールを奪い取り、決定機とはさせず。さらに32分にはエリア外左の高い位置でマリノスにフリーキック。9がニアを狙いますが、小室がしっかり対応。守備でもいい場面が続いていきます。
38分にはフロンターレ、田中幹大のボールキープから高畠が右サイドを上がり、最後はエリア右から田中幹大が折り返しますが、ボールはGK1が抑え、シュートとはならず。
さらに左サイドのスローインを、うまく入江が受けてエリア前やや左へ持ち込み、パスを受けた小室がミドルシュートを打ちますが、右へ。
前半は0-0でタイムアップとなります。
後半立ち上がりから攻勢に出るフロンターレ。1分には入江がエリア外左へ抜け出しクロスを入れると、田中幹大がエリア内で合わせますが右へ。ゴールとはなりませんでしたが、決定機をつくりだしていきます。
ラインを上げ、山田が中央へ寄って入江にパスをつけて、入江が前を向き、縦へパスをつけるなどし、秋葉や小室とかかわってボールをつなげていきます。
前半と同様に高畠が盛んにオーバーラップをして、サイドからも攻撃に厚みを加えていくと、6分には甲斐の浮き球をエリア内でうまくおさめた田中幹大がシュート。しかし、GK1が好セーブ。直後にはマリノス、エリア右を狙ったパスに右SBの2が飛び出しますが、青山がケア。
8分には再びフロンターレ。エリア外右でボールを受け、うまく前を向いた小室がミドルシュート。しかし、クロスバーを叩き、ゴールとはならず。さらに10分には五十嵐の左サイドからのスローインを受けた田中幹大がエリア左へ。シュートに持ち込みますが、またもGK1に阻まれ、フロンターレが押しぎみに進めながらも、引き締まった展開が続いていきます。
しかし、ついに12分フロンターレは入江がエリア外左でうまく前を向いてエリア左へパスを出すと、田中幹大のシュートがゴールへ決まって1-0。攻守の切り替えのよさが実って試合を動かします。
15分には田中幹大が下がり目でボールを受けて、スルーパスにエリア内へ山田が抜け出しますが、マリノスの守備も粘り強くシュートは打てず。17分にはさらに山田がボールを右サイドでカット。そこから前へ運んで折り返し、田中幹大からエリア外の入江へとつながりますが、ボールはカット。19分には小室が中盤でボールを競り、山田を経由して、エリア左から田中幹大がシュートを打つもGK1が対応。
マリノスにボールが渡っても入江がプレスをかけてボールを取り返すなど、切り替えの良さで流れを渡さず。
フロンターレは23分、入江に代わり15南暖が前線へ。
ここからマリノスが高い位置からプレーする時間が続き、24分には14が左クロスをエリア内へ入れますが、安江がしっかりクリア。さらにセカンドボールを拾い、エリア内へボールを入れてきますが、小室が対応し、しのいでいき、25分には中盤の5からエリア右を狙ったパスが出ますが、五十嵐がカット。26分にはエリア外正面でマリノスにフリーキックが与えられ、5が直接狙いますが、上へ外れて決定的なものとはならず。
フロンターレは28分、山田に代わり17レオニ楓真が右MFへ。
マリノスが中盤の5のパスなどを起点にゴールへ迫る時間がさらに続きますが、29分の7のエリア右からのシュートは右へ外れてゴールとはならず。さらに30分にはエリア右へ7が飛び出して1対1という場面になりましたが、オフサイド。さらに右サイドのパス交換から2がエリア右へ進入しますが、青山が前へ出てシュートは打たせず。
フロンターレは田中幹大が守備にも戻り、南やレオニも前から連動してプレスに。高畠も高い位置へ出足よくボールをカットしたり、南のはたいたボールに高い位置へ上がるなどしていきます。39分には小室がボールをカットし南とのパス交換からエリア前へ抜け出すもオフサイド。
ロスタイムは2分。マリノスの攻勢にも安江や田中慶汰がしっかり対応し、41分にはカウンターの場面をつくり、秋葉のパスから田中幹大がエリア内へ抜け出してシュートを打つなど最後まで攻守にしっかりプレーを積み重ね、試合はタイムアップに。1-0。フロンターレは開幕から2連勝としました。
前半0-0 後半1-0 計1-0
得点:田中幹大
フロンターレの先発:21青山海、2高畠捷、6田中慶汰、5安江海ラウル、7甲斐翔大、10小室愛樹(c)、8秋葉拡人、13山田新己、11五十嵐大陽、18入江流星、9田中幹大
交代:入江→15南暖 山田→17レオニ楓真
(文中敬称略)
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.