5月4日、等々力補助競技場で行われた斎藤旗争奪川崎市春季少年サッカー大会。準々決勝で久本SCに競り勝った川崎フロンターレU-12はプルチーニFCとの準決勝に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 斎藤旗争奪川崎市春季少年サッカー大会準決勝 vs プルチーニFC】
5月4日(金)午後0時50分キックオフ 等々力補助競技場 晴れ 11人制 20分ハーフ
フロンターレの先発はGK1太田陽彩、最終ラインは右から15関徳晴、3山中大輝、5田所莉旺、7荒井颯太、ボランチは6五十嵐将、キャプテンの10齊名優太、右MF9加治佐海、左MF8山下耀翔、FW2仲谷俊、11香取武。
準々決勝と同様に晴天ではあるものの、強い風が吹く等々力。立ち上がり、エリア外に太田が出てボールを後ろから組み立てを図っていくのに対して、高い位置でカットをしたプルチーニFC。エリア外から9がシュート。ゴールを空けた状況でしたが、右へそれて決まらず。
さらに2のフリーキックからゴールを狙いにいくプルチーニFCでしたが、山中が跳ね返し、ボールを拾った加治佐が右から仕掛けるもプルチーニFCの39がカット。そこからプルチーニFCが左から攻勢に出て、クロスを入れるも、山下がクリア。
プルチーニFCの攻勢に落ち着いて対応し、次第にフロンターレがボールを持てるように。4分には田所のパスを受けた左サイドの仲谷からエリア右へ。加治佐がうまく切り返して、シュートを打つもGK16がセーブ。さらに仲谷がミドルシュートを打ちますが、GK16がまたも対応。
さらに齊名のパスに仲谷が抜け出すも16が前に出て、決めることはできず。7分には香取が中盤まで下りて、左へ展開すると、荒井が左サイドから仕掛けて、シュートを打つも右へ。次々にゴールへフロンターレが迫っていきます。
プルチーニFCも攻守の切り替えが速く、8分にはエリア前に38が迫りますが、山中が寄せてクリア。そこから齊名、五十嵐、香取が中央でかかわって、浮き球を右へ入れ、加治佐が右からクロスを上げると、齊名がシュートを打つもGK16へ。
さらにフリーキックをしのいだところからプルチーニの38が起点になろうとするも、五十嵐に加えて、山下も戻って奪い返し、エリア内へは近づかせず。プルチーニFCはさらに中盤で10がカットしたり、右から28が仕掛けたりとしていきますが、フロンターレは齊名が奪い返したり、荒井が粘り強く寄せて、シュートには持ち込ませず。
13分にはフロンターレ、齊名から右へ展開。加治佐の折り返しにニアで香取が合わせるもGK16に。さらにボールを拾った五十嵐から左へ。荒井がシュートを打つもまたもGK16がセーブ。畳み掛けていくフロンターレ、14分、五十嵐のパスを受けた加治佐が右クロスを入れると、またも合わせたのは香取。今度はゴールへ決まり、1-0。フロンターレが先制します。
五十嵐がボールをカットし、エリア左の仲谷へパスを入れたり、ルーズボールに反応した香取がエリア前へ持ち込んだり、さらに追加点を狙いにいくフロンターレ。16分、齊名が左コーナーキックを右足で蹴ると、風にのったボールは直接ゴールの中へ。2-0。
18分には山下のパスから加治佐がエリア前からシュートを打つもクロスバーへ。こぼれ球を拾った仲谷がシュートを打つも右へ。高い位置でボールをカットした荒井がエリア前へ持ち込み、シュートを打つもGK16がセーブ。
攻め続けたフロンターレでしたが、19分にはプルチーニFCもエリア前で38がシュート。枠をとらえますが、太田がよく反応し、ゴールとはならず。前半は2-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレは寄せの速さでボールをものにして、そこから攻勢に。1分には右サイドから組み立てていき、香取を経由してエリア前に五十嵐が抜け出してシュートを打つもGK16がキャッチ。
さらに仲谷がワンタッチでボールをはたいて、左サイドを山下が駆け上がり、エリア前の香取につなげたり、右から加治佐がクロスを入れたりするなどしていきます。田所もボールを拾うと五十嵐へ縦へつけて、攻撃につなげ、コンパクトにいい距離感で進めていきます。4分にはボールをカットしたところから右へ。加治佐がエリア右へ抜け出してシュートを打つも左へ。
さらに強い風を利用するように、田所が浮き球をエリア前へ送って仲谷が抜け出すなど揺さぶっていくフロンターレ。高い位置でボールをカットし、加治佐のクロスのこぼれ球を五十嵐が拾ってミドルシュートを打つなどしていきます。
9分には右サイドから香取が折り返し、加治佐がスルーし、エリア前で齊名がシュート。ブロックされましたが、こぼれたボールを山下が押し込み、3-0。フロンターレが突き放します。
田所や山中が後ろでボールを回しながら、さらに攻撃の機会をつくろうとしていくフロンターレ。10分にはセンターサークル手前でファールを受けると、齊名のフリーキックにエリア内で山中が合わせ、枠をとらえるもプルチーニもボールを粘り強くクリア。さらにエリア前で人をかけた攻めに出ると、最後は仲谷がシュートを打つも上に。
フロンターレはここで仲谷に代わり17楠田遥希、関に代わり20柏村涼太が入り、荒井がFW、楠田が左SB、柏村が右SBへ。
プルチーニも人をかけ、ゴールに迫るも楠田がボールをカットしそこから荒井がエリア前へ。シュートを打つもGK16が弾きながらも防いでゴールとはならず。さらに高い位置で読みよくボールをカットし、山下が左クロスを入れるなど、守備から攻撃につなげていきます。
16分にはエリア外正面で前を向いた荒井がミドルシュート。ポストを叩きながらもゴールに決まって4-0。さらにエリア左から山下がシュートを打ち、こぼれ球を拾った五十嵐がシュートを打つも上に。
17分にはさらに五十嵐に代わり、18佐々木雄基がボランチに。
フロンターレは加治佐がボールをキープし、そこから柏村を右サイドの高い位置へ走らせたり、佐々木が中盤からドリブルで仕掛けエリア前へ迫ったりとさらに追加点を狙いに。
18分には加治佐が右サイドから仕掛けて、エリア前の荒井へ。荒井がエリア外から放ったシュートのこぼれ球にまたも詰めた山下が押し込み、5-0。
さらに柏村がうまく前を向いて加治佐との連係から迫り、プルチーニにボールが渡っても山下や田所、楠田が粘り強く寄せてそこから左へ流れた荒井へつなげ、荒井のクロスに香取が反応するなど、さらにゴール前に迫っていきます。
19分には加治佐のクロスに香取、荒井が飛び込むもシュートは上に。さらに柏村が右クロスを入れると、ニアで山下が合わせるもGK16が対応。最後までフロンターレは攻め続けて試合はタイムアップ。5-0。決勝への進出が決まりました。
前半2-0 後半3-0 計5-0
得点:香取武、齊名優太、山下耀翔2、荒井颯太
フロンターレの先発:1太田陽彩、15関徳晴、3山中大輝、5田所莉旺、7荒井颯太、6五十嵐将、10齊名優太(c)、9加治佐海、8山下耀翔、2仲谷俊、11香取武
交代:仲谷→17楠田遥希 関→20柏村涼太 五十嵐→18佐々木雄基
決勝は、5月6日、等々力陸上競技場にて、午前10時半キックオフ。フロンターレは中野島FCとの試合に臨みます。
(文中敬称略)
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.